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スパーク! ピンクモンスター豊田真由子議員・秘書にしてやられた? [ゲス事件・ゲス話題]

7月21日追記。

「豊田真由子議員の夫が家庭内の真実を語る」
http://news.livedoor.com/article/detail/13367372/

最初から別居はしていないとのこと。豊田議員が入院しているので別居状態になっているだけのことらしい。
よって6月29日に書いた追記は事実ではないということで。豊田議員の家庭内DVもなく、子どもにも優しい母親だと言う。

豊田議員の夫は、今は子どもを守るために必死なんだろうな。

こんな記事もあった。

「プチ豊田な女たち」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170710-00000070-sasahi-life

・・・・・・・・・・
6月30日追記。

東大卒の父親からモラハラを受けていたという東京外語大卒の母親は、真由子様を厳しく育てたとのこと。その「厳しく」は暴言罵倒の類だったかも? こういったことって、より立場の弱い者へと連鎖していくからなあ。

ちょっとのミスも許すことができない。まあ、要領の悪いワシのような愚鈍な人間は嫌いなのだろうな。そりゃあ、人間扱いするはずがない。「バカか、お前は。死ねば? 生きる価値なし」ってね。

ああ、でもキモオタは今でも皆からそう思われているよね。反差別を訴える上野千鶴子氏も「オタクは再生産されずに滅んで行ってほしい」と言っていたし。

けど、昔、厳しい(というか意地悪な)ピアノの先生にもこういうのいたと、話に聞いたことがあるぜ。

※今はさすがにない。そんな先生がいたら、やめて、他の先生につけばいい。そもそもレッスンに罵詈雑言は無意味、マイナスなだけ。「怒鳴るなよ、口で言えよ、最初から弾けるんなら、そもそもレッスンなんて受けねえよ、バカか、お前は」「つうか、ピアノ弾けねえくらいでそこまで人格否定? お前の人格のほうが疑われるぜ」と心の中で言い返したい^^;

ま、ワシの場合、とある先生からは罵倒されたというよりも、嫌味と皮肉、ため息ばかり吐かれたが^^;

昔ながらの徒弟の世界、一部の相撲部屋もそんな感じだろうな。モラハラの嵐。相撲部屋の場合、暴行によって殺された弟子もいるし。

モラハラ・イジメの世界から逃げようぜ。耐えたところで何もいいことなどない。精神病むか、性格歪んで、今度は自分が下の者を虐めるという加害者になり果てるケースが多いから。最悪、犯罪にまで行ってしまう。

不幸にならないために、いかに逃げるか、どのように逃げ場所を確保するか・・・これって大切なことかもしれない。最終的に『死』という究極の逃げ道があるとしても。

そんなことを思ってしまった。

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タグ:イジメ

セクハラ・レイプにならない誘い方を指南した弁護士(追記・手塚治虫VSフェミ) [創作・表現・作品感想]

7月17日追記。

余談で「手塚治虫VSフェミ」について触れたけど・・・

ちょいとフェミに肩入れしておく。
手塚治虫が少年誌で活躍していた時代、たしかに女性は抑圧されていたと思う。今よりずっと息苦しく、セクハラの定義もなく、痴漢やレイプされても「女が誘うようなことをしたのだろう」という空気があったし、女の価値は「若さと美」だけだったし、それに意見しようものなら「ブスの僻み」と揶揄されていた。(今もそうだろうけど、昔はもっとひどかった)

もっと時代をさかのぼれば、結婚しない生き方などとんでもないことであり、そもそも結婚しなければ生きていけない時代もあった。

前にも触れたことだけど・・・
迷信により男性から引かれていた丙午生まれの女性は結婚に不利ということで、明治時代は丙午生まれの女性の自殺者も多かった。また戦後、昭和41年丙午の出生率はそこだけ異常に低く、右肩下がりだったはずの乳児死亡率がその年だけ上がり(消極的殺人が行われていた可能性がある)、結婚できない女は生きている資格がないような扱いだったわけで、男女差別もはなはだしかった。

そこを変えようとしたのがフェミである。
で、そのおかげで、女性はたくさんの自由を手に入れることができたと思う。(もちろん、昔に較べたらということで)

手塚治虫氏が揶揄した中ピ連・・・中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合・・・女性解放・女性の権利のためには必要な存在だったかも。(運動の内容が過激で問題はあったかもしれないが)

・・・・・・・・・・
7月16日本文。

うわあ『ちょいワル・ナンパGG』なんかよりこっちのほうが大問題じゃね?
弁護士がこういったことを指南しちまうのかあ。それとも表現の自由・言論の自由ですかね^^;

https://twitter.com/kamatatylaw/status/886181757153812480より転載。

【PRESIDENT 最新号に、弁護士の話をもとにしたセクハラにならない女性部下の口説き方の記事がある。ホテルはシングルとセミダブルの2部屋を予約すれば「別々の部屋に泊まろうと思ってた」という言い訳が通るらしい。チェックイン前に一緒にお酒を買えば「合意の成立」が推認されるとか】

プレジデント目次。
https://twitter.com/Ai_sk8/status/886236486676267008

野澤隆弁護士、やっちまったな。
これこそ、フェミの出番ですな。

恋愛工学とか、オタクのロリコン萌え絵とか、少年ジャンプとか、そんなの叩くよりも、こっちのほうがずっと悪質で重大じゃの。

・・・・・・・・・
余談。

フェミが叩くエロ表現について♪

そう、昔は手塚治虫も叩かれていたんだよな。
ちなみに、ワシが「おお~」と思ったのは『メルモちゃん』かな。

幼女の体が、大人の女性になる変身時、エロいよな~♪
幼女のはいていたスカートから太もも丸出しになり、パンツがみえそうになるところ・・・いや~ん♪

けど、これはワシも知らなかった。
手塚治虫先生、やる~♪
https://twitter.com/andymfreej/status/883204338717294592より転載。

【70年代の漫画家で自分の漫画がフェミニストに批判された事で揶揄をする人はいたけど、漫画の主人公にフェミニストキャラをボコボコにさせて「どうした先生、女性ホルモンがいきなり噴き出したか?」とか言わせたのは手塚治虫氏だけだな(三つ目がとおるの全ピキ連の上げ底先生の回)】

【手塚先生は自分の漫画が批判されると漫画で思い切り殴り返す人だった。 あの時代にツイッターがあったら凄い事になっていたと思う】


以下、クリエイター・柴田英里氏のツイート(https://twitter.com/erishibata)紹介。

【人間にはフィクションにおいて性暴力表現を楽しむ自由があるし、それを言い出すとSMとか語れなくなりますよね】

【「正義」という言葉に取りつかれて、「正義」の内容が思考停止になっているんだと思う。だから、「欲望」を漂白したり、「欲望」を取り繕ったりする】


以下、小説家・安達遥氏と弁護士・山口貴士氏のやりとりを紹介。
https://twitter.com/otakulawyer/status/885269740784017409より。

山口氏:
【「リベラル」な人は、より公正な社会を目指すために、表現の自由等の制約を肯定するけど、どんな社会が実現しても、新たな「不公正のネタ」を見つけることは可能なので、これを排除し、「より公正」な社会を目指そうと流れが続き、どんどん社会全体が息苦しくなるだけだと思います】

安達氏:
【例えばドラマや映画から喫煙シーンが撲滅されてしまうようなことは、ある程度仕方ないのではないでしょうか。
「表現の自由」は本来何のために存在するのか、それは多くの人の幸福のためではないのか、と原点に立ち返って考えてみることも必要かと思います】

山口氏:
【違います。表現の自由は、多数派の幸福のためではなく、多数派から支持されない、あるいは、嫌われる表現を守るためにこそ存在します。基本中の基本です】

転載終わり。

ワシは山口弁護士に賛同。
いやあ、弁護士にもいろいろいますね。

IMG_20141127_0004.jpgIMG_20150506_0002.jpg

※関連記事
「オタク趣味とオタク蔑視と駅乃みちか問題」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-24-7
「フェミVSオタク・駅乃みちかと女性蔑視」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19
「だからこそ萌え画」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-29

「浮気・不倫推奨CM? サントリー・頂」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-08
「女の価値は若さ(VOCE炎上)ちょいワルGG」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19


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ゴースティングより厄介・セフレとしてキープし自然消滅を狙う男 [恋愛・婚活・中絶・不倫]

さて、恋愛・婚活関係ネタも内容が重複してきて、そろそろ食傷気味?
それでも多くの人の関心ごとに間違いなしということで語ってみる^^;

「未婚化する結婚適齢期のリアル。適齢期で結婚してる人は何%?」
http://joshicale.info/love/column/70298

「結婚適齢期」のうち、すでに結婚してるのは46%とのこと。
ちなみにこの「結婚適齢期」とは25歳~34歳の方を指しているらしい。(厚生労働省の人口動態調査でそう定義されている)

性別別にみると・・・
女性が52.% 男性が40.%

【男女で大きく開きがあるのは、再婚を含めるとひとりで複数の女性と婚姻したことのある男性が一定数存在するから】なんだとか。

で、「結婚適齢期」のうち婚約者がいるひとは約1%

ちなみに「婚約している」と答えたのは・・・
女性が1.6%、男性が0.9%

「婚約している」と答えた女性1.6%のうち約0.7%は、相手の男性は「婚約」とは認識していない、もしくは婚約をほのめかしているだけで実際に結婚するつもりはないのだろう。

1.6%のうち0.7%って結構な割合。
半分近くは、男性に騙されているか、女性の勘違い。

また「恋人がいる」と答えたのは・・・
女性が9%、男性が6%

「恋人がいる」と答えた人数の男女比が3:2
これはつまり女性の3人に1人が二股をかけられている、ということを示唆している。
適齢期外(35歳以上)の男性と付き合っているという見方もあるが、男女比が30%以上も離れるのはおかしい。

ところで、厚生労働省による結婚適齢期は、男性も35歳までなんだね^^;
ま、男性の場合、歳をとれば自閉症などの障害を持った子が生まれるリスクが高くなるし。

※その話は短編連作小説「これも何かの縁」でも触れた。ご興味ある方、↓こちらをどうぞ。
「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2
あらすじ→容姿に劣等感を持つみすず。伯父からの数々の侮蔑。フェミニズムに目覚めるまでの過去とは。


話を元に戻そう。

・・・ということで、女性、けっこう男性に騙されてますね^^;
人間不信、というか男性不信になっても仕方ない。

まあ、恋愛工学生たちはじめ男性も女性を信用しておらず、オタキング岡田斗司夫氏も「女をリスペクトすることもないし、生き様に惚れることもないし、性欲と所有欲の対象であって、愛することはない」とのことだし、人間として信頼することは決してないのだろう。

恋愛や婚活って、ほんと騙し合いもあり、心が折れる活動かも。
これを人生の最優先事項に持ってくるのは、けっこうキツそう。

いや、結婚したら幸せが担保されればいいけど、そうでもないわけで・・・

何度か同じこと言っているが、「縁があればするかも」程度にしておいたほうが心身共に健康に暮らせそうな気がする^^;

ただ、「やりたいこと」がさほどなければ、とりあえず世間がお勧めする生き方=結婚して家庭を持つ生き方を目指すのは当然かもしれない。
なにしろ世間が勧めているのだから、周囲からも認められるし、自己承認欲を満たすことができる。

そこで、この記事も紹介しておこう。

男が教える「ヤリ目男」と「本気男」の特徴と見分け方
http://joshicale.info/love/column/67964?c=post_rank

男が教える!男の浮気を防ぐ5つの方法
http://joshicale.info/love/column/69948

既婚男子に聞く!男たちが結婚に踏み切った3つの理由
https://joshicale.info/love/column/70499


ところで・・・結婚に踏み切る理由の一つに『妊娠』があるけど、結婚につながらず、中絶を求められたり、認知はするけど結婚はしない、と言われたりする可能性もあるので、結婚するために妊娠するのは考えものかも。

※関連記事
「市川海老蔵の隠し子について・愛情差別」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-14-1


それに、相手の男性はあまり結婚に乗り気じゃないのに、妊娠したからと言って仕方なく結婚させても、その後、上手くいかない気がする。

つうか、女性の方も、男性から仕方なく結婚してもらって嬉しいか?
仕方なく結婚してもらっても、後々、浮気や不倫で悩まされることとなるかも。

男性は『本気で惚れた彼女』ができれば、ほかの男に取られたくないということで、すぐにでも結婚したくなるんだそうだ。

彼女がアラサ―(20代後半~30代前半)の結婚適齢期にも関わらず、彼氏のほうは結婚することを濁し、「今はまだ無理」と躊躇するなら、彼氏の本音は「永遠に無理。お前とは結婚する気はない」「お前には惚れてない。いい女が現れたら乗り換えるつもり」と受け取った方が良いとのこと。

なんか、純粋に恋愛するのが難しい時代になったものよの。
もう幻想を抱けなくなったというか・・・戦略を考えないとならなくなった。いや、昔も戦略はあったのだろうけれど、今のようにあからさまに語られ、皆が情報を共有することはなかったように思う。

そこで、この記事を紹介しておこう。

浮気に関する残酷すぎる男の本音
https://joshicale.info/love/column/74043

【浮気の大多数は「浮気」ではなく「乗り換え」】ということで、以下、なるほどと思った箇所を転載。

【男性は本命相手なら、あまり浮気しません。「なんとなく繋ぎで付き合ったけど、もっと良い条件の人が出来たから乗り換える」「別れ話はめんどくさいので、自然消滅を待つ」みたいな感じ。

彼らの中では、「彼女」のはずの人はもうとっくに「元カノ」になっているわけです。

なので、女子の主観的には「浮気された!」「二股かけられた!」という事例の多くが、男子目線から見ると「元カノ(別れ話はしてない)がなんか騒いでる」という事態に見えてしまうのです。

「いや、元カノと思ってんなら、ちゃんと別れ話してキッチリ別れろよ!!!」という声が聞こえてきそうですね。
しかし、男子目線からすると「きっちり別れる」メリットって、ぶっちゃけほぼ皆無なんですよ。

・別れ話はめんどくさい
・泣かれたり騒がれたりするのは嫌
・自分から振ると悪者にされやすい

などのデメリットはもちろん

・とりあえず付き合ってる感じにすればセックスもできる

みたいなメリットもあります。

「繋ぎ」みたいな相手に対しては、男子は誠意を見せようとしません。
なぜなら男子の意識は「次」に向かっており、「繋ぎ」に対して誠意を見せても無駄だよな、と思っているからです】

転載終わり。

ま、これは男女共に言える話かも。

「セフレ」「キープ」・・・結局、体のいいオモチャにされているということだな。
いい人が現れれば、いつでも切る。誠意など見せる必要もない『どうでもいい人』だ。

つきあう相手をモノ扱いするのは何も「恋愛工学生」だけではないようで・・・。
恋愛がこれほど厳しいものだとは・・・。人間扱いしてくれる人をまず探さないと。

なるほど、男性にしてみれば、きっちり別れるメリットなんて自分にはないし、面倒だから、自然消滅を狙う・・・その間、セフレとしても利用できる・・・となると、まだ『ゴースティング』のほうがマシということになるか・・・。

ちなみにゴースティングとは、別れる説明するのも面倒なので、説明省略して相手をブロックし、相手との連絡と一切断つこと。説明するほどのエネルギーをかけたくないほどに、あなたのことはどうでもいい人である、時間の無駄なので関わりたくない、という厳しい絶交の仕方。

※関連記事
「ブロックして縁を切るゴースティング」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-25


それにしても・・・【「繋ぎ」に対して誠意を見せても無駄だ】という考えにゾッとする。

今までつきあってきた人間に対し・・・損得勘定のみで捉え、相手への情や思いやりが全くない、自分本位で、相手を完全にモノ扱いしている・・・というところに、うすら寒さと残酷さを覚える。

これはおそらく男だけではなく女も・・・こういった人間がけっこういるのだろう。

たまたまそういった人間に運悪く当たってしまうと、そりゃ人間不信になるよな。下手すりゃ心もこじらせ、歪んでしまう。

「そんな人間、こっちから願い下げ」「ゲスな人間と縁が切れて良かったじゃん」「いい勉強になった・いい経験になったと思え」という慰めも、傷ついてこじらせた心には届かない。人間、そう強くはない。

ゲスな人間とは最初から関わらないほうがいいに決まっている。

つきあう時・・・自分は相手から見下されているか否か、これは本当に大事なポイントだよな。
女性ならば肉便器扱いされているかどうか、男性ならATM扱いされているかどうか・・・見極めが肝心。

ちょっとでも見下し空気を感じたら、深入りする前に距離を置き、逃げよう。

で、つきあう相手を見つけたいなら、共通の友人知人がいるそう簡単に逃げることができないコミュニティ=学校、職場などで探したほうがいい。

そうすれば、相手はそう失礼な態度、周囲から眉をひそめられるような態度はとれない。
もちろん、自分自身もだ。

もしも、酷い態度をとったならば、そのコミュニティ内の友人知人から不興を買い、そのコミュニティにいづらくなるだろう。そういったペナルティが課せられ、抑止が働く。

その代わり、あまり軽い気持ちでつきあえず、なかなか手が出しづらい、振られたら周りに知られてしまうので行動に移せない、というデメリットはあるけれど。

ただ、そのデメリットに恐れをなし、あきらめようと思うのであれば、さほど欲していない、結局、どうでもいい相手であったということだ。
逆に、それらデメリットを乗り越えさせるほどの人が見つかれば御の字かも。

誠意を見せてくれた人間は、たとえ振るにしても、大事にしよう。誠意のない人間もたくさんいる中で、けっこう、貴重かもよ。

恋愛工学では「恋愛(というかエッチゲーム・恋愛ごっこ)に愛は必要ない」と言っていたけど・・・
『愛』というよりも、恋愛(というかエッチゲーム・恋愛ごっこ)に『誠意』は必要ない、という意味だったのかもしれん。

そりゃあ、モノ(=オモチャ)に誠意を見せても仕方ないよな。オモチャは飽きたら捨てるだけ。

恋愛市場に出れば、そんな残酷なゲームがあるわけだけど、『恋愛が最優先』と生き方をしている承認欲求の強い人間は利用され、騙されやすいかも。

そういう人間は、自分の身近にある信頼がおけるリアルなコミュニティ内で共通の友人知人のいる中から選んだ方が利用され騙されるリスクを抑えられる気がする。

んで仮に、自分が本命になれたとしても・・・万が一、その相手が『今までつきあってきた人間』をモノ扱いしていたことが分かったら、警戒した方がいい。
そういう人間は信用できない。将来、自分もモノ扱いされる可能性が高い。

そう、自分が本命になれたのは、相手にとって今までつきあってきた人間の中で最も利用価値が高かったからかも。利用価値がなくなれば、ぞんざいに扱われるようになるだろう。そんな気がする。

ま、これは男も女も、両方に言えることかもしれないが。

・・・・・・・・・・
余談。

「本命の女の子の前では緊張し、何もできなくなるので、まずは自信を持つことを優先し、女慣れするために『どうでもいい女』を相手し、経験を積もう」

・・・という考えが男性陣にあったりするようだ。
「手段がきれいか汚いかを考えていたら、結局、幸せになれないよ」と。

う~ん、どうなんだろう?
つまり『どうでもいい女』を踏み台にし、幸せをつかもう、ということだよね?

『どうでもいい相手』も「心を持つ人間」であり、憎まれるようなことをすれば、復讐されるかもしれないわけで、やはり『手段』は考えたほうがいいのでは?

『どうでもいい人間』とは最初から関わるな、と思う。
利用しようとして関わり、後で憎まれれば、トラブルの原因になることもあるだろう。

『どうでもいい人間』を踏み台にし、それに罪悪感を持たず、肯定してしまうその男性の人間性は相当に疑われる。

「相手を利用することだけ考え、こいつは『どうでもいい人間』だとし、人をモノ扱いすることに慣れていってしまう男性」と人生を共にしてしまったら・・・

自分が病気になった時、ポイ捨てされるかも。
家族が障害を抱えたり、問題を抱えた時も助けてはくれないだろう。
おそらく、厄介なことから逃げてしまう。協力して乗り越えるまでに至らない気がする。
結局、自分も利用されるだけかも。

ほんと、人間をモノ扱いする人には要注意。

ま、これも男女両方に言えることかもしれないが。

世間は『人を傷つけることがない・ほぼ無害な非モテ・オタク』を毛嫌いし、気持ち悪いというが・・・
己の幸せをつかむために『どうでもいい女』を踏み台にし利用するだけして誠意を見せないことを当然とする『恋愛に努力する男子』のほうが気持ち悪く思ってしまう。

つうか、男として、いや人間として全く魅力も感じないし、まあ、人間的にせこいよなあ。

※恋愛工学生の場合、彼らは『非モテコミットしない=一人の女性にフルコミットしないこと』を是としており、つまり『本命の女は作らない』ということになっているわけで・・・女を肉便器扱いしているものの、自分とつきあった女に対して平等であると言えるかも^^;


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市川海老蔵の隠し子について思うこと [家族・夫婦・子育て・子なし]

8月12日追記。

市原海老蔵さんの隠し子とその母、海老蔵さんとは一度、疎遠になったものの、縁は復活しており、交流があり、円満な関係を築いているそうだ。
よって、本文で「嫡出子と非嫡出子の間に愛情差別があるのでは」と書いたことを訂正します。

ただ、一緒に暮らせない、一緒に出掛けることもできないわけで、その差はあるだろうなと思う。

・・・・・・・・・・
7月14日本文。

小林麻央さんのことはショックであった。幼い子どものことを思えば心残りだっただろう。

それでも家族の愛に囲まれ、体はしんどかっただろうけれど幸せであったことが、麻央さんのブログから垣間見えた。麻央さん自身「かわいそうに思われたくない」と気持ちを綴られていた。

そして麻央さんが亡くなった後、海老蔵さんは残されたお子さんのために一生懸命の様子。

ほんとうに素晴らしい家族だと思う一方で、いや、素晴らしすぎるからこそ・・・海老蔵さんの隠し子のことと、海老蔵さんの子を産んだにも関わらず海老蔵さんと結婚できなかった女性のことを思ってしまう。

その隠し子は女の子とのことだけど・・・
テレビやメディアで取り上げられる仲睦まじい海老蔵さんと麻央さんと子どもたちの姿を見て、どう思っているんだろうか。
養育費をもらっているとはいえ、『愛情の差』を感じずにいられないだろう。

麻央さんの子どもたちと、自分を比較することはないのだろうか。
なぜ、自分はあれほどの愛をもらえなかったのか、と思うことはないんだろうか。

※自分の父親が市川海老蔵だと知らない可能性もあるが、いずれ知るだろう。

「海老蔵 03年に元歌手との間に隠し子発覚・結婚はありません」
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/03/08/0009980754.shtmlより一部、転載。

【1歳数か月の女の子は、現在、母親の元歌手(29)と東京近郊のアパートで生活している。女性とは現在、ほとんど会っていないという。

(海老蔵さんは)妊娠を知った時の感想を「そりゃビックリしましたよ。苦悩の日々でした」と告白。中絶という選択については「ボクにとって心の痛いこと。考えなかった」と話した。

女性とは約8年前に友人を介して知り合い、6年前に交際に発展。結婚については「結婚はありません。ボクの中で考えられなかったのは事実。時期的なものもあったのかもしれない」ときっぱり。

女性には「真剣に受け止めている。責任を持つし、養育費も払います」と説得。了解の上で、“未婚の母”になってもらったことも明かした】

転載終わり。

こういった「子への愛情格差」が生まれるから、一夫多妻制は問題あるのかもしれないな。
あちこちの女性に子どもを作らせた場合、どうしても愛情に差が生まれてしまうだろう。公平に愛情を注ぐことは難しい。

また結婚しなかった場合、ほとんど会わなくなってしまった女性との間にできた子どもとは疎遠になっていくだろう。
お金だけ払うけど、あとはあまり関わらず・・・よって、愛情もうすくなっていく。

だから、世間は不倫を許さないのだろう。
万が一、子どもができてしまった場合、お金だけ払えばいい、という単純な問題にならないから。

菊川怜さんと結婚された婚外子を複数持つ穐田誉輝氏にもこの問題が当てはまるだろう。
養育費は払っているものの、それぞれの女性との間にできてしまった子どもたちへの愛情はうすく、子どもたちとも疎遠状態なのだろうと邪推してしまう。

そもそも、結婚する気のない女性との間に生まれた子を祝福できたのだろうか?
厄介なことになった、面倒なことになったと思う気持ちの方が大きかったのでは?

特に・・・有名人である海老蔵さん、ほか歌舞伎世界の方々は、家族もメディアに取り上げられてしまうため、差を感じずにいられないだろう。

海老蔵さんは、結婚する気のない女性の妊娠を知って『苦悩の日々だった』とのこと。
つまり、その隠し子は、海老蔵さんの苦悩の元であり、祝福されなかった、と邪推してしまう。

一方、麻央さんの子どもたちは、海老蔵さんに祝福されて、梨園関係者からも祝福されて生まれてきたのだろう。
この差は大きい。

同じ父親から、祝福されずに生まれた子と、祝福されて生まれた子。

海老蔵さんの場合、自分の非嫡出子の女の子が1歳の時、すでにその母親である女性とほとんど会うことがなかったというのだから、女の子と密に接していたとは思えない。その子とも疎遠となっただろう。

海老蔵さんと麻央さんの子どもたちがメディアに取り上げられることで、日陰の存在である方の子の気持ちはどうなるんだろうと思ってしまった。今現在、15歳かあ。

「海老蔵、ワンちゃんにジェラシー。麗禾ちゃん起こしに来てくれず」
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/07/14/0010369532.shtml

↑なので、こういった記事も複雑な気分。海老蔵さんの隠し子の存在がちらつくから。

有名人の不倫に厳しい世間だけど・・・『隠し子がいて、子ども差別をせざるをえない歌舞伎界の方々』だけは社会的に干すようなことはせず、すぐに許すよなあ。

※関連記事
「中村橋之助の浮気と乙武君の離婚」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-15-1


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タグ:差別 家族

音大・専門に進むにあたって [ピアノ演奏・音楽関連]

・・・・・・・・・・
1月30日本文。

短編小説「これも何かの縁」より
32編目「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24にて。

そこそこの収入を得ている夫と,ピアノの上手な出来のいい娘を持つ専業主婦・小林真理子の話を書いたが・・・。

やっぱ真理子は勝ち組に入るんだろうな^^;

たぶん、恵まれた真理子をいけ好かない女に思える人の方が多いだろうとは思いつつ、
意外と真理子の考え(=子ども・家族のために尽くす生き方)には共感する人もいるのではないだろうか。

他者の生き方を批判する者、あるいは見下す者は・・・
自分に自信を持っていなかったり、本当は不幸だったり、あまりに大変な自分を他者を否定すること・見下すことで慰めていることが多いだろうが・・・
本当に自分の生き方が最良であり、幸せであり、自信を持っている場合もあるかもしれない・・・

真理子の場合は後者だろう・・・と思いながら真理子を描いている。

ただ本当に「そこそこステータスを高い夫をものにし、専業主婦で子育てするのが最良の幸せ」と思うのならば、娘もピアニストではなく自分と同じ道を歩ませればいいものを、そこはちょっとだけ矛盾しているか?

あるいはピアニストといった特殊なステータスの職業に憧れを持ち、そういった職業については専業主婦よりも上だと思っているのかも・・・

・・・とキャラ分析している。

さてさて・・・ここからは、ピアノに関心ある方へ向けての記事です。

真理子の娘・恵美子のピアノのレベルは・・・5歳でバッハ・インベンションに入ったということにしているのだが・・・

5歳でバッハ・インベンションに入れれば、天才と言ってもいい、とワシ個人は考えている。(が、非現実的でもない、ありうる話だ)

で、真理子が恵美子にやらせているような方法・・・15分に区切って、それを一日4回、合計1時間毎日やれば、かなり弾けるようになるだろう。(試せる人はやってみてくだされ)

5歳でそのレベルに到達し、そのペースで中断することなく進んでいけば、プロのピアニストになれるかどうかは分からんが(期待は大だ)、音大(ピアノ専攻)には余裕で行ける。特待生も狙えるんじゃないかな。

しかし、手がしっかりしていること=第1関節がしっかりしていることが条件だ。
なので恵美子の設定は、他の子より一回り体が大きく、成長が早い、としている。

ワシ個人の見解だが、ピアノは専門に進むとしても6歳からで十分だ。(ワシは5歳から始めたが、お遊びみたいなものだった)

3、4歳は早すぎる。
どうしてもというのであれば、リトミック、ソルフェージュを先にしたほうがいいと思う。

ちなみに、このバッハ・インベンションであるが、ワシは中1で入った。ほか、ソナタアルバム・チェルニー30番後半あたりをうろちょろしていたので、専門に行くにしてはかなり遅れていた。

で、音高の受験課題曲は、バッハ平均律、チェルニー50番だった。
なので、実はバッハインベンションのシンフォニア3声のほとんどと、チェルニー40番終わりの方はすっ飛ばしている。やってないのだ^^;

知らない人のために、一応説明。
進む順番は以下のようになっている。

バッハ・・・インベンション2声→シンフォニア3声→平均律(フーガはたいてい4声。5声もある)
練習曲(チェルニー)・・・30番→40番→50番

※多声曲=複数の旋律=3つの旋律(3声)、4つの旋律(4声)が組み合わさった曲ということ。ほかの楽器にはない難しさがある。

ワシは中学に入っても、練習量は・・・1時間もやってなかった。40分やればいいほう。
音高を受験しようとなり、課題曲が発表されてから、やっと1時間半程度やるようになった。

が、さすがに、音大の先生に師事してからは「最低3時間やれ」と叱られた。

ただ音高は、たいてい受かる。
その時点でまだ15歳。伸びしろがあるので、多少弾けなくても、その後、がんばればいいのだ。

なので高1からは、平日は4~6時間弾いた。(寮生活だったんで、通学時間はたった1分。なので1時間ほど朝練ができた。授業は早く終わるので午後3時前には帰れるし、夜は11時まで弾けた)

休日の練習量は8~10時間。

この時期は弾くだけ弾いただけ上達する。20歳までなら。
おかしな弾き方さえしなけりゃ、腱鞘炎になることはない。

で、4~6時間の練習量は実はたいしたことではない
普通に学科で受験する子たちも、勉強にそれくらいの時間かけているだろう。

ただ、やっぱ自分の場合、もうちょっと早いうちからある程度の練習(小学生高学年で1時間~1時間半、中学生で2~3時間)をやっていたなら、もっと弾けるようになっただろうな・・・

けど、音高に行ったおかげで、上手い子に憧れたりして、刺激になり、練習するようになった、とも言える。
音高に行かなかったら、あんなに練習しなかっただろう。

環境は大事だ。結構、影響を受ける。
子どものために、真理子が環境にこだわるのも仕方ないのである。

ただし、音高に行ったら、もう音大にしか進めない。一般大学は無理だ。
一般の学科は必要最小限のことしかしないので、一般の大学受験の学力が身に付かない。

あと、専門に進むなら、早いうちから、バッハをはじめとするポリフォニーの曲(多声曲・・・旋律対旋律の曲)に慣れておいたほうがいいと思う。

けど、今の時代、音大はコスパが悪すぎるのでお勧めはしない。

というかコスパを考えざるを得ない人・コスパを考えてしまう人は行かないほうがいいかも。よほどの成功を収めない限り、あとで不良債権って言われる。
ほか、音大生は視野が狭い、世間知らず、無知と思われているようで、実際、ほかの一般大学生と較べて、そうなのかしら?
ま、恥ずかしながらワシ個人はそうですが^^;(ハーバード大卒のバイオリニストの五嶋龍氏は「音大は馬鹿が行くところ」と言っていた・・・)

それに男子の場合、やはり音楽専門に進む人は少ない。
よほど音楽が好きか、特待生として入ってくるか(それだけの能力がある・将来は音大の講師になる実力がある)、お家が資産家、もしくは商売をやっていて跡を継ぐことが決まっていて就職する必要がないのか・・・このいずれかだった。今もそうだと思う。

ワシの知っている音大出の男子は・・・そーいや未婚だな。やっぱ稼げないもの。

真理子が言っている「女の子だから冒険できる」は、ほんとその通り。
男の子だったら、真理子は音楽の道へは行かせなかっただろう。

※関連記事
「コスパが悪い・音大について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-04

・・・・・・・・・・
余談。

ピアノはどうしても「練習」がついてまわる。

今は子どもも親御さんも皆、忙しい。
教育熱心な親御さんはほかにもいろいろな習い事をさせるだろうし、いずれは塾や中学受験を優先させるだろう。
子どもを学科の勉強させるだけでも大変そう。

子どもが自主的に練習をすることは、まあ、滅多にない。
練習はやっぱり面倒だ。

情操教育なら、個人練習のいらない合唱がいいかも。
小学校高学年になればブラスバンドのクラブもあるだろう。友だちと一緒なら練習する気になれるだろう。

一人籠ってコツコツとピアノの練習・・・すぐに結果も出ないし、今の時代に合わない気もする。
いわゆるコスパが悪いというやつだ。
それに世間様が忌み嫌うオタク気質がないとできない^^;

コミュニケーション能力を育てる上でも、ブラスバンド、合唱など、お友達と一緒にやる音楽活動が今の時代にふさわしいのでは、と。

ま、何にせよ、他者=特に子どもを努力させるのは難しい。

・・・・・・・・・・
余談その2。

まず、アッキ―さんの刺さる発言、紹介しよう。
https://twitter.com/akky_m/status/845927094152413184より転載。

【競馬で負ける人をバカだと見下してる人は多いと思うんだけど、高学歴ニート(教育投資をマネタイズできない)や、年増未婚女(恋愛を結婚にマネタイズできない)は、競馬場にいる勝てない小汚いおっさんと同じだから。散々時間と金使って利益はゼロってのは】

転載終わり。

そう、音大生はまさにアッキ―さんが言うところの「小汚いおっさん」と同じになってしまう可能性が高い。
投資したわりには、音楽ではとてもじゃないけど稼げず、まず取り戻せない。
で、世間から「ピアノお嬢さん」とバカにされたりする。

んで、結婚相手として見ると、音大卒(とくにピアノ専攻)は非常に面倒らしい。
ピアノの練習時間がほしいとか、グランドピアノ置かせろとか・・・
ピアノ、ガンガン弾かれたら近所迷惑だっつうの。

まあ、たしかにワシ含めて未婚者多いで~。

ま、音大はやめておけ。

五嶋龍氏もハーバード大。だけどヴァイオリニスト。
医者でピアニストというのもけっこういたりする。
音大に行かなくても弾けるヤツは弾けるのじゃ。

で、なまじ音大に行っちゃうと「音大卒のくせに、その程度しか弾けないの?」と厳しい目で見られることもあるし。アマチュアで上手い人、たくさんいるからなあ。

んで、練習に時間をかけても、お金にはつながらない。だって演奏で食っているわけじゃないから。

練習はただの趣味。
いやあ、昔は自分も「生徒に教えるのだから、自分も腕を磨かないと」と言い訳していたけど、直に利益につながらなければ、自己投資とならず、それは立派な単なる趣味。アッキ―さんの言うとおり。

ハッキリ言って、お子さんを教えるのに、さほど腕は必要ない。そう、今時、上級レベルまで行く子は、まあ、いない。部活や塾が忙しく、中学でやめる、へたすりゃ中学受験のために小学校高学年でやめる^^; それが現実。

音楽をマネタイズするのは非常に難しい。コスパはかなり悪い。

小説「~縁」では・・・小林真理子、娘を音楽の道にと考えているが・・・どうなることやら^^;

音大は、コスパ=お金のことを考えなくていい経済的に余裕のある人が行けばいいと思うよ。
(でも・・・夫の小林和彦は余裕がない・・・だから姉の和江に呆れられているのじゃ)

もちろん「人生、お金じゃない」と、きれいごとが言える余裕のある人は「コスパ無視の生き方」をすればいいよ。


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タグ:ピアノ 音大

卒親・卒母 [家族・夫婦・子育て・子なし]

毎日新聞の『卒母のすすめ』なる読者投稿が話題になったようだな。
https://twitter.com/peridot025/status/884360598623997952

内容は「子どもを一生懸命育ててきたけれど、親の望むような人間になれず、努力が実を結ばないことを知った」「こんな理不尽な母親になれだなんて未来ある人に言えない」「少子化バンザイ」といったもの。

反響は様々だけど、ペンネームが『疲れた母』となっていることから、ワシは「本当に疲れたんだな。理不尽だと思っているのだな」と受け取った^^;

それに対し、「毒親」「親の理想を子どもに押しつけるな」といった批判コメントも並んでいた。

ま、子ども視点で見れば確かにそうなのだけど・・・親だって普通の人間だし「これくらいの愚痴を言ってもいいのでは」、とも思う。それだけ子を育てるというのは大変なのだろう。簡単に「子離れしろ、子に期待するな、無償の愛が当然」と言える人は、本当に立派で強い人、聖人なのだろう。

逆に言えば、強者・聖人でなければ親になってはいけないということなのかもしれない。
この『疲れた母』を批判している人は、そう思っているのだろう。

アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」の主人公の母・花さんみたいな『子どもに無償の愛を注ぎ、働きづめでもいつも笑顔で強く、子どもが自立した後はキチンと子離れして、子どもに何も求めない聖母』になれるといいけど、人間そんなに強くないからなあ。

まあ、努力が実を結ばないことなど、多々ある。
結局、結果がどうあれ、その過程を楽しめたかどうか、楽しめるかどうか、だよな。

過程を楽しめそうだと思ったら、その道を行くといい。
けれど、結果がどうしても欲しいという場合、コスパを考え、リスクを覚悟しないと。

子育ては人間に対する評価=結果となるから、これは相当に難しい道じゃの。

「普通でいい」というのも今の時代、その普通の定義があやふや・・・「自立して結婚できればいい」というのはもはや高い目標となる。
自立できるかどうかも分からない。もはや「犯罪者にさえならなきゃいい」という心境の親御さんもいるだろう。

が、そんな低い目標のために膨大なエネルギーを使って子育てするのは、確かに理不尽かも。
『愛さえあれば』と言ってもね・・・厳しい世界じゃ。

そこで雫井脩介氏の「望み」を紹介しておこう。



内容は・・・息子が殺人事件に関わっていることを知る両親。が、加害者なのか被害者なのか、分からない。もちろん、最終的にどちらなのか分かるのだけど、その過程で揺れ動く家族の姿を描いている。

加害者でいいから生きて帰ってきてほしいと願う母親。
加害者であるはずがないとする父親。
しかし、もし息子が加害者だったら、家族はどうなってしまうのか、仕事を失い、住まいも変えなくてはならず、兄妹である娘にも害が及ぶ、ということも心配してしまう。

これ以上はネタバレになるので伏せるが、本当に子育ては大変だなと思った。んで、やっぱりリスクを思う。『愛』などという言葉は、今はもうあまり説得力を持たなくなってきているよなあ。

ちなみに「望み」も面白かったが、やはり一押しは薬丸岳氏の「Aではない君と」だ。



少年犯罪、家族、親子の関わりを描いた小説としては最高。
「望み」よりもこちらを推す。

さて、子どもを絶対に犯罪者にしない自信のある親ってどれくらいいるんだろうか。
んで、きちんと向き合える自信がある親ってどれくらいいるんだろうか。
そんなことを思ってしまった。

短編連作小説「これも何かの縁」では、四条理沙もあまりに過酷な子育てに疲れ果てたり、いろいろ悩んだり・・・

「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
※あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。

「地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-24
※あらすじ→虐待主婦の話に進展が。地蔵盆の雑学あり。


けれど、もちろん辛いことだけではなく、喜びも。

「祝・お誕生日」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-04
※あらすじ→涼也1歳の誕生日。日本には赤ちゃんの将来を占う『選び取り』という風習があったようで。


また、アラフォー独身女子・小林和江は仕事との両立は自分にはできないとし、仕事を選んだ。

「七夕の願い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03-1
※あらすじ→アラフォー独身女・小林主任の話。妊娠した理沙へマタハラを行ったとして静也からも嫌悪されているが、彼女には彼女なりの考え方があるのだった。


なお「これも何かの縁」全編の目次はこちら→http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


※関連記事
「子育てはコストがかかる」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-15
「結婚リスク・発達障害児を捨てた母」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-06
「家族崩壊・秋葉原通り魔事件の犯人の弟、自殺」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-30

「親からも嫌われるオタク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-05-01
「子なし選択した山口智子」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08-4

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タグ:子育て 家族

祝いは呪い・ネガティブ感情が渦巻くブライダル業界・顧客情報流出 [ゲス事件・ゲス話題]

へえ~表ではにこやかに「お客様」扱いするけど、裏では何思っているんだか。ま、これが人間のサガって奴か。自分がさほど幸せではないのに、他人なんて祝福できないよね^^;

「新婦は知ったかぶり・東武鉄道子会社の挙式リスト流出」
http://news.ameba.jp/20170703-94/

「お客様は夢見る夢子!?人気ホテルの挙式情報流出」
http://www.nanigoto.net/entry/2017/07/12/085844


ということで、人間の意地悪さというか、他者をジャッジし、どうネガティブに見ているのかが、うかがい知れる事件じゃの~。

「お見合いサイトで出会った」という本当にプライベートな情報まで聞き出したようで・・・
式を挙げるのに、そんなことまで探られ、スタッフで共有するのか・・・うわっこえっ。

「どこでお知り合いに?」と質問されて、正直に答えちゃうんだろうな。
けど、やはり「お見合いサイト」って偏見の目で見られることもあり、一部の人はバカにしていたりするから、このカップルもスタッフの間でバカにされていたかも。

なんかさ、恋愛・結婚が関係する場って嫉妬がうずまき、意地悪い視線にさらされる世界って感じ。

うん、これがデフォだと思っておいた方がいいかも。他人は基本、意地悪。

というか、幸せな人・恵まれた人・余裕のある人は意地悪ではない。不幸な人・恵まれてない人・余裕のない人が意地悪であることが多いよな。

そこで劇作家・小池一夫氏のツイートを紹介しておこう。(ほかの記事でも取り上げたけれど)
https://twitter.com/koikekazuo/status/803415300389486592より転載。

【負の感情は感染するンだよね。ハッピーな人といるとハッピーでやさしい気持ちになるし、性格の歪んだ者を相手にしていると、自分にも感染する。だからね、嫌な人だと思ったら、その感染源から速攻で逃げること。そして、幸せな感情はどンどン感染させて、嫌な感情は人に感染させないように気を付ける。】


そう、意地悪で歪んだ人からはとにかく逃げよう。離れよう。自分の心を守るために。じゃないと一緒にネガティブ感情に引きずり込まれてしまう。

友人知人であれば、幸せな人・恵まれた人・余裕のある人か否か、ある程度、判断がつく。
差別に当たるかもしれないけど、基本、不幸な人・恵まれてない人・余裕のない人には警戒したほうがいい。
幸せを演出している人も要注意。実は不幸である、満たされていない場合がある。心の中ではネガティブ感情が熟成されていたりする^^;

さて、問題は赤の他人。
生活するうえで、顧客として赤の他人と接することも多い。これが問題だよな。
相手は『お客様』として、表では丁重に扱ってくれるかもしれないが、裏ではどう思っているのやら・・・^^;

特に結婚式などお祝い事・幸福の場に関わる者は、ネガティブ感情が渦巻いていることがけっこうあるのかも。

そんな意地悪い赤の他人に、プライバシーを晒すなんて恐ろしい~♪

ほかに注意すべきは美容院など、劣等感を刺激される『美』に関わる場。
一部の美容師など「このブスが~、お前なんて何やっても無駄無駄無駄」と哂っているかも。

あとは婚活・恋活関連。この世界もドス黒い感情が渦巻いていそう^^;

よく知らない他者とはあまり関わるな、警戒しろということじゃの^^;
プライバシーはできるだけ晒さず、最小限の言葉でこちらの希望・要求を伝え、余計なおしゃべりは慎んだ方がいい。できれば趣味も職業も明かさないほうがいい。いや、ほんと何も明かしたくないよな。

つうか、お金さえ払えば、何も明かす必要はないよな。名前と連絡先だけでいいじゃん。

情報を流されてしまったこれから結婚する方、気の毒に。
「こんな式にしたい♪」と、いろいろ相談に乗ってもらっていたその裏では「夢見る夢子」「知ったかぶり」などなどメモをされていたくらいだから、心の中では「このブスが、このブサメンが~」「お前にウエディングドレスなんて合わねえよ」「離婚しそう~」「不幸になれ」などと思われていたかもしれませんね・・・。

祝いにミソがついてしまったの。式を演出する・盛り立ててくれるはずのブライダル関係者から哂われていたということで。

祝いは呪い。
おそらく恵まれない不幸な方なのだろうブライダル関係者・スタッフの哂いと見下しが込められた結婚式となるわけだ。

つうか・・・高い金払って結婚式・披露宴するのってバカらしくね?
少なくとも意地悪い赤の他人を関わらせてはいけないよな。

お金をかけず、本当に祝ってくれる人たちだけで内々でのパーティが一番って気がする。お金はこれからの生活に使ったほうがいい。


・・・と、「これも何かの縁」の四条カップルは考え、式も披露宴もせず、友だちもいないのでパーティもせず、記念写真だけ撮って済ませたのであった。

いや、意地悪いのは赤の他人ではなく、親戚・親族にもいるかも。
花嫁の容姿をジャッジし、見下す輩もいる。
なので、本当に心を許せる人たちだけで祝うのがいい。

同じく「~縁」の福田みすずも見世物として容姿を哂われるのは目に見えているので「結婚式・披露宴は絶対にするまい」と心に誓ったり・・・
福田みすずと一時は結婚しそうになった郷田浩も、そのみすずの考えに「ブスとの結婚でスポットライトを浴び哂い者になるなんて冗談じゃない、助かった」と思ったのであった。

↓ご興味、持った方は短編連作小説「これも何かの縁」をどうぞ。

※結婚式に関する話はこちら。

「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2
あらすじ→容姿に劣等感を持つみすず。伯父からの数々の侮蔑。フェミニズムに目覚めるまでの過去とは。

「文鳥―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09
あらすじ→文鳥、栗の節句についての雑学。理沙の母の話、理沙と静也の結婚話など。理沙の過去が垣間見える。


※結婚・破談・・・福田みすずVS郷田浩の話はこちら。

「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
あらすじ→フェミニスト・福田みすずに縁談が。そのお相手は・・・。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
あらすじ→見合い相手のイケメンの家へ行くことに。意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。

   ~

「それぞれの道・郷田浩」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-24-1
あらすじ→沢田文雄の漫画が載ったコミック誌を読む郷田浩。ブスはこりごり。男の本音が炸裂。どす黒さ全開。


※ほか、「~縁」全編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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都議選 自民党・下村博文VS都民ファースト・平けいしょう [ゲス事件・ゲス話題]

7月12日追記。

都議選にはこの「家計問題」も相当に響いただろう。

「加計問題、なぜか報道されない「当事者」前愛媛県知事の発言全容」
https://www.j-cast.com/2017/07/11302992.html

どうも、マスメディアは中立性がなく、もはや「安倍政権を倒すことのみ」を目標とした報道になっている。
あの民主党政権誕生時の、自民党つぶし報道と同じ空気を感じる。今、安倍政権がガタガタするのは外交上、損では? 悪夢、再来か。


7月5日追記。

北朝鮮のこともあるし、トランプさんはああだし、やっぱ安倍総理に外交をがんばってもらわないと。ここで政権がガタガタしていると日本国にとってマイナスだと、頭の悪いハヤシは思う。

何だかよく分からない『正義』を貫くよりも損得勘定で行け。
ハヤシは心が汚いので、正義のために損をする=犠牲になるのはイヤなのである^^;

ああ、そうそう下村氏VS平氏、こちらはちゃんと決着つけてほしいの。
だって仮に、平氏が過去、下村事務所金銭横領をしていたとしたら、これから都議として何をするか分からないもの。反対に下村氏が平氏のサインを真似て上申書を偽造したとしたら、こちらも大問題。平氏への名誉棄損にもあたるし、完全な違法行為。下村氏に議員を辞職してもらわないと。

それなのに、平氏は「(下村氏と)同じ土俵に上がりたくない」などと、ぬるいこと言っている。
いえ、政治家として、疑惑を払拭する義務があるだろう。
そんなことを言っているから、ますます逃げている印象を与え、疑問を持たれるのだ。都民として、そんな人物に議員をしてほしくない。


7月4日追記その2。

ちょっと自民にお灸をすえるだけのつもりが、これほど惨敗し、素人集団の都民ファーストが伸してきたことで、不安を覚えている人もいるようだ。おまけに小池都知事は選挙期間中のみ代表を務め、すぐに降りてしまった。いこのことにもすごく違和感を持った。本当に大丈夫なのか?

ワシ個人は、ドン内田さんの問題の時に、都議選では自民には入れまいと思った。そういう人もけっこういただろう。おまけにドン内田、選挙運動中、しゃしゃり出ていたようだし、あれでは内田さんは裏で操る気だろうと思われても仕方ない。そして実際、裏で権力を握る気だったのでは。

それがマスメディアは安倍叩きでヒートアップ。ほんと民主党政権誕生を思い出す。恐ろしい・・・。

ちなみに上申書の日付とPC持ち出し日付については、下村氏は↓このように発言していたんだとか?

【28年はミスで、27年です。(平さんが日付を誤った?)平が私に対しての上申書を下村事務所に出したものです】


7月4日追記その1。

なんか国政選挙みたいな空気だった。都政には家計疑惑や自民国会議員の不祥事や失言など関係ないのだけど。
都民ファースト、大丈夫かな。なんだか素人集団という感じ。

そういえば妊婦さんも当選したんだって?
当然、産休・育休とるよね・・・

いや、議員さんだけは代わりの者がやるというわけにはいかない特殊な仕事なわけで、産休育休で長期に休まれるのには疑問。給与はバッチリもらうんだよね。お手当含め年収2000万~2400万円。

議員さんが産休育休の間、代わりの者が議会や採決の場に出ることはできない、
でも安くない給与や手当はしっかりもらう・・・そのお金は血税から。

女性の権利を優先するのか、有権者の権利を優先するのか、だな。
けれど有権者の権利を軽く見るってどうなんだろう?
有権者の権利よりも女性の権利が優先されることが正しいんだろうか???

まあ、横領疑惑の平氏が当選したくらいだから、そりゃ妊婦さんも当選するよね。

マスメディアの自民叩き、あの民主党政権誕生の時を思い出す。異常な空気。

ところで・・・
『共謀罪』『プライバシーや人権の侵害、言論・表現の自由の侵害云々』のことで、リべサヨはすぐにナチスや戦前戦中の日本を持ち出すけど、なぜ今現在の中国や北朝鮮を持ち出さないのだろう???

ナチスや戦前戦中の日本は、ネットどころかテレビさえなかったはるか昔のこと。
現在の中国や北朝鮮のほうが分かりやすい。けれど「中国や北朝鮮のようになってしまう」とは決して言わない。なぜだ???

同じく『ヘイトスピーチ規制法』もかなり危なっかしい法(集会・デモの規制、言論・表現の自由の規制へ拡大できてしまう)だが、共謀罪には反対し、なぜこちらの法には積極的に賛同したのか、理解できない。二重基準もいいところ。

ま、自分たちの考えだけ正当化、他の意見は聞く耳持たず。それが人間というものなのかも。どんなに立派な正義を掲げても。
なるほど、やっぱり多様性を認める社会なんて無理。一つの価値観で縛り上げたい・・・反差別を掲げ、多様性や自由を尊重しようと主張していたリべサヨでさえ、実態はこんなもの。

野党なんて、もはやクレーマーにしか見えない^^;

正義何ぞわからん。
よって、自分たちにとっての損得勘定で判断するのが一番、良い気がする。

ただ素人には結局、どっちが自分たちの得になるのか、どれくらい損をするのか、分からないのだけど。
だから、ついつい『マスコミが作る世間の空気』に惑わされてしまうんだよなあ。

せめて現実主義者たちの意見を拝聴し、判断するのがいいかと。
なので、テレビよりもネットのほうを優先してしまう。テレビは『正義の人』が多いから^^;


7月3日追記。

おお、自民と藤井君が負けてしまった^^;

で、注目していた板橋区都議選。
平けいしょう氏、当選。一方、自民党からの候補者2名(こちらも下村博文氏の元秘書)とも落選。

平氏の金銭横領疑惑はネットでは話題になったものの、テレビではほとんど取り上げられず、知らなかった人も多かったかもしれないが、仮に何か問題が起きたとしても板橋区民は受け入れないといけないね^^;

もちろん、まだ疑惑の段階だけど。

もしもあの『平氏がサインをし、横領したことを認める上申書』が下村氏の偽造ならば、平氏は直ちに告訴すべきだろう。だって、サインを真似て偽造して、選挙期間中の平氏を貶めたとなると許されない犯罪行為。
が、告訴しないとなると、平氏の疑惑はつきまとったまま。

にしても・・・やっぱテレビは強いね。ちょっと恐ろしい。
まさか、横領疑惑の平氏が受かるとは・・・ネットはまるで力がないことを思い知った。

藤沢数希氏のツイートを紹介しておこう。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/878113543035297792より転載。

【東京都議会選挙。ネット言論人の間で総スカンを喰らってる小池百合子率いる都民ファーストの会があっさり勝って、またもやインターネット言論などというものは存在しない、ということを思い知るに一票】

【ネット言論人たちがバカにするワイドショーこそが、日本のメディアの中心なの。忙しいビジネスマンは選挙なんかいかんのよ。行っても結果変わらんから。ワイドショー見てる主婦と老人たちが日本の政策を決めていくんよ。ワイドショーでしゃべってる人たちが日本の方向を決めていくトップエリートなの】


※本当の敵はマスメディアかも、ということで、こんな小説書いてました^^;
(「これも何かの縁」を書くきっかけとなったお話です。いや、テーマや内容は「~縁」とはまるで違うんですが、キャラが同じです)
「プライオリティ」 http://ncode.syosetu.com/n3783dy/
IMG_20150112_0001.jpg

『不戦の民』と『戦犯』の子孫と『兄の遺志を継ぐ少女』が工作員らと戦う物語。
謀略策略ありの人間ドラマ。架空世界を舞台にしてますが、現代の日本と変わりない世界観になっています。

 シーズン1は恋愛要素あり。主人公とヒロインの心の物語が中心。敵の正体や思惑も明らかに。
 シーズン2は対工作員・謀略策略戦。狙われる主人公たち。
 シーズン3はテロ戦争・戦闘・銃撃戦。首相も登場。国の存亡をかけた作戦とは。
 シーズン4は国に見放された少年少女工作員との闘い。そして政界で謀略策略が。本当の黒幕は?

・・・・・・・・・・
7月2日追記。

この件について無視する小池都知事。説明責任を果たさないどころか、平氏を応援。
https://twitter.com/tairakeishou/status/881148738135183360
https://twitter.com/ecoyuri/status/881135889589575680

平氏を信用するのであれば、下村氏を告訴すると明言すべき。しかし、それもやらない。うやむやになることを願っているのだろう。ここに来て、完全に小池都知事も都民ファーストも信用できなくなった。
小池氏は横領疑惑のある平氏を都民ファーストとしてこのまま推すようだ。
私個人は小池都知事および都民ファーストに非常に不信感を持った。

続きを読む


精神疾患? 松居一代VS船越英一郎 [家族・夫婦・子育て・子なし]

7月9日追記。

「船越英一郎が離婚する理由は松居一代からのDV?! 妹の平野洋子が自殺した際にも・・・」
http://citizen-journal.link/funakoshieiichirou/

船越さんの妹、自殺だったのか・・・。

精神疾患は本当に厄介。科学的思考ができなくなる。
よって周りとも冷静な話し合いができず、治療が遅れ、取り返しのつかない事態になる場合もあり、周囲の者も消耗する。不幸の巻き添えを食らう。

自分含め周りの者も心身共に健康的に、幸せに暮らすって本当に難しいことなのかも。
改めて『生き方』について考えさせられた。

そして、なぜか元自衛官自爆事件を思い出した。娘さんが精神疾患にかかり、父親でもあるこの自衛官は病院へ行かせようとしたが、妻がカルト宗教にはまってしまい、娘さんの治療を拒否。家の資産をカルト宗教へ注ぎこまれてしまったため、つい妻へ手をあげてしまった。その後、妻からは離婚裁判を起こされ、老後の資金1500万円を没収され、自宅も競売にかけられたという。元自衛官の言い分は全く認められず、家庭は壊れ、財産も持っていかれ、自棄になったのだろうか、自衛官は社会を恨み、自爆テロ行為に及んだ。
娘さんだけではなく、その妻も、自衛官も皆、精神を病んでしまったのかもしれない。

※関連記事
「家庭も財産もなくした元自衛官自爆事件」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25

・・・・・・・・・・
7月7日本文。

松居一代氏、異常な被害妄想に統合失調症を疑う意見が多い。
ワシの親族にも発達障害から統合失調症を発症した者がいるので、よく分かる。

では、この問題をきれいごとなしで、もっと語ってみることにしよう。
まずannさんのツイートを紹介。

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/883263632305299457より転載。
【配偶者が統合失調症で奇行に振り回されたり、配偶者が統合失調症で子供が発症して奇行に走ったり、私はそういう人生を不幸だと思う。 当事者が不幸だと思われたくないからと何を言おうと、哀れで可哀想な人にしか見えない】


もっともなことだと思う。
こういう考えを差別だと言って、きれいごとや正義を語る人は私も苦手だ。

もちろん、本人もなりたくて精神の病になったわけではない。
それは重々承知。

個人差はあるだろうが、まず、不幸であることを認めよう。
そして周囲に迷惑をかけることが多い。
ただ、薬でコントロールできる場合も多々あるので、まずは専門の医師にかかることだ。

自分は病気だと認めることができず、病院へ行くことさえも拒否する場合、残念ながらトラブルに巻き込まれる家族・友人・仲間はお手上げ状態となるので、トラブル元から離れ、できるだけ関わらないことだ。ただ家族は簡単に逃げられないから、悲劇だよな。

では、もう二つ、annさんの意見を紹介。

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/883262694987505664より転載。
【「遺伝子は本人の責任ではない」などと言い始める人もいるのだけど、それを言ったら殺人衝動伴う統合失調症や躁鬱病で実際に猟奇殺人犯す人は何人もいるのだけど。あれも本人の責任ではないかも知れない。でも、関わることで招く不幸は計り知れない。 付き合う人を選ぶ基準として、それは考慮しない】

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/883264112771203073より転載。
【「将来的に自分の子供の親になる人」という視点で配偶者選びをしない人とは関わり合いたくない。世間知らずでお花畑の綺麗事を吐いたり、一定の傾向があるから。 普通は子供がどういう存在として生まれてくるのか、子供の人生と幸せを徹底して考えるもの】


発達障害も統合失調症も遺伝が関わるようだ。
これから結婚相手を選ぶ時、そういったことも見られるだろう。本人だけではなく親族も調べられるなら、お互い調べたほうがいい。因子があるなら、子を持つことは、まあ考えたほうがいいかもしれない。

え? 優生思想?
けれど選ぶ権利はお互いにあるわけで。
つまり結婚というのは、結局『選別行為=差別行為』でもあるのだ。

差別が悪なら、相手を選ぶ結婚も悪ということになる。

松居さんの動画、関係ない人にとっては笑えるネタだろうけど、家族にとってはこの上なく深刻で不幸な問題だ。

これから、ちょっと偏った人、変わった人、こだわり性、コミュ障、などなど『バランス悪いな』という人は敬遠・警戒されるかも。

けれど、よくよく考えれば、そういった『トラブルを抱える性質を持った人』は淘汰されていったほうがいいのかも。
上野千鶴子氏が「(社会に害になりそうな)オタクは再生産されずに滅びていってほしい」と言ったように。反差別を訴えるリベラルも本音ではそう思っているのだ。

自分たちを害する者には消えてもらいたい、関わりたくない。
とすると、やはり関わらざるを得ない家族が一番悲劇。『愛』の力でやっていける強い人はそういない。

家族に犠牲になれ、と言う権利は誰にもないのである。
きれいごとを押し付ければ、誰かが犠牲になる。その可能性が高い。
不幸因子はできるだけ回避するに限る。

・・・・・・・・・・
余談。

松居一代VS船越英一郎についてツイート。
https://twitter.com/pitapitapants/status/882343481275858944
https://twitter.com/hiroto_shiga_U/status/882443307539767298

私も最初はおもしろがってしまったけど、かなり深刻な状態かも、と反省。


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浮気・不倫推奨CM? サントリー「頂」・ああ肉汁が! [創作・表現・作品感想]

7月9日追記。

どうしたらクレームつくようなCMを作らずに済むか。

つまり男女逆バージョンを考えてみれば、それが不快かどうか、許せるかどうか、それで考えてみればいい。

サントリー「頂」の場合は、下に書いたように、旅先で奥様・彼女がイケメンと酒を飲み「コック~ン」する場面を、男性陣が許せるかどうか、「全然OK。硬いこと言わない言わない」と思うなら、出張先で美人と浮気・コックーンするCMはありだと思う。

「ウナギ少女」も同様。ウナギ少年を考えてみればいい。違和感持ったらならば、ウナギ少女もNGということだ。

逆に、男性への蔑視・差別に当たるCMもあった。
エネオスの「稼ぎの悪い夫は交換」というCM。
あれも「稼ぎもしない妻・働かない妻は交換」にしてみればいい。「酷い、交換だなんて女性はモノじゃない」と言うなら、「稼ぎの悪い夫は交換」もNGだ。
ただ、こちらはネット上で批判はされたものの、炎上までには至らなかったよう?

「稼ぎの悪い夫は交換」CMが炎上しないワケ」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/021300408/?P=2

・・・・・・・・・・
7月8日本文。

サントリーCM「頂」、クレームあったようで取りやめになったようじゃの。

どんなCMだったか、今現在、ここで見ることができる。
https://twitter.com/suntory/status/881685387386658818

なるほど「出張先で女と酒を飲み、不倫・浮気・・・」という場面を想像させられるか^^;
これは世の奥様たち・女性らに反感持たれるかも。

結局、ターゲット層に嫌われたらおしまいということだな。
サントリーくらいの大企業になると、顧客は女性も入ってしまうので、やっぱ女性から反感持たれるようなことはしないほうがいいのかも。

つうか、男女逆バージョンもあれば良かったんじゃね?
旅行先で、イケメン男性と『コックン』♪ ああ、肉汁が・・・。
彼氏やダンナが出張先で不倫ならば、彼女も奥様も旅先で浮気を楽しもう♪ コックンしましょう♪

コック~ンで、ちょっと酔っちゃった理沙ちんも股を開きます。もちろん静也君のみにですが。
ええ、うちの四条カップルは浮気も不倫も致しません。

ってキモオタ・ハヤシの幻想ですな~(爆)
(キモ~・・・だからオタクは滅びてほしいと、あの上野千鶴子氏からも言われてしまうのですな)

IMG_20160824_0002.jpg

※四条カップルに興味を持った方はこちらへ。
短編連作小説「縁」本編の目次http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


まあ、それはともかく、ワシはぜひ『カルピス+ビール』を試してみたい。コック~ンではなく、ゴクゴクいけるらしいぜ。

↓レシピはココにて紹介。
「七夕・カルピス誕生」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06-1


うむ・・・「ウナギ少女」「電車の中で化粧するのはみっともないCM」「駅乃みちか」「少年ジャンプ編集部・女子トイレマーク事件」「VOCE炎上」を思い出すぜ♪

※関連記事
「オタク趣味とオタク蔑視と駅乃みちか問題」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-24-7
「フェミVSオタク・駅乃みちかと女性蔑視」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19
「だからこそ萌え画・追記ジャンプ女子トイレマークセクハラ問題」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-29
「女の価値は若さ(VOCE炎上)・ちょいワルGG・エッチする場所」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19

・・・・・・・・・・
余談。

「ウナギ少女って何?」と思ったそこのあなたへ。

鹿児島県志布志市のふるさと納税PR動画「少女U」というのがあった。

それまでも・・・自衛官募集ポスターにアニメ画のミニスカ女子高生が使われたことについて、一部のフェミが騒いでいたことに対して「騒ぎすぎ、別にいいじゃん、今、艦コレやガルパンが流行っているし、それにあやかっただけ」と覚めた目で見ていたし・・・

海女さんがアニメ画でやけに巨乳という、どこかの地方活性化を狙ったポスターは「ま、べつにアニメ絵だし、いいじゃん、でも胸が不自然に大きすぎ、あんまりワシの好みではないな」とは思ったが。

この「うなぎ」PR動画は・・・
さすがにこれは・・・気持ち悪かった。

実写で・・・プールで泳ぐ美少女。
そのスクール水着の少女が「養って」と言う・・・。
男性の声で「彼女のために(いい環境で育てたい)」とナレーションが入り、男性による少女飼育を思わせた。

極めつけは、最後の方で少女の手が粘着性の液体で糸を引く。
いやあ、気持ち悪い。

つまり、少女をうなぎに見立て、プールという囲いの中で飼育する・・・悪趣味なPRだった。
自分好みに少女を育てたいという千葉大学生による少女拉致監禁事件とリンクする。

で最後、少女=うなぎ、は食べられる運命にあるんだよね?
CMでは「彼女は去った」とあるが、彼女は鰻なので、彼女は食べられた=殺された、と受け取られても仕方ない。あるいは食べられた=少女の肉体を味わった=エッチした、とも受け取れてしまう。

ちなみに、養殖ウナギは『雄』なんだって?

じゃあ、養殖ウナギを美少女を見立てるのは、ほんとうにおかしい。
美少年にするべきだったのでは?

ま、このウナギCM、ロリコン趣味の男性のみを顧客とするならありだったかも?

いやあ、飼育するウナギは『美少年』にすればよかったのに~♪ ってオジサンにとっては美味しく感じられない?(これも逆差別・男子に対するセクハラなんだけどね^^;)


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生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには・・・ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは気になった記事を紹介。

「欧州からは日本だけが勝手にどんどん貧しくなっているように見えている 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/pjapan

【日本は「安い国」であり、外国人からは「日本って外食の値段が嘘みたいに安くて驚いた」「日本は低賃金で過酷な長時間労働をやってくれる国」に見える】

といったことが書いてある。ホリエモンも同じようなこと言っていたな。
日本社会は高いサービスを求めるくせに安い金しか払わない。

弱い立場の人は搾取されながら、しかし、その条件で働かざるを得ない・・・この現実。
こうなったら、背負うものをできるだけ少なくしていくしかない。

例えば・・・生活にかかるコストを下げる。たとえば、一人暮らしはせず親元にいる、お金のかかることはしない、子を持たない=扶養家族を持たない、本当に欲しいものを手に入れ、それ以外は捨てる・切るというエコな生き方をして、やりたくない労働をできるだけしないようにしていく。

自分が本当に欲しいものは何か。一つか二つに絞り、それ以外は捨てる。

世間が良しとする生き方ができる人はどんどん少なくなっていくかも。
普通の人にとっては「世間が良しとする生き方をすること」は無理ゲーになりつつあるのかも。

では、もうちょい、リンク先の同サイト内で興味深かった記事を紹介。

「はたして日本国民に大規模な移民受け入れを決断する覚悟があるのだろうか? 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/immigration0217

「上野千鶴子が珍しく真っ当なことを言っている」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/ueno

「日本って『落ちぶれて周りに相手にされなくなった淋しいおっさん』みたいな国だよね 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/personification

まあ・・・平和に滅んでいくというのもいいのではと・・・上野千鶴子氏および反差別を掲げるリベラル様から「オタクは滅んでいって欲しい」「キモオタ死ね」「オタクは再生産されないでほしい」と思われているキモオタ・ハヤシとしては思う。
うん、オタクと一緒に皆で滅んでいきましょう♪

ただ・・・日本が勝っていた経済大国って言われていた時代も、ワシは日本の悪口しか聞いたことがなかったぜ。
「実力主義の自由の国アメリカ、社会福祉が充実している欧州がいかに素晴らしいか、それに較べ日本はダメだ」ってね。

欧米スバらすい~、日本ダメダメね~♪

「日本人離れをしている」というのは褒め言葉。容姿、体力、運動能力を測る時に使われている言葉であり、「日本人らしい」というのはマイナスに捉えられていた時代でもあった。

日本人は個性がない。イエスマンばかり。自己主張がない、付和雷同。陰湿。島国根性。狭量。
酷いのになると「日本人は極東の閉鎖された島国だったから、混血が少なく、民族・人種的に劣っている」という人もいた。

朝日新聞も大活躍していた時代。
過去、日本がどれほどに極悪非道だったか、知らされる。その「極悪非道の血が流れている日本人はおぞましい民族である」と・・・ワシの周りはわりと左翼空気だったんで、そういう教育も受けた。

で、特にワシはクラシック音楽の世界にいたから、余計に「日本はダメ、欧米は素晴らしい」価値観の中にいた。
日本人は耳が悪い、英語能力なし、リズム感が悪い、などなど。
日本人的であることは、とても恥ずかしいことだったのだ。

なので、今はその揺り返しなのだろう、『日本って素晴らしい』と悦に入っても別にいいんじゃない?

それに、たかが海外旅行ですら、日本に帰ってくると『日本、落ち着く。日本、安心安全。日本、サービスいい、日本食、最高』って思ってしまう。

・・・っと、いえいえ、リベラルの方、ごめんなさいね。やっぱ日本って人権がないし、差別大国、酷い国ですよね。
反差別を掲げるリベラルな方からさえも「キモオタ・ネトウヨ死ね」「低劣なる差別主義者」と思われているキモオタ・ハヤシは淘汰されるべきく劣った醜いダメな日本人だと自覚しておりますぞ。生きていてごめんなさい。

日本は謙遜の国。
愚妻、愚息という言葉もあるくらいだし。
自分や自国を素晴らしいなんて言っちゃ、日本らしくないですよね。

それに女性は30代からBBAと言われ、恋愛市場・婚活市場では30後半からは価値がゼロとなる厳しいお国。先進国・欧米諸国ではちょっと考えられない価値観だろう。

なのでリべサヨが言うように、日本は野蛮で遅れている価値観も残っている恥ずかしい国かもしれない。同調圧力も未だ強いし、自殺率も先進諸国の中で抜きんでているし、おまけに中絶数も異常に高い。

※関連記事
「恋愛の後閉まる・異常な堕胎数」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-21-1
「女の価値は若さ(VOCE炎上)」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19
「自殺願望・若年層女性に多い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08-1
「安楽死とオタクヘイト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-06
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「差別やむなし」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-11
「差別大好き」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-17
「フェミよどうする? 女性の権利VSイスラム教」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-06
「オタクは滅んでいってほしい・上野千鶴子のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


ところで、米国ではオバマケアによって、弱者を助けるために中流層の搾取が激しく、それでトランプさんに票が流れてしまったんだとか。
日本も、弱者を助けるために、社会保障費を若者や中流層から搾取しないとやっていけないよね。

けど若者や中流層からどんどん搾り取っていけば、ますます先細り、日本破たんも秒読み段階。
やっぱオタクと共に平和に滅んでいくしかなさそうだね^^;上野千鶴子総統のおっしゃる通り。


さて、ここで幸せな人生について考察された記事や著書を紹介しておこう。

まずは医師・高須賀氏の記事。

「太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について」
http://blog.tinect.jp/?p=40658

「人間の幸福は健康・モテ・お金・人から尊敬されたい、に集約される」
http://blog.tinect.jp/?p=39647

「モテ・年収・地位を超える人生の幸福―その入手は、お金なんかより遥かに難しい」
http://blog.tinect.jp/?p=39835


橘玲氏の「幸福の資本論」も面白そうじゃの。



これによると、幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つであるとしている。

【「金融資産(資本・財産)」「人的資本(仕事・職業)」「社会資本(絆)」・・・3つの資本をすべてそろえることは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか】という。


あるレビューがこの本の内容をまとめていたので、転載。

【株や現金などの金融資産から「自由」を手に入れ、好きなことを仕事にして「自己実現」を目指し、強いつながりと弱いつながりを組み合わせ、「適度な絆と強固な愛情」を得るべし】

『人間関係』については「強いつながりは最小限に留めたうえで、弱いつながりをたくさん持つ生き方」をお勧めしているようだが・・・。

ま、難しいことを考えても仕方ない。幸せなんて気の持ちよう。
そーいや、幸せの国のブータン、国民の幸福度が下がったんだって? 周囲の情報を得られるようになって、自分たちがけっこう貧しい生活をしていることを自覚するようになったらしい。


ちなみに、その橘氏の著書「幸福の資本論」は未読だけど、「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」は読んだ。



う~ん、で、結局、生き延びる方法って結局何なんだろう? とは思ったが・・・せっかくなので「なるほど~」と思ったところを記しておこう。

まずはこれ。

【人間の祖先は群れを作って身を護ってきた。群れから追放されることは死を意味する。従って人間は仲間外れにされることに本能的な恐怖心を持つ】


ここで・・・やはりイジメによる自殺を思う。当ブログでは『自殺した中島菜保子さん』のことを取り上げたが・・・グループから仲間はずれにされていた中島さんは日記に「恐い」「疲れた」「死にたい」という言葉を残していた。

「友だちなんていなくていいじゃん」と思うものの、事はそう簡単ではないのかもしれない。子どもにとっては学校での無視・仲間外れは大人が考える以上に死にたくなるほどに耐え難いことなのだな。

それでも「友だちなんていなくてもいい」という価値観を認めていくしか、こういったイジメによる子どもの自殺は減らないだろう。

一握りの人間で構成される狭い教室で人間関係が上手く行かなくても大したことではない。長期間入れ替わりもなく同じ面子で構成される世界ではランク付けも行われ、つまらない劣等感も植え付けられてしまう。

いつも同じ面子で過ごす狭い世界では、友情も生まれるだろうが、嫉妬や憎悪、裏切りなどどろどろした負の感情も生まれやすい。そんな世界から距離を置いた方がいい場合もある。

あ、そうそう、ちきりんさんのこの記事を、ぜひに中学生高校生に読ませたいよな。

「勝手に失望し、勝手に裏切られる人たち」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20170708?platform=hootsuite

【思春期の子供たちは100パーセント自分を肯定してくれる人・自分を完璧に理解してくれる者」を探している】とのこと。なるほど、たしかにそうかもなあ。自分も思春期の頃、そうだった気がする。でも、そんな人いないんだよね。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23
「ぼっちは嫌・ピアノが超上手な茨城中3女子生徒自殺について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-05-31


そしてもう一つ・・・橘氏の著書『残酷な世界~』の中で、『生き方』とは関係ないけど「へええ~」と思ったところはこれ。

【近親相姦は極めて不利な繁殖方法。これを避けるため、発達期に一緒に育った男女は血縁かどうかに関わらず、性的魅力を感じなくなる】

まあ、結婚は性的魅力を感じるかどうかより、気心が知れた者同士がいいということで幼馴染同士の結婚もありえるだろうけれど・・・。

オタクの間では「幼馴染カップル」って萌えるけど、現実は違うようじゃ^^;

・・・・・・・・・・
余談。

幸せというか・・・楽しく心地よく生きていく上でのヒントになりそうな言葉を紹介しておこう^^

説教オジサンのツイート
https://twitter.com/partyhike/status/803492326916005888より転載。

【人生において優先順位や効率をやたらと重視する人がいるけど、勘違いした意識高い系の学生ならまだしも、いい歳した大人が主張することじゃないね。『時間と金の使い方について優先順位とか合理性とかコスパとかを考えずに済むのが、本当に豊かってことなんだよ』って、マックで女子高生が言ってたよ】


劇作家・小池一夫氏のツイート
https://twitter.com/koikekazuo/status/803415300389486592より転載。

【負の感情は感染するンだよね。ハッピーな人といるとハッピーでやさしい気持ちになるし、性格の歪んだ者を相手にしていると、自分にも感染する。だからね、嫌な人だと思ったら、その感染源から速攻で逃げること。そして、幸せな感情はどンどン感染させて、嫌な感情は人に感染させないように気を付ける。】


何にせよ、不快・嫌なこと(人・場)から逃げることが可能なら逃げよう。それだけでも豊かさ(余裕)をほんのちょっと取り戻せるのではないだろうか。

そして、余裕を奪う「世間が良しとする生き方」からも逃げたほうがいいかも。
で、余裕のある人が「世間が良しとする生き方」を実践すればいいのだ。

※関連記事
「生き方あれこれ1・夢の引き際」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
「生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-20


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タグ:生き方

七夕・カルピスの誕生日 [雑記・生活ネタ]

七夕・・・7月7日はカルピスの誕生日。
今年で98回目の誕生日だそうで、戦前からあった飲み物なのだ。

氷がカランと鳴る・・・昔、そんなカルピスのCMがあった気がする。
カルピスの水玉模様は天の川をイメージしたものなんだとか。

ということで七夕に因み・・・
まずは、日本文化と風習とネタにした短編連作物語「これも何かの縁」より物語を紹介。

「七夕伝説」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03
あらすじ→周囲と馴染めない理沙の話。理沙も静也も友人がいない二人ぼっちカップル。七夕関連の雑学満載。静也と理沙の若夫婦が送るハートフルなほのぼのコメディ。

「七夕の願い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03-1
あらすじ→アラフォー独身女・小林主任の話。妊娠した理沙へマタハラを行ったとして静也からも嫌悪されているが、彼女には彼女なりの考え方があるのだった。

※「~縁」の目次はこちら。http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28

「七夕伝説」では、ウナ丼に舌鼓を打つ四条カップルだけど・・・
某テレビ番組でウナギの焼き方をやっていて、さっそく試したところ、なるほど、たしかにやわらかくて、トロンとしていて旨かった。

いや、焼くんではなくて、茶を淹れて煮るのだ。するとカテキン効果でやわらかくなるみたい。
(うちは粉末の茶を使って煮た)

それだけでも美味しいんだけど、うちはそれからアルミホイル敷いて、グリルで焼く。
せっかくのウナギだからね。手間暇惜しまず。

四条カップルもさっそくお試しすることだろう。

おっと・・・話をカルピスに戻そう。

※カルピスについてはこのサイトが詳しい。
http://ladycate.com/7%E6%9C%887%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%94%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%97%A5%EF%BC%81%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%94%B1%E6%9D%A5%E3%81%A8%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E7%A7%98%E5%AF%86/

で、そのカルピスだが「ビール+カルピス少々」で激ウマな飲み物に変わるらしい。

※「七夕伝説」での劇中の理沙ちんは妊娠中でビール飲めないけど、出産後は楽しみたいところだ。
(なお、授乳中のアルコール摂取は体重50キロの人で、ビール500㏄までなら、母乳に影響しないとのことだ)

女子だけではなく、ビールが大好きな男子にもお勧めなんだとか。甘くなく、ただコクが増すだけのようで、ありえないくらいに美味しいらしい。

では、ガシェット通信よりカルピス+ビールのレシピ、以下転載。

【レシピはとても簡単!! グラスにカルピスの原液を1、ビールを4~5の比率で入れます。カルピスの甘さがビールの泡をクリーミィーに仕上げ、甘味とビールの苦味がミックスされて、ちょっと香ばしくてビターな美味しさに包まれます。

1. カルピスをグラスに注ぐ
2. ビールを7割くらいまで入れる
3. 泡が落ち着くのを待つ
4. 残りのビールを注ぐ

グラスはキンキンに冷えたものだとベスト(凍ってるともっと良し)!
ビールはキンキンに冷えたものだとベスト! カルピスも冷えたものだとベスト!
カルピスを入れすぎない! かき混ぜない! 】

転載終わり。

美味しいものに目がない四条カップルも、カルピス+ビールを試すことでしょう。七夕に乾杯。


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タグ: 七夕

生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

仕事における成功者・ホリエモンとちきりんさんの対談記事を紹介。

「自立した理想の生き方を目指す」
http://diamond.jp/articles/-/46414?page=2&utm_content=buffer21715&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

うむ・・・『自立』って、今、一番、世間が求めている生き方だよなあ^^;
何にも依存せずに自立できる人って本当に立派である。

こういう生き方を目指したい人、できる人はそうしたほうがいいと思うけど、別に無理して自立しなくても生活できる人はそれでいいんじゃね? とも思った。

ちなみに、ワシは「ストック型」でいくしかないな。その時代についていけない者、歳をとって頭が働かなくなり、アイディアも浮かばなくなり、稼ぐ力がなくなっていく者もけっこういると思う。
自分の資質・能力・価値を見極め、どの程度、自分に投資するのか、不良債権にならないようにしなくてはの。

どのようにして生活を守り、快適な余生を送れるかだな。

ちきりんさんやホリエモンの生き方は理想的だけど、誰もができる生き方ではないような気がする。

ま、それは置いておいて、ちきりんさんもわりと「ひきこもり=孤独=独り」を楽しんでいる人、いや、楽しめる人なのだな。
独りの時間がないといられない。というよりも、気ままに自由に使える時間がたくさんないといられない、と言ったほうが正しいか。

ホリエモンもちきりんさんも、世間=人の目なんて気にせず、楽しんで生きている、この点は見習いたい。
もち「そんな余裕ないよ」という人のほうが大半かもしれないけど。

だから余裕を作ることから始めるがいいと思うよ。
それには、まず背負うモノ・負担を少なくしていこう。

そーいや、ホリエモンもちきりんさんも独身。自由を愛するが故だろう。(これは藤沢数希氏も同じだろうな)
だから余裕もある。背負わないといけない扶養家族もいないので心置きなく冒険もできる。

いや、もちろん家庭を持ち、家庭第一主義、もしくは仕事にも燃えつつ家庭も大事にして両立させるスーパーな生き方も大変立派で素晴らしいと思うので、それがしたい人はそう生きればいい。


ということで・・・この手の話題・・・最近はもう内容が重複気味だな・・・まるで老人の繰り言のようじゃの。

結局、いつも言ってることは同じ。世間の求める『正しい生き方』に惑わされないように自分に合った生き方を選択しようぜ・・・ってことで。

世間が良しとする生き方――恋愛をし、親元から自立をし、結婚をし、子=家庭を持ち育て、経済的自立・精神的自立・生活的自立をし、家庭と仕事を両立させ、かつ家庭にも仕事にも依存せず、偏らずにバランスよく生きる・・・って、けっこうキツそう^^; これってもはや『普通の生き方』ではなく『立派な生き方』だよな。

もち、そうなれるように努力するのはいいのだけど・・・
その生き方ってもしかしたら余裕をなくし、人によってはさほど幸せを得られないのでは、と疑問を持つようになった。

いや、世間が良しとする生き方は、人を選ぶというか、よほどの能力を必要とする生き方かも。
まずは自分の能力を見極めないとね。無理が祟って、心身の健康が脅かされるかも。

もちろん『世間が良しとする生き方』ができる人は偉い。
で、そういう人が多くなければ、社会は成り立たないだろうから、社会としても、そういう人間を増やしていきたい。

だから、世間が良しとしない生き方をしている人(自立してない人・働いていない人・子どもを持たない人など)を批判したくなるし、見下したくなるのだろう。
ラクしている風に見える人、努力してない人・努力が足りない人、甘えている人を攻撃したくなるのだろう。

そしてそういった人たちに、幸せになれない、不幸になるよと脅し、劣等感を植え付ける。
そうすれば多くの人は『世間が良しとする生き方』をしようと努力する。

ま、世間が良しとする価値観からずれた人間に対するディスリ、見下しは仕方ない。
社会のためにならない「オンリーワンの花」などいらないのである。それが世間の本音だ。

けど、我慢して社会のために生きることもない。

いや、我慢と引き換えに自己承認欲は満たされるだろうから、それはそれで幸せを感じる人はいるかもしれないが。

要はそこまでして『世間=周りの人たちからの承認』が欲しいのかということだよな。

いろんな生き方があるので、自分にふさわしい(自分が心地よいと思える)道が見つけるといいの~。
それには『余裕を持つこと』がポイントになるのでは、とワシは思っておる。

そう、例えば・・・自立について。

仕事をバリバリしたい人・とにかく仕事を最優先したい人・100パーセント打ち込みたい人は、仕事に全エネルギーを注げる環境が必要。そのためなら実家・親元にいてもいいのではと思う。
特に・・・食事の面倒をみてもらえるなら相当助かるだろう。健康のためにも、栄養バランスのいいものを母親が用意してくれるなら、それに越したことはない。男性の場合、つい食事はおろそかになりがちだ。健康管理を親任せにするというよりも、親の助けを借りると考えてみればいかがだろうか。

親元にいれば家賃もなしとなるので、経済的に助かる。貯金もできるし、もしも将来、起業する場合や勉強し直したい場合、その資金となる。
あるいはそれを元手に投資をして、さらに資産を増やしてもいい。そうやって、まず経済的余裕を手に入れてもいいだろう。

いや、「健康管理など親に頼らず自分でやって自立しろ・独立しろ、甘えるな」というのは本当に正しいと思う。

けど、その正しい生き方が辛い、しんどい、できない、という弱い人たちもけっこういるのでは。
正しい生き方に辟易している人もいるのでは。

また・・・低収入だと、親元を離れて一人暮らしをするための家賃を払うのは大変。
この場合だって、実家にいていいだろう。

そう、まずは『余裕』をいかにして作るかだ。

余裕をなくしてまで自立をすることはないと思う。
まずは時間的余裕・経済的余裕・体力的余裕を得るほうがいい。

で、余裕を得た中で、少しずつ将来への準備をしていけばいい。

ま、世間では「親元から離れ一人暮らしをすること」が正しい生き方・良い生き方とされているだろうけれど。
『正しい生き方・良い生き方』が、自分にさほどメリットなければ、それに合わせることはない。

もちろん、親元を離れたい人=自立したい人はそうすればいい。

ほか、世間が良しとしていること=友だちを作ること、恋愛、結婚などなど、全てに当てはまると思う。
メリットよりマイナス面が上回ると感じるなら、自分の能力を上回る・余裕をなくすようなら、無理しなくてもいいのではと。

※関連記事
「生き方あれこれ1・夢の引き際」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
「生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06


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タグ:生き方

生き方あれこれ1・夢の引き際 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

ちきりんさんのツイートを紹介。
https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/874522805676539905

【今、秋に実施する新企画を考え中。成功するかどうかわからないけど、だからこそ楽しみ。てか私はもう、「間違いなく成功する」とわかってることには興味が持てない。だってそんなことに時間つかうの、人生の無駄使いだから】

たしかに。
成功が分かっているゲーム=勝利確実なゲーム=簡単なゲームはつまらない。

難しい方が燃える。
仕事・ビジネスの成功者にはこういう人多いよな。

何事もリスクはあるし、リスク高い方が刺激的で面白いのも事実。
リスクとのつきあい方に人生を楽しく過ごせるコツかもしれぬの。

もち、勝てるゲームにしか挑戦しないという生き方もあり。だって負けるの嫌だし、気分が落ち込むもの^^;
楽しければどっちでもいい。

まあ、今の時代、↓勝てるゲームも少なくなってきている気もするけれど。

そこで、我らが藤沢数希氏の刺さるツイートを紹介。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/881055520387235840

【ビジネスしたり、恋愛したり、子供作ったり、育てたり、夢を実現したり、と人生ゲームはいろんなステージがあって面白いんだけど、難易度的に偏差値63ぐらいないと楽しめない。偏差値55ぐらいだとすでに糞ゲーになってる。神様が設定ミスって一部のマニアしか楽しめないゲームにしちゃったっぽい】

【将来的には、VR技術なんかがもっと進歩して、人生偏差値55以下の人たちは、社会保障でとりあえず生きてるみたいな生活をしながら、楽しいことはヘッドマウントディスプレイの中でやる、みたいな世の中になるんかな】


バブル時代は恵まれていたのかもなあ。ワシのようにあらゆる能力において偏差値低くても楽しめたもの。
今はそれぞれのゲームの難度が上がってしまっている気もする。

うん、今の時代だとワシはどのゲームも難度高すぎて手に負えない感じ。
そう、レベル1で、ラスボスに立ち向かう感じ。瞬殺されてしまうよな^^;

けど、社会保障で助けてもらいながら、のんびりと夢の世界で生きるのもいいんじゃないかなあ。

藤沢氏の言う『偏差値63な人』が活躍するほうが社会は上手くまわっていくかも。で、ますますレベルが高くなり社会のあらゆる面は進化していくんだろう。

ワシのような低偏差値人間はそういう人たちの能力に助けられ、生かされるんだから感謝しないとな。

低偏差値人間は無理ゲーで、己をすり減らすこともない。
それに偏差値55以下は、けっこう大多数。周りが皆、負け組なら劣等感に苛まれることもない。
ゲームプレイヤーとしてあくせくしなくて済む――案外、それはそれで幸せかも。

挑戦=プレイしたくないということは、それらはさほど手に入れたいモノではないのだ。
本当に欲しいものでもないのに、がんばる必要もない。

けれど、努力してみようと思う人はどんどんすればいいと思うよ。

特に若い頃(10代~20代)は伸びしろがあるからなあ。体力も気力も一番充実している時期。何かに打ち込めるものがあれば、とことん打ち込んでみたほうがいいと思う。

結局、成功しないかもしれないし、ビジネスになるほどのものは得られないかもしれないけれど、それでも「やめておけばよかった」というような後悔はしないんじゃないかな。

10代後半~20代のパワーはすごいものがある。体力もすぐに回復する。気力も充実、技術習得も早い。伸びしろが大きい。

なので世間の『若さ至上主義』も仕方ないと思うこともある^^;

余談だが・・・ピアノの場合、ピアノ専攻で音大受験するのに2浪したら、もうあきらめたほうがいい。20歳過ぎて技術が伸びることはほとんどないので。今まで落されてきたということは、実技において大学側が要求する技術水準に達していなかったということだから。

かつてワシがいた頃の東京音楽大学で、3浪したピアノ専攻の学生などいなかった。仮に3浪で受けた人は落とされていたのでは、と思う。(声楽などはその限りではない)

ちなみに大きなコンクールの年齢制限は20代後半まで。30代はない。

漫画家デビューだって、同じ実力ならやっぱ若い人が優先されるだろう。

若いほうが何かとチャンスはあるし、優先される=選ばれる^^;
若い方が好まれるって、恋愛市場・結婚市場だけではないようだ。

ただし、今の時代においてワシ個人は音大に行くことはお勧めしない。お金がかかる割には得るものが少ない気がする。ピアノの教師は音大に行かなくてもなれるし。演奏家になりたいなら音大行くよりコンクール入賞を目指した方がいい。音大で勉強することは『夢や目標』にしないほうがいい。単なる『手段』。

夢と手段を履き違えなければ、あとは努力するのみ。手段は戦略。戦略はちゃんと考えたほうがいい。
で、例え成功しなくても、後悔はしないと思うよ。

※関連記事
「コスパが悪い・音大について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-04
「音大・専門に進むにあたって」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-28
「貧困女子借金背負って音大?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-12  

・・・・・・・・・・
余談。

本田圭佑氏の言葉を紹介。

本田圭佑氏のツイート。
https://twitter.com/kskgroup2017/status/881636756889649152より転載。

【よく「努力がもっと出来るようになるにはどうすれば良いですか?」という相談を子供から大人まで多くの人からされます。 僕がいつも言っている答えは 「今の自分では実現できない夢を持つことです。」 夢や目標こそが唯一の努力を続ける際の希望だと】


本田圭佑氏の名言・格言集
http://iyashitour.com/archives/19481より一部抜粋。

【挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ】


成功するまで、あきらめない。カッコいいけど、引き際はあると思う。

どこでその夢をあきらめるか、引き際を決めるか。
ワシは『目標に達しなかった時・評価を得られなかった時、悔しさをさほど感じなくなったら引き際だ』と思っている。執着心がなくなった証拠だ。

悔しさはエネルギーの源。それを失ったら、終わりの時。別の道を見つけたほうがいいかも。

ワシも若き頃、あれ以上がんばることはできなかったくらいにピアノと漫画をやった。
悔いなしじゃ。苦痛がなければいつ死んでもいいと思っているくらい。今は余生を送っている気分^^;
もちろん『悔しさ』を感じることはなくなった。

※関連記事
「生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-20
「生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06


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「女の価値は若さ」(VOCE炎上)・ちょいワルGG・エッチする場所 [恋愛・婚活・中絶・不倫]

6月27日追記。

GG創刊したとのことで、下記・本文で「ちょいワルGG」に触れたので追記。

巷ではすでに「ちょいワル老害」と呼ばれていて吹いた。もはや老害認定されている雑誌、本当に売れるのか?
美術館やゴルフでナンパするエロ爺。ま、現実はそのGG雑誌を見て、若いコとのデートを夢想するGGが大半だろう。

DDIp-28UIAAwvuF.jpg large.jpg

ま、配偶者である奥様の男遊びも許してあげようね。それを許さないGGはカッコ悪いぞ。
つうか、その雑誌を買うGG、すでにカッコ悪い気が・・・。

いやあ、セクハラ老害雑誌として辛い記事が見受けられますが。
http://mess-y.com/archives/48196
http://buzzap.jp/news/20170612-choi-waru-gg/

ほんと、富裕層だというなら、パパ活女子のところへいけばいいのに。
入場料1500円の美術館でナンパしようなんて貧乏臭い。

まあ、バブル世代といっても多くのGGは『富裕層』を名乗れるほどではないから、低コストで女遊びをしたいとなってしまうのだろうけれど。

つうか、このGGの岸田氏、2014年に同じく富裕層50~60代向けに、モテを目指すヤンチャなジジイをやんじーと銘打ち、「MADURO(マデュロ)」という同じような雑誌、作っていたようで・・・。

「やんちゃなジジイと年増妻と愛人・姫ーナ…新雑誌「MADURO」の提唱する幼稚な男像」
http://mess-y.com/archives/12525

30代後半から価値なしとされるアラフォー女子、GGなら相手してくれるかも?
って、やんジーも、ちょいワルGGも、お断りだよね、たぶん^^;

で、50代男性にしてみれば『GG=ジジイ』の仲間入りなんてしたくない、一緒にしないでくれ、と思っているかも。

※関連記事
「若さを武器にパパ活」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-25


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6月22日追記。

「不快犯化する女たち」
https://togetter.com/li/1121596より

まあ、要するに今回の事件は女性読者ターゲットの雑誌なのに、女性の気持ちに寄り添えず、反感を買ってしまったということだな^^;

ただVOCEという雑誌は「おバカでいい、カワイイが正義」の価値観を持つようで・・・^^;
以下、VOCEについてのコメントを転載。

【そう言えば、十数年前、“容姿で目をひかないオンナはガリ勉するしか脳がなく、薬剤師やら教師やら資格職に進む”という趣旨の記事を載せていたのもVOCEだったな…ヘアサロンでたまたま見かけて立腹したの思い出した…全く変わってないな】

おそろしく古い価値観に囚われているVOCE・・・へえ、十数年前からある雑誌なのか・・・^^;

VOCEは、いかに男にモテるか、男に気に入られるにはどうしたらいいか、いい条件の男性と結婚するにはどうしたらいいか、モテを意識した雑誌なんだろう。
ならば「女の価値は若さ」「30代後半は男性にとってはお呼びではない」と現実的なことを言うのは当然のこと。実際、婚活市場ではそうだろう。無責任に夢をもたせるほうが罪。

女性読者が、自分に合った雑誌を選べばいい。男に媚びるなんて嫌だ、という女性はVOCEを買わなければいいのだ。

ま、今は、恋愛・婚活市場で勝負するか、地道に自分で稼ぐことを選び勉強するか、いろんな道がある。
結婚するしかなかった昔に較べたら、恵まれた時代になったのじゃ。

※関連記事
「何も持たない女の子には『若さ=女の価値』が救いになる?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-10


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6月20日
追記その5。

へえ、VOCEって以前も問題を起こしていたんだね。

「講談社が盗撮と人権蹂躙」
http://hagex.hatenadiary.jp/entry/20060515/p1

撮影禁止の執事カフェ店内を盗撮、その上、雑誌に無断で客が映っている写真掲載。しかも小馬鹿にしたような内容の記事。

店側は抗議したものの、編集部側は悪びれない様子で謝罪の意思がない旨の回答だったという。
・・・なるほど見下し体質は昔からあったということか^^;

以下、VOCEに盗撮された店側のこの件についてのコメント、一部転載。

【上述の無断掲載を知るにあたり、直ちに当該編集部へ問い合わせを行いました。その結果、先方の担当者からは「何か問題がありましたか」と、悪びれない様子で、謝罪の意思もない旨の回答を頂きました。その後、同編集長とも折衝致しましたが、何ら回答がなく、私どもとしましては、この雑誌は、常識も倫理観もないゴシップ誌であると結論付けました。

過日の盗撮・無断掲載に関するご報告(Swallowtailのサイトより)】

転載終わり。

謝罪してないとは驚いた。見下し体質はずっと前からあったのだな。

今回の「30後半の女に市場価値はない」の記事についての謝罪は、購買読者が減ると困るから行っただけだろう。
編集部の本音は『バカじゃね? BBAに価値なしは当然だろ、アンチエイジングに励もうが、女は歳をとったら終わりなんだよ、こっちは雑誌を売るためにお前らバカ女を利用しているだけだ』と思っているかもしれんの。

だって撮影禁止の店を盗撮し、無断で客が移っている写真を載せ、小馬鹿にした記事を書き、店側から抗議されても謝罪しないなんて、オレ様体質もいいところ。
講談社に入社できた高学歴エリートが集まった編集部はきっと内心ではVOCE女性読者をバカにしていることだろう。

↓ただ、男性視点で立つと、こういう意見もある。

「VOCE炎上の一件で思う・ダブスタもいいところ」
https://matome.naver.jp/odai/2149796893518178401

ま、恋愛や結婚はお互いの品定めの場所であり、市場価値が問われるのも当然で、モノ扱いをするなというほうが甘い考えなのかも。

イケメンの高収入(稼ぐ力がある=頭がいい・コミュ力などさまざまな能力がある)と若い美人(卵子が若いから余裕を持って産める)が恋愛・婚活市場でがんばり、結婚し、子孫を残し、それ以外は淘汰でいいんじゃね?

うむ、差別って人間の質を上げるのに必要かも。
え? ナチス思想? そうだね。平和にナチス。選別は誰もがやっていること。


追記その4。

VOCE炎上記事を書いたライターさん(恋愛プロデューサ)の方、以前にもVOCEサイトでこういった記事を書いていたのだな。(だから、炎上するとは思ってなかったんだろうな。だって以前のこの記事も同じような内容だもの)

「トランプ氏よりエグい・日本人男性の考える35歳賞味期限説」
http://i-voce.jp/feed/5133/

一部転載。
【「紹介したい子がいるんだけど」「いくつ?」「36歳」「あームリムリ。その年齢じゃ恋愛対象にならないよ。せめて35歳以下にして……」これ、筆者が実際に日本人の男性と何回も交わしたことがあるやりとりです】

まあ、けどバブル時代は、結婚するなら女は30歳まで、だったし、もっと昔は25歳まで。女はクリスマスケーキだと、堂々と言われていたっけ。

それにバブル時代は、結婚したい男性への条件に「3高」(高収入・高学歴・高身長)という言葉もあった。だから、男性も結婚したい女の条件に「若さと美」「家事能力」を求めた。お互い様でもあるのだ。

ま、結婚したい人は20歳になったら婚活を始めれば、と思う。結婚して幸せになれるかどうかは分からないけれど。そういやあ「旦那デスノート」(夫の死を願う妻のSNS)が話題になっているようじゃの。


ところで・・・
ああ、そうじゃった、そうじゃった。小説「これも何かの縁」の紹介を忘れていた。ちょうどこの件とリンクするテーマだったのに。

そう、この小説の登場人物に、世間の美の基準から外れた福田みすずがお見合いをするのだが・・・。

29歳の福田みすず。劣等感にまみれながらも、イケメンだけど要介護の親を持った条件の悪い相手との縁談を受けてしまう。

そして同じ職場の、恋多き独身アラフォー美人・小林和江のことをちらっと意識する。
婚活市場であれば、ブスだけど若い自分のほうが上位なのでは、と。

そして世間の呪いに惑わされるのじゃが・・・
最終的に、呪いから解放されるというお話。

結婚できた者=勝者にはしていない。
ご興味持った方はぜひ。

※短編連作小説「これも何かの縁」より。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
あらすじ→フェミニスト・福田みすずに縁談が。そのお相手は・・・。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
あらすじ→見合い相手のイケメンの家へ行くことに。意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
※あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。


なお、短編連作小説「~縁」の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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追記その3。

男性陣の意見。
『女だって、平気で年収1000万のブサメンと、年収500万のイケメン、どっちを選ぶ?っていうようなことを平気で話題にしているよね。なのに、この程度のことで怒るわけ?』

たしかに。

ただ『年増の美人と若いブス、どっちを選ぶ?』を女性誌がやってしまったから、炎上してしまったんだよな。

女性誌は女性の味方、女性の気持ちに寄り添ってくれる・・・と女性含め読者側が勘違いしていたのだ。
女性誌が客層の女性をバカにしてしまったのだ。

これ、男性誌なら炎上しなかったかも?


追記その2。

ちなみにVOCEを炎上させた記事を書いたライターの方は、38歳、恋愛プロデューサ・・・を名乗っているらしい。(独身かしら?)https://twitter.com/miina_sasaki/status/876683156669083648

れ、恋愛プロデューサか・・・^^;
商売、大変そうだね。この手の商売敵、たくさんいそうだし。

いやいや、もはや恋愛も商売の道具。
まあ、人をランク付けし、モノとして品定めするのが今時の恋愛だから、『市場価値』という言葉が使われるのは無理もない。

で、実際に女の価値は美と若さは世間の本音でもあるだろう。恋愛プロデューサのこのライターさんもそう感じたから、ああいう記事を書いたのだろう。

いや、でもご自分も38歳・アラフォーということで、自分の女としての価値はゼロだと認めているのかな?
女としての価値がゼロなのに・・・恋愛プロデューサなのか・・・。

それとも既婚者で、結婚できた自分は女としての価値はないけれど勝者だと考えているのか?

穿った見方をしてしまうと、おそらく自分の価値をゼロとは思ってないだろう。じゃなければ恋愛プロデューサなんて恥ずかしくて名乗れない。

つまり、自分は特別。なにせ自分は恋愛に励む女の子たちを指導する立場なのだから。

けれど普通の女性の価値は若さしかない、と見下してしまった。そして美人かブスか、その単純な基準で女を見る・・・女性が女性をバカにする典型的な例。

いやあ、恋愛市場・婚活市場はほんと厳しいね。
年々価値が落ちるのに、その市場で取引するのは、精神的にも不健康になる気が。焦るだけで、ちっとも楽しくないのでは、と。

うん、恋愛や結婚から身を引く若者が増えているの、わかる気がするよ。
見下し見下され、底意地悪さも垣間見られる、あまりにえげつなくて、人間性を奪いわれかねない世界だもの。


追記その1。

「女の価値は若さと美だけ」としたVOCE炎上の件で。

ま、考えてみれば「美しくなければならない」「若さを保とう、アンチエイジングをがんばろう」と美に関連する商品を売りつけるのが、こういったメディアの仕事だからなあ。

で、美しくないもの・若さを保てないものを見下し、「ああならないようにしよう」とコンプレックスを煽って商売。上手いねえ^^;

「美しくないと不幸になるよ、ババアになると不幸になるよ」と脅して、ビジネス――呪いが効く日本では、こういった脅しビジネスって割と有効なのかも。

なので、本当は『多様な価値観』などあっては困るのだ。ビジネス・商売の邪魔になるから。

メディアが『価値』を作り上げる。その力を手放したくはないだろうな。

「ちょい悪ジジ」の岸田氏も産経新聞インタビュー記事でこう言っていた。
「(流行に)乗せられる側ではなく、自分も仕掛ける側に回りたい」と。

だから、ついつい傲慢になってしまうのだろう。
自分たちが価値を作り、不特定多数を導いていく上の立場だと勘違いしてしまうのかもしれない。

そして自分たちが作り上げる価値観に背く者を「ああなってはいけない、惨め、かわいそう」と巧妙に見下し、「不幸になるよ」と脅し、呪いをかけて、商売して儲ける。えぐいの~♪


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6月19日本文。

産経新聞で編集者・岸田一郎氏が取り上げられていた。お爺さんの雑誌「GG」を創刊するとかで。
ああ、そういえば昔『ちょい悪オヤジ』ってあったな。今度は『ちょい悪ジジ』か。

で、その岸田氏のポストセブンに載ったインタビュー記事が炎上したらしいの^^;

「焼き肉食べながら女性の尻をツンツン・そんな"ちょいワルジジ" には正直ドン引きします」
http://www.huffingtonpost.jp/aya-ikuta/choiwarujiji_12035_b_17049022.html

まあ、実際に尻を触ったら、痴漢だよな^^;
この際、どうせならツンツンではなく、パフパフまで挑戦してほしいよな。もちろん捕まる覚悟で。

岸田氏、きっと今までセクハラしていたんだろうな。本人は親しみを示しただけという感覚だろうけれど。

ところで岸田氏の写真見たら・・・あら、ほんとうにお爺さん・・・だ。
「モテの方法、教えて~お爺さん」 とついアルプス少女ハイジの歌を口ずさみそうになちまったぜ。

いや、いいんじゃないですか、捕まらない程度にエロ爺さんを目指すということで。
※「GG」っていうとイオンのGGカードが思い浮かな。

ただ、雑誌は「これがカッコいいですよ」と見立て紹介し、モテたいお爺さんがその通りのファッションしたりしてきたら・・・いやあ、カッコいいですかね?

ま、街中のナンパでは若者に負けてしまうから、場所を美術館に替え、伝説のエロ爺さんを目指してほしいぜ。裸婦像・裸婦画もきっと生温かく見守ってくれることじゃろう。

けど、ひとつだけ気になることが・・・。
ターゲットはバブル時代に派手に遊んだ50代~60代の富裕層の男性ということだけど、もちろん既婚者が多いと思う。で、既婚者なのにモテを目指すわけだけど、当然、奥さんもボーイフレンドを持ったり、男遊びすることを許すよね?

バブル世代の奥さんがモテを目指すのはちっともおかしくない。何しろ恋愛至上主義の影響を受けまくって生きてきただろうからね。富裕層のダンナを持つ奥さんならアンチエイジングに勤しみ、そこそこ美も保っているだろう。

奥さんの男遊びを許し、夫婦そろってモテを目指す。ちょい悪を目指す。いいねえ。

って・・・まさか「オレの女遊びはいいけど、妻の男遊びはダメ」なんて器の小さいことは言わないよね。

え? ババアはモテない? 女の価値は若さ。女は20代まで。
なので、ババアな妻のことは心配ではない、やれるもんならやってみろ・・・という声が聞こえてきそうじゃの。

そう、やっぱり女の価値は若さ。そして美。
女の価値はそれだけ。

ついに女性誌VOCEもそんな本音記事を漏らしてしまったようじゃ。
(ま、ワシは女性誌読まないので、この炎上話題でVOCAの存在を知った)

もちろん、VOCEツイッターは炎上。
編集部は謝罪に追い込まれてしまったようだけど。

どんなことが書かれていたのか、ここに載っている。
https://twitter.com/alohamode/status/876648834679455745

【女の市場価値はいくつまで?「男は普通の27歳と美人の33歳、どっちと付き合いたい?」
独身を謳歌しているうちに、周囲はどんどん結婚していき、いつの間にか合コンにも呼ばれなくなる……。こんな展開、怖いですよね】

【ブスな22歳、普通な27歳、美人の32歳、つきあうなら?】
【普通の27歳、美人の33歳、つきあうならどっち?】
【ブスな27歳、美人の37歳、つきあうならどっち?】

いやあ、すげえな、おつきあいするのに、ブスか美人か、年齢。それしか選ぶ基準がないようで・・・。

うん、恋愛・結婚市場は若い美女ががんばればいいと思うよ。ブスとババアは退散退散。そんな市場にいたら、たぶん不幸になる。ほかの道を行こうぜ。

女をモノ扱いするのは何も恋愛工学だけではない。女性ターゲットの雑誌も、人間扱いしないことが分かった。記事を書いたのも女性だ。女性が女性をモノ扱いし、顔と年齢でしか価値を測らない。でも、それは世の本音だからだろう。

この呪いは強固だよな。

もちろん炎上した=批判が殺到したということで、そんな価値観にNOを言う人もたくさんいたということなのだけど。

それでも「女の価値は容姿と年齢だけ」という呪いも生き続けるんだろうな。そんな品評される市場からはトンずらするが一番かも。


さて、もう一つ話題。
これが↓ツイッターで話題になっていたそうで・・・。けどネタは2014年のログ。

「ラブホテルを使っている男はモテない・はあちゅうが教える社会人デートの常識・非常識」
http://logmi.jp/36031

それに対する男性側からのコメント。
https://twitter.com/yuu_alpha_male/status/875350786619752448より転載。

【「社会人でラブホ使う男はダサい」という言説がタイムラインを賑わせてるけど、こんなんほざくのは中途半端に男の基準が上がった売れ残りアラサー女子だから、全く気にする必要無いね。 ストナンしてれば幾らでも素直なアラツー女子と出会えるから、捻くれて糞みたいなアラサー女子は不要なのだよ】


ま、ここでも「BBAに価値なし、不要」と言われてしまっている^^;

けど、たしかに男性からしたら「何様?」だよな。
ワシが男だったら、そんな女子とつきあうの面倒。

本当に好きなら、ラブホテルでもシティホテルでもどちらでもいいんじゃね? 逆にそういうことが気になるってことは、さほど好きじゃないということなんじゃ? 

ああ、そうか『モテること』って、相手が『自分の好みかどうか』が大事で、『自分が好きかどうか』は大事ではないんだ。

好み(このみ)と好き(すき)、この差は大きいかも。

ちなみに「~縁」の理沙ちんと静也君は倹約家。
つきあっている時から結婚が視野に入っていたので、将来のために余計なことにお金を使いたくなかったしエッチは、自分の部屋で行っていた(という裏設定じゃ)。ホテルなんて勿体ない。どこであろうと二人でゆっくりエッチできる場所であれば、それでいいじゃないか。
・・・と、こういう価値観も二人はピッタリだったようじゃの。

IMG_20160824_0002.jpg

なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


まあ、それはともかくとして・・・
はあちゅうさんは炎上をこのように捉えているようだ。

「炎上は時代のツボを突いているから燃える」
http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/011100116/032900006/?n_cid=nbpwol_twbn

抜粋転載。

【3年後に誰かの記憶に残る言葉を使いたい】
【スタンスを明確にできない人は、良い発信者にはなれない】
【ネットの世界できれいに生きていくことは不可能】
【強い言葉は、人が持っている不満を吐き出させる】

たしかに、おとなしい言葉・発言はつまらない。
刺さるから面白いんだよな。


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日本版カースト2  [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

ある種の人たちってレベル分け・ランク付けが好きだねえ^^;

ま、ランク付けしたりして、人を見下すことで自分の不遇が慰められるのであれば、見下し見下されという生き方も仕方ないのかも、と最近、思う。

まずはこの記事を紹介しよう。

「新カースト制度・日本人を年収、職業で12階層に分けてみた」
http://ebloger.net/class-system/

違う階層とは、価値観が合わないし、同じ階層内でつきあうが、一番平和に過ごせる気がする。同じ価値観を持っていることが多いだろうから。

というか、違う階層の人と末永くつきあうのは難しいんだろうな。

同格、同じ階層の人間を求めるのが、人づきあいのデフォ。
感覚や価値観の違う人間とつきあっても、視野が広くなるなどプラスになることは少なく、大抵はマイナスに作用する。お互いに不快な思い、つまらない思いをするだけ。現実はそうだ。

生活習慣、価値観、考え方がまるで違う人たちと一緒のコミュニティにいても、トラブル続きで、上手くいかないことのほうが多いだろう。

だから、人は『違う価値観を持つ者』に対し、警戒し、マイナス評価を与えるのだな。
自分や自分が属するコミュニティを脅かす存在として、忌み嫌う。

社会を平和に運営していくには、不特定多数と違う価値観を持つ人間など邪魔なだけである。
だから同調圧力があるのだな。

ま、特に日本人は周りの目を気にする、周りから幸せに思われたい、嫌われたくない民族性(共同作業で生きてきた農耕民族の所為かな?)を持つので、同調圧力(呪い)をかけやすい。

同じ価値観を持った人間のコミュニティは安心。擦り合わせも可能。そう大きなもめ事に発展しない。
息苦しさと引き換えに平和を得ているのかもしれない。

もちろん、中には、その価値観に合わせることができず、病んでしまったり、最悪、自殺へ追い込まれる場合もあるだろうけれど。

なので上野千鶴子氏の「社会の害になりそうな人間(オタク)は平和に滅んでほしい=子孫は残さず、再生産せず、淘汰されてほしい」も仕方ない考え方なのかもしれない。(キモオタのワシも淘汰される側の人間じゃ^^;)

自分が理解できないもの・価値観が違うもの=嫌悪するものを「害」と見なす。人間、そんなものだ。

その代わり、上野氏は、ヘイトスピーチした人や差別発言した人を「ナチスやヒトラー呼ばわり」資格がなくなったわけだが・・・
上野氏に限らず、リべサヨの人たちはなぜか「自分も差別している自覚」がないようで、そこがリべサヨが不信感持たれている理由のひとつなんだろうな。

※関連記事
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「日本版カースト3」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-08-03
「オタクは滅んでいってほしい・上野千鶴子氏のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


おっと話がずれてきたので、元に戻そう。
階層と人づきあいについて。

つきあいってそれなりにお金と時間をとられてしまう。
特に上の階層の人たちは時間にシビア。無駄な時間は使いたくないはず。

ワシは、彼らの時間を消費させるに値する価値はないので、早々に退散じゃの^^;

上層の人たちは、税金もたくさん納めてくれている社会にとってとても有益な人たちだ。その人の邪魔をしてはいかん。時間泥棒をするなどとんでもないこと。
下層に位置するワシのような人間は、せめて上層の人たちの迷惑をかけないようにしたいものじゃ。

いや、皮肉っているんじゃないよ。
だって、上層の人=税金をたくさん納めてくれる人たちがいるからこそ、社会の経済が回り、インフラが整えられこの日本を少しでも住みやすい社会にしてくれているのだ。(海外のほかの国に較べたら日本ははるかにいい)

社会保障制度もなんとか維持され、下層のワシはその恩恵に預かっているわけだ。
下層の人間は、もっと上層の人間に感謝してもいいのではないかとさえ思う。

そんな自分はがんばって上層へ行きたいとはさほど思っていない。疲れるし^^;
ま、そもそも自分がどの階層か気にならないし、いろんなランク付け・レベル分けがあるんだろう。ワシは最下層でいいぜ。気楽だし^^;

人づきあいでは・・・レベルや階層よりも、話があうかどうか、おもしろいかどうか、それだけ。
あとは金銭感覚が同じかどうか。(なので同じ階層の人間とつきあうのが一番心地よいとなるのかもしれぬ)

で、自分にとって「不快だな」と思ったヤツとはできるだけ距離を取り、関わらない。これが一番の解決法だよね。仕事関係だと難しいけど、とにかく逃げることを考えよう。

もち、自分も相手にとって不愉快な存在であることも多々あるだろうから、そこも重々気をつけないと。
その加減を見極めるのも、コミュニケーション能力のひとつかもしれないの~。

IMG_20141224_0004.jpg

短編連作小説「これも何かの縁」の主人公・四条静也と理沙夫妻も、人間関係を築くのが苦手。二人の世界で自己完結しているので、ほかの人間とつきあうのが面倒でもあるのだ。

それが如実に出たお話はこちら。

「面倒な年賀状」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-01
※あらすじ→微妙な問題をはらむ子どもの写真付き年賀状。やはり問題が起きてしまった。新生児の初正月について雑学あり。

「鬼は外・心の中に棲む鬼」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-08
※あらすじ→年賀状事件からその後、静也は相変わらず女性陣と距離を置いていたが・・・。節分・豆まきの由来・歴史など雑学満載。


ちなみに・・・
四条夫妻は役所勤めの地方公務員。夫婦共働きなので世帯収入は中流の上の階層に入るのかしら。

けど、家は賃貸なのか、社宅なのか、持ち家なのか、ローンがあるのかでも違ってくるし、扶養家族が何人いるのかでも違ってくる。

生活コストがどれくらいかかるのか、人それぞれ。
単純に収入だけで豊かさ=経済的余裕は量れないかも。

四条夫妻は賃貸だけど・・・そこそこ豊かな暮らしができている。ブランドにも興味ないし、クルマも持ってないし、その代わり、食事にちょっとお金をかけて、お値段高くても健康にいいものを選んでいる。たまには、ウナギやトロの刺身を食べて、プチ贅沢を楽しんでいる。

てなわけで食費=エンゲル係数は高めなんだけど・・・こういう場合のエンゲル係数って貧しさの指標になるのか?

また、四条夫妻にはおつきあいするような友だちはいない。よって、交際費用も発生しないし、そういったおつきあいに時間をとられることもない。

で、子は一人だけど・・・子はそれ以上は持たないと決めている。(物語上にはそんな話は出てこないけど・・・つまり裏設定ね)
それ以上持てば、時間的にも経済的にも体力的にも余裕がなくなる。余裕がなくなれば家族の間もギスギスしてしまうだろう。

四条夫妻は、家族愛があれば何でもできる、などという根性論は嫌いなのだ^^;
『兄弟姉妹がいたほうがいい』かもしれないが、家族の余裕をなくすほどの価値はない、と判断している。

そういったコストを抑えた生き方をする四条夫妻は貧しいのか豊かなのか、本当はどの層に属するのか、成功者なのか、ま、単純な階層分けでは分からないのであった。


※そんな四条夫妻の生活が描かれている「~縁」の目次はこちら
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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何も持たない女の子には『若さ=女の価値』が救いになる? [恋愛・婚活・中絶・不倫]

VOCE炎上の件でも触れた「女の価値は若さ」について。
どちらかというと批判的な空気で語ってきたが、あえて全く別の視点で語ってみよう。

そう、若さ至上主義があってこそ、救われる女の子もいるかもしれない。
というか、誰もがある一定期間に持てる平等な武器かも?

稼ぐ力もなく、これといったほかの売りもなく、不美人な何も持たない女の子。

不美人・・・いや、あえてブスという言葉を使おう。
そう、ブスでも若くさえあれば、若いコを好む中年男性との恋愛や結婚のチャンスがあるかもしれない。

そういった『若さ至上主義を利用する女の子たち』や『若いコを好む男性たち』がいても、それはそれでいいのだ。

ブスやババア=30代以上は嫌だという男性もいる代わりに、ブサメンは嫌だ、デブは嫌だ、チビは嫌だ、ハゲは嫌だ、という女性もいることだろう。

日本男性のほとんどが「BBA(30代から上)は嫌だ」と言っているなら、それも仕方ないことなのだ。

女性だって、自分の好みや価値観を批判されたくないだろ?

「女の価値は若さ」という価値観を嫌悪する女性が、「若い子がいい。まずは若さ」という価値観の男性とつきあっても上手く行くはずもない。

なので、「若いコがいい」という男性は己が何歳であろうが堂々と若い20代の子を狙ってほしい。

それに『若さ至上主義』は、何も持たない若い女性がある一定期間、恩恵を受けられるのだ。ある意味、平等だ。(男性から見たら、ずるいと思うだろうが^^;)

その恩恵にありつき、結婚できれば、その後、若さを失い『女としての価値』はゼロになったとしても、そもそも不倫はしてはいけないことになっているのだから『女としての価値』など関係なくなるし、子を持てば母として子ども優先の生活になるだろう。

若いコが大好きな夫が「妻は女ではない」として、外で若いコと浮気したとしても、法律が妻の座を守ってくれる。夫が「オレは若いコがいい。BBAなお前とは離婚したい」と言っても、そう簡単に離婚は成立しない。
夫が不倫をしようが、お金さえもらえればそれでいいと割り切れば、案外、幸せにやっていけるかも?

「そんなの間違っている」「そんな結婚は不幸だ」と言ったところで、「間違っているかどうか」「不幸かどうか」他人が決めることではないかも。

傍から見ていて「幸せそうには思えないから、自分は違う生き方をしよう」と思うだけだ。

ま、反対に・・・若さを武器に結婚できたほうは「結婚できた私のほうが幸せ」「夫はATMの役割を果たしてくれている。それ以上は望まない、浮気くらいかまわない」「望みが高いと、いつまでも結婚できず、BBAになるよ」「BBAな未婚者はかわいそう、幸せそうに見えない」「へんなプライド何か捨てて、若いうちに勝負すればよかったのに」と思っているかもしれない。

で、男からしてみれば『若さが武器になるって、女はいいよなあ』とうらやましく思っているかもしれない。

それを女性差別だと批判しても仕方ない。

結局、個人個人がどう思うか、どういう価値観を持つかだろうな。
他人の価値観を批判したり、嫌悪感を持つのは自由だけど、他者に「その価値観を変えろ」と強制はできないのだ。

若さ至上主義の男との恋愛・結婚は嫌だ、そんな男と一緒になっても不幸になる、と思うのならば、20代で婚活に励むことはないし、年を取ることに怯える必要もない。

また恋愛市場や婚活市場以外であれば「30代から上はNO。30後半は価値ゼロ」という場はあまりない。なので恋愛市場や婚活市場から撤退し、そういった出会いは運や縁にお任せという生き方のほうが、疲れなくて済むかもしれない。

ま、無理に結婚しようとは思わず、独身を楽しむ生き方を目指す方が良いのではないだろうか。


ということで小説「これも何かの縁」の紹介じゃ^^;

そう、この小説の登場人物に、世間の美の基準から外れた福田みすずがお見合いをするのだが・・・。

29歳の福田みすず。劣等感にまみれながらも、イケメンだけど要介護の親を持った条件の悪い相手との縁談を受けてしまう。

そして同じ職場の、恋多き独身アラフォー美人・小林和江のことをちらっと意識する。
婚活市場であれば、ブスだけどかろうじてまだ20代の若い自分のほうが上位なのでは、と。

こうして福田みすずは世間の呪いに惑わされるのじゃが・・・
最終的に、呪いから解放されるというお話。

結婚できた者=勝者にはしていない。ご興味持った方はぜひ。

※短編連作小説「これも何かの縁」より。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
あらすじ→フェミニスト・福田みすずに縁談が。そのお相手は・・・。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
あらすじ→見合い相手のイケメンの家へ行くことに。意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。


なお、短編連作小説「~縁」の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28

・・・・・・・・・・
さて、もうちょい語ってみる。

いつまちゃん氏のツイートより。
https://twitter.com/1256hima/status/877735964667396096

【「女は7割の男を生理的に気持ち悪いと思ってる」って聞いたんだけど、確かに生物学的に考えても多方面に種付けの出来る男と違って女はリスク背負って1人の子しか孕めないわけで、良い遺伝子を残すため合わない異性を積極的に避けるよう出来てるんだと思う。ただしイケメンに限るも冗談のようで真理】

うむ、気持ち悪がられる男性も劣等感を持つことはないようじゃ^^;
だって7割、そう思われているらしいから。

男はたくさんの女性とやりたいから、ストライクゾーンはある程度広いのだろうけど、女性は狭いということだ。出産は命がけなので、『いい男』を選びたいじゃろう。

ただ、人間は社会的動物でもあるなので、本能の赴くままに行動する人はごく僅か。
今現在の日本は一夫一婦制なので、男性側も、遊びならばストライクゾーンは広いが、責任が伴う結婚となると厳しく選別することになる。

ま、男性陣も女性の容姿を見るが、これからは女性も大いに男性の容姿を気にするかも。昔のように、結婚するしか生きる道がない時代ではなくなったので。

社会が豊かになっていけば、人はますます美を求めるようになるのかもしれないの。
今まで女性にだけ美を求められてきたけど、男性も求められる。

いやあ、今の思春期の子も自分の容姿に敏感で、やはり容姿が世間が良しとする基準から外れていると、相当に影を落とすようじゃ。ブサメンやブス遺伝子は困る、と思う男女は増えていくかも。

ま、いいんじゃないかな。
ブサイク=社会が決める美の価値基準から外れた遺伝子を持つ者は淘汰されていくのも。

そこで・・・反出生主義の人の考えも紹介しておこう。

https://twitter.com/hachapin2/status/875195099679830017
【「生きていればいいことがある」なんてのは当たり前で、問題は一つの「いいこと」に対して万の苦しみがあるということ。「いいこと」は一瞬で去っていくのに対して苦しみは延々と纏わりついてくるということ。「いいこと」の大半はまやかしであるのに対して苦しみは確固たる現実であるということ】


・・・まあ、もうちょいポジティブに捉えてみよう。
子を持たないということは、子育てに使うエネルギー(時間・お金など)は莫大だけど、そのエネルギーをほかのことに使えるわけだ。

子育ての失敗は許されないけど(社会がそういう風潮だ)、そのほかの失敗は一部の仕事を除き、そうたいしたことではない。たいていリカバリー可能だ。リセットもできる。気楽ではないか。

ところで、イケメン・・・というか好みって、人によってけっこう違うかもよ。

ワシの場合、いわゆるジャニーズ系やきれいな顔をした男性には全く魅かれない。
そう、ワシの中の理想的イケメンは、お笑いタレントの勝俣さんじゃの。

※関連記事
「女の価値は若さVOCE炎上・エッチする場所」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19


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小出恵介美人局疑惑と生活保護受給者 [ゲス事件・ゲス話題]

6月21日追記。

「生活保護の実態に非難殺到」
http://khmertvhd.com/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%A7%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%90%E4%B8%87%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%85%8B%E3%81%AB/

生活保護受給者・・・勝ち組だね。
負け組は、安く使われ搾取されているごく一般の中間層の人たち。


「外国人の生活保護問題」
http://www.moeruasia.net/archives/49450836.html

群馬県大泉町の人口15%が外国人。
けれどトラブルは当然として、税金滞納したあげく海外へトンずら、大泉町の生活保護受給者の25%を外国人が占める。
いずれ破たんするな。いつまで続ける気だろう、外国人への生活保護。

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家庭を持つか持たないか・夫にしたいドラゴンボールキャラは? [家族・夫婦・子育て・子なし]

父の日。
おお、心暖まる写真の数々じゃの。妻の出産に立ち会い、我が子の誕生に感激しまくるパパたち。

「お父さんになる瞬間」
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/17/dads-in-the-delivery-room_n_17179110.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

短編連作小説「これも何かの縁」でも、主人公・四条静也もパパになり、そこそこ幸せに暮らしておる。

そこでパパになった時や、パパ生活が描かれている何編かを紹介しよう。

「封印された過去」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-2
※あらすじ→ついに理沙に赤ちゃんが生まれた。昔を振り返る静也。イジメと暴力・静也の児童養護施設時代。無痛分娩についてのうんちくあり。

「面倒な年賀状」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-01
※あらすじ→微妙な問題をはらむ子どもの写真付き年賀状。やはり問題が起きてしまった。新生児の初正月について雑学あり。

「祝・お誕生日」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-04
※あらすじ→涼也1歳の誕生日。日本には赤ちゃんの将来を占う『選び取り』という風習があったようで。

「仲良しホッペ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-15
※あらすじ→涼也に頬ずりしたら泣かれてしまった静也は男ながらにスベスベホッペを目指す。


では現実のお話を。

そう、バブル世代から上だと・・・こんなパパさんもいたりする。

「立ち会うのは時間の無駄、自分が傍にいても何もできることないし、医師にお任せ。それより仕事仕事。生まれたら連絡ちょうだい」と無駄なことが嫌いな人。

中には仕事ではなく、ゴルフに行ってしまう人も。これはもっと上の世代。妻の出産は妻の仕事で、自分は関係ないという価値観。昔はこういう男性、けっこういたと聞く。

そして、妻の出産を・・・「見たくない」「自分には無理」「気持ち悪い」という人も。

「立ち会ったら、もう妻を女として見れなくなる」というのも、あるだろうな。

今ならこんなこと公言したら非難轟々だけど、この「気持ち悪い」という感覚も分からないわけではない。

ただ、そういう人はパパにはならないほうがいいかもしれない。いや、非難しているんじゃないよ。正直な本当の気持ちを押し殺し、ウソをつくことはない。
その正直な気持ちが、あなたの本性なわけだから、家庭を持つと、かえって不幸になるのではないかと思うだけだ。

合う、合わないってあるよね。家庭と持つ、持たないも、そうだと思う。皆が皆、家庭を持つのが当然とは思えない。

今の若い男性だって、皆が皆、『子どもの誕生の瞬間を見たい』わけじゃないだろうな。
「気持ち悪い」「いつ生まれるか分からないのにつきあうのは疲れるし面倒、億劫」と思う人もいるだろう。
けど、それを表だって言うと非難轟々、冷血人間扱いされるので言わないだけだ。

「気持ち悪い」という感覚はどうしようもない。
でも、これは極めて強い『拒否感情』でもある。その拒否感情をずっと奥さんにもち続けたまま一緒に暮らすのは、お互い不幸。

出産の立会いが面倒なのも、時間の無駄に思うのも分かる。
けど家庭は面倒なものだし、無駄なこともしなくてはならないだろう。

だから、こういう人は結婚しない=家庭を持たないほうが(父にならないほうが)いいと思う。
そのほうが幸せな人生を送れる気がする。

もち、妻となる女性の中に「あなたはお仕事だけがんばって。自由にしてもらってかまわない。お金だけ運んでくれるだけでいい」という人もいるかもしれないが。

ああ、そういえば・・・
ドラゴンボール(テレビアニメ版)では・・・修行に誘うゴクウに、ベジータが「ブルマの出産の時、傍にいたい」とお断りした時、ゴクウは不思議そうに「おめえが産むわけじゃないのに」というようなことを言う場面があったとか。

ベジータ、変わったよな。このシーンに多くのドラゴンボールファン女子は萌えたことじゃろう。

それに比べてゴクウは・・・そーいや、家庭をほったらかして、自分の好きに生きているよな。しかも仕事もしていない=稼いでいないし。

え? それでもゴクウは家族に愛されているじゃないかって? 
それは漫画だからじゃ。

つうか、ドラゴンボールキャラの中で夫にするなら誰がいいか・・・オタク女子の間で人気あるのは、ゴハンやトランクスだ。

そう、こんな感じ。
ゴハン>トランクス>>>>>>>>ベジータ>>>越えられない壁>>>ゴクウ

やっぱ家庭を大事にしているか、していないか、だよな。
ゴハンは実際に家族作って真面目にやっているから、その安定感・実績が、トランクスよりちょい上にきたという感じ。
ところでベジータ、お仕事ちゃんとすれば、もっと上に行くんじゃないか。

ま、容姿に目をつぶれば、クリリンもいいよね。18号、幸せそうだし。
ああ、ピッコロや天津飯も家族を大事にしそうだな。でもヤムチャは・・・う~ん・・・不倫しそう。

ヤムチャなハヤシとしては残念じゃが・・・。ヤムチャはやめておけ、と思う。
そう、ヤムチャは亀仙人のじっちゃんのように生涯独身でエロを極めてほしい。(じっちゃん、独身だよな?)

おっと、つい下らないことを語ってしまった・・・現実の話に戻ろう。

明治安田生命によると『2013年度と2016年度の男女の結婚願望を調査した結果、3年前に比べて20代男性で67%から39% 、同じく20代女性で82%から59%へと大幅にダウン』ということを、前記事にも書いたが・・・。

家庭幻想を持つことなく、子育ての大変さ、発達障害のリスクなどを知って、自分に合った生き方を考える人が増えたのではないか、と思う。

「育てる自信ない、子はなしでもいいか」という思いが、結婚願望の低さにつながっているのかも。
子育てのあまりの負担・大変さに腰が引ける人が増えるのも無理はない。

安易に「なんとかなる」とも思わないほうがいい。
相当の覚悟が必要だろうな。仕事ならやめることができるが、子育ては途中で放棄するわけにはいかない。もちろん最終的に児童養護施設に預けるという手段はあるにしても。

あとは経済的理由だな。
今の時代、老後を子どもに面倒をみてもらおう、頼ろうと考えてはいけないという価値観が主流。

けれど経済的余裕も持てない中、子を育て、学校の勉強では心許ないので塾にも行かせ、できれば大学まで行かせ、さらに自分の老後のための資金を貯めるのは不可能。

ならば、子どもはあきらめ、自分の後始末は自分でできるようにしておこう、と考える人もいるだろう。

ま、それでも結婚したい人=家庭(子ども)をもちたい人も当然いるわけで・・・

婚活市場で勝負するんなら、女性は33歳まで、男性は43歳まで、なんだとか。
https://dot.asahi.com/wa/2017061400030.html

バブル時代は女は婚活(お見合い)するなら29歳までが基本だったからなあ。

で、わりと「仕事を取るか、結婚=家庭を取るか」の二択だった。両立目指す人はスーパーウーマンとして話題にはなったが、ごくごく少数。その両立も結局はぽしゃり、仕事を辞めて家庭に入るケースが大半。

ただ早いうちから、どちらかを選んでいたわけで、最初から結婚を選んだ人はほぼ結婚できている気がする。

女子は短大へ行くケースが多く、4年制よりも短大の方が偏差値が高かったりした時代。
結婚したい女子は20歳で就職し、24・25歳くらいで寿退社を目指していた。

クリスマスケーキという言葉もまだ残っていて、女は25歳過ぎたら価値が落ちることを自覚していた時代だ。
もち、フェミ運動も活発で、それに反発する人もいたけれど。

どうしても結婚したい人は20代でお見合い(今でいう婚活)をした。20代後半はもう崖っぷちということで妥協婚も受け入れていた人も多かったのではないだろうか。

仕事を選んだ人は、結婚は「できればしたいけど、できなくてもいい」という感じの人が多い気がする。わりとマイペース。周囲が「結婚できなくてかわいそう」と思うだけで、本人はさほどでもなかったりする。ただ「独身でも私は幸せ」と言っちゃうと、『負け惜しみ』と捉えられてしまうので、表向き「結婚できなくてかわいそうな私ということにしておきましょう」といった感じで、人生をエンジョイしているふうに見える。

そこへ、こんなグラフを見つけた。

「40代独身・既婚・男女の自己肯定・自己有能感のグラフ」
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2017051500015_3

既婚者って自己有能感が低いんだな・・・。自己肯定感は高いけど。
要するに社会の価値観では「既婚者>未婚者」なので、自己肯定感だけは高くなるんだな。

ま、日本人って全体的に自己有能感・肯定感って低いのかもね。

何にせよ、世間の価値観に惑わされることなく、本当に自分に合った生き方を選べた人はさほど不幸にならずに済むのではと思った。


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イクメンも大変? 父の日と紫陽花 [家族・夫婦・子育て・子なし]

6月13日追記。

本文のほうで紹介した藤沢数希氏と山口真由氏の対談の続き。

「どんな美女が相手でも僕が結婚したくない理由」
http://www.gentosha.jp/articles/-/8011

社会的圧力を受けず、自分のやりたいように生きる、という藤沢氏。さすが。

一方、山口氏のほうは、自分で「幸せだなあ」と感じることより、周りから「幸せそうだなあ」と見られることが気になるようで・・・。
世間が良しとする価値観の呪いにかかりそう。

そんな山口さんはこうも言っている。
【結婚している人を見ると、「少なくともこの世界に一人は『この人と家庭を作りたい』と思った人がいるんだ」と思い、この相手はある程度真っ当な人なのではないかという信頼感を抱ける】

つまり、山口さんの価値観は『既婚者>未婚者』になってしまい、既婚者は未婚者より上、未婚者をマイナスに見てしまう・・・呪いを作る側にもまわっているのだな。

で当然、この価値観『既婚者>未婚者』は女性にもかかってしまうのだ。既婚者は真っ当で、未婚者はそうではない、と。
そしてそれは「子を育てている人は真っ当」で、「そうでない人は人間としていかがなものか」という価値観も生む。

山口さんのような海外で暮らしたことがあり、いろんな価値観を知っているはずの人でもそう思わされてしまうのだから、強固な呪いだよな。

結局、周囲のことが気になるか、気にならないかの違いだな。
見栄を張る、マウンティング、他人の不幸は蜜の味も、そういうところから来るんだろうな。

でも、こうして「結婚したくない」と断言するビジネス・仕事における勝ち組・成功者の男性(藤沢氏ほか、ホリエモンもそうだよね)が増えると、世間を支配する強固なこの価値観は崩れていくだろう。
おそらく一般男性(男性にとってビジネス・仕事における成功者は憧れの存在だ)が影響を受け始め、社会の空気が変わっていく気がする。

・・・・・・・・・・
6月11日本文。

もうすぐ父の日じゃの~ということで・・・
短編連作小説「これも何かの縁」では36編目「漫画編集者・梅雨のある日」にて父の日もテーマにしておる。
ご興味持った方は↓こちらへ。

「漫画編集者・梅雨のある日」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-08
※あらすじ→さりな元夫、漫画編集者で沢田文雄の担当でもある浅野仁の話。ついにあの長山春香も登場。


この頃、子どもを抱っこしたり、自転車に乗せて走っているお父さん、けっこう見かけるよな。
微笑ましい光景じゃ。

短編連作小説「これも何かの縁」の主人公・四条静也もそんなパパのうちの一人。
家族にも積極的に関わろうとする・家族第一の良き家庭人。

ちょっと昔は、あまりなかった。
子を抱っこしているのはお母さんばかりだった。隣にお父さんがいても。

でも、筋力あるんだから、お父さんが抱っこすればいい、と思う。

浅野仁と違い・・・四条静也のパパぶりが垣間見える一編はこちらにて。(劇中の季節は秋だけど)

「仲良しホッペ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-15
※あらすじ→涼也に頬ずりしたら泣かれてしまった静也は男ながらにスベスベホッペを目指す。


あ、そうだ、もういっちょ、6月の物語として「~縁」より、これも紹介しておこう。

「梅雨の休日と和菓子」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-27
※あらすじ→静也と理沙の中学時代の出会いとは。和菓子の日、夏越しの祓、ドクダミ湯の紹介。


物語ではドクダミ草をネタにしたけれど、やっぱ梅雨の花といえば、紫陽花。
白から赤や青に、そして紫に花の色を変えていく・・・別名『七変化』。心変わり、無節操に通じるということで、昔はあまり良く思われなかった花だという。

産経新聞(6月9日)によると・・・紫陽花の色が変わるのは、細胞に老廃物がたまるせい、つまり老化が原因らしい。

年齢を重ねても、別の魅力があると思わせてくれる紫陽花。
うむ、なかなかいい花ではないか。けれど若さ至上主義の社会では「そんなの関係ねえ」かもしれないが^^;

おっと、話を「~縁」の「浅野仁」に戻そう。

仕事人間で良き家庭人になれなかった浅野。もち、こういう生き方もあり。
ただ、娘のえりなと距離を置いていることについては、「親失格」とマイナス評価になってしまうだろうけれど。

浅野もあまりよく考えずに結婚してしまい、結婚後、自分は結婚に向かない人間だったと悟るのだ。人間、失敗はつきもの。
後は生まれてしまった子への責任をどうとるのかだよな。

浅野の場合、離婚後も養育費は払うものの、娘の面会は望んでいない。父として失格。
それでもうすい縁でつながれているので、将来はまたどうなるかは分からない。

とまあ、浅野の場合はすんなり離婚ができ、養育費を払うことで、とりあえず解決したけれど・・・

現実世界では・・・妻が子どもを連れて出てしまい、しかし離婚には応じず、婚姻費用だけ求められ、泣きを見ている男性も割といるようだ。

https://twitter.com/changejapan1192
↑夫側の主張のみだけど・・・妻からDV受けていた夫の主張は認められず、逆に夫側がDVしたということで、夫側がどんなに証拠をそろえようと裁判官は無視。妻は子どもを連れ去り、しかし婚姻費用だけは求めてくる。

その婚姻費用について・・・藤沢氏と、弁護士の山口真由氏の対談記事はこちら。

「結婚した瞬間、夫婦の財布は法律的にひとつになる」
http://www.gentosha.jp/articles/-/8007

これを読むと、稼ぎ手=主に男性にとって結婚はリスク・損と思わされてしまうけれど。

ただ・・・女性は出産・育児で、どうしても『稼ぐ』という行為から離れざるを得ない場合も多々あり・・・
そのことを男性側も理解した上で、その女性と本当に結婚したいのかを考え、判断すればいいのではと。

いやあ、家庭を営むって難しく、これも限られた人にしか合わない生き方なのでは、と思ってしまった。特に男性は。

ま、お金を稼ぐ代わりに自由にさせてほしい、という男性は、ATM扱いしてくれる「亭主元気で留守がいい」という女性のほうが合っていそう^^;
「一緒に家庭を築きたい」という女性とは合わないだろう。

子どもはほしいけど、かといって子どもの面倒をみるのはイヤ(=つまり母親と同じくらいに子どもの世話をし、子どもの相手をすることはできない、したくない。気が向いた時だけ関わりたい)であり、『子ども優先』の生き方はできないという男性、けっこう多い気がする。

家庭を持った場合、いろんなことを我慢し、いろんな要求をされるだろうから、家庭=子を持つことが本当に自分に合った生き方なのか、周囲に惑わされず、よくよく考えたほうがいいかも。

ちなみに、ワシは法律婚も事実婚もどっちもあり、という考えじゃが・・・
事実婚は事実婚で問題ありそうじゃの。

法律婚と違い、『家庭』から逃げることが簡単なわけだ。

子どもが障害児だった場合など、逃げてしまう男性はけっこういるかも。法律婚でさえ、子どもが障害児だった場合、健常児のいる家庭に較べ、離婚率は6倍だという。多くは母親が障害児を引き取る。

なので「事実婚でいい」という女性は少ないかも。子どもに何か問題があった場合、「養育費だけ払うから、あとの面倒はよろしく」と逃げられるのは避けたい。

やっぱ父となる夫には、お金以外にもいろいろと協力してほしいだろう。子育てはそれだけ大変な仕事で、お金だけで解決しない問題がたくさん。
もちろん、お金だって必要なんだけど。

事実婚を求めてくる男性は『覚悟が足りない=子を持つ資格はない=家庭を築くのにふさわしくない』と判断されるかも。

もちろん「お金だけでいい」という割り切っている女性もいるかもしれない。
夫はお金だけ運んでくれればいいと、ATM役以外は期待しない人もけっこういそうだ^^;

何はともあれ、家庭を築くこと(子どもを持つこと)って、男女共に相当な覚悟が求められるよな。

↓良き家庭人でありたいという男性もなかなか大変そう。

「<イクメン>上司にも妻にも責められる男たちの苦悩」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000028-mai-bus_all

育児の厳しさを知る上でも角田光代の「坂の途中の家」はお勧め。




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タグ:結婚 離婚 育児

天皇制・皇族・皇室について [社会・歴史問題]

2017年8月23日追記。

ふと思った。

公務をあんまりしないご静養ばかりの皇太子さま・・・もしや『働き過ぎの日本国民』に心を痛められ、『民よ、もっと怠けよ。もっと遊べ。金がなくなったら生活保護に頼れ。労働を尊ぶことはない。我に続け』と日本国民にメッセージを送られているのかもしれぬ。

ちなみに、女性皇族たちも嫁ぐ時、1億円くらいの金がないと品位が保てないらしいから、お金のない人は品がなくてかまわないということ。

仕事をせず国の税金使って優雅に暮らしている皇太子さま。
一般国民もそんな皇太子さまをお手本にしよう。ぬくぬくとできるだけラクして生きよう。で、国に寄生して、なんとか甘い汁を吸おう。立派に生きることなどない。

後に天皇におなりになる皇太子さまは、そのように日本国民を導いていきたいのじゃろう。

・・・・・・・・・・
8月22日追記。

毎年、8月15日をまたいでご静養に行く皇太子一家。(去年のみ16日からだった)
今年も実行。(31日にお帰りという、長い長いご静養)

で、そのご静養から16日におかえりになったかと思えば、また21日からご静養・・・さすがに呆れ果てる。

ろくに仕事=公務もしないで、ご静養ばっかり。
ただ、そこに生まれただけで、ろくに働きもせずに日本国の税金で優雅な暮らしができるご身分。

けれど世襲制のため、この怠け者といっていい皇太子が天皇の位に就き、日本国の象徴となるのか・・・。
つくづく思う。天皇制はもう今の時代に合わないのでは?

テレビではこういった批判はできないのだろう。ただただ褒め称えるだけ。北朝鮮と同じ。さすがに気持ち悪い。


※呆れ果てるくらいに皇太子の少なすぎる公務

平成29年7月からの内容はこちらを参照。
http://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/2?quarter=201703

ほか、↓こちらから、今までどれだけの公務をしてきたのかが分かる。
http://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/top/2


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ゲスいこの世を生きるには [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは我らが藤沢数希氏の名言を集めたツイッターを紹介。
https://twitter.com/kinyu_nikki_bot

↑なるほど、と思わされることがたくさん。人生、生き方にお悩みの方、ご参考に。

うむ、ワシがなぜ藤沢数希氏に注目しているかというと、世間を支配している価値観をひっくり返すような考えを提示してくれることがあるからだ。(ホリエモン、ちきりんさんも同じにおいがする)

「友だちはいなくてもいい」というのも、そのひとつ。
そして、恋愛をゲームと言い切り、恋愛にさほど価値を見出していないのも、なかなかに勇気がいる新しい考え方だ。が、これを言うと、必ず「さびしい人。カワイそうな人」と揶揄されるし、「愛を知らない人」などと見下される。

もちろん、女性をモノ化して捉えているので、そこは共感しづらいが・・・
けど、非モテ・恋愛弱者にとっては「恋愛はゲーム=価値はさほどにない」という考えは救いになるだろう。

藤沢氏は、結婚にも価値を見出していない。ホリエモンもそうだよね。
まあ、これは昔から一部フェミニストもそうだったけど。

ちなみに、ワシ含め周りの者もなぜかほとんど未婚者、あるいは離婚して独身者。既婚者でも子なしが多い。あえて子どもを作らない生き方を選ぶ。楽器演奏者・楽器を練習する自由な時間がどうしても必要な者にとっては結婚・子を持つことは二の足を踏んでしまう。
あとは恋愛至上主義者であるがために、恋愛結婚にこだわり、婚期を逃したケースか・・・いや、ほんと独身者だらけなのだ。つまり「妥協してまで結婚する価値を見出せない者」が多い。

まあ、それはともかくとして・・・
藤沢氏もホリエモンもちきりんさんも成功者。で、割と冷徹な現実主義者だ。

そんな遠い世界の成功者の言葉など響かないという方は↓こちらに共感するかも?

https://twitter.com/hachapin2/status/872017525705515008より転載。

【私は、働いてない人間は「家庭に寄生してる」とは思わないけどね。勝手に誕生させといて賃金奴隷になれだなんて、そんな非道な要求が通るわけない。私自身、これからも「働かなくて申し訳ない」などと思うことはないだろう】

https://twitter.com/atyraupavlodar/status/872066621019492353より転載。

【「不幸は積極的で幸福は消極的」とはよく言ったものだ。飢えだとか、乾きだとか、困窮だとか、不幸は私が何もしていなくとも彼のほうから引っ切り無しに迫りくる。一方幸福はといえば苦痛を忍んで努力してやっと手に入るかどうかといったところ。いくら骨を折りながら追求しても報われるとは限らない】

【働くことは苦痛。なのでその苦痛から逃れるために働きたくないのは当然なのだが、なんと働かなくとも金がなくなり後に苦痛ににじり寄られるのよ。どうやら生きてる限り苦痛続きらしいのでさっさとこの世から去りたいんですが、自殺もまた苦痛というふざけたクソゲーなんだよ人生は。まさに八方塞がり】

https://twitter.com/kuginnya/status/871948066273861632より転載。

【「幸せ」とは即ち「苦痛を免れている事」なのだと思う。安全な場所で眠れる。十分に食事が取れる。衣服を着ていられる。社会に貢献できている。ひとりぼっちじゃない。 結局、この世は苦痛が全ての前提にあって、そこからどれだけ逃げられるかが豊かさの象徴なのだろう。酷い話だ】

https://twitter.com/Antinatalismbot/status/872005856417652736より転載。

【自分が生きている世界は辛いことがいっぱいで人にお勧めできるようなところじゃない 自分が感じてきた不幸や絶望を生まれてくるのかもわからない我が子に背負わせたくない 自分の今までの行いが遺伝することも考慮して、子を作るのは止そうという考えに至った】

転載終わり。

これに反論できる人っている? きれいごとなしで。

そんなワシは↓ここのツイートをチェックしている。なるほど、たしかにそうだよな、と割と共感するところが多い。

「反出生主義」
https://twitter.com/Antinatalismbot


そうじゃのお・・・
ワシはわりと今は楽しく過ごしているし、恵まれているほうだと思う一方で、今の世間様からは浮いているし・・・あと、これから直面しないとならないのだろう老いからくる劣化=認知機能の低下、体の機能の低下、病苦などなど、死までどれくらい辛い思いをするのか、そういった人生におけるマイナス面と天秤にかけると、どうもマイナス面が勝ってしまう^^;

ただただ運が良かったと思うのは、世間一般の価値観が支配する社会から距離を置けていたことだ。ワシが身を置いていたのはピアノ界だったり、漫画界だったり、かなり特殊な世界だ。

もし、世間一般の価値観が支配する普通の会社などに就職していたら、一般の人たちとのおつきあいに疲弊し、浮きに浮きまくり、「自分はなんてダメなんだ、生きている価値なし」と劣等感を肥大させ、今はきっと不幸のどん底だったかもしれん。

もう一度、生まれ変わりたいかと訊かれたら、ご免こうむる^^;

仏教では、生まれ変わることではなく、無になることが最高の救い、と捉えているらしいが、まさにそう。

ならば、最初から生まれないほうが嫌な思いや苦痛を味合わなくていい、とも言えてしまう。
なのでこの非出生主義・反出生主義の考えに共感してしまうのかもしれない。


あと・・・これも紹介しておこうかの。

ちきりんさんの記事。「生むということ」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20070213

・・・ホント、大変なことだよな。もちろん、その後、育てることも。

そうそう、今、角田光代の「坂の途中の家」を読んでいるところだが、これはぜひ男性にも読んでもらいたい小説だ。
いかに育児が大変で、母親が疲弊し、追い詰められているかが心に迫ってくる作品である。



世間では子どもを産み育てることを尊い、素敵なこと、人間として当然ということになっているけれど、もしかして、そういうことにしておかないと、産んで育てる人が少なくなってしまうから、と穿った見方さえしてしまう。

もちろん、子育てで人生充実、幸せを感じる人もたくさんいるだろうが、やはり子育てに悩み、内心では産まなきゃよかったと後悔している人もいるだろう。ただ公には声に出せない。それをしたら周りから非難轟々、親失格どころか、人間失格扱いされるから。

で、子どもは必ずしも「産んでくれてありがとう」とは思わないかも^^;
上記で紹介したように「勝手に産みやがって」「生まれたくなかった」と思う子もいるだろう。この世の価値観にそぐわず、自分はダメ人間だと劣等感のみ抱え、あまり幸福感が得られず、苦痛ばかり味わっていると、そういう思考に陥るのも無理はない。

子育ては女性に大きく負担となるが、多くの人=皆が当たり前にやっているのだから、ということで・・・口では「大変だね」と言いつつ、内心は軽く見ている人(男性)も多い気がする。

だからだろう、無痛分娩が日本ではあまり広がっていない。未だに「お腹を痛めて苦しい思いをして産んでこそ云々」の価値観が支配しているからだろう。まるでラクして産んではいけないと言っているかのよう。
実は日本社会が未だ『それくらい我慢しろ』『当たり前』とお産を軽く見ているから、無痛分娩ひとつとっても、広がらないのだろう。

※無痛分娩については、短編連作小説「これも何かの縁」より「封印された過去」で話題にした。

「封印された過去」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-2
あらすじ→イジメと暴力・静也の児童養護施設時代。無痛分娩についてのうんちくあり。


※ほか、「五月晴れの動物園」「孤独と幸福の狭間で」では育児で疲弊するママ・福田さりな、四条理沙を描いている。

「五月晴れの動物園」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-08
あらすじ→福田みすずの美人妹さりなの話。自立って何? 離婚・元夫について語る。

「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。

まあ、何はともあれ・・・
世間が良しとする生き方は立派ではあるが、幸せは担保してくれないかも。

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ぼっちは嫌・ピアノが超上手な茨城中3女子生徒が自殺 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

6月5日追記。

「ピティナ」「中島菜保子」の検索ワードで、当ブログへ訪問される方が割といたので・・・
「中島さんとピティナ、関係あるのか?」と私もさっそく調べてみた。

ちなみに、ピティナとは『全日本ピアノ指導者協会』のことで、アマチュア含めレベル別に分けたピアノコンクールをよく開催している。

私はそのピティナのサイトで、2003年から2011年までショパンの漫画「ショパン物語」を連載していた。
ピティナとはそんなつながりがある。

※「ショパン物語」はこちら。http://www.piano.or.jp/report/01cmp/c_chopin/archive.html

で、中島さんのことだが・・・ああ、あった、あった・・・そうかあ、ピティナっ子だったのか・・・。ピアノ、幼いころから本当にがんばっていたんだな。
http://www.piano.or.jp/compe/result/2013/honsen/mozart18.html
http://www.piano.or.jp/compe/result/archive/2007.html
http://www.piano.or.jp/compe/result/2012/honsen/7101.html

だとしたら、ショパン物語、読んでくれたこともあったのかもなあ、そんなことを思ってしまった。

・・・・・・・・・・
6月4日追記その2。

ちょっと気になったこと。

2016年3月にも、すでにこの中島さんのいじめ自殺問題はネットで取り沙汰されていたようだ。
https://www.logsoku.com/r/2ch.sc/newsplus/1458171711/

この時点では、中島さんはご両親含め名前も顔写真も公にはされていなかった。日記の内容も差し障りのないごくごく一部分しか公表されてなかったようだ。

なので当時の掲示板の皆の意見を読んでみると・・・今の雰囲気とはまるで違う。

「自殺したほうも弱すぎ」「自殺したほうに同情してはいけない」「いじめで自殺とは情けない」といった感想も見られる。

でも、すでに「ガラス破損事件」のことは出てきていたんだな。この書き込みから、掲示板の空気が少し変わる。が、自殺したほうもいかがなものか、という空気は残ったままだ。今ほどに、いじめっ子への攻撃、中島さんへの同情はない。

やはり、実名公表、写真公表、日記の内容公表は大きいものがあったのだな。
学校側はあくまで隠そうとしていたようだし。当初、自殺ということも知らされてなかったみたい。

実情を知っている者とされる書き込みを転載しておこう。

以下転載。

【事件後、イジメはなかったとし、生徒にも自殺の事実を隠していた。
当然保護者会などひらかれず。

そのうち、実は自殺だと広まった。

女の子の親は教育熱心だった。また、ピアノを習わせていて、かなり上手だったらしい。

周囲は、こんなことを噂した。
「母親の躾が厳しく、親子関係もうまくいっていなかったせいで自殺したらしい」

女の子の両親は、学校に何度も調査と保護者会の開催をお願いした。
ただ学校側は、調査したがイジメはなかった、の一点張り。

そんな中、両親は女の子の日記を見つけた。
イジメの事実が、実名で書いてあった。

両親は再度学校に説明会の開催を迫るが、学校側は、3年生を静かに卒業させてあげたいと拒否。

両親は、個人で署名活動を行った。
かなりの数を集めた。

結果、やむなく学校側は保護者会を開くことを決め、生徒を通じ、保護者会のお知らせを出した。
保護者会の開催は翌日だった。
学校側の、なるべく出席者の数を減らしたいという目論見だった。

実際にはやってない女の子をガラス割りの犯人と決めつけた女教師は体調を理由に休んでおり、保護者会にももちろん出席しなかった】

転載終わり。

今、加害者へのバッシングがすごいが、これは中島さんのご両親の所為ではない。
イジメのことを隠そうとし、認めなかった学校側が今の事態を招いたのだ。

この2016年3月の時点できちんと調査し、イジメを認め、加害者たちに中島さんのご両親へ謝罪させていれば、ここまで公にならなかっただろう。

中島さんのご両親、地元でどのような空気に晒されているんだろうか。
嫌がらせ、誹謗中傷、脅迫もあるかもしれない。けれど応援する人たちもたくさんいることだろう。

加害者たちはまだ謝罪していないんだろう?


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・・・・・・・・・・
6月4日追記。

なぜ、中島さんはその素行が悪いとされる加害者たちと同じグループに入ってしまったのか、ほかに友だちがいなかったのか・・・この年頃の女子の『グループ』の呪縛について語ってみたい。

学校のクラス内で一度、グループを形成してしまうと、そこから抜けることは厳しい。他のグループへ移ることは、まあほとんどないと言っていい。

そしてグループ外の子が、関わりを持つこともなくなる。たとえ中島さんの様子に異変を感じても、中島さんに積極的に関わろうとする子はいなかったと思われる。
中島さんもほかのグループの子たちとは関わらない、そういう暗黙のルールみたいなものが出来上がってしまうのが、この年頃の女子の習性かもしれない。

グループを抜けて、別のグループに入るというのは、本当に難しい。

では中島さんがなぜそんな『自分に合わない、抜けたほうがいいようなグループ』に入ることになったのか・・・。

別の『元同級生らしき人』(こちらはクラスが同じのようだ)の話は以下の通り。

以下、編集転載。

【被害者(中島さん)が加害者たちと関わらなければいけなかった理由は、いじめ加害者のうちの一人が一時期仲良くしていた友人達と仲が良かったから。被害者だけがクラス替えで2年の時に仲の良かった人達と離され、孤立は嫌だとつるむようになった】

そして、イジメが始まったきっかけは・・・
教室内で中島さんが加害者の彼氏と隣の席になり、その彼氏が中島さんに親切だったことから嫌がらせが始まったという。

グループ内での孤立は耐え難かったのだろう。それはクラス中からハブられるのと同じこと、つまり「ぼっち」になってしまうということだ。

今の世間の価値観・・・「ぼっちは恥ずかしい、ぼっちは寂しい、ぼっちはかわいそう」という呪いが蔓延している。
女子中学生にとって、ぼっちは耐え難い、死に値するほどに恥ずかしく、避けたいことだったのかもしれない。

その感覚は分かる気がする。

ワシもクラス替えの度に、必死こいて、友だちをつくり、とりあえずどこかのグループに入らなければ、とストレスを感じていた。4月に勝負。その期間を外すと大変なことになる。出来上がってしまったグループに後から入ることは難しい。

中島さんもクラス替えによって2年生の時の友だちと引き離され、心細かっただろう。早くどこかのグループに入って落ち着きたい・・・なので、その縁を頼り、中島さんに合わない『素行が良くない者がいるグループ』に入ってしまった・・・あり得る話だと思った。

そういえば、漫画家・コラムニストのカレー沢薫氏も・・・いつも教室で一人でいただけで、担任教師がカレー沢さんに友だちがいないことを心配し、家庭訪問されてしまったとエッセイで書かれていた。

それくらい「つるむ友だちがいないこと」「独りでいること」というのは問題視される。「あってはいけないこと」のようだ。

が、その考え・その価値観こそ子どもを追い詰める、とワシは思う。

社会が「ぼっちは恥ずかしい、友だちがいない奴はダメ人間」という価値観をなくしていかないと、こういった悲劇はまた起きるだろう。

しかし・・・
産経新聞(6月4日)では『万引き高齢者6割が独身』とタイトルをつけた記事を載せ、「独身=独り=悪」という印象操作を行っていた。
そう、よくよく記事を読んでみると、都内で摘発された65歳以上のたった【56人】を調査しただけだ。たったの56人だ。しかも6割が独身(死別、離婚、未婚者)ということは、4割は独身者ではないということ。独身であることと万引きは関係なさそうだ。なのに、独身=孤独であることが万引き=犯罪を誘発させるかのような内容だった。

そう、社会は独りであることを【悪・不幸】としたい。
こうして「ぼっち=悪・不幸・=避けるべきこと」という価値観はずっと強固に世間を支配し続ける。

ぼっちにならないように・・・クラス替えの度にストレスを感じながら友だちをさがし、グループを形成するものの・・・合わなくてもガマンしてそこに居続けなくてはならない・・・こうして一度入ってしまったグループからはじかれないように、虐められても我慢する子どもはたくさんいるのだろうな。

そして、その我慢が限界に達し、心を病んだり、最悪、死へ追い込まれる。

独り=ぼっち=悪。
それは、ピアニストになりたいという夢をも凌駕する呪いとなり、中島さんの命を奪った・・・。

学校のシステムを変えると共に、この価値観を変えないと、いつまでもこういった悲劇は続く・・・そう思った。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23


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6月3日追記その2。

クラスは違うけど中島さんと元同級生だという人の意見を聞いた。

その元同級生の話によると、中島さんはその加害者たちと同じグループに入っており、特にクラス全体から弾かれていたというわけではなさそうだ。
ただ、その元同級生は中島さんと同じクラスではなかったので詳細は分からないとのこと。担任教師についても同様。
だが、学校全体の雰囲気についてはこう述べている。

以下、中島さんの元同級生のコメント、編集転載。

『学校環境自体も、不良生徒をろくに指導せずむしろ特別扱いしていて、無法地帯だったと思います』
『ここで悪いのは不良生徒ではなく、変に特別扱いしていた教師だと思います。それが学校の雰囲気につながっていたと思います』

転載終わり。

私の勝手な憶測だが、不良生徒の親はモンペでもあり、教師は面倒を回避するため、不良生徒を厳しく指導することができなかったのでは・・・。
話し合い不可なヤクザのような親御さんもいるだろう。ただでさえ、過重労働を強いられる教師には大きな負担だ。

この中学校、2012年にも男子生徒の自殺者を出しているそうだ。

学校運営、システムを根本的に見直すべきだろう。
まずはクラス編成をもっと考えるべきだ。おとなしい子を、素行が悪い子と一緒のクラスにするべきではない。
お互いをできるだけ離すようにすること。おとなしい子を守るための現実的手段だ。

いろんな人たちとの交流が大事、話し合えば分かり合える、素行の悪い子への差別につながる、そんなの教育ではない、などという『理想論・きれいごと』が、おとなしい子を死に追いやるのだ。

きれいごとこそ不幸を招く。
『理想』に、おとなしい子を犠牲にするほどの価値があるとは思えない。


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6月3日追記。

憶測・ウワサの域を出ていないが、気になったことを記しておこう。

ネットでは、「加害者らがガラスを割ったのに、それを中島さんがやったということにされて、担任がそれを鵜呑みにし、やっていないと言う中島さんに割ったガラスの清掃をさせ、両親に通報した」「その晩、中島さんは自殺した」という話が流れている。

そんなところに、こういった記事を見つけた。

http://blogos.com/article/216355/より転載。
【学校でガラスを破損するトラブルがあり、教員たちは菜保子さんと、いじめの加害者2人を同列に叱責した。母親に「本当のことが言えるわけがない」と言っていた。その後、ピアノ教室に出かけ、午後9時45分ごろ、帰宅して、自室に入った。午後11時ごろ、母親が菜保子さんが首を吊っているのを発見した】

http://girlschannel.net/topics/1203449/2/より987番、転載。
【被害者が自分の絵が飾ってある4階の廊下へ加害者2人を誘い見に行く。
絵を見た帰りに加害者2人がふざけあう 壁ドン!!
ガラスが割れる (被害者は見ていない)
担任には加害者の1人が白状をし後日弁償。
しかし、担任は連帯責任とし3人に掃除をさせ保護者への連絡をするという。
被害者は連絡しないでほしいと懇願するも聞き入れず。
被害者はかなり動揺し泣きながら帰宅したという】

転載終わり。

中島さんは連帯責任を取らされてしまったようだ。そして担任には、中島さんと加害者は「友だち」「つるんでいる」と見えていたのかもしれない。

加害者も後日、自分がやったとして弁償したそうなので、加害者3人のうち、素行が悪い者、そうではない者、両方いるようだ。(もちろん、これも憶測だが)

しかし「両親へ連絡しないでほしいと懇願」「動揺し泣きながら帰宅した」というところに、あたかも両親はとても厳しかった=家庭に問題があるかのような印象を与える。そんな話が地元では流されてしまっているよう?

でも、ガラス破損の件で、中島さんは母親に「本当のことがいえるわけがない」と語っていたようだ。とすると「自分はガラスを割っていない」と担任に言うことができなかったと、そう受け取れる。

この点は食い違いを見せている。


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6月2日追記。

中島さんが通っていた中学校の情報。
https://www.minkou.jp/junior/school/review/9740/

県内でもいじめが多い学校のようだ。
卒業生の話によると、いじめで自殺者(中島さんのことかな?)が、その次の年は逮捕者が出たとか。
「おすすめしない」「先生は親身になってくれない」という人もいるし。
ただし人によっては「平和で穏やかな学校」「礼儀正しく真面目な生徒がいっぱい」という感想もあり。
なので、酷いイジメを行うのはごくごく一部だろう。評価は人それぞれだ。

ということで・・・
やはり、この話題は多くの人が気になるのか、当ブログでも今までにないアクセス数だ。

私も未だに「なぜ中島さんは自殺するまでに追い込まれたのか」分からず、どんなイジメがあったのか気になっている。ピアノという共通項があるからか、中島さんに肩入れしてしまっているところもある。

教室の空気はどんな感じだったのか? クラス全員にハブられていたのか?
それとも巷で言われている3人の同級生のみに虐められ、ほかの同級生はそうでもなかったのか、友だちが本当にいなかったのか? などなど。

自殺した中島さんは、ピアニストになりたいという夢・希望を持ち、圧倒的な誇れる特技を持ち、おまけに美人。スクールカーストの上位に入る要素を持っている。本来ならクラスから一目置かれる存在だったはず。

そこでこんな記事を見つけた。
http://hisasuke.com/post-8269-8269
http://girlschannel.net/topics/1203449/

中島さんが遺した日記の内容を見る限り、よくある「いじめ」であり、暴力など明らかに常軌を逸した犯罪行為という感じの虐めではなかったようだ。

そこで、この問題を扱った掲示板などで、ほかの人の意見や考えを調べた。
加害者とされる女子同級生がどんな感じの子なのか、邪推の域を出てないし、不確かな情報ではあるが・・・いわゆるヤンキー・不良系・・・素行が良くなさそうな空気を感じた。3人のうち、1人はすでに高校を中退しているとか。

中島さんは2年生までは楽しく学校生活を送られていたようだ。

3年になり、その3人と一緒のクラスになり、お嬢様的な感じがする中島さんは標的にされてしまった・・・のかもしれない。

で、ほかのクラスメイトも、素行が悪そうな連中が怖くて、中島さんを助けることもできず、見て見ぬふりをするしかなかった・・・と、こんな想像をしてしまった。

例え暴力行為がなくても、素行の悪そうな同級生から標的にされ、中島さんにとっては恐ろしかったことだろう。

※教師はどうしていたのか・・・素行の悪い生徒の親はモンペであることも多いだろうから、見て見ぬふりをしてしまった可能性もあるかも? あくまでもイジメ加害者が「素行が悪い生徒」と仮定してのことだが。

素行が悪い生徒が集まる教室・・・そんな学校、休んでしまえばよかったのに、家でピアノの練習して過ごせばよかったのに・・・と無責任に思う一方で、あのブラック企業・電通で過労自殺に追い込まれた「高橋まつりさん」を思い出す。自殺するくらいなら会社を辞めればいいのに、というけれど、それができれば誰も過労死・自殺なんてしない。

それでもとりあえずの解決策は「逃げる」しかない。授業を受ける権利がなくなるのは悔しいけど仕方ない。

が、まだ世間の空気は「不登校=負け組、落ちこぼれ、弱い人(学校生活に耐えられない人が社会で耐えられるはずがない)」であり、親も自分の子が不登校になったら不安で仕方ないだろう。

なので社会が「学校は休んでいい」というメッセージをひたすら送り続けるしかない。

で、暴力行為など明らかな犯罪行為があったら、警察へ行こう。

本当は加害者を登校停止処分にさせられればいいのだけど、それはそれで難しいものがあるのだろう。

ワシは思う。
公立学校のいくつかを、学力別クラス分けにしたほうがいいのではと。

そして、親が公立学校を選べるようにすればいい。

学力別クラス分けによって、成績上位の生徒らが集まる教室は小さなイジメはあるかもしれないが、そこそこ平和かもしれない。多くのクラスメイトは真面目に勉学に励み、素行も悪くはないだろう。
教師も、授業がやりやすい。粒がそろっているから。

これは差別ではなく区別。
真面目な子を守るためだ。

学力別クラス分けは・・・格差が拡大すると反対する人もいるだろうが、勉強できる真面目な子の権利が阻害されないための現実的手段はこれくらいしかない。

あるいはトイレ含め、学校のあらゆるところ死角がないように監視カメラをたくさん設置するか?

いつもイジメ加害者の権利ばかり守られているけど、イジメられる子・真面目な子の権利だって、少しくらい優先してくれてもいいんじゃない?

イジメは決してなくならないのだから。理想論、きれいごとはやめて、現実的に考えないといけないと思う。加害者を優先するのか、被害者を優先するのか、どちらかだ。

教師にはイジメを止める力はない。
中学教師も過重労働が問題になっているし、教師の立場も弱く、教師自身が鬱病になるご時世である。

ちなみに、中島さんが通っていた中学校、3年前にも自殺者を出しているんだって?
これが本当なら異常だ。

親が子どもを守るしかない。

ここでふと短編連作小説「これも何かの縁」に登場した小林和彦・真理子夫妻を思う。

劇中、まさにこれと同じ問題が出てくる。

娘の恵美子はピアノの才能に恵まれ、ピアニストを目指している。
真理子は恵美子の教育に熱心であり、和彦も協力している。

レベルの高い私立小学校に入るつもりだったが、恵美子の病気でお受験が失敗に終わり、近所の公立小学校に行かざるを得なくなるが・・・

そこの学区は児童養護施設があり、問題児もいる学校だったがため、引越しを決意し、別の学区の学校へ娘を通わせようとする。

こういった考えは差別的なのか?
いや・・・この中島さんの件を思うと、小林夫妻の考えも仕方なしである。

多くの教育熱心な親御さんの本音は・・・できれば、素行の悪い子どもとは一緒にさせたくないはずだ。
自分の子どもを守り切れないもの。問題児がいそうな学校に通わせたくない。当然である。

標的にされ、虐められ、自殺に追い込まれたり、あるいは暴行を受け、障害を負わせられたり、最悪、殺されるかもしれない・・・命を取られるかもしれないのである。

小林夫妻がやったことは、娘を守るための当然の考え・リスク回避かもしれない、と今さらながらに思ってしまった。

※「これも何かの縁」より小林和彦・真理子が登場する話はこちらです。

「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
※あらすじ→小林和江の義妹・真理子の思い。和江とは相性が悪い真理子。その専業主婦としての誇りとは。娘の恵美子に抱く夢とは。

「マイノリティ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-10
※あらすじ→和彦VS和江。文雄も無関係でいられなくなり・・・参戦。養護施設の子どもたちを問題視する和彦の考えは差別なのか?


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・・・・・・・・・・
6月1日本文。

いじめ自殺問題が後を絶たないが・・・
茨城中3女子生徒・中島菜保子さんのいじめ自殺について、思うところを語ってみたい。

まずテレビでちょっと聴いただけだが・・・中島さんがピアノの発表会で弾いたという映像が流れ、その腕に「わあ、すごい、中3でショパンエチュードをあそこまで弾けるのか」とびっくりした。音大生並みだ。

※中島さんが弾いていたのは「革命」「大洋」「10-4」

いや、ワシの時代の話じゃが・・・当時、ワシが行っていた東京音楽大学ピアノ専攻の学生で、ショパンエチュードをあの速さで弾ける人はそう多くなかった気がする。(今の東京音楽大学はレベルが上がっていると聞くが)

もちろん、速く弾けるからいいってもんじゃないことは重々承知。
けれどエチュード=練習曲なのだから、求められている速さで弾けることが最低条件となる。

因みに、ワシが中3の頃は・・・モーツアルトのソナタ、チェルニー40番の中盤辺りを、たらたらと弾いていた。
もちろん、求められている速度で弾けない。その程度で音楽専門の道へ行くのか? と今なら笑われてしまうだろう。

ちなみに記事「ぼっち上等、友だちいなくてもいいのでは」でも触れたが、ワシは音高時代から練習室に籠る寮生活となり、チェルニー50番を経て、高2で何とかショパンエチュードに入ることができた。

んが、当時も、中島さんが弾いている速度では弾けず、中島さんの腕に遠く及ばなかった。
音大1年でようやくあの速さで弾けるようになったかな、う~ん・・・という感じだ。

とにかく中島さんのピアノの腕は、そんじょそこいらのピアノを習っている子とはレベルが違う。

当時のうちの音高ならば、ピアノ演奏家コースに入れたはずだ。(ちなみにあの盲目のピアニスト・辻井伸行氏もうちの音高のピアノ演奏家コース出身だ)

ワシはきっと、中島さんに憧れただろうな。

寮生活は暗黒だったが、音高1年の学校生活はそこそこ楽しかった。クラスにピアノ演奏家コースの子がいて、すごく憧れた。彼女たちは、中島さんのようにショパンやリストをバリバリ弾いていたっけ。

当時、やっとベートーベンのソナタを弾かせてもらえていたワシにとって、ショパンやリストの難曲を弾いている『彼女』は崇拝の対象であった。恋にも似た気持ちを抱いた。

彼女と話せるだけで感激。一緒にいてもらえるだけで感激。

もちろん、ピアノ演奏家コースの人たちはクラスの皆からも一目置かれる存在だ。イジメとは無縁。

というわけで、中島さんは容姿もカワイイし(ネットで話題になっている)、今の世間の価値観でいえば超勝ち組だ。ピアノがあそこまで弾けるということは、それなりの教育を受けていた=経済的にも豊かであったはず。

なので、そんな子が自殺に追い込まれるほどにイジメられていたということにびっくり。

小学校や中学校で「イジメられる子」というのは、どちらかというと今の世間の価値観から見て「負け組」=カースト下位に属する子という認識でいたから。

ピアノがあれだけ弾けるという特技を持っていた中島さん(しかも突出している)・・・
私ならぜひぜひ友だちになりたい、いや今だってもし生きていてくれたら、年齢は相当に違うが友だちになりたいぞ・・・。

そんな中島さんは「ぼっちはイヤ」という言葉を日記に残していた。

今もなお、ワシは分からない。
ワシなら、中島さんと友だちになりたい。

クラスに中島さんと友だちになりたい子はいなかったのか? 憧れる子はいなかったのか?

そしてピアニストになりたいという夢をもち、ピアノという夢中になれるものがありながらも、「ぼっちである」という世間のマイナス価値観に負けてしまったこと、そして将来への希望・目標や夢中になれることが自殺の抑止にならなかったことに暗澹たる思いを抱いた。

世間の「友だちがいない奴は人間失格、恥ずかしい、寂しくて惨め」という価値観の強固さを思う。
けれど、夢をもった子供を自殺に追い込むほどに、それは絶対的価値なのか?

中島さんがあそこまでピアノが弾けるということは、相当な時間を練習につぎ込んでいただろう。
今の中学生がどれくらい友だちとの交流に時間を割いているかは分からんが(ラインで相当、時間を食われるのでは?)・・・中島さんは、一人の時間も大切にしていたと思うし、ピアノが弾けることを誇りに思っていただろうが・・・それでも「ぼっちであること」は恥ずかしく、自殺するほどに辛かったのか・・・。

もちろん「集団の中のぼっち」はキツイものがあったのかもしれない。
ワシも中高時代はそうだったから分かるが・・・。

これはもう一種の呪いかもしれない。

それでも・・・中島さん、ネットでピアノ関係のコミュニティに入っていたら、すぐに友だちができただろうに。

ネットはいじめの温床でもあるけれど、一方で、仲間も見つけやすい。

んで、ぼっちでもいいじゃん。
特に学校の教室のような狭い世界じゃ、自分に合う友だちなんて見つからないこともあるだろう。

中島さんの近くには、ピアノをやる子はいなかったんだろうな。
とにかく残念だ。

ワシは世間の「ぼっち」「孤独」「独りであること」を見下し、恥ずかしい・不幸だとし、人間として欠陥扱いする価値観=呪いを嫌悪する。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23


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余談。

さて、この中島さんのいじめ自殺問題が気になり、ネットの反応を検索して見てみた。

気になったのが・・・
「いじめ加害者は、美少女の中島さんをやっかんだブス」という内容のコメントをよく目にし・・・ブス=悪といった空気が垣間見られたことだ。

「美少女の中島さんは本来、勝ち組であり、負け組ブスを見下せる立場だったはずなのに」といったコメントもあったりした。

ちなみに、ワシもどちらかというと虐められっ子のほうだったが、虐めっ子は美人もいたし、ブスもいた。

ただ、ワシの容姿をからかうのは、たいていブスだったな^^;
美人はそれはなかった。

ワシの場合、若い頃は特に瞼が腫れぼったかったので、そういったことをからかわれた。
けど、美人からはからかわれたことは一度もなかった。

ブスは開き直っているのか、人の容姿についてあれこれ言うんだよなあ。(もち、一部ね)
ブス=もちろんこれは今の美の価値基準に照らし合わせてということだが・・・ご自分の容姿に劣等感を持っていただろう・・・その劣等感のはけ口をワシにぶつけていたのかもしれぬの。

なので「ブス・ブサメンは劣等感を抱えている分、内面も難あり、けっこう失礼なヤツが割といる」という意見に、反論できない面もあったりするのだ。事実な面もあるから。


そこでブスネタ、行ってみようか。

「美女は離婚も綺麗にできる。仕事のできる人は労働裁判で揉めない」
http://diamond.jp/articles/-/128372

我らが藤沢数希氏のインタビュー記事。

結婚するにもブスはやめておけっていう話^^;
美女はしつこくないが、ブスは次の男が見つからないので、なかなか別れてくれない、とのこと。

ま、ワシもこの頃、こう思う。
世間様が、女へ求める価値は美と若さなのだから仕方ない。

「それは違う、人間性が大事だ」と言ったところで、世間の価値観と闘って、得することってあまりない。負け犬の遠吠え扱いされ、大抵損をする。

事実、美人はかわいがられるので性格はよく、ブスはかわいがられないので性格が曲がる、ともよく言われる。

※短編連作小説「これも何かの縁」の「嫁き遅れの雛人形」に登場する福田みすずの伯父さんのセリフでもある。
「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2


そうそう、この間、本の整理していたら、うちの父上が買ったのだろう人生指南の本「男の魅力演出ノート」(真野博・昭和57年)が出てきたのじゃが、そこにも、「口説くなら一級品の美女を狙え・ブスは危険と心得よ」と書いてある。

なんでも「ブスはモテないので、しつこい、逃げるのに骨が折れる」とのこと。なのでブスとはつきあってはいかん、遊びでもいかん・・・らしい。

真野氏は・・・「オレなんて美人が相手にしてくれるはずがない」として美人=1級品をあきらめ、2級3級のブスで妥協する男を「みっともない」と切る。ブスを相手にするなど「負け犬と同じ」だと。

真野氏自身、「デートを申し込むときは、とびきり上等の女しか相手にしなかった」という。

で、美人は他にもお誘いがあるから、関係がまずくなっても、簡単に別れることができる・・・らしい。

一方、ブスは「キミだけを後生大事にと考えるから、関係がまずくなった時、ひとあばれもふたあばれもする恐れがある」=「要するにブスは危険」とのこと。

「キミを大事にしよう」というブス女とはつきあってはいけないのだそうだ。
いわゆる、恋愛工学で言うところの「フルコミットは危険、一人へ執着するな」の逆バージョンだな。

執着しそうな「ほかの男にあまりモテなさそうな女」=「君にフルコミットしてくる女はやめておけ。ほかの男にもモテる女=美女を相手にしろ」とのことで・・・「一途な女より、ほかの男の匂いがする女がいい」とも受け取れる。

まあ、なんというか、男として、割と珍しい考えの人だな、とも思った。

いやあ、でも・・・ひとあばれもふたあばれもするって、ストーカー男の方が多いイメージがするけれど。

とにかく、恋愛市場において、執着しそうな非モテは男も女も危険、関わるな、ということのようじゃ。

ま、執着する心が恋愛感情なんじゃないの? とも思うが・・・執着心がストーカーを生むわけで、執着することがいいとは限らない。執着するのもされるのも、どっちかというと不幸になる場合が多い気もする。

一人への執着はリスクが高い。
自分も相手を切るけど、自分も切られることもあり、一人に執着しているとイタイ目に遭う、と考える人、恋愛工学に限らず、昔からあったようじゃの。

そんな真野博氏の経歴は・・・
1931年生まれ。国学院大学卒業。美容師免許を取得、世界美容会議の日本代表として毎年出席。
流暢な英語を話し、司会もこなすテレビでも活躍された人のようじゃ。(ワシは知らんが)
文筆家でもあり、主に『男磨きの人生指南書』を書いていたらしい。

真野氏は・・・英語がしゃべれてアメリカでナンパ、上等(美人)な女しか相手にしない・・・それが男としての自負だったのかもしれぬの^^;

ま、殿方は、妥協せずに、上等(美人)な女をモノにせよ、とのことじゃ。
どっちみち、恋愛に幻想を抱いているとイタイ目に遭いそう^^; 男も女もね。

友だちであれ、彼氏彼女であれ、まずは人間扱いしてくれる人をまず探さねばの。

劣等感をこじらせている人ほど、実は人間扱いしてくれない、何かと人を見下す・・・気もする。

(真野氏も実は劣等感をこじらせていたのでは。昔は今以上に学歴重視で、テレビ界・出版界などは一流大学出身者がゴロゴロいただろうから。なので女性をモノ扱いし、平気で一級品、二級品という言葉を使い、自分は常に選ぶ立場だ、自分は偉い、と思い込みたかったのだろう)

となると、人間扱いしてくれない人・見下す人って、わりといるかもしれないな。
要注意じゃの。

何にせよ、世間の価値観・劣等感と向きあうと、その価値観から外れた者にとっては辛いだろうし、不幸しか生み出さない。

悪けりゃ、劣等感をこじらせイジメ加害者か、あるいは自分には価値がない・生きている意味がないと、辛くなり、自殺に追い込まれる。

友だちがいない『ぼっち』も、ブス・ブサメンも、非モテ・オタクも・・・世間の価値観=劣等感を無視できればいいのだけど、難しそうじゃの。

若者の死因第1位『自殺』・・・
そして若者のサイレントテロと呼ばれる非出生主義(子孫をあえて残さない=自分の性質を引き継ぐと子孫がかわいそう、搾取されるだけ、不幸の連鎖を断ち切りたい)・・・

・・・分かる気がする。

というわけで・・・
小説「これも何かの縁」では、世間が良しとする価値観から弾かれた非モテキャラ、ブスキャラやオタクキャラ=福田みすず、長山春香、沢田文雄が登場するが、なんとかそれぞれ救いの道を見つけさせた。
けれど、世間の価値観からは一歩引き、たとえば恋愛すること、結婚すること、子どもを持つこと、友だちを作ることなどなどから身を引いているのであった。


※短編連作小説「これも何かの縁」より。

沢田文雄の話はこちら。
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
※あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
※あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
※あらすじ→沢田文雄と担当の浅野仁のやりとり。郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。


長山春香の話はこちら。
「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
※あらすじ→壮絶なイジメを経験した漫画家の卵・長山春香の話。四条静也と理沙との接点も明らかになる。

「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
※あらすじ→社会からの爪弾き者の沢田文雄と長山春香、それぞれの視点から。海の日の雑学あり。

「秋の夜長・読書週間」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
※あらすじ→孤独死、上等。死は安らぎ。長山春香にとって遠ざけたいのは人であり世間だった。

「未来を得る・漫画の力」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-17
※あらすじ→長山春香、最終編。沢田文雄の漫画が春香に未来を与える。


福田みすずの話はこちら。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
※あらすじ→フェミニスト・福田みすずに縁談が。そのお相手は・・・。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
※あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
※あらすじ→見合い相手のイケメンの家へ行くことに。意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
※あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。

「それぞれの道・福田みすず」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-21
※あらすじ→小林和江が宣伝していた沢田文雄の漫画を手にするみすず。その内容は・・・!


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ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは? [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

5月25日追記。

まずは、我らが藤沢数希氏のツイート、紹介。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/855759678382276608より転載。

【僕は昔からうすうす友だちは少ないほどいい、いなくてもいい、と思っていたけど、最近、自分の考えがまったく正しかったとますます思うようになったな。友だちとの交友コストは、ほとんどの場合、期待リターンより高いからな】

一般の人は、こういった人間関係を「コスパで計るなんて」と批判的に見るんだろうな。
そしてこういう考えの人を「寂しい人、かわいそうな人、孤独、不幸」とネガティブに捉える。

ただ、この藤沢氏の「友だちは別にいなくてもいい」という考え方に救われる人、意外と多いのではないだろうか。

なので・・・当ブログにてアップしている連作短編小説「これも何かの縁」では、主人公の四条静也と理沙には友だちがいないし、長山春香もそういう設定だ。

特に、長山春香は友だちに裏切られてからは、自分を守るために完全に人と距離を置いている。

簡単に「人を信じる勇気を持て」「傷つくことを恐れるな」とは言えないよな。そう言える人はきっと手痛い裏切りにあったこともなく、人間関係に恵まれた幸運な人なのだ。

そして友だちがいないメリットは・・・四条家でいえば・・・四条静也には友だちがいないからこそ、お付き合いもしなくて済み、家庭最優先という生き方ができるのである。
交際費もいらない。余計なお金を使わなくて済む。なので四条家の経済状況はわりと良かったりするのだ。

高校時代、ハブられていたオタク漫画家の沢田文雄も友人とつきあうよりも我が道を行くこと(漫画道)を優先させた。

それにより沢田はやっと劣等感に苛まれる苦しみから脱したわけだけど・・・もしも、世間の価値観にすり寄り、何とか友達を作ろうと無駄な交際に時間やお金をかけ、漫画道に没頭できなかったから、きっと漫画家にはなれなかっただろう。

※ちなみに連作短編小説「これも何かの縁」の目次はこちらです。
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28
IMG_20141224_0004.jpg

ということで・・・ワシもこう思っておるぞ。

クラスで弾かれても、ハブされても、浮いていても、全然、恥ずかしいことではない。恋人と同じく、真の友人はそう簡単に見つかるものではない。独りでいいのだ。

きっと世間一般の人は「そんなの間違っている、不幸に決まっている、さびしい、かわいそうな人、人間として偏っている、問題だ、人間失格」と蔑むのだろうけれど。

さて、そんな中・・・
『我が道を行くオタク』は自己完結型が多いので、彼氏彼女どころか友だちいなくても、けっこう楽しく過ごせたりする。

ああ、だからオタクは忌み嫌われているのかもしれない。(前にも言ったことあるけれど)
世間が良しとする価値観に背を向けるからね。

かく言うワシも、独りで漫画を描く、ピアノを練習するという生活をしていたし、ゲームではドラクエやクロノにはまり、とにかく独りで遊ぶことが楽しかった。

今はこうして文章を書くことで時間があっという間に過ぎてしまう。自由時間は貴重だ。

友だちがいない、ぼっちだと劣等感に苦しんでいるそこのあなたよ、
彼氏彼女がいないと心配する世間様は、友だちがいないとなるとこれはもう人間として問題だとし、不幸だ、人間失格扱いするが、気にすることはない。

沢田文雄も長山春香も孤独の中で幸せを感じておる。

※短編連作小説「これも何かの縁」より、沢田文雄、長山春香が登場する話はこちら。

「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
あらすじ→壮絶なイジメを経験した漫画家の卵・長山春香の話。四条静也と理沙との接点も明らかになる。

「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
あらすじ→社会からの爪弾き者の沢田文雄と長山春香、それぞれの視点から。海の日の雑学あり。

「秋の夜長・読書週間」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
あらすじ→孤独死、上等。死は安らぎ。長山春香にとって遠ざけたいのは人であり世間だった。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
あらすじ→元いじめっ子のヤンチャな郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。


つくづく思う。世間の価値観に合わせて恋人や友だちを探すよりよりも、夢中になる何かを探したほうがいいと。

友だちがいない、ぼっち・・・それは自由時間が人よりもあるということじゃ。
その時間を自分のために使うのじゃ。時間を人に遣わなくて済むのだから。

そーいや、ワシは何となく浮いていた音高3年時、長い昼休みは誰も来ない特別教室でピアノの練習をしまくっていた。(全ての教室にピアノがある。たいていは縦型だが、グランドを置いている教室もあった)

休みの日、友だちとどこかへ遊びに出かけるということもなかった。うん、3年の時は1度もなかった気がする。
ひたすらピアノの練習である。

ちなみに1、2年の時はそこそこ学校は楽しかったけど・・・
寮では浮いていて、同室の先輩とも上手く行ってなかったので、学校が終わると、ひたすら寮の練習室にこもってピアノを弾くのみの生活じゃった。

そうそう、同級の寮生からこんなことを言われたっけ。
芸能界にまるで興味なく、漫画やアニメが好きなワシに・・・
「漫画とかアニメじゃなくて、もっちトシちゃん(田原俊彦)とか聖子ちゃんに興味持ちなよ」と。

皆と同じ趣味を持て、興味を持て、という今で言う同調圧力。
ま、今の時代でも「皆と会話を合わせる努力をしろ、空気を乱すな」という圧力はあるよね。

けど、ワシの場合、逃げ場が練習室しかなかったことから・・・ピアノの練習をせざるを得ない状況となった。
テレビはないし、PCやスマフォもない時代、やることはピアノの練習しかなかったわけだ。

もしも友だちや先輩と楽しく過ごす寮生活・学校生活を送っていたら、あんなにピアノを練習することはなかっただろう。

音高に入るまで、ピアノの進み具合は相当に遅れていたが、すぐに取り戻せた。

今、考えればラッキーじゃった。環境がそう仕向けてくれた。

10代20代の時間は貴重じゃ。一番、伸びしろがある時代。
無理して、恋人や友だちを探して、さほど楽しくもないのに妥協してつきあったりすることはないのでは?

本当に好きなことや夢中になれることを見つけて、それに取り組んでみたほうがいいかも。
もちろん、それが将来の何かにつながるかは分からないけれど。途中で挫折したり、やっぱり自分に合わなかったりするかもしれないけれど。

自分の場合、ピアノはそこそこ弾けるようにはなっても、お金儲けはできず、マネタイズするのは難しかった^^;

だって、弾ける人は星の数ほどいるから。
ピアノほどコスパが悪いものは、そうない。
基本、自己満足の世界。
経済に重きを置く価値観で測れば、不良債権になる可能性が高く、いわば負け組になる確率が高い^^;

で、練習をよくやる人ほど、変人率が高いかも^^;
プロの演奏家になるわけでもなく、目標は大学を卒業すればいいわけで・・・ならば、ほどほどの練習で充分である。

ワシの場合も・・・遊びもせずに、独り引き籠ってピアノを練習することにエネルギーを費やすなんて、ちょっとおかしい、広い社会を知るべき、視野が狭く世間知らずになってしまう、人間として偏る、とマイナスに見られることが多くなっていった。

(・・・まあ、実際、そうなのだろう。だから音大はお勧めしない)

当時、世間の言う『普通の真っ当な大学生』とは、学業は程ほどに、それよりもバイトに勤しんで社会勉強をし、サークル活動で友だちをたくさん作り、人脈を広げ、授業は要領よくサボり、真面目な子からノートを借りて、試験を潜り抜け・・・先輩との人間関係を大切にし、ためになる情報を得て、効率よく学生生活をこなすこと・・・が良しとされていた気がする。

真面目に授業に出ている者は『要領が悪い=頭が悪い、面白味のない、つまらない人間』とマイナスイメージで見られていた。(ただし理系は別)

真面目に勉強する地味な人は、派手に遊んでいる大学生から単に利用され、陰でバカにされる存在。

真面目という言葉は悪い意味で使われていた。

今だって・・・外に出ずインドア派、友だちも少なく、もちろん彼氏彼女もいない、となれば、それは非リアと呼ばれ、負け扱い。

ま、他者(世間・社会)に自分の価値や意味を求めると、こじらせるよなあ。

だから、世間が良しとする価値観は関係なし。
自分が面白いか面白くないか、快感か不快か、楽しいか楽しくないか・・・自分基準でいくのじゃ。

人にどう見えようが、どう思われようが、気にしないほうがいい・・・と、まあ、これが難しいわけだけど^^;

ただし、世間=他者を完全無視すると、生活できないから、そこは程ほどに。

生活できる程度には他者に気を遣い、あとは基本、他人は関係なし、自己完結しようぜ。(オタクは得意だよね。こういうの)

自己承認欲は、何も恋人や友だちの存在で満たさなくてもいい。
逆に、恋人や友だちで自己承認欲を満たそうとするほうが、不幸への入り口となってしまう危険性があるかも。

つうわけで友人はいてもいなくてもどちらでもいい、ということじゃ。
仲間がいれば儲けもの、ラッキー、そのくらいに思っておけばいいのでは、と。


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タグ:オタク

若さを武器にパパ活・婚活は20代前半から [恋愛・婚活・中絶・不倫]

5月11日追記。

気になったツイートを紹介しよう。
https://twitter.com/yizumineee/status/861294137009512448より転載。

【日本に帰国するたびに女性を性として消耗する社会環境に辟易する。とりあえず電車の中吊りに水着グラビア吊るしたり、週刊誌の見出しとしてセックスやヌードなど性に関連する記載をするのはハラスメントだから。テレビでは女性の容姿をバカにしたり胸の大きさ聞いたり、こんなの異様だよ】

【電車の中吊りやコンビニの雑誌コーナーに男性の半裸グラビアが多く飾られたり、「イケメン現役男子大学生 驚愕のち◯こ XLサイズ!」のような見出しが公衆の場に溢れれば、お互い様で異性を性のコンテンツとして消費されることになるんでしょうね。もちろんそんな社会は最悪でしかありませんが】

で、ほかの人の茶々。

【すみません、不快にさせるするつもりはありませんでした。よっぽど恵まれない人生だったんですね。。。】


つうわけで・・・

表現の自由は大事だ、と思っているワシは、女性をモノ扱いし、女性の性を売り物にするような広告、グラビアも致し方なしと思っている。

けれど、それを不快だ、と意見する自由もある。

ただ、意見すると「(女として)恵まれない人生だったんですね」と揶揄される。

ま、日本が下品であるのも仕方なし。
恥ずかしいという感覚も個々で違うし。

イスラム社会からすれば、欧米の女性を扱った広告も「恥ずかしい、下品、害悪」と見るだろう。

テレビや週刊誌などメディアの影響がまだまだ大きい日本社会では、女の価値はまず若さと容姿。呪いは強固。

よって、女の子たちも日本社会で生きていくには(稼ぐには)、若いうちに女の武器を使ったほうが得かもしれないな、と思ったのでした。

いやあ、男性の半身グラビアや下品な広告もいいんじゃないですか^^;
女性たちの消費を促すために、ぜひ。

スケベ日本。だけどセックスレスは世界一(たぶん)
なんか面白い現象だね。

そう、きっと妄想力で、実際にエッチしなくても性欲が満たされるから、セックスレスなのかも。
それはそれでいい気もする。
レイプなど性犯罪だって、海外に較べたら、日本は少ないのでは。

恋愛しない若者、エッチしない若者を嘆く日本。
一方で、エッチに積極的な恋愛工学生などが叩かれる。

混沌としてますな。

ま、自由にいきましょう。
やりたい奴はやればいい、それだけのこと。

日本社会では、女性は美と若さに価値を見出す男性が多いということで、男性に気に入られるようにするのも良し、男性無視で自由に思うがままに生きるのも良し、だ。

損得勘定よりも、自分が楽しいか楽しくないか、快・不快、気持ちいいか気持ち悪いか、で選んだ方が、不幸回避につながる気がする。

(いや、下記では「損得勘定でいくしかない」とは書いたけど・・つまり生きていくには損得勘定も必要だけど、最終的には自分が楽しいか楽しくないか、快か不快か、だと思う)

自分中心で。
世間の価値観より、自分優先で行くのじゃ。

ワシはすでに世間の嫌われ者のキモオタ・ゴキブリ、しかも価値なしの産業廃棄物・BBAなので、気に入られるようにしようなどという気持ちはまるでない^^;

なので実に健康じゃ^^;

(世間・とくに男性に気に入られるようにしようとすると、不健康になる気がする。外反母趾、化粧による肌荒れ、剃刀前による肌荒れ、髪染めによる頭皮荒れ、ダイエットによる体の不調、整形崩れ、などなど)

つうか利用されないように、搾取されないようにしたいよな。これは男女共に。

※男性も、女性に気に入られようとして無理すると心身ともに健康、害するかも。楽しくないなら、時間やお金を消費してまで、女とつきあうことはない。
どうも・・・女の子と交際してどうも心の底から楽しんでいる男性は少ないような・・・性欲満たすため、あるいは自己承認欲を満たすために、彼女がいることで優越感を得たいからつきあっている・・・という気が。
本当は、趣味や価値観が合う男同士でつるんでいたほうがずっと楽しいのでは?
女の子に関わってもお金を搾取されるだけかもよ^^;


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・・・・・・・・・
5月8日本文。

「パパ活にもチャイナマネーの波」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51447

おお、富豪の愛人かあ。すげえな。

そうだね、ナンパや合コンなんかでちょっと奢られたくらいで股を開くよりも、きちんと「お金」を手にした方がいいかも。ナンパ師や強姦大学生たちに見下されつつ、やり捨てされ、肉便器扱いされるよりも。

女の子たちもしたたかになってきたね。ナンパされている場合じゃない。
うん、ナンパされるってリスク高い割にはメリットがさほどない気もするし・・・つうかメリットって全くないのでは。

ちなみにナンパされて、エッチする男に事欠かないっていうのは「モテている」というのとは違う気がする。
単に体よく肉便器扱いされているだけのこと。なので金持ちの愛人になって、お手当もらえるんなら、そちらにエネルギーを割いた方がいいかも。

それに、お金をもらえる=価格がつくほうが、女としての価値を数字で正確に計れるし。

え? 愛?
いやいや、ナンパや合コンで出会ってちょっとつきあったくらいで、愛が育まれるはずないじゃん。

今の時代、愛のある恋愛するのって、本当に難しそう。

男に誘われれば、自己承認欲が満たされる女子もいるかもしれないけど、ならばもう愛人・パパ活でお金をもらったほうがいいかも。ナンパで、ちょっと食事やお酒を奢られて、やり捨てされるよりもね。

ま、そこいらの複数の人たちと手軽に援助交際(死語?)するよりも、パパ活で愛人(一人の大金持ちの男性に気に入られて、それなりのお金をもらうこと)になるほうがずっと難度、高いだろうけれど。

うまくパパ活でまとまったお金を得て、投資なりにまわせば、歳食っても、生活していける。
それに、40代でも、70代の金持ちおじいさんの愛人にならなれるかもしれないし。

日本はどうせ若さ至上主義。
25過ぎから価値が落ち、30からはBBAと呼ばれ、アラフォーになれば女としての価値は限りなくゼロ・・・ということらしい。

ならば、女は若さという武器があるうちに稼げるだけ稼ぐ手もあり。
お金持ちとの結婚はうまくいくかどうか分からないし、それよりもお金持ちの愛人になることを狙ったほうがまだ勝算あるかも?

富豪ならば養育費もちゃんと払ってくれるだろう。

一夫一婦制の婚姻制度だと、何せ一人しか選べないから、男性もシビアになるだろう。
けれど愛人ならば、ハードルは多少、低めになるかも?

若いうちに何をするのか。
勉強して自分で稼ぐ方法を見つけるのもあり。
若さを武器に愛人で稼ぐのもあり。

もちろん、若いうちに婚活をがんばって、世間がお勧めする「結婚という法律婚をして、国家に見守ってもらいながら家庭を持つ」という道もあり。何しろ国家推奨だからね。愛人よりかは、ずっと世間の目は温かい。

今では女の子たち、学生のうちに婚活をがんばる人も増えているんだとか。
やはり女は若さ。それが一番の価値。

おお、なんだか昔に回帰したような・・・。
女学生のうちに婚約し、卒業と同時に結婚。

国としても、ぜひ推奨したい生き方だろうな。
何せ、22歳だから、子どもを3、4人くらい産んでくれるかも。

22歳という若さの価値はそりゃあ絶大だろうだから、高収入・金持ち男性と結婚できる率が高い?

というか、学生のうちから婚活に励み、若さを売るのだから、売り先は当然、高収入・金持ち男性だろう。若さと引き換えなのだから、条件の悪い人との結婚などありえない。

ちなみに女の若さを買う金持ちの男性は30後半から上だろう。それ以下はない、と思う。
男性としては本当は結婚に縛られずにいろんな女と遊びたい。それでもそろそろ結婚考えないと、と思うのが30後半からだろう。40からやっと腰を上げる人も多いかも。

パパ活と変わらないけれど、ま、結婚は別格だ。そう簡単に別れることはできないのだから、若いうちに婚活して、20代前半というメチャクチャ価値の高い時に、条件のいい人と結婚する生き方を目指すのも悪くはないのかもしれない。少子化を憂えている国・社会も応援するはずだ。

そーいや、大正天皇の御妃は、16歳で子どもを産んでいるっけ。次は確か18歳。

「赤とんぼ」じゃないけど、本当に15でねえやは嫁に行ったんだな・・・。
昔の価値観で言えば、22歳だって十分に嫁き遅れなのだ。

25歳過ぎれば『トウがたった』と言われ、女の価値ゼロ。
クリスマスケーキと同じ。

せっかく、上野千鶴子氏や田嶋陽子氏などががんばって、女性の地位を上げてくれたけど、やっぱりこの価値観は強固だね^^;
呪いはそう簡単に解けない。

秋篠宮の息子も、大学卒業したての22歳の嫁をもらえば、たくさん子どもが産めるかも?
(こうして見ると、天皇制って歪んだ制度だよな。もちろん今の価値観に照らし合わせてっていうことだけど)

事実、26歳から卵子の質が悪くなっていくらしいから、仕方ないのかもしれない。
子が欲しい男性にとって、女性の若さを重視するのは当然かも。

※このことについては短編連作小説「これも何かの縁」の1編目「聖夜」でも、ちょこっと話題に出てくる。
「聖夜」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-16
あらすじ→若夫婦の聖夜。性夜になるのはお約束。が、なぜか女性の人権VS男性差別の議論に。


ちなみに子産みに関して女性ばかり若さを求められるけど、男性も歳をとると、自閉症の子が生まれるリスクが高くなるそうだ。女が25歳までなら、男性は35歳までだ。男性も若ければ若いほど、リスクは減らせる。

※短編連作小説「これも何かの縁」の「嫁き遅れの雛人形」で話題にした。
「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2
※あらすじ→容姿に劣等感を持つみすず。伯父からの数々の侮蔑。フェミニズムに目覚めるまでの過去とは。


いや、覚めた考えだけど、この世知辛い社会で生きていくには、冷徹に損得勘定で行くしかない・・・かも。

どう人生の戦略を立てるか。

若いうちに勉強して才能を磨くか、
若さを武器に女と磨いて愛人になるか、
若さを武器に婚活を励み条件のいい人と結婚するか、

どれもあり。

生き方に上下をつけたがり、批判したり、バカにしたりするのも、これまた世間さまであったりするわけだけど。
どの生き方が幸せになれるかなど分からん。

いや、人間品定めの場である恋活・婚活は、人間性を奪う過酷な恐ろしい市場かも、と前のほうの記事で書いたこともあるが、生きていくには過酷な市場で戦い、勝利を手にするしかない場合もあるのかもしれない。もちろん、ボロボロに負けるリスクもあるわけだけど。

無理してそんな戦場に参加することもないし、戦場を避けることができるなら、逃げられるなら、それに越したことはないとは思う。
けど、あえて、その戦場で闘いたいと言う人もいるだろう。それなりのリターンはあるのだろうし。

ま・・・つまらないのは、ナンパや合コンで、ケチな男に捕まり、肉便器扱いされることかも^^;

何せメリットないからね。得るものがない。

ナンパ師や合コン男は、なかなか「やれる女」が見つからないと、「とにかくブス・BBAでいい。ブス・BBAでリハビリしよう」というのもいて、本当に肉便器扱いをしてくる。

自己承認欲を満たしたいがため、ナンパ男・合コン男の誘いに乗るのはやめておいたほうがいいかも。

「ナンパされるってことは、私に女としての価値があるってことね」と思っても、ナンパしているほうは「このブスが」と見下していたりするわけだ。

もち、女の子側もそれを承知で、性欲満たすための遊びだと割り切り、そのゲームに参加して楽しむのは大いにありだと思う。
人間、たまの遊びも必要だろう。

けど、よく知らない男についていくのは基本、危険だ。酷い目に遭い、レイプされたと訴えても、ついていったあなたも悪いでしょ、という目で見られてしまう。

その覚悟をもっての遊びということになる。

なので、そんな危険を冒してまで遊びたいか? と思う。
リスクが高い割にリターンがない。

で、そこにエネルギー集中させるのは損する気がする。
若い女の価値を売りたいなら、パパ活か婚活になるだろう。

うん、こう考えていくと、ワシは岡田斗司夫氏のやったことは、そんなに悪ではない気がしてきた。

オタキング岡田氏の愛人騒動、岡田氏は「女は犬」「賞味期限25歳、消費期限28歳」「女を愛することはない。所有欲と責任感だけ」と女性蔑視度は、若き日の高須克弥氏とトントンだろうけれど・・・

岡田氏はきちんと条件を提示し、相手の女の子がOKすればエッチした。最初からビジネスライクであることは女の子も分かっていたはず。
ヤリ逃げしたり、ブスを弄び、友人らと哂いものにし、嘘をついてだまし、利用して捨てた若き日の高須克弥氏よりは、岡田氏のほうがある意味、誠実。

岡田氏は騙していないし、哂いものにもしていない。
レイプもしていない。女の子にちゃんと選択させている。

童貞を捨てるために仕方なくハードル低いブスとエッチしようと言う「夢をかなえるゾウ」の著者・水野敬也氏よりも、岡田氏のほうが清々しい。

水野敬也氏も著書「LOVE理論」において、ブスの容姿を事細やかに描写し、読者に向けて哂いものにしたわけで、岡田氏よりはずっとえげつない。

というわけで、話は前に戻るけど、外国人とのパパ活について・・・世界はどこもエグイのかもしれないが、外国に目を向けるのもいいかも。

恋愛のグローバル化ってやつ?
(恋愛の定義は今ひとつ分からないが)

日本のケチ臭い男に見下され肉便器扱いされ搾取されるよりは、ビジネスライクに外国人の金持ち男性に自分の性を売るのもいいかもしれない。
一夫一婦制だと「いい男」との結婚は難しいし、20歳から婚活をがんばっても、成功しないかもしれない。

んで、おそらく家庭向きの男性・家庭を大事にする男性ってさほど多くないかも。

イクメンを売りにしている男性も陰では不倫していたりするしね^^;
(本当に家庭を大事にする男性なら、不倫する時間やお金を家庭にまわすだろう)

で、ミソジニ―(女性憎悪・女性蔑視)男に気をつけないと。

女性を憎悪しているのに、なぜか女性を求める。結婚したがったりする。
まあ、それがオスのサガらしい。

憎悪しているなら生身の人間に関わらなきゃいいのに。(オタクはそれができるよね)

ミソジニ―だと自覚していない男性もわりといるかも。

婚活女子も、ミソジニ―男性を見極めないと。
どんなに条件が良くてもミソジニ―男と結婚したら・・・まあ、その結婚生活は幸せなものにはならない気がする。

ま、少なくとも妥協婚はやめておいたほうがいいかも。
それにはやっぱ若いうちの婚活が大事?

女子も厳しい生存競争の時代に生きねばならぬからの~。

せいぜい・・・若き日の高須克弥氏や童貞を捨てるためならブスでも仕方なしと考える水野敬也氏、今一つナンパが成功しないので「価値が低いブス・BBAでも仕方なし」とする男性などに利用され、哂いものにされ搾取されないようにしたいものじゃ。

もちろん男性側も言いたいことはあるじゃろう・・・・・・が、今回は女性側に立って綴ってみた。



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漫画におけるブスの存在 [創作・表現・作品感想]

10月13日追記。

訂正
ドラえもんの『ジャイ子』について、コメントにて以下の指摘を受けたので、その内容を記します。
(コメント欄は下のほうで目立たないので^^;)

以下、転載。

【ドラえもんの第1話「未来の国からはるばると」では、ジャイ子は悲惨な目にあったのび太を笑ったり、羽つきで負けたのび太の顔を真っ黒に塗るような、意地の悪い女の子として描かれています。

また、初期エピソードの一つである「愛妻ジャイ子!?」でもやはりジャイ子はのび太の悪口を言ったりするのですが、ひょんなことからのび太に尊敬の念を抱き、のび太の方もまんざらでもなさそうな態度を見せるという展開になるんですよ!

”漫画家志望の努力家”というよく知られるジャイ子像は後年に設定されたもので、ジャイ子は初期と後期で大きく設定が変わったキャラです。

アニメに関しては見ていないので何とも言えないのですが、少なくとも原作漫画においては「のび太はブスだからジャイ子を猛烈に嫌っている」とは言い切れない部分があると思います。
ついでに言うと後期ジャイ子にはのび太とは別のボーイフレンド(めちゃくちゃ女子にモテる男子という設定)ができてたりします】

というわけで、ジャイ子の性格は初期と後期で違うようで、意地悪な性格だったようです。
以下、本文『のび太はブスというだけでジャイ子を嫌った』という部分を訂正します。申し訳ありませんでした。なお、本文はそのままにしておきます。

・・・・・・・・・・
5月1日本文。

ふと思った。
ブスを弄び、哂い、利用し捨ててきた若き日の高須克弥氏や、童貞を捨てるためにハードル低いブスを踏み台に経験を積もうというLOVE理論の水野敬也に限らず・・・・
「ブスを哂いものにしていい」=「ブスに人権なし」「ブスは嫌われ、侮蔑され哂われても仕方ない存在」と、ブスは利用されるだけでもありがたく思え、と考える人、けっこう多いかも。

「オタクは滅んでいってほしい」と訴える上野千鶴子氏のように。
「オタクに人権なし」と考える人がいるように。

※関連記事
「LOVE理論VS恋愛工学」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-07
「オタクは滅びてほしい・上野千鶴子ナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24
「ブスを利用して捨てる>高須クリニック・若き日の高須克弥氏」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-12


ブスはギャグ=哂われる存在。

それは子どもを対象とする漫画にもあるからだ。

そう、ドラえもんに登場するジャイ子が、それだ。
ドラえもんが登場する時、のび太の未来は「ジャイ子と結婚する」ということになっており、のび太が強烈に嫌がるシーンがある。その「悲惨な未来?」を変えるために、ドラえもんがのび太の手助けをする、というのが始まり。

さて、ジャイ子はブスではあるが、別に性格は意地悪でもないし、人間性に難があるわけでもない。
意地悪なのはジャイアンとスネ夫であり、ジャイ子の性格が悪いという描写はなかったように思う。

けれど、のび太は猛烈にジャイ子を嫌がる。

それは【デブス】だから。
その一点だろう。

もち、結婚した場合、義兄がジャイアンになるから、というのもあるかもしれないが・・・

もしジャイ子が美人だったら、義兄がジャイアンでも、あれほどに嫌がらないだろう。
というかジャイ子が美人だと、のび太がジャイ子を嫌がる理由がいまひとつ、読者である子どもに伝わらないからだろう。

で、ドラえもんの助けにより、のび太の将来は「美人なしずかちゃんと結婚する」という方向へ修正される。

子どもの漫画からして、ブスはダメな人間であり、ブスとの結婚は不幸であり、結婚するなら美人でいけ、美人は良し、美人との結婚は幸せ、という価値観で物語は進む。

いや、漫画だけではなく、幼児の読む童話からして、そんな感じだよね^^;
(今は違ってきているのかしら?)

読者は、のび太がジャイ子との結婚を嫌がるシーンを『それは当然だ』とごく自然に受け止める。
のび太は女の子を外見だけで判断している、と批判的に見たりはしない。

原作を全部知っているわけではないけれど、ブスというその一点だけでジャイ子はのび太からも嫌われるキャラであり、読者の哂いを誘うギャグキャラ・・・なのだ。

そういえば・・・聞いた話では、藤子不二雄氏はジャイ子の本名を表にしていないという。ジャイアンは本名があるのに。
それは、もしジャイ子の本名を表にしたら、その名前の女の子が虐められるのでは、と危惧したからなんだとか。
(ならば「のび太」や「スネ夫」みたいに、ありえない名前にすればいいのに・・・けれどジャイアンは普通に「タケシ」なんだよなあ)

もうずっと昔から「ジャイ子みたいなブスは嫌われ、哂われても仕方ない」という空気があったわけで、今よりも酷かったかもしれない。(昔はセクハラという概念もなかったし)

ただ、原作は詳しく知らないが・・・
ジャイ子は漫画家を目指しており、けっこう根性もあり、己の欠点も反省したりもし、人間としてはできている描写があるんだとか。

そう、ジャイ子はブスだけど、人間としてダメではないのだ。
むしろ、人間としてなかなか成長しない、ドラえもんに頼りっぱなしののび太のほうが、ジャイ子より下かも???

けれど、そんなのび太からジャイ子は猛烈に嫌われている。ブスというその一点で。

ブスと結婚したら負け。そんな未来は暗黒。惨め。不幸。
そんな価値観が子どもの時から刷り込まれるのだ^^;

なので、多くの男性が美人を求め、ブスを毛嫌いするのは当然なのかもしれない。

のび太でさえしずかちゃんと結婚できたのだ。美人をモノにしろ。ブスと結婚するくらいならしないほうがいい・・・かもしれないね^^;世間の価値観に背を向けるって難しいし。
ブスとの結婚こそ負け。避けるべきこと。ドラえもんはそう教えてくれる漫画・・・かも。

※ちなみにシズカちゃんの性格、そんなに良さそうじゃない? とすると、のび太は本当に外見のみで女性を選ぶ主人公だったということに^^;

「クソビッチすぎるしずちゃんと、のび太さんのタフネス・ドラえもん第2巻レビュー」
https://magazine.manba.co.jp/2017/07/26/dora02/


さて、そんな中・・・
もうひとつ、ブスキャラで印象に残っている作品がある。あだち充氏の「タッチ」だ。

主人公・上杉達也をライバル視している西村君と言うキャラがいるのだが・・・
そんな西村君の幼馴染・デブスの女子マネージャーが登場する。

が、こちらのデブス女子キャラは、おどおどしていて、自信なさげである。

なので読者に向けて、このマネージャーを「哂い者にする」という描写はなかったように記憶している。

で、劇中、男子生徒らがこの女子マネージャーをからかい哂うシーンがあるのだが、西村は怒り、その男子生徒らをボコボコに殴る。

まあ、西村君のこの幼馴染マネージャーに対する『威張る態度』はあまり好きではないが、このシーンで西村は株を上げたと思う。読者もここで「西村、いい奴じゃん」と見直したことだろう。

「タッチ」は、ブスキャラを登場させたが、『哂いもの』にはしなかった。

※ただし、ずっと前の方の話で・・・南ちゃんが、達也に殴られた後、達也を取り巻く男子生徒らが「南ちゃんを殴るなんて、ブスならともかく」と言ったりしている^^; 美人を殴るのは許せないが、ブスなら殴って良し、と言っているようで、すげえブス差別だな、とこの時には思ったが。


そう、物語上、ブスを哂いものにする場合、そのブスの性格はなぜか積極的で堂々としていて、生意気で、自分がブスだと自覚していない自信家・・・である。

まあ、弱弱しいブスを哂うと、ただの「いじめ」になってしまうからな・・・。

ただ、裏を返せば、「ブスはおとなしく引っ込んでいろ、お前の価値はゼロだ。自信を持つなど論外、分をわきまえろ」ということなのかもしれない。
じゃなければ「哂いものにするぞ」「いじめてやるぞ」と。

前にも話題にしたけど・・・
小説・椰月美智子氏の「恋愛小説」でも、なぜか男性にも積極的で自信家のオタクなデブスをこれでもかというくらい哂いものにし、悪しざまな描写がされていた。

そう、「ブスなのに、恋愛に積極的なんて許せない」「私のカッコイイ彼氏とエッチしたなんて、おぞましい」「ブスはブサメンとやっていろ」・・・これが美人主人公の本音。(おそらく椰月氏の本音でもあるのだろう)
そして読者も無意識にそれに同調する。だから、美人主人公がデブスキャラを気持ち悪がり、悪しざまに思う様に対し、読者は反感を覚えない。

※関連記事
「オタク女子を悪しざまに描いた作品」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-20-3


↓世間の本音はこうである。

のび太のくせに生意気だぞ。
ブスのくせに生意気だぞ。
オタクのくせに生意気だぞ。
非モテのくせに生意気だぞ。

おお、怖。
おとなしく自信なさげに引っ込んでいるに限りますね。

・・・・というわけで、うちの「これも何かの縁」に登場する郷田浩も、ブスなのに生意気な福田みすずにムカついたのだった。

郷田のような人間、けっこういるかもね。
いやあ、郷田浩、ちょっと悪しざまに描きすぎたかと思っていたけど、そうでもなかったようで・・・。

えげつない世間様の中で、福田みすずも自分の遺伝子を引き継いでしまうだろう子を持つことに消極的なので、自信家というわけでもないのだけどね。


※短編連作小説「これも何かの縁」より、郷田浩が登場する話はこちら。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
あらすじ→意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。

「それぞれの道・郷田浩」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-24-1
あらすじ→沢田文雄の漫画が載ったコミック誌を読む郷田浩。ブスはこりごり。男の本音が炸裂。


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図書館記念日・子どもの日 [雑記・生活ネタ]

ゴールデンウィークに入りましたね。

4月30日は図書館記念日なんだって。
公立図書館の利用は原則、無料とする図書館法が公布されたのが4月30日だという。

※図書館法というと、有川浩氏の「図書館戦争」を思い出す^^

「これも何かの縁」の四条夫婦も図書館へ出かけることでしょう。自分たちが読む本や雑誌はもちろん、息子の涼也のために絵本を借りて、静也は読書三昧、理沙はDVD三昧・・・お金をかけないで休日を過ごす四条カップル。

そして白文鳥の『ふっくら』『ぷっくり』と戯れたり、白文鳥に匹敵する可愛さを持つお気に入りの『シマエナガ』の画像を眺めたり♪ (静也は白くて丸っぽくてふわふわとやわらかそうなものが大好きなのだ)

6btDz2cf_400x400.jpgCeFJASDUkAEYBMU.jpg
※画像は「ぼく、シマエナガ」さんより。https://twitter.com/daily_simaenaga 気に入った方、フォローよろ♪

四条夫妻のゴールデンウィークは基本インドアでゆったりのんびり、だらだらと過ごします。
遠出はしません。混むし、お金はかかるし。出歩くとしても、近所をお散歩程度。
それに理沙ちんとしては紫外線もきになるところ。美肌のためにもインドア派。

そんな四条夫妻のゴールデンウィークの過ごし方はこちらにて。

「鯉づくしの端午の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-26
※あらすじ→静也と理沙の鯉づくしの休日。端午の節句の由来や歴史、柏餅、ちまき、菖蒲湯の雑学満載。


ほか『オタク漫画家・沢田文雄』、『フェミニスト福田みすずの美人妹さりな』の5月のお話はこちらです。

「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
※あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「五月晴れの動物園」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-08
※あらすじ→福田みすずの美人妹さりなの話。自立って何? 離婚・元夫について語る。


ちなみに短編連作小説「これも何かの縁」の目次はこちらです。
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28

四季折々のいろんなお話が載ってます。どうぞよろしく♪

・・・・・・・・・・
余談。

『子どもの日』に因み・・・保育園について。
介護施設と保育園、どちらを優先したほうがいいのか?

で、やっぱ介護施設じゃないか、と。
そう、こちらは日々、弱っていき先が見えない老人の世話は、精神的にもかなりキツイ。
老老介護だと体力も限界。

一方、保育園のほうは・・・子どもを産み育てるという選択をしたわけだし、それはやはり認可保育園に入れないことも覚悟の上のことでもあるだろう。

もちろん共働きでないとやっていけない低所得世帯、シングルマザーが認可保育園に入れない、ということはない。ある程度、恵まれた層(高所得世帯、近くに頼れるおじいちゃんおばあちゃんが住んでいる、など)が落ちるのだ。で、そういう人はちょっと高いけど、無認可へ預けることもできるわけで、保育園に落ちたから生活が成り立たない、というわけではない。

で、何といっても子どもは日々成長していくわけで・・・老人の世話とは違い、やがて手を離れていく。

うん、介護施設>保育園・・・だよなあ。

そうそう、あとは児童養護施設も、保育園より優先されるべきだろう。
少子化問題は、保育園云々とは違うところにある気がするし。


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タグ:端午の節句

だからこそ萌え画♪(追記・少年ジャンプ女子トイレマークセクハラ問題) [創作・表現・作品感想]

2017年4月25日追記。

少年ジャンプ編集部・女子トイレマーク事件。エロいデザインにセクハラの声。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/21/shounen-jump_n_16137590.html

「TPOによって差別になる」という意見もあるけど、その場限りのネタ、ジョークでしょ?

ツイートで見かけた意見だけど・・・じゃあ、↓これらもセクハラになる?
https://togetter.com/li/1103148より。

・小便小僧(公共の場)
・小便少女(公共の場)
・かなまら祭り(公共の場)
・地方の秘宝館(誰でも入れる)
・ろくでなし子さんの秘部アート(全国公開)
・村上龍「マイ・ロンサム・カウボーイ」(全国公開)

あとマネの絵画「草上の昼食」もセクハラだよね。
女性だけ裸で、男性は服着て、ピクニックみたいなことをしている絵だけれど。
(もちろん当時、批判はされたけど、今では立派な芸術作品として認められ、公共の場で公開されている)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%98%BC%E9%A3%9F

こういう騒ぎを見る度にいつも思う。

・・・で、被害者は誰?
誰か被害にあった?

いや、その女子トイレマークをデザインした矢吹健太郎氏の作品や、ジャンプの表現方法を批判するのはいいのだ。それも言論の自由、表現の自由だから。

けど、少年ジャンプ編集部はその作品をすぐに削除してしまった。ここが問題。
表現の自由に関わることだから。

もち、ジャンプを買う顧客(読者)の多くが不愉快に思ったのであれば、削除もあり。
だが、今回の件は違うだろ? まあ、ジャンプなど読まない人たちからのクレームだ。

ジャンプにも女性読者はたくさんいる。
が、彼女たちは「ああ、ネタね」と分かるし、こんなことでいちいち目くじら立てないだろう。

駅乃みちか事件でも感じたことだけど・・・フェミの騒ぎ過ぎでは。

それに比べ・・・オタク蔑視、オタクハラスメント、オタクいじめ、オタク差別については、世間は寛容というか、許しているよなあ。で、世間がそういう態度だから、フェミも安心してオタク攻撃をする。

いや、いいんですよ。自分が不愉快だと思うものは徹底的に叩いて、闘いましょう。そこに公正も公平もない。単に気に入らないものを抹殺したいだけ。それが現実。

ワシもネタとしてしつこくしつこく上野千鶴子のナチス思考「オタクは滅んでいってほしい」発言を取り上げ、ブスやブサメン、非モテをバカにする恋愛至上主義者も揶揄しますぞ。オタクをバカにするリベサヨの二重基準も突っ込みます。

みんな、自分がやる差別・ハラスメントには甘い♪
そんなゲスい世の中に、ワシの「~縁」キャラ・理沙ちんもいっちゃいそう♪ あっ。
IMG_20160824_0002.jpg

あ、そうそう、少年ジャンプと言えば、昔、昔、用務員のおじさんをネタにしたギャグ漫画で、用務員のおじさんをバカにしている、差別だ、ということで問題になった漫画があったっけ。

では、ブスやデブ、ブサメンやオタクをバカにした漫画、あるいは小説、アニメ、映画、ドラマなどはなぜ問題にならないんだろう?

頭が悪いワシにはちっともわかりません。

ま、オタクは生身の女性には近寄らないほうがいい。それだけでセクハラ扱いされ、犯罪者扱いされ、大騒ぎされるそう。侮蔑や嘲笑は当たり前。

二次元が一番、安全。生身はリスク高すぎ。
なのに世間は「生身の人間と恋愛しろ」と問題にする。これもオタクに対するハラスメントかも。

ほんと、世間様って底意地悪いの。
・・・とキモオタババアのハヤシは思うのでした。差別万歳。

※関連記事
「オタクは滅びてほしい・上野千鶴子のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


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・・・・・・・・・・・
2016年10月29日本文。

「駅乃みちか」ほか萌えイラストを問題化する一部フェミがいるが・・・

↓北条かや氏はこのように意見している。

「ブスは相手にしないミスコンを「見なくてよい自由」はないのか」
http://ironna.jp/article/4316?p=2より一部転載。

【国公立大学でのミスコンは基本的に反対だ。税金をつぎ込んで女性の外見を品評するくらいなら、奨学金の充実や研究費に充てた方がよほど社会のためになるであろう。

この論理からいえば、地方自治体の実質的なミスコンである「何とか美人」「何とか大使」みたいなものもやめるべきだということになる。美しい女性が地方のPRになる、と言いたいのは理解できないこともないが、生身の人間を使うのはやめておくべきだ。どうしてもやりたいなら、2次元の美しいキャラクターに代わってもらえばよい

転載終わり。

そう、二次元のいいところは「誰も傷つかない」。

表現者・クリエイター・漫画家や作家(ろくでなしこ氏、中村うさぎ氏など)はおおむね、「駅乃みちか」など萌え画表現の擁護し、「個人の好き嫌い、快不快で、表現の自由を制限すること」には反対している。

それが人を傷つける・侮蔑している差別表現であるのかないのか、この線引きは難しく、また誰がそれを決めるのか、という問題もある。

批判はかまわないのだけど、その問題だとされる作品(=商品)を撤去・排除していく、もしくは訂正を求めるのは、慎重にされるべきだろう。

ワシも、萌え画よりも、生身の人間をターゲットにするミスコン=女性品評会のほうが、女性蔑視につながるのではと思うのだが。

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漫画、読まなくなったな [創作・表現・作品感想]

2017年9月12日追記。

漫画家を目指すなら知っておいた方がいい佐藤秀峰氏の記事を紹介。

「漫画家と契約の話」
https://note.mu/shuho_sato/n/nc58789fc1daf

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4月21日追記。

下記「漫画貧乏」についての補足。

ワシはかつて週刊少年サンデーで漫画を連載したことがあるのじゃが、当時の原稿料は1枚1万円だった。大手出版社の新人への原稿料はそれくらいだと聞いた。小さいところだと5000円とか。なので1万はかなりいいほうだった。

この新人への原稿料、もしかして今もあまり変わってないのでは。

週刊連載の場合、ざっくり計算すると、20枚が4週で、月額80万円の収入。一見、良さそうに見える。
事実、実情を知らない周囲から「わあ、たくさんもらえるんだね」と言われた。ワシもそう思った。

が、アシスタント代という人件費(交通費や食費も漫画家側が出すのが一般的だった)でふっとぶ。
つまり経費を差し引いた所得はかなり安くなる。コンビニのバイト以下と言われる所以だ。

それでもまだワシの頃は、漫画全般、絵が今ほど緻密でなかったし、ワシの場合、アシスタント2人から3人で回した。

けど、安定的に週刊連載をこなすのであれば4人必要。報酬もそれなりでないと、なり手はいない。絵を描くという特殊技能のいる仕事だしね。

で、原稿料は源泉徴収されるので、それを取り返すのに、確定申告をするわけだが・・・
新人漫画家だと「週刊連載しながら、そんな事務処理なんてできない」ていう人の方が大半だろうな。

ええ、それでもケチなワシは、確定申告をし「税金として差し引かれてしまったお金」はちゃんと取り戻しましたぞ。

ザックリ計算しよう。1話の原稿料を20万と仮定し、週刊連載で年50話とすれば、年1000万円だ。そこから源泉で1割差し引かれるので、約100万円、国に持っていかれている。印税も同様。
これを取り返すのが、確定申告だ。

漫画家は原稿料のみでは生活ができないほどの赤字を抱えるのだから、新人漫画家の場合、単行本が出ていない状態だろうし、ほとんど取り戻せる。

これをやらないと地方税や健康保険料などにも、はね返ってくるので、やったほうがいい。
けど、週刊連載しながらなんて・・・厳しいよなあ。

それでも・・・ワシの頃にはなかったこういった情報、今ならば容易く手に入る。

んでコスパを考え、リスクを理解することが大事だと思う。そういった計算高さを嫌うのが、今までの日本人だったけどね。

で、契約をする、仕事を受注する、ということについてもよくよく考えた方がいい。
ワシの若き頃はまるでそんなこと頭になく・・・むしろ、そんなことを考えるのは不純だという空気があったが。

そう、佐藤氏は漫画家側の権利を主張してくれているのだ。

今まであまりに漫画家側に権利がなかった気がする。
それなのに世間は莫大な報酬を手にする一部の売れっ子漫画家のイメージで見る。
なので、佐藤氏のことも「そんなに金が欲しいのか」と批判しがちだ。

著作権、二次使用料のことも、漫画家側って無頓着だったかも。

(このへんは漫画家・ヤマザキマリ氏も言及していたっけ。出版社任せにしては、漫画家が得られるはずだった報酬が得られなくなる。世間からは「コミックが売れれば印税が手に入るんだからそれでいいじゃないか」という目で見られるけれど)

「漫画貧乏」はそんなことを考えさせてくれる本だ。

・・・さて、ここからは余談。
短編連作小説「これも何かの縁」に登場するオタク漫画家・沢田文雄は月刊連載、アシスタントも2名という設定。月刊連載なので時間的余裕もあり、それで回していけるだろう。

週刊連載はちょっと過酷すぎるよなあ。時間的余裕が少なすぎ。
画を2日か3日で上げないといけなくなるということは、アシスタントもそれだけ数が必要になるし、徹夜など無理を強いることにもなり、今の時代であればその分の報酬を上乗せするのが当然だろう。

沢田文雄を週刊連載漫画家にはさせたくないよなあ^^;

※「これも何かの縁」より沢田が登場する話はこちら。
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
あらすじ→社会からの爪弾き者の沢田文雄と長山春香、それぞれの視点から。海の日の雑学あり。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。

「マイノリティ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-10
あらすじ→和彦VS和江。文雄も無関係でいられなくなり・・・参戦。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
あらすじ→沢田文雄と担当の浅野仁のやりとり。郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。


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4月20日追記。

漫画家・佐藤秀峰氏の「漫画貧乏」を読んだ。
漫画家を目指す人は必見。



原稿料と印税の定義について考えさせられた。
確かに佐藤氏の言うとおり。原稿料と印税は別だ。

原稿料だけでは赤字。どうしたってスタッフ・アシスタント代=人件費で大方、とんでいってしまう。
作画作業代として、スタッフを雇わないとやっていけない漫画家に対し、あまりに低い原稿料。その赤字は印税で賄えというのはおかしいのだ。単行本にならない=印税が出ない漫画家もいるわけだし・・・。

出版社側の根底に「好きなことやっているんだから安くても文句は言うな」「タダでもいいから雑誌に掲載されたい人が多い中、原稿料をもらえるだけありがたく思え」というのもあるんだろうな。

売れっ子はごくわずか。貧乏漫画家がほとんど。平均的な漫画家の収入(厳密にいえば人件費など経費を差し引いた所得)は、コンビニのバイトか、それ以下の所得。
もしかして同人誌やっている人の方が儲けているのでは、といった感じ。

そして、いくら人気を取っても、掲載誌が廃刊になれば、路頭に迷うのは漫画家だけ。しかもスタッフも。
正社員の編集者は仕事を失うこともなく、大手出版社の場合、給料もそのまんま。平均給与年収1600万円。入社5年目で1000万円超えるという。(あくまで大手)

いや、実はワシも「載せていただけるだけありがたい」という気持ちでずっといた。こういう性格の人は漫画を仕事にするには向かない。趣味で行くほうがいいと思う。

要は漫画を描いてどうしたいのか、だ。
それで生活していきたいのか、それとも発表さえできればいいのか。
今はネットがあるので、発表の機会は本当にいろいろとある。

リスクを理解した上で、その道に進むのかどうかを考えた方がいい、ということで、この「漫画貧乏」を漫画家志望者にぜひぜひお勧めしたい。
つまり、これは漫画家になるリスクを理解するための必見の本ということで。

そんな漫画出版の世界を変えたいという佐藤氏。既得権益層との戦いといった感じ。
ワシは漫画をほとんど読まなくなってしまったが、佐藤氏の活動に注目していきたいと思っている。


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2016年10月16日本文。

「コミックビームが「緊急事態」宣言 漫画雑誌はこの先、生き残れるのか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161014-00000023-it_nlab-ent

ワシは今、ほとんど漫画雑誌を読んでない。(昔、DB最盛期は月曜日のジャンプが待ち遠しかったのに)
趣味としての漫画を読むことからは距離を置いてしまった。

まあ、歳のせいもあるかもしれないけど、読むのが面倒。
いつ終わるのか分からない、あまり話が進まない連載を追いかけるのが面倒。
長期連載のコミックスは巻数があり場所をとるので困る、かといって長い連載ものをネットで読むのも面倒。

とにかく面倒、この一点に尽きる。

その点、小説はたいてい1冊で話が完結する。長くても上下巻。シリーズものだとしても、前作を知らなくてもいいようになっている。
※いつ終わるのか分からない長く長く続いて巻数がいってしまっているラノベは漫画同様、読まない。

ま、ネットのほうが面白いし、場所はとらない、お金もかからないし、自分のペースで楽しめるし・・・
今ではネットで無料で読める漫画もあるし、情報もたくさん転がっているし、雑誌はもう時代遅れでは、と思う。

ネットを含め、エンタメ全てが漫画のライバル。
その中で生き残っていくのはかなり大変そうだ。

ワシもこうやってネットで発信できている。
プロで食べていくって大変だし、趣味として自己表現ならこれで充分だなと思うようになってきた。あとはいかにして多くの人に見てもらうか、課題はそれ一点のみ。

なので、「ネット時代の作家」をめざし、作家の新しい働き方を作っているという「はあちゅうさん」に注目している。https://twitter.com/ha_chu

はあちゅうさんも、女性誌の急な打ち切りを経験したらしく、「誰かに始める時期や終わる時期、書く内容や字数を決められたり変えられたり、ふりまわされない場所が欲しい」ということで、いろいろと取り組んでいるらしい。(「半径5メートルの野望・文庫版あとがき」より)

これ、わかるよなあ。
ワシは昔、商業誌で漫画連載を経験したことがあるが、漫画界のことを知らず、デビュー当時、作者が物語を終わらせることができると思っていたのだ。

いや、人気がなくて途中で打ち切りになるのはまだ分かる。けど人気が続く限り終わることができないなんて、これは想像もしなかった。

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