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学校・不登校について☆辻村深月「かがみの孤城」ネタバレ・感想(辛口評価) [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

2月4日追記その3.

高須賀医師のお言葉を紹介。
以下転載。

https://twitter.com/takasuka_toki/status/960140897097728000
【学校の文化が合わない人が学校に適合できるはずがないんですよ。そこにあなたの幸せはないんです。義務教育中は、自分が何に感動し、何に喜びを感じるのかに常に真剣になりましょう。それがあなたの文化です。それを愛する人と友達になりましょう。そこに本当の友達がいますよ】

https://twitter.com/takasuka_toki/status/960139981246275585
【学校が苦しかったら逃げてもいい。3年頑張ればおしまいだと息を殺して耐えるのもよい。けど「自分はどうせ幸せになれないんだ」とだけは思ってはいけない。人は自由なのだ。自分が幸せになれる居場所を選択する権利があるのだ。それだけは忘れてはいけない。クラスや会社は、1つの仮想現実でしかない】

https://twitter.com/takasuka_toki/status/960138070493315073
【人には複数の所属社会がある。仕事、家庭、友人、趣味。それらのコミュニティに所属する事で得られる縁に人としての幸せがあり、それぞれにそれぞれの種類の縁と幸福がある。全てのポートフォリオで一定以上のリターンが見込めると人は幸福に近づけるけど、どこか一つでも欠けると苦しい。幸せは難しい】


友だちはいたほうが楽しいかもしれないが、いなくても別にかまわない。

長期間、一緒に過ごすことになる、同じ年頃の子が集まる学校の教室では、友だちが作りやすい環境ではある。

けど、そこに自分に合った友だちはいないかもしれない。
合わない人と無理してつきあっても楽しくない。

その場合、ひとりでいることに劣等感をもたずにいられる価値観を社会が作っていかないとなあ。

イケハヤさんも友だちは奥さんだけ、友だちはいない、と言っているし。
友だちがいないことはさほど特別なことではない。

そうそう、結婚しない、恋愛しない、友だちがいない、って実はけっこう普通なことかもよ。

縁あって、配偶者や恋人、友だちがいることの方が、実は奇跡的なことかもよ。

だからこそ、そういう人ができたら大切にしようと思えるのではないだろうか。

逆に、「友だち・恋人・配偶者がいるのが当たり前」なんて思っている人ほど、相手をあまり大切にしないかも。

そうそう、没頭できることがある、やりたいことがある、というのも実はさほど普通なことではないかも。
それって、けっこう幸せなことだよな。

友だちを見つけるより、好きなこと・没頭できるもの・興味がもてるものを探した方がいいかも。そうしているうちに、友だちや仲間ができるかもしれない。

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フェミよどうする? 女性の権利VSイスラム教 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

8月29日追記。

ドイツの現状。
日本が大好きだというドイツ人のツイッター(https://twitter.com/cyan112)より以下転載。

【ドイツの裁判所は難民の告訴のせいで多忙です。もう限界に達するそうです。 安全な国から来て、難民申請が却下されれば、多くの難民はドイツの難民法人にアドバイスをもらってドイツ政府を起訴します。その訴訟は税金から支払われています】

【メルケルは「イスラム教はドイツに属する」と公言したことがあります】

【移民や難民がテロや犯罪を起こしても誰も責任を取らないし、被害者達に対しては、補償は一切ないのです。大晦日ケルンで起きた事件では痴漢行為をされた女性の中には外出できなくなった人もいるといいます】

【2016年までドイツに来た自称難民の中で、三万四千人しか仕事を見つけませんでした。 つまり、就職率はたった2.8%です】

【ドイツ人よりイスラム教の国から来た移民の繁殖力が高いので、統計を見れば、ドイツ人は将来、ドイツでマイノリティになることは火を見るよりも明らかです。左翼もその事実を否定しません】

【ドイツも労働ビザをおろすのが意外と難しいです。高学歴の日本人の友人が就職できたにもかかわらずに収入(一般人のドイツ人より高い)が足りなかったらしいです。ドイツ経済に貢献できる前科のない彼女の代わりに、ドイツ政府は教育を受けていない自称難民を受け入れています】

【難民は衣食住+お小遣いまで与えられ働かずとも体も治してもらえる。私は彼らの3倍の治療費。
彼らが安く受けられる(butドイツの税金)のは分かるけど結局、私達真面目に働く者の負担がどんどん膨らむだけ。本当の難民を助けるに異議はありませんが、かなり矛盾や納得出来ない事になっているもの事実】

【実はPhysio(整体マッサージみたいなもの)に通っているのですが、先日私の前に中東系の外国人。先生が『彼は難民で難民のスポーツクラブに入っていて、ケアまで受ける。何故こんなにも若い男性ばかりが難民として来るのか、働きもせず最低限の衣食住どころかマッサージまで‥理解出来ない』と】

【20世紀の難民 ⇒ 難を逃れてきた人(民)】
【21世紀の難民 ⇒ 難を連れてくる人(民)】

【ドイツに来ている難民のほとんどは20歳代の男性です。 そのせいで、男女比が崩れて何もすることがなくて性的に欲求不満に陥る男性は増える一方です。それは女性にとって危ないです。性的な暴力を受ける可能性があるからです】

転載終わり。


人間、聖人ではいられない。
ドイツ人による難民へのヘイトクライムも起きつつあるようだ。
こうした憎悪が連鎖し、テロへの引き金となるのかも。


「難民襲撃、ドイツで1日平均10件 大量流入後に急増」
http://www.afpbb.com/articles/-/3119264より一部転載。

【ドイツで2016年に難民やその収容施設に対する襲撃が3500件余り起きていたことが26日、内務省の新たな統計で明らかになった。1日当たり平均10件近く発生していた計算になる。

同省の国会答弁書の内容をAFPが確認した。内訳は個々の難民に対する襲撃が2545件、難民や庇護希望者の収容施設を狙った放火などの襲撃が988件。これらによって計560人が負傷し、そのうち43人は子どもだった】


また、難民は体力がある若い男性が多いようで・・・
https://twitter.com/cyan112/status/900953464691281921にアップされている難民の写真を見ると、まるでプロレスラーかマフィアみたいな男性ばかり。


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高須克弥VS有田芳生・レイシストはだあれ? ぱよぱよちん [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

反差別界隈が「ナチスを賛美した」として高須クリニックの高須克弥氏をターゲットに批判。
有田芳生議員も参戦となり、高須克弥VS有田議員と反差別界隈・CRAC(しばき隊)という流れになってきたようで、そのことについて語る。

※高須克弥氏と有田議員はその後、和解したというか、高須氏が有田氏に話し合いを働きかけたようだ。

・・・・・・・・・・
8月26日。

反差別界隈・木野氏のことばかり取り上げてしまったんで、高須克弥先生のことも話題にしておこう。

「作られた産業としての包茎手術・日本中の男を恐怖のどん底に陥れて、おもしろいほどお金が入ったんだって。(西原理恵子氏:談)」
https://togetter.com/li/1002130

さすが、医学生時代、ブスを家政婦として利用してポイ捨てした高須先生や。
ゲスい奴に対抗するには、こっちもゲスくならないとなあ。(なので、反差別界隈もゲスくなるのは分かる)

金儲けするには、相手の劣等感を利用するのが一番。コンプレックス商法。

その中でも性に関することが有効。
性=恋愛・モテね。

商売の中身は、アンチエイジング・ダイエット・美容、んで整形手術。

世間もそれに乗ってくれる。「あなた、今のままじゃモテないよ、恋愛できないよ、結婚できないよ、不幸だね、かわいそうだね」と脅し、見下す。「ブスはダメ、ブサメンはダメ、包茎はダメ、デブはダメ」などなど。

そんな空気の中で、あらゆる手を使って「でも大丈夫、こうすればモテるよ」と商売商売。

裏で哂いながら、『バカなヤツら』と見下しながら、「こうすればいい」「こうすればモテる」「ランクが上がる」と価値観を作っていくわけだ。

そんなゲスい価値観の世間様に合わせなくても、別にいいんじゃね?

ほんと、友だちも彼氏彼女も、別にいなきゃいないでいいじゃん。
ゲス価値観でつながれた人間関係など所詮ゲス。そんなものを得るために金をかけることはない。

コンプレックス商法を利用した商売上手なゲス人たちに搾取されないようにしたいものじゃ。

けど、それが世というもの。売れたものの勝ち。
(それでもみんなで貧乏する共産主義よりはマシ)

マウンティング、侮蔑、蔑視、嘲笑し見下し合いが世のデフォと思っておけばいい。

そのゲスさに耐えられなければ、サイレントテロで平和に滅んでいきましょうぞ。平和に抗議。それが一番。
もちろん、ゲスにはゲスでもって対抗してもいいけどさ。

あ、そうそう、包茎問題でこんな意見があったっけ。

【コンプレックスに乗っかった商売は苦しんでる人を助ける商売だが、コンプレックスを作り上げる商売は人を苦しめる商売だ】

それでも、法に触れなければ売った者の勝ち。それが競争社会。

だから、お金を使う時、よくよく考えよう。
ゲスな輩に金儲けさせることになるかもしれないから。


ということで、ワシのスタンスは「表現・言論の自由を守れ、言論には言論で対抗しろ、社会的制裁でもって口封じさせるな」であって、高須克弥氏に賛同しているわけではない。ただ「高須氏の言論の自由を守ろう」ということで、高須氏を応援する側に回っているということじゃ。

だいたい、なんで『一般市民を大量虐殺した原爆投下・ホロコーストを認めているユダヤ人人権団体』に、日本国の『言論の自由』が規制されなきゃいけないんだ?

・・・コンプレックス商法もあるけど、人権商法もあるようで・・・。


※関連記事
「ブスを利用して捨てる>若き日の高須克弥氏」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-12
「ナチスとユダヤ人人権団体」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-08-24


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タグ:差別
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稼ぐのあきらめてサイレントテロ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

非常勤研究員・・・条件=博士号を有する者、実験動物が扱える者、英語の文献・説明書が読める者・・・のお仕事が時給910円・・・という驚きの価格にツイッターで話題になっていた。

https://twitter.com/hamkhsutus/status/896650511041966080

コンビニのバイトと変わらない時給。
なるほど大学院へ行き、英語ができても、博士号をとっても、実験動物が扱えても、稼げないようだ・・・^^;

今の時代、大学院って就職浪人、社会人なら誰でも行ける、学歴ロンダリングする場所っていうイメージだしな。

そーいや、日本の論文数、減少しているんだってね。

「減少する日本の科学論文・日本は失速し、エリートの地位が脅かされている」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/25/news060.html

時給900円程度のお仕事というと・・・
確か、大量殺人事件が発生した障害者施設「やまゆり園」の介護職員もそれくらいの報酬だと聞いたっけ。

労働者はほんと、安く使われ、搾取されまくっているよなあ。
まあ、この日本という国は、戦中は特攻という無謀な作戦で大勢の若者の命を搾取したくらいだからなあ。

↓風俗嬢でさえ、今はあまり稼げなかったりするんだとか。体を売りたくても売れない時代になったらしい。

橘玲氏の記事「風俗嬢にもなれない・最貧困女子から人生について考えてみた」
http://diamond.jp/articles/amp/138222より


ほか、安く使われているのは、アニメータとか・・・
世界に誇るアニメ文化と言っておきながら。
ま、これは昔からずっとあった話だけどね。

今はコンビニの仕事だって多岐にわたり、複雑。
仕事の内容の割には時給が低い。その安さに欧米人はびっくりするそうだ。

けど、仕方ない。
需要と供給というやつ?

労働者不足に陥り、雇う側がお手上げ状態になった時に時給・給料を上げてくれるかも? あるいは安い労働力を求め、移民を大量に受け入れるのか。

グローバル社会になっていけばいくほど、世界には仕事を安く引き受ける人たちがいるから、報酬はもっともっと安くなっていくのだろう。よほど優秀で、何か特別な突出した能力がない限り。

ここで藤沢数希氏のツイートを紹介。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/898392964577153024より

【「個人の時代」というのは、ITや金融技術で武装したほんの一握りの個人だけが、グローバル市場に直接アクセスして、トンデモナイ富を稼ぎ出す一方で、ほとんどの人はぜんぜん稼げない世界のことなんやで】


ということで・・・
『稼げる人』っていうのは、ごくごく一部の者に限られ・・・多くの人たちは安く使われるだけ・都合よく搾取されるだけの人生を歩むことになるのかも?

ならば親の家に同居し、自分一人だけ養う生き方もありでは。

けれど、そんな生き方をしていると、世間は「自立できないなんて情けない」「そんなんじゃ結婚できないよ」「老後は辛いよ」と批判し脅す。

ワシは「別に自立できなくたっていいじゃん、最後は生活保護があるし、外野の侮蔑など気にせず、楽しいこと見つけて、のんびりラクして生きようぜ。結婚も別にしなくてもいいじゃん、子育て大変だよ、つうか、子どもを経済的に自立させるのも大変だし、コストがべらぼうにかかるし、最下層上等っ」と思うが・・・

きっと、そういう生き方は「良くない」「間違っている」とされ、周囲から圧力がかかり「お前はダメ人間だ」と批判され、肩身の狭い思いをし続けていくのだろう。

『稼げない人』がどんどん増えていくのだろう社会に、あえて子孫を残さず自ら淘汰を選ぶ=サイレント・テロを実行する若者はこれから増えていくかも。

※サイレント・テロ(非出生主義・・反出生主義)についてはこちらを参照。
https://twitter.com/Antinatalismbot

この世から早く退散したい気持ちもよく分かる。
『社会からできるだけ搾取されない生き方』としてサイレントテロ=非出生主義・反出生主義は有効・意味のある生き方だとワシは支持する。

うん、搾取している層と強者が生き残り、この世を回していけばいいと思うよ。

あと、移民を受け入れて、彼らに労働を補ってもらえば? 中東系ならたくさん子を産んでくれるだろうし。移民には基本、国籍が与えられるから政治にも関与できる。将来は、日本民族に較べ中東系民族の数が伸してくるだろうから、中東系民族の権利も強くなっていくだろう。リべサヨも満足するはずだ。

それに、稼いでいる労働者も、実は長時間労働で苦しみ、過労死寸前まで働かされていたりするし、さほど良い暮らしをしているふうには思えない。


ここで、エストニア在住の日本人の若者のブログを紹介しよう。


「日本人って勤勉なのに、どうして日本の経済は良くならないの?」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/workinginjapan

「大陸欧州と比べてわかる日本の労働者の働き方のヤバさについて」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/labor


日本は、無駄が多く効率が悪いだけで、さほど生産力があるわけではないようだ。
海外から見たら、日本は低賃金で付加価値の低い作業を間違えずに行ってくれる、都合のいい国のイメージらしいし。
日本人労働者は便利で使い勝手がいい。低賃金で休みを与えなくてもいいし、サービス残業もよろこんでやってくれるし、といった感じ。搾取するのに実にふさわしい人種。

ところで、このエストニア在住のブログ主は、あえて日本から脱出したんだとか。


「経済移民なわたし」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/2016/08/13/000000

「日本に住む続けることのリスク」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/2016/09/29/000000_1


ブログ主によると、日本にいる方がリスクが高い、とのこと。
日本はおちぶれていく一方の希望のない国。

そんなブログ主が選んだエストニアは・・・シンプルな税制=累進課税ではなく所得税率一律20パーセント・消費税20パーセントで、低負担・低福祉、行政手続きが低いコスト=効率がよく、活気がある国だそうだ。


「エストニアがどんな国なのかわかりやすく解説してみた
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/eesti


たしかに、日本は合理化を嫌い、情緒的で根性論が好きな国だからなあ、未だに。

24時間、闘えますか~。ビジネスマン~。
けど、一般人はジャック・バウワーにはなれないぜ。

根性論はビジネス・労働だけに限らず・・・

たとえば、子育て。

幼稚園などでは、お母さんの手作りなんとかを強要するし(そんなの買えばいいじゃん)、酷いのになると「ミシンを使わず手縫い」を要請してくるんだとか。

無痛分娩も広がらず、未だに『お腹を痛めて、長時間、苦しんで苦しんで産むことが偉い』という信仰もあるし。

子育てに合理化・効率化を持ちこむと『子への愛情が薄れる』と思っている民族性。

情緒が支配しているお国柄・きれいごとが好きなお国柄だから、これからも発展はあまり望めないかも?

先の戦争でも根性論が優先されてしまい、兵士・民間人の命を安く安く使っていったからなあ。
玉砕信仰はまだまだ健在? よって長時間労働は是正されることはないだろう。

けど、ちきりんさんの考える成長戦略が実行できれば、日本も伸びしろがある?

「成長戦略って何のこと?」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20170813

そうそう、ちきりんさんのこの考えもなるほどなあ、と思った。

「格安生活圏ビジネス」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20081121

・・・・・・・・・・
余談。

先の戦争のことを知ると、日本国家を信用できないというリべサヨの気持ちも分からないではない。

日本国民を犠牲にしてまで維持しようとした天皇制。

が、昭和天皇に責任を求める声は封印されている状態。これでは真の反省などできない。ここについて一部リべサヨは不信感を持っているのだろう。

未だに皇室は持ち上げられ、テレビでは褒め称え、絶対に批判は許されない雰囲気だし、そういう点は北朝鮮と同じ。
その皇室は身分制度があり、世襲制であり、その制度を維持するのに、けっこうな税金を使っている・・・前時代的な制度だ。

あ、そうそう、黒田清子さんは皇族だった頃、鳥類研究所の非常勤で年収1000万だったというし。
上記、時給910円で募集されている研究者と、なんという違い。

ご結婚の時には国から手取りで約1億5000万円が支給されたっけ・・・(眞子様も1億4000万円、ほかの皇族女子も1億以上、国から支給)

それでも宮家を作られるよりははるかに安く済むのだけど。


「宮内庁の予算約170億円 天皇家のプライベート予算約3億円」(平成23年度)
http://www.news-postseven.com/archives/20120213_87155.html

一部転載。
【内廷費・・・御手元金として支出される天皇家(天皇・皇后、皇太子一家)の日常費用などのプライベート予算。3億2400万円】

【皇族費・・・同じく御手元金として支出される各宮家の皇族の予算。平成23年度は当主1人につき3050万円など。2億8823万円】


※ちなみに平成29年度も・・・天皇皇后両陛下、皇太子さま、雅子さま、愛子さまの私的資金である「内廷費」は3億2400万円

宮家の当主(親王・親王妃)には3050万円、その配偶者には半額の1525万円、独立していない成年の親王・内親王には915万円、未成年の親王・内親王には305万円、独立していない成年の王・王女には640.5万円、未成年の王・王女には213.5万円。


一般国民は所得税や消費税などの税金はもちろん保険料などの社会保障費の負担が重く圧し掛かっているというのに。
労働者・若者は何とも思わないのだろうか???

サイレント・テロはこうした不公平さも影響しているのかも。

ま、先の戦争では一億総玉砕が叫ばれていたわけで・・・自ら淘汰を選ぶ生き方なら平和的に玉砕=滅ぶことができる。


※関連記事
「昭和天皇の戦争責任について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-08-16


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タグ:カースト
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生き方あれこれ4・手に入れるよりも捨てる [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは藤沢数希氏のツイートを紹介。

https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/898392964577153024
【「個人の時代」というのは、ITや金融技術で武装したほんの一握りの個人だけが、グローバル市場に直接アクセスして、トンデモナイ富を稼ぎ出す一方で、ほとんどの人はぜんぜん稼げない世界のことなんやで】

https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/898411640307064832
【地球人の戦闘力を1から5に引き上げても意味はなくて、孫悟空1人に気を集めて元気玉を撃った方がはるかにいいってこと】


んだよなあ。
それが自由社会・資本主義ってもんだし、やっぱ全体主義・共産主義よりはマシだし。

ちきりんさんも言っていたっけ。貧しい人(=お金を稼げない人)に金をばら撒くよりも、富んでいる人=お金儲けが得意な人にお金をまわし、投資したほうが、経済が発展していくと。

たしかに・・・ワシみたいな凡人にお金をばらまいても、ワシは貯金しかしない。よって経済はまわっていかない。なので、経済発展目指すなら、優秀な人を優遇したほうがいいのかも。

教育も・・・能力のある優秀な子をもっと優遇してもいいのでは。
飛び級も認めてやればいいのにな。

※反対に勉強できない子は留年させて、理解させてやればいいのに。小学校で習う算数が分からないのに、中学校での連立方程式が解けるはずないじゃん。

そうやって、稼げる人・能力ある人にもっと稼いでもらい、そのおこぼれを、ワシのような凡人も利用させていただき、のんびり質素に暮らす。それでいいのではないだろうか。

そもそも、そんなに欲しいものってある?
欲しいモノより捨てるモノのほうが多いのでは?


そこでアッキーさんのブログ記事を紹介しよう。

「付き合いに対する考え方」
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12300464816.html

なるほど、と思ったのはこの部分。

【嫌いなものを排除すれば自然となりたいものになれる】
【嫌いなものを排除すること=大切なものを愛すること】

得るよりもまずは捨てたほうが、豊かになれるのかも。

アッキーさんの記事を読んで、そんなことを思った。

とりあえず嫌いなものや苦手なもの、不快なもの、どうでもいいものを捨てればいいのだ。
(できれば、嫌な仕事や嫌な人間関係・どうでもいい人間関係からも。まあ、簡単ではないだろうけど)

で、無駄がなくなり、すっきり快適。
いろんな面(時間、心、お金、部屋のスペースなどなど)で余裕ができて、意外といい人生が送れるかもよ。

んが、気をつけないといけないのが、世間が良しとする価値観に惑わされず、正直に自分の好き嫌いで判断することじゃの~。

例えば、友だち、彼氏彼女、ブランド品などなど。
世間が「これは価値が高い」というものが、自分にとって価値が高いかどうかは分からん。そんなの別になくてもいいかもしれない。

ワシも今は歳をとったせいか、家でのんびり自分のペースで過ごすのが好き。(昔は旅行をよくしたけど)

持っているものは安物。ブランドものは最初から興味がない。高価なものは管理も大変だしね。
できるだけ買わない主義。
それでも「結局、いらなかったよなあ」っていうモノがけっこうあったりする。

人づきあいも少ない方だったんで交際費もあまりいらなかった。(飲み会はあまり参加しなかったし、カラオケは大っ嫌いだし)

ほんと、欲しいものは、本当に何もない。
つうか、これから捨てていかないとなあ。

プレゼントの類は昔から苦手。

プレゼントをもらうと、お返ししないといけないし、まあ、そのプレゼントはたいてい「いらないもの」だったりする^^; お歳暮お中元もそうだよなあ。

そういったプレゼントもしなきゃいけない羽目になるような人づきあいは本当に苦手である。
時間もお金も無駄にするケースが多いから。

けど、モノであふれかえっている現代、わりとそういう人、多いんじゃない?

そうそう、素敵な思い出だけあればいいんじゃないの?
モノよりも体験にお金をかけたい。

とはいえ、ワシの場合、体力もなくなっているんで「体験も別にいいや」になりつつあるのだが~^^;


※関連記事
「生き方あれこれ1・夢の引き際」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
「生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-20
「生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06

・・・・・・・・・
余談。

本文のほうで「凡人はのんびり行こうぜ」とは言ったけど・・・

最初から「自分は凡人だ」として、負けを悟るのは面白くないだろうから、努力してみるといいよ。

ちゃんと努力すれば「自分は凡人である・負けた」というのを受け入れることができるはず。

よって、能力ある人・自分より上の人、成功者に嫉妬するということもなくなる。

で、能力ある人・自分より上の人・成功者を応援するほうへまわれば良いのじゃ。

それができない人=他者に嫉妬してしまう人、悔しさを感じてしまう人は、まだまだ努力しきっていないということじゃ。
で、つまり・・・それはまだ伸びしろがある、上を目指せる、ということでもある。

なので、嫉妬してしまう人・悔しい気持ちがある人はもっとがんばれ。

ただ、どうがんばればいいのかは、また別の話。

どう努力したらいいのか分からないっていう人も多いんだろうな。
無駄な効率の悪い努力をしている、あるいはさせられている人もいるのだろうけれど・・・。

ま、そのうち「やりきった」と満足できるはずじゃ。負けも認められるようになる。んで、負けても、さほど不幸ではなかったりする。


・・・という考えも、ある層から見たら『生温い』のかもしれない。(万人向けの生き方指南などない)

「のんびり質素に暮らすなんて、やりたくてもできない、そんな余裕なんてない、最低限の生活をするだけで精一杯」というケースもあるだろう。

余裕を持つのが絶対的に難しいケース。嫉妬とか悔しいという気持ちさえ抱く余裕もない層もいる。

↓過酷そうだ・・・。

「風俗嬢にもなれない・最貧困女子から人生について考えてみた」
http://diamond.jp/articles/amp/138222

一部転載。

【これまで経済大国・日本では、若い女性は貧困とは無縁だと考えられてきました。「若い」というだけで市場価値があり、その気になれば人的資本を「水商売」や「風俗」でマネタイズ(現金化)できるからですが、ジャーナリストの中村淳彦氏は『日本の風俗嬢』(新潮新書)で、2000年あたりを境に風俗の世界に大きな地殻変動が起きたと述べています。

ひとつは、少子高齢化と価値観の多様化(男子の草食化)によって風俗の市場が縮小したことです。もうひとつは、女性の側に「身体を売る」ことへの抵抗がなくなって、風俗嬢志望者が激増したことだといいます。

需要が減って供給が増えたのだから、市場原理によって価格が下落するのは当然です。

これが「セックスのデフレ化」で、かつては月100万円稼ぐ風俗嬢は珍しくなかったのに、いまでは指名が殺到する一部の風俗嬢の話でしかなく、地方の風俗店では週4日出勤しても月額20万円程度と、その収入はコンビニや居酒屋の店員、介護職員などとほとんど変わらないといいます。

貧困線上にある若い女性にとってさらに深刻なのは、景気の悪化によって風俗業界が新規採用を抑制するようになったことです。

そのため現在では、10人の応募者のうち採用されるのはせいぜい3~4人という状況になってしまいました。日本社会は(おそらく)人類史上はじめて、若い女性が身体を売りたくても売れない時代を迎えたのです】

転載終わり。


稼げるはずだった業種=風俗も厳しいようで・・・。女性も若さだけで売ることができなくなってしまったということだけど・・・だからといって若さ至上主義が是正される方にはいかないだろうな。若さプラス何かがなくては、風俗嬢にもなれないようだ。

ここでannさんのツイートを紹介。
https://twitter.com/a_n_tokyo/status/896671095457144832

【貧困家庭出身なら夢ややりたいことに拘るよりも、先ずは中流の下まで階層移動すること、それができたら中流の中、そこから中流の上と豊かさを目指したほうがいいと思う。 夢を叶えれば自然に階層移動できるとは限らないから。稼げる業種に行くほうがいい】


その稼げる業種というのが分からなくなってきたよなあ。時代の流れは速いし。
どこもかしこも競争社会。凡人には本当に厳しい。(バブル時代って凡人にもやさしい時代だったよなあ)

そういえば、『新潮45』では「成人した子どもと同居の親は所得税二倍にしろ」などという記事が出ているそうだが・・・。

仮にそうなったら、親の家で同居せざるを得ない稼げない子はますます肩身が狭く、一部は犯罪に手を染めるかも。自殺者も増えるかも。

税金が重く圧し掛かる親は、稼げず自立できない子に愚痴をこぼし、家庭内暴力発生か。下手すりゃ殺人事件に発展。

ますます少子化が進むね♪
子どもを経済的に自立させる自信がある親のみ子を持て、ということじゃの。

もう何だか、ただ生きるだけでも辛いというケースも多々あるのだろうな。
非出生主義・反出生主義が広がるのも分かる。

ということで・・・
https://twitter.com/Antinatalismbotより、なるほどと思ったツイートをいくつか紹介。以下転載。

【生む側もギャンブル、生まれる側もギャンブル】
【出産ってのはこの世という戦場に「赤紙」で強制徴兵する行為 だから「赤ん坊」という 】
【死にたくないから生まないで 苦労したくないから生まないで】
【人生の不買運動 】
【大人は子供に人生を売りつけないようにお願いします】
【幸せの可能性なんて響きは良いけど、可能性の下にある確実な不幸を見ると人間なんて存在しない方が総合的に幸せなんじゃないかと思う】
【世の中の生き物の中で 子を持つか持たざるかを考えて選ぶ力があるのは人間だけなんです】


あえて自ら淘汰を選ぶ・・・
短編連作小説「これも何かの縁」のオタク漫画家・沢田文雄も自らは再生産しないと堅く誓っておる。

ま、オタクは世間から嫌われているからの~。人権派の上野千鶴子氏も「オタクは平和に滅んでいってほしい」と言っているし。

いや、そのうち、若者や子供がどんどん減っていけば、希少価値が出てくるので、未来の若者や子どもは大切にされるかも? で、また若い女性の価値がどど~んと上がるかも?


※連載短編小説「これも何かの縁」より沢田文雄のお話はこちら。

「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
あらすじ→沢田文雄と担当の浅野仁のやりとり。郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。



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日本版カースト3 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

※「日本版カースト2」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-24-1があまりに長文になったので、7月31日追記分をこちらに移動・転載しました。

・・・・・・・・・・

おお、こっちの階層分けのほうがしっくりくるにゃ~^^;

「世間的な階層とぬこキリンの思う階層」
http://ameblo.jp/jutsukenkyujo/entry-12296562043.htmlより一部転載。

【人間さんみたいなマウンティング文化は持ってないぬこキリンが見た人間さんのカーストはこんなかんじにゃ!

1 資産家 年金生活者 生活保護受給者
2 被扶養者(ニート、ヒモなど)
3 ホワイト労働者
4 ブラック労働者 

こうやってみれば労働者がニートとか生活保護受給者を執拗に叩くのとかがよく理解できるにゃ。

一応解説すると1と2は働かなくてもねこまんまが食べ放題の階級にゃ。ただ、2は扶養者の胸先三寸でいきなり4に転落しかねないにゃ!
よく炎上する主婦とか家事手伝いは家庭環境によって3だったり4だったりするけど、実はまったく家事なんかしてないなら2に入るにゃ!】

転載終わり。


うん、批判される・叩かれるってことは、嫉妬されている、うらやましがられている、ってことなんだよな^^;
生活保護受給者、うらやましい人、たくさんいそうだもん^^;

働かなくても食える人が一番の勝ち組かもね。
まあ、生活保護受給者に皆があこがれると社会が成り立たないから、労働することを尊いとし、労働しない人を下層に置きたいのだろうけれど。

そうそう、レオナルド・ダ・ヴィンチが幼き頃、孤独なレオナルドの心を癒し、遊びにつきあい、好奇心を刺激させてくれたのは、ニートのオジサンだったという話を聞いたことあるっけ。オジサンはニートで暇だから、レオナルドの遊び相手にもなれたわけだ。このニートなオジサンがいなかったら、レオナルドもどうなっていたことか・・・。

※レオナルドは・・・フィレンツ郊外のヴィンチ村において、有能な公証人であったセル・ピエーロ・ダ・ヴィンチと農夫の娘であったカテリーナとの間に非嫡出子として誕生した。恵まれた環境ではなかったようだ。


そう、生活保護受給者やニートがなぜ蔑視され、叩かれるのか・・・真っ当に生きている人たち=あくせくと働き、家族を養い、余裕のない生活をしている人からは「お前らだけいい思いしやがって、ずるいぞ」という気持ちが働くことだろう。

そこで、ふと思ったぜ。
オタクがなぜ蔑視され、嫌われるのか。

趣味に生きるオタクは、社会のために結婚して子育てしようとか、労働に生きようとか、いわゆる社会にとって『都合のいい人間』にならないからじゃな。

社会から見れば、「お前ら、皆に好かれるように努力し、女子から嫌われるようなその趣味をやめろ、女子に好かれるようにおしゃれをしろ、恋愛して結婚して子どもを育てろ、で、趣味の時間があるならもっと働け」と思われている。

そう、社会は『社会にとって都合のいい人間』が欲しいのじゃ。

『社会にとって都合のいい人間』を量産するために、ランク付けが行われ、「こういう生き方ができる人が勝ち組だ」と言って、価値観が作られていくのかもなあ。


ということで・・・
上の階層に行くにはどうしたらいいのか、「ぬこキリンさんの階層づけ」を採用すれば簡単なこと。

そう、持たざる者が勝者になるには、弱者として生活保護受給者になるのが手っ取り早いかも。
何しろ外国人も受給できているしね。

若くて健康だと、なかなかもらえないだろうけど、老人になればもらえるはず。(その時、日本の社会保障制度が破たんしていなければ)

老人の時に勝者になればいいのじゃ。

ただ、若くて健康でももらえている勝者もいるので、きっといろんな手があるのだろう。

若くて健康なのにもらえている人・・・たとえば、子どもをケージに入れて殺害した足立区の夫婦、俳優だった小出恵介氏を美人局で落とした17歳の少女の、コスプレ好きの母上など。

※関連記事
「生活保護受給者の犯罪(追記・小出恵介美人局疑惑」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-29

子を殺害した夫婦は、ほかにも子がたくさんいるので手取り月30万の収入だったようだ。家族皆でディズニーランドに行けるほどの余裕があったりしたわけだ。
小出氏を落とした17歳のほうは整形手術したり、帝国ホテルに出入りしたりと・・・

たしかに、企業に都合よく安く使われる労働者から見たら、まさに彼らは上層階級に写るかも。

今現在、世間から見下され、嫌われているオタク、お荷物扱いされる低所得な中高年未婚者よ、老後は生活保護受給者となって、勝ち組ライフを手に入れて、世間を見返してやればいいかも^^;

生活保護受給者=真の弱者の資格を手に入れれば、「オタクは再生産されずに滅んで行ってほしい」とオタク蔑視発言していた上野千鶴子も表だって見下すことができなくなる。

最下層のオタクも、生活保護受給者になれれば最上層へと位置付けられるのじゃ。

もちろん、社会に都合よく使われている労働者たちは非難し、叩くだろうけれど、それくらいは許してやらないと。

だって労働者たちは国から税や保険料を搾取され、過労死寸前になるまで働かせられたり、安く使われたり、まさに奴隷状態なのだから。

国から手厚く保護される最上層・生活保護受給者が嫉妬されるのは当然のこと。

それにきっとリべサヨ様たちが、生活保護受給者を叩いている連中こそ「差別主義者だ」「ネトウヨだ」として、奴隷層を叩き返し、守ってくれることだろう。

今、最下層に位置付けられている人=オタクや、低所得中高年未婚者は、老後で逆転を目指そう。
未婚で家族がいなければ、世話してくれる人がいないということで、最優先で老人介護施設へ入れてくれるだろうし、全ての面で優遇してくれる。

堂々とお荷物になりましょう。どうせ何をやっても、ゴミ扱い、ゴキブリ扱いされるんだから。

ええ、上野千鶴子氏やNHK様、世間様のおっしゃる通り、不良債権で結構です。ま、再生産せず滅んでいくので許してね~、とでも言ってやればいい。

「キモオタ死ね」も、もはや嫉妬の声にしか聞こえなくなるじゃろう。

うん、これもサイレントテロになるんじゃないかしら。
都合よく世間から使われ、バカにされ、見下された仕返しに・・・オタクよ、最後は勝ち組・生活保護受給者を目指せ。

※関連記事
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「日本版カースト2」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-24-1
「オタクは滅んでいってほしい・上野千鶴子氏のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


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障害者差別? 相模原障害者施設襲撃事件 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

8月6日追記・8月8日補足。

やまゆり園を襲った加害者は精神病者。
こういった精神病者をどう扱うのか、問題の根本はここだ。

以前にも強制入院していた加害者。退院させずに社会から隔離し続けるべきだったのか? それは人権侵害なのか? ここを議論しなければいけない。

(「アンネの日記破損事件」も犯人は精神病が疑われる、いわゆる「まともではない人」だ)

なのになぜ「差別問題」にしたがる?

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そして、いつも思う。

「障害者はこの世からすべて消えてください」という、ごくごく少数の人の過激な意見を問題視しながら、
大学教授であり反差別運動にご活躍の上野千鶴子氏の「オタクは再生産されずに平和に滅んでいてほしい」という発言がなぜ問題視されずに許され、今もなお上野氏はリベラルなマスメディアに持ち上げられているのか???

ネットの中の特殊なえげつない過激な意見を大げさに取り沙汰するテレビ。

匿名の人たちが吐き出す悪口・ネガティブな感情で渦巻くネットの中で、そういう言葉が出てくるのは当たり前だ。

オタクに対する悪口、侮蔑も蔓延しているけど、誰も問題視しない。
オタクに投げつけられる「気持ち悪い」「死ね」などの言葉。もはや日常茶飯事。

それとも、障害者に向けて「死ね」は許さないけど、オタクに向けての「死ね」はいい?

・・・既視感。
以前、同じように「在日死ねはダメだけど、キモオタ死ねはいいの?」というような記事を旧ブログで書いたっけ。

上野千鶴子氏だけではなく、反差別界隈ってオタクに対する侮蔑が普通に行われていたりするから。

でも、必ずこう反論してくる人がいるんだよね。

在日や障害者など、本人の努力で変えようがないことで差別するなと。
一方、オタクは努力で変えられるだろう? と。

じゃあ、いじめられるほうが悪い、ということですかね?

つうか、マスメディアも相当に意地悪で、いじめっ子体質があるように思うのだけど。
が、対象が、障害者や在日となると、途端にきれいごとを並べ正義面する。

もちろん、一般の人から見ても「オタクは気持ち悪い」のだろう。個人の感覚だから、それを咎めようとは思わない。

だけど・・・「オタクが気持ち悪い」と言うのはいいけど、「障害者が気持ち悪い」は許さない?
それこそ差別では?

こういった差別表現を許さないというならば、そういった言葉を使用するのを禁じる=表現の規制・言論統制するしかないが、表現の自由・言論の自由がなくなる。どっちがいいんだろうね。

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・・・・・・・・・・
7月26日
追記その2。

この事件でもうひとつ気になっているのが加害者家族がその後、どうなったのか・・・だ。

秋葉原無差別殺傷事件の加害者家族は、家族は離散、父親は職を失い、母親は鬱病、弟は自殺した。

※関連記事
「家族崩壊・秋葉原通り魔事件の犯人の弟、自殺」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-30


幼女連続殺害・宮崎勤事件では父親が自殺。
佐世保市高1女子生徒殺害事件でも父親が自殺。

加害者家族も社会的制裁が下され、自殺するまでに追い込まれ、人権侵害される。
加害者家族もまた差別されるのが、日本社会だ。彼らにはどの程度の責任があるのだろうか?

そんなことを考えさせてくれる小説を紹介しておこう。

雫井脩介「望み」


内容は・・・息子が殺人事件に関わっていることを知る両親。が、加害者なのか被害者なのか、分からない。もちろん、最終的にどちらなのか分かるのだけど、その過程で揺れ動く家族の姿を描いている。

加害者でいいから生きて帰ってきてほしいと願う母親。
加害者であるはずがないとする父親。
しかし、もし息子が加害者だったら、家族はどうなってしまうのか、仕事を失い、住まいも変えなくてはならず、兄妹である娘にも害が及ぶ、ということも心配してしまう。


もうひとつは薬丸岳氏「Aではない君と」


少年犯罪、家族、親子の関わりを描いた小説としては最高峰だと思う。


家族に責任があるのだとしたら、社会的制裁を受けるのが当然だとしたら、親になるのに、相当に厳しい覚悟が問われるだろう。
植松聖容疑者は精神疾患もかかえている可能性もあるが、精神疾患・人格障害は遺伝的なものがあるのか? これから親になろうとするものは、自分自身と配偶者及びその親族のそういった遺伝的要素も考慮しないとならなくなる。が、これは優生思想になるのだろうか? 


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オタクよ、嫌われ者でいこうぜ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずはブサメン蔑視ツイートを紹介。

https://twitter.com/psalm0909/status/785022674749632512より転載。
【美人からしたら、恋愛対象外のブサイクな男が告白してきたらほぼ犯罪予告みたいなもんなのかもな… 「あなたにちんこをいれたいと考えております!」って言ってきてるのと同じだもんな 断っても逆恨みやストーカーしてくる可能性あるし】

https://twitter.com/butaille/status/785027124000415744より転載。
【告白が「あなたにちんこを入れたいと考えております!」の意思表明だと考えると、仲良くもない相手にいきなり告白することの何が不気味なのかよく分かると思う】

ブスも辛いけど、ブサメンも辛そう。告白だけで犯罪者予備軍扱い。
恋愛ごとに関わると、ブスは見下され哂われるだけだけど、ブサメンは気持ち悪がられ、もはや有害。

けれど世間は、非モテや童貞を問題にし、恋愛しろ、エッチしろとうるさい。
一部男性が、ナンパに精を出し、女の子をモノ扱いして狩るゲームをするのも仕方ない気もする。

※ただしナンパは不法行為ではない。嫌なら女の子のほうは誘いに乗らなければいいだけの話。

こうなると、やっぱ『3次元の女の子に迷惑をかけないオタク』が一番かもしれない。

え? オタクは存在そのものが迷惑?
まあまあナチスのようなことは言うな。

それに男からしたらブスも存在そのものが迷惑だろう。東洋人である日本人のほとんどは世界基準からしたらブスがほとんど。だからお互い様だ。

というわけで、えげつない世界から退散して、君もオタクの世界にこないか♪

キモオタのワシもできるだけ『真っ当な普通の価値観を持つ一般人』に接触しないように気をつけている。
オタクには近寄ってほしくないだろう『世間が良しとする価値観を持つごく一般の普通の人たち』には迷惑をかけたくはない。それくらいの気遣いはあるつもりじゃ^^

独りでも充分楽しいぜ。

そう、オタクになるもよし、恋愛工学などナンパ道にはまるのもよし、もちろん世間様が推奨する正しい恋愛を求めるのもよし、法に触れなければ生き方は自由。

体の健康はもちろんだけど、心の健康が一番大事。
心が壊れたり歪んだりすると厄介。そうならずに済む道を行くのじゃ。

だって・・・↓こういうのを読むと・・・
https://twitter.com/Aglaia_as7

なんかさ、世間の価値観から離れないと不幸になる気がする。

いや、合っている人はいいけれど、合わない人は・・・ただただ劣等感を募らせるだけ。

ワシも世間からの外れ者じゃが、若い時は夢中になれるものがあって幸いだったと思う。
劣等感はあったけど、そいつを忘れされてくれるくらいに夢中になれるものがあった。なのでとても楽しかった。

ワシにとって、それは漫画であり、ピアノであった。
漫画もピアノも基本独りでつきつめていく性質のものだったから、より救われたかもしれん。

※ショパンと対話しながらピアノを弾くことと、架空のキャラと対話しながら漫画を描くことは、ワシの中では同じ行為だが、世間様は、前者を「素敵」と思い、後者を「気持ち悪い」と思うようじゃ。

そう、オタク道のいいところって、独りで楽しめるところ。

ま、世間は独りでいることを良しとせず、かわいそう、寂しそう、不幸だ、と言い、あげくのはてに「サイコパス」扱いするけれど。

世間様の言うことも分からないではない。たしかに世間から外れているから、『世間に共感する』ってことは少ないかも。

ちなみにサイコパスとは・・・反社会性人格障害(APD)。サイコパスの特徴は極端に自己中心的で、慢性的な嘘つきで後悔や罪悪感が 無く、冷淡で共感が無い・・・とのことです。

そーいや、恋愛工学の藤沢数希氏への批判に「サイコパスだ」との言葉もよく聞くっけ^^;

オタクと恋愛工学って『普通の真っ当な人』から嫌われているという点で一緒だね^^;

(だからワシはつい恋愛工学に肩入れしてしまうのかもしれぬ。もち、女性蔑視の点は共感できないが、それについては一部女性も男性蔑視しているところもあるので、どっちもどっちでお互い様だろうという認識じゃ)

そんなオタクは、過去、サイコパスだったのだろう宮崎勤と同一視され、有害視されてきたっけ。
世間の価値観に合せようとしないことから反社会的・自己中心的と思われ、協調性に欠いていることから冷淡で共感がないと受け取られるのかもしれないな。

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生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには・・・ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは気になった記事を紹介。

「欧州からは日本だけが勝手にどんどん貧しくなっているように見えている 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/pjapan

【日本は「安い国」であり、外国人からは「日本って外食の値段が嘘みたいに安くて驚いた」「日本は低賃金で過酷な長時間労働をやってくれる国」に見える】

といったことが書いてある。ホリエモンも同じようなこと言っていたな。
日本社会は高いサービスを求めるくせに安い金しか払わない。

弱い立場の人は搾取されながら、しかし、その条件で働かざるを得ない・・・この現実。
こうなったら、背負うものをできるだけ少なくしていくしかない。

例えば・・・生活にかかるコストを下げる。たとえば、一人暮らしはせず親元にいる、お金のかかることはしない、子を持たない=扶養家族を持たない、本当に欲しいものを手に入れ、それ以外は捨てる・切るというエコな生き方をして、やりたくない労働をできるだけしないようにしていく。

自分が本当に欲しいものは何か。一つか二つに絞り、それ以外は捨てる。

世間が良しとする生き方ができる人はどんどん少なくなっていくかも。
普通の人にとっては「世間が良しとする生き方をすること」は無理ゲーになりつつあるのかも。

では、もうちょい、リンク先の同サイト内で興味深かった記事を紹介。

「はたして日本国民に大規模な移民受け入れを決断する覚悟があるのだろうか? 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/immigration0217

「上野千鶴子が珍しく真っ当なことを言っている」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/ueno

「日本って『落ちぶれて周りに相手にされなくなった淋しいおっさん』みたいな国だよね 」
http://www.from-estonia-with-love.net/entry/personification

まあ・・・平和に滅んでいくというのもいいのではと・・・上野千鶴子氏および反差別を掲げるリベラル様から「オタクは滅んでいって欲しい」「キモオタ死ね」「オタクは再生産されないでほしい」と思われているキモオタ・ハヤシとしては思う。
うん、オタクと一緒に皆で滅んでいきましょう♪

ただ・・・日本が勝っていた経済大国って言われていた時代も、ワシは日本の悪口しか聞いたことがなかったぜ。
「実力主義の自由の国アメリカ、社会福祉が充実している欧州がいかに素晴らしいか、それに較べ日本はダメだ」ってね。

欧米スバらすい~、日本ダメダメね~♪

「日本人離れをしている」というのは褒め言葉。容姿、体力、運動能力を測る時に使われている言葉であり、「日本人らしい」というのはマイナスに捉えられていた時代でもあった。

日本人は個性がない。イエスマンばかり。自己主張がない、付和雷同。陰湿。島国根性。狭量。
酷いのになると「日本人は極東の閉鎖された島国だったから、混血が少なく、民族・人種的に劣っている」という人もいた。

朝日新聞も大活躍していた時代。
過去、日本がどれほどに極悪非道だったか、知らされる。その「極悪非道の血が流れている日本人はおぞましい民族である」と・・・ワシの周りはわりと左翼空気だったんで、そういう教育も受けた。

で、特にワシはクラシック音楽の世界にいたから、余計に「日本はダメ、欧米は素晴らしい」価値観の中にいた。
日本人は耳が悪い、英語能力なし、リズム感が悪い、などなど。
日本人的であることは、とても恥ずかしいことだったのだ。

なので、今はその揺り返しなのだろう、『日本って素晴らしい』と悦に入っても別にいいんじゃない?

それに、たかが海外旅行ですら、日本に帰ってくると『日本、落ち着く。日本、安心安全。日本、サービスいい、日本食、最高』って思ってしまう。

・・・っと、いえいえ、リベラルの方、ごめんなさいね。やっぱ日本って人権がないし、差別大国、酷い国ですよね。
反差別を掲げるリベラルな方からさえも「キモオタ・ネトウヨ死ね」「低劣なる差別主義者」と思われているキモオタ・ハヤシは淘汰されるべきく劣った醜いダメな日本人だと自覚しておりますぞ。生きていてごめんなさい。

日本は謙遜の国。
愚妻、愚息という言葉もあるくらいだし。
自分や自国を素晴らしいなんて言っちゃ、日本らしくないですよね。

それに女性は30代からBBAと言われ、恋愛市場・婚活市場では30後半からは価値がゼロとなる厳しいお国。先進国・欧米諸国ではちょっと考えられない価値観だろう。

なのでリべサヨが言うように、日本は野蛮で遅れている価値観も残っている恥ずかしい国かもしれない。同調圧力も未だ強いし、自殺率も先進諸国の中で抜きんでているし、おまけに中絶数も異常に高い。

※関連記事
「恋愛の後閉まる・異常な堕胎数」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-21-1
「女の価値は若さ(VOCE炎上)」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-19
「自殺願望・若年層女性に多い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08-1
「安楽死とオタクヘイト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-06
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「差別やむなし」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-11
「差別大好き」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-17
「フェミよどうする? 女性の権利VSイスラム教」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-06
「オタクは滅んでいってほしい・上野千鶴子のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


ところで、米国ではオバマケアによって、弱者を助けるために中流層の搾取が激しく、それでトランプさんに票が流れてしまったんだとか。
日本も、弱者を助けるために、社会保障費を若者や中流層から搾取しないとやっていけないよね。

けど若者や中流層からどんどん搾り取っていけば、ますます先細り、日本破たんも秒読み段階。
やっぱオタクと共に平和に滅んでいくしかなさそうだね^^;上野千鶴子総統のおっしゃる通り。


さて、ここで幸せな人生について考察された記事や著書を紹介しておこう。

まずは医師・高須賀氏の記事。

「太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について」
http://blog.tinect.jp/?p=40658

「人間の幸福は健康・モテ・お金・人から尊敬されたい、に集約される」
http://blog.tinect.jp/?p=39647

「モテ・年収・地位を超える人生の幸福―その入手は、お金なんかより遥かに難しい」
http://blog.tinect.jp/?p=39835


橘玲氏の「幸福の資本論」も面白そうじゃの。



これによると、幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つであるとしている。

【「金融資産(資本・財産)」「人的資本(仕事・職業)」「社会資本(絆)」・・・3つの資本をすべてそろえることは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか】という。


あるレビューがこの本の内容をまとめていたので、転載。

【株や現金などの金融資産から「自由」を手に入れ、好きなことを仕事にして「自己実現」を目指し、強いつながりと弱いつながりを組み合わせ、「適度な絆と強固な愛情」を得るべし】

『人間関係』については「強いつながりは最小限に留めたうえで、弱いつながりをたくさん持つ生き方」をお勧めしているようだが・・・。

ま、難しいことを考えても仕方ない。幸せなんて気の持ちよう。
そーいや、幸せの国のブータン、国民の幸福度が下がったんだって? 周囲の情報を得られるようになって、自分たちがけっこう貧しい生活をしていることを自覚するようになったらしい。


ちなみに、その橘氏の著書「幸福の資本論」は未読だけど、「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」は読んだ。



う~ん、で、結局、生き延びる方法って結局何なんだろう? とは思ったが・・・せっかくなので「なるほど~」と思ったところを記しておこう。

まずはこれ。

【人間の祖先は群れを作って身を護ってきた。群れから追放されることは死を意味する。従って人間は仲間外れにされることに本能的な恐怖心を持つ】


ここで・・・やはりイジメによる自殺を思う。当ブログでは『自殺した中島菜保子さん』のことを取り上げたが・・・グループから仲間はずれにされていた中島さんは日記に「恐い」「疲れた」「死にたい」という言葉を残していた。

「友だちなんていなくていいじゃん」と思うものの、事はそう簡単ではないのかもしれない。子どもにとっては学校での無視・仲間外れは大人が考える以上に死にたくなるほどに耐え難いことなのだな。

それでも「友だちなんていなくてもいい」という価値観を認めていくしか、こういったイジメによる子どもの自殺は減らないだろう。

一握りの人間で構成される狭い教室で人間関係が上手く行かなくても大したことではない。長期間入れ替わりもなく同じ面子で構成される世界ではランク付けも行われ、つまらない劣等感も植え付けられてしまう。

いつも同じ面子で過ごす狭い世界では、友情も生まれるだろうが、嫉妬や憎悪、裏切りなどどろどろした負の感情も生まれやすい。そんな世界から距離を置いた方がいい場合もある。

あ、そうそう、ちきりんさんのこの記事を、ぜひに中学生高校生に読ませたいよな。

「勝手に失望し、勝手に裏切られる人たち」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20170708?platform=hootsuite

【思春期の子供たちは100パーセント自分を肯定してくれる人・自分を完璧に理解してくれる者」を探している】とのこと。なるほど、たしかにそうかもなあ。自分も思春期の頃、そうだった気がする。でも、そんな人いないんだよね。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23
「ぼっちは嫌・ピアノが超上手な茨城中3女子生徒自殺について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-05-31


そしてもう一つ・・・橘氏の著書『残酷な世界~』の中で、『生き方』とは関係ないけど「へええ~」と思ったところはこれ。

【近親相姦は極めて不利な繁殖方法。これを避けるため、発達期に一緒に育った男女は血縁かどうかに関わらず、性的魅力を感じなくなる】

まあ、結婚は性的魅力を感じるかどうかより、気心が知れた者同士がいいということで幼馴染同士の結婚もありえるだろうけれど・・・。

オタクの間では「幼馴染カップル」って萌えるけど、現実は違うようじゃ^^;

・・・・・・・・・・
余談。

幸せというか・・・楽しく心地よく生きていく上でのヒントになりそうな言葉を紹介しておこう^^

説教オジサンのツイート
https://twitter.com/partyhike/status/803492326916005888より転載。

【人生において優先順位や効率をやたらと重視する人がいるけど、勘違いした意識高い系の学生ならまだしも、いい歳した大人が主張することじゃないね。『時間と金の使い方について優先順位とか合理性とかコスパとかを考えずに済むのが、本当に豊かってことなんだよ』って、マックで女子高生が言ってたよ】


劇作家・小池一夫氏のツイート
https://twitter.com/koikekazuo/status/803415300389486592より転載。

【負の感情は感染するンだよね。ハッピーな人といるとハッピーでやさしい気持ちになるし、性格の歪んだ者を相手にしていると、自分にも感染する。だからね、嫌な人だと思ったら、その感染源から速攻で逃げること。そして、幸せな感情はどンどン感染させて、嫌な感情は人に感染させないように気を付ける。】


何にせよ、不快・嫌なこと(人・場)から逃げることが可能なら逃げよう。それだけでも豊かさ(余裕)をほんのちょっと取り戻せるのではないだろうか。

そして、余裕を奪う「世間が良しとする生き方」からも逃げたほうがいいかも。
で、余裕のある人が「世間が良しとする生き方」を実践すればいいのだ。

※関連記事
「生き方あれこれ1・夢の引き際」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
「生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-20


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タグ:生き方

生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

仕事における成功者・ホリエモンとちきりんさんの対談記事を紹介。

「自立した理想の生き方を目指す」
http://diamond.jp/articles/-/46414?page=2&utm_content=buffer21715&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

うむ・・・『自立』って、今、一番、世間が求めている生き方だよなあ^^;
何にも依存せずに自立できる人って本当に立派である。

こういう生き方を目指したい人、できる人はそうしたほうがいいと思うけど、別に無理して自立しなくても生活できる人はそれでいいんじゃね? とも思った。

ちなみに、ワシは「ストック型」でいくしかないな。その時代についていけない者、歳をとって頭が働かなくなり、アイディアも浮かばなくなり、稼ぐ力がなくなっていく者もけっこういると思う。
自分の資質・能力・価値を見極め、どの程度、自分に投資するのか、不良債権にならないようにしなくてはの。

どのようにして生活を守り、快適な余生を送れるかだな。

ちきりんさんやホリエモンの生き方は理想的だけど、誰もができる生き方ではないような気がする。

ま、それは置いておいて、ちきりんさんもわりと「ひきこもり=孤独=独り」を楽しんでいる人、いや、楽しめる人なのだな。
独りの時間がないといられない。というよりも、気ままに自由に使える時間がたくさんないといられない、と言ったほうが正しいか。

ホリエモンもちきりんさんも、世間=人の目なんて気にせず、楽しんで生きている、この点は見習いたい。
もち「そんな余裕ないよ」という人のほうが大半かもしれないけど。

だから余裕を作ることから始めるがいいと思うよ。
それには、まず背負うモノ・負担を少なくしていこう。

そーいや、ホリエモンもちきりんさんも独身。自由を愛するが故だろう。(これは藤沢数希氏も同じだろうな)
だから余裕もある。背負わないといけない扶養家族もいないので心置きなく冒険もできる。

いや、もちろん家庭を持ち、家庭第一主義、もしくは仕事にも燃えつつ家庭も大事にして両立させるスーパーな生き方も大変立派で素晴らしいと思うので、それがしたい人はそう生きればいい。


ということで・・・この手の話題・・・最近はもう内容が重複気味だな・・・まるで老人の繰り言のようじゃの。

結局、いつも言ってることは同じ。世間の求める『正しい生き方』に惑わされないように自分に合った生き方を選択しようぜ・・・ってことで。

世間が良しとする生き方――恋愛をし、親元から自立をし、結婚をし、子=家庭を持ち育て、経済的自立・精神的自立・生活的自立をし、家庭と仕事を両立させ、かつ家庭にも仕事にも依存せず、偏らずにバランスよく生きる・・・って、けっこうキツそう^^; これってもはや『普通の生き方』ではなく『立派な生き方』だよな。

もち、そうなれるように努力するのはいいのだけど・・・
その生き方ってもしかしたら余裕をなくし、人によってはさほど幸せを得られないのでは、と疑問を持つようになった。

いや、世間が良しとする生き方は、人を選ぶというか、よほどの能力を必要とする生き方かも。
まずは自分の能力を見極めないとね。無理が祟って、心身の健康が脅かされるかも。

もちろん『世間が良しとする生き方』ができる人は偉い。
で、そういう人が多くなければ、社会は成り立たないだろうから、社会としても、そういう人間を増やしていきたい。

だから、世間が良しとしない生き方をしている人(自立してない人・働いていない人・子どもを持たない人など)を批判したくなるし、見下したくなるのだろう。
ラクしている風に見える人、努力してない人・努力が足りない人、甘えている人を攻撃したくなるのだろう。

そしてそういった人たちに、幸せになれない、不幸になるよと脅し、劣等感を植え付ける。
そうすれば多くの人は『世間が良しとする生き方』をしようと努力する。

ま、世間が良しとする価値観からずれた人間に対するディスリ、見下しは仕方ない。
社会のためにならない「オンリーワンの花」などいらないのである。それが世間の本音だ。

けど、我慢して社会のために生きることもない。

いや、我慢と引き換えに自己承認欲は満たされるだろうから、それはそれで幸せを感じる人はいるかもしれないが。

要はそこまでして『世間=周りの人たちからの承認』が欲しいのかということだよな。

いろんな生き方があるので、自分にふさわしい(自分が心地よいと思える)道が見つけるといいの~。
それには『余裕を持つこと』がポイントになるのでは、とワシは思っておる。

そう、例えば・・・自立について。

仕事をバリバリしたい人・とにかく仕事を最優先したい人・100パーセント打ち込みたい人は、仕事に全エネルギーを注げる環境が必要。そのためなら実家・親元にいてもいいのではと思う。
特に・・・食事の面倒をみてもらえるなら相当助かるだろう。健康のためにも、栄養バランスのいいものを母親が用意してくれるなら、それに越したことはない。男性の場合、つい食事はおろそかになりがちだ。健康管理を親任せにするというよりも、親の助けを借りると考えてみればいかがだろうか。

親元にいれば家賃もなしとなるので、経済的に助かる。貯金もできるし、もしも将来、起業する場合や勉強し直したい場合、その資金となる。
あるいはそれを元手に投資をして、さらに資産を増やしてもいい。そうやって、まず経済的余裕を手に入れてもいいだろう。

いや、「健康管理など親に頼らず自分でやって自立しろ・独立しろ、甘えるな」というのは本当に正しいと思う。

けど、その正しい生き方が辛い、しんどい、できない、という弱い人たちもけっこういるのでは。
正しい生き方に辟易している人もいるのでは。

また・・・低収入だと、親元を離れて一人暮らしをするための家賃を払うのは大変。
この場合だって、実家にいていいだろう。

そう、まずは『余裕』をいかにして作るかだ。

余裕をなくしてまで自立をすることはないと思う。
まずは時間的余裕・経済的余裕・体力的余裕を得るほうがいい。

で、余裕を得た中で、少しずつ将来への準備をしていけばいい。

ま、世間では「親元から離れ一人暮らしをすること」が正しい生き方・良い生き方とされているだろうけれど。
『正しい生き方・良い生き方』が、自分にさほどメリットなければ、それに合わせることはない。

もちろん、親元を離れたい人=自立したい人はそうすればいい。

ほか、世間が良しとしていること=友だちを作ること、恋愛、結婚などなど、全てに当てはまると思う。
メリットよりマイナス面が上回ると感じるなら、自分の能力を上回る・余裕をなくすようなら、無理しなくてもいいのではと。

※関連記事
「生き方あれこれ1・夢の引き際」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-03
「生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06


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タグ:生き方

生き方あれこれ1・夢の引き際 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

ちきりんさんのツイートを紹介。
https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/874522805676539905

【今、秋に実施する新企画を考え中。成功するかどうかわからないけど、だからこそ楽しみ。てか私はもう、「間違いなく成功する」とわかってることには興味が持てない。だってそんなことに時間つかうの、人生の無駄使いだから】

たしかに。
成功が分かっているゲーム=勝利確実なゲーム=簡単なゲームはつまらない。

難しい方が燃える。
仕事・ビジネスの成功者にはこういう人多いよな。

何事もリスクはあるし、リスク高い方が刺激的で面白いのも事実。
リスクとのつきあい方に人生を楽しく過ごせるコツかもしれぬの。

もち、勝てるゲームにしか挑戦しないという生き方もあり。だって負けるの嫌だし、気分が落ち込むもの^^;
楽しければどっちでもいい。

まあ、今の時代、↓勝てるゲームも少なくなってきている気もするけれど。

そこで、我らが藤沢数希氏の刺さるツイートを紹介。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/881055520387235840

【ビジネスしたり、恋愛したり、子供作ったり、育てたり、夢を実現したり、と人生ゲームはいろんなステージがあって面白いんだけど、難易度的に偏差値63ぐらいないと楽しめない。偏差値55ぐらいだとすでに糞ゲーになってる。神様が設定ミスって一部のマニアしか楽しめないゲームにしちゃったっぽい】

【将来的には、VR技術なんかがもっと進歩して、人生偏差値55以下の人たちは、社会保障でとりあえず生きてるみたいな生活をしながら、楽しいことはヘッドマウントディスプレイの中でやる、みたいな世の中になるんかな】


バブル時代は恵まれていたのかもなあ。ワシのようにあらゆる能力において偏差値低くても楽しめたもの。
今はそれぞれのゲームの難度が上がってしまっている気もする。

うん、今の時代だとワシはどのゲームも難度高すぎて手に負えない感じ。
そう、レベル1で、ラスボスに立ち向かう感じ。瞬殺されてしまうよな^^;

けど、社会保障で助けてもらいながら、のんびりと夢の世界で生きるのもいいんじゃないかなあ。

藤沢氏の言う『偏差値63な人』が活躍するほうが社会は上手くまわっていくかも。で、ますますレベルが高くなり社会のあらゆる面は進化していくんだろう。

ワシのような低偏差値人間はそういう人たちの能力に助けられ、生かされるんだから感謝しないとな。

低偏差値人間は無理ゲーで、己をすり減らすこともない。
それに偏差値55以下は、けっこう大多数。周りが皆、負け組なら劣等感に苛まれることもない。
ゲームプレイヤーとしてあくせくしなくて済む――案外、それはそれで幸せかも。

挑戦=プレイしたくないということは、それらはさほど手に入れたいモノではないのだ。
本当に欲しいものでもないのに、がんばる必要もない。

けれど、努力してみようと思う人はどんどんすればいいと思うよ。

特に若い頃(10代~20代)は伸びしろがあるからなあ。体力も気力も一番充実している時期。何かに打ち込めるものがあれば、とことん打ち込んでみたほうがいいと思う。

結局、成功しないかもしれないし、ビジネスになるほどのものは得られないかもしれないけれど、それでも「やめておけばよかった」というような後悔はしないんじゃないかな。

10代後半~20代のパワーはすごいものがある。体力もすぐに回復する。気力も充実、技術習得も早い。伸びしろが大きい。

なので世間の『若さ至上主義』も仕方ないと思うこともある^^;

余談だが・・・ピアノの場合、ピアノ専攻で音大受験するのに2浪したら、もうあきらめたほうがいい。20歳過ぎて技術が伸びることはほとんどないので。今まで落されてきたということは、実技において大学側が要求する技術水準に達していなかったということだから。

かつてワシがいた頃の東京音楽大学で、3浪したピアノ専攻の学生などいなかった。仮に3浪で受けた人は落とされていたのでは、と思う。(声楽などはその限りではない)

ちなみに大きなコンクールの年齢制限は20代後半まで。30代はない。

漫画家デビューだって、同じ実力ならやっぱ若い人が優先されるだろう。

若いほうが何かとチャンスはあるし、優先される=選ばれる^^;
若い方が好まれるって、恋愛市場・結婚市場だけではないようだ。

ただし、今の時代においてワシ個人は音大に行くことはお勧めしない。お金がかかる割には得るものが少ない気がする。ピアノの教師は音大に行かなくてもなれるし。演奏家になりたいなら音大行くよりコンクール入賞を目指した方がいい。音大で勉強することは『夢や目標』にしないほうがいい。単なる『手段』。

夢と手段を履き違えなければ、あとは努力するのみ。手段は戦略。戦略はちゃんと考えたほうがいい。
で、例え成功しなくても、後悔はしないと思うよ。

※関連記事
「コスパが悪い・音大について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-04
「音大・専門に進むにあたって」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-28
「貧困女子借金背負って音大?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-12  

・・・・・・・・・・
余談。

本田圭佑氏の言葉を紹介。

本田圭佑氏のツイート。
https://twitter.com/kskgroup2017/status/881636756889649152より転載。

【よく「努力がもっと出来るようになるにはどうすれば良いですか?」という相談を子供から大人まで多くの人からされます。 僕がいつも言っている答えは 「今の自分では実現できない夢を持つことです。」 夢や目標こそが唯一の努力を続ける際の希望だと】


本田圭佑氏の名言・格言集
http://iyashitour.com/archives/19481より一部抜粋。

【挫折は過程、最後に成功すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ】


成功するまで、あきらめない。カッコいいけど、引き際はあると思う。

どこでその夢をあきらめるか、引き際を決めるか。
ワシは『目標に達しなかった時・評価を得られなかった時、悔しさをさほど感じなくなったら引き際だ』と思っている。執着心がなくなった証拠だ。

悔しさはエネルギーの源。それを失ったら、終わりの時。別の道を見つけたほうがいいかも。

ワシも若き頃、あれ以上がんばることはできなかったくらいにピアノと漫画をやった。
悔いなしじゃ。苦痛がなければいつ死んでもいいと思っているくらい。今は余生を送っている気分^^;
もちろん『悔しさ』を感じることはなくなった。

※関連記事
「生き方あれこれ2・自立するより余裕を作ろう」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-20
「生き方あれこれ3・貧しい中で幸せ得るには」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-07-06


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日本版カースト2  [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

ある種の人たちってレベル分け・ランク付けが好きだねえ^^;

ま、ランク付けしたりして、人を見下すことで自分の不遇が慰められるのであれば、見下し見下されという生き方も仕方ないのかも、と最近、思う。

まずはこの記事を紹介しよう。

「新カースト制度・日本人を年収、職業で12階層に分けてみた」
http://ebloger.net/class-system/

違う階層とは、価値観が合わないし、同じ階層内でつきあうが、一番平和に過ごせる気がする。同じ価値観を持っていることが多いだろうから。

というか、違う階層の人と末永くつきあうのは難しいんだろうな。

同格、同じ階層の人間を求めるのが、人づきあいのデフォ。
感覚や価値観の違う人間とつきあっても、視野が広くなるなどプラスになることは少なく、大抵はマイナスに作用する。お互いに不快な思い、つまらない思いをするだけ。現実はそうだ。

生活習慣、価値観、考え方がまるで違う人たちと一緒のコミュニティにいても、トラブル続きで、上手くいかないことのほうが多いだろう。

だから、人は『違う価値観を持つ者』に対し、警戒し、マイナス評価を与えるのだな。
自分や自分が属するコミュニティを脅かす存在として、忌み嫌う。

社会を平和に運営していくには、不特定多数と違う価値観を持つ人間など邪魔なだけである。
だから同調圧力があるのだな。

ま、特に日本人は周りの目を気にする、周りから幸せに思われたい、嫌われたくない民族性(共同作業で生きてきた農耕民族の所為かな?)を持つので、同調圧力(呪い)をかけやすい。

同じ価値観を持った人間のコミュニティは安心。擦り合わせも可能。そう大きなもめ事に発展しない。
息苦しさと引き換えに平和を得ているのかもしれない。

もちろん、中には、その価値観に合わせることができず、病んでしまったり、最悪、自殺へ追い込まれる場合もあるだろうけれど。

なので上野千鶴子氏の「社会の害になりそうな人間(オタク)は平和に滅んでほしい=子孫は残さず、再生産せず、淘汰されてほしい」も仕方ない考え方なのかもしれない。(キモオタのワシも淘汰される側の人間じゃ^^;)

自分が理解できないもの・価値観が違うもの=嫌悪するものを「害」と見なす。人間、そんなものだ。

その代わり、上野氏は、ヘイトスピーチした人や差別発言した人を「ナチスやヒトラー呼ばわり」資格がなくなったわけだが・・・
上野氏に限らず、リべサヨの人たちはなぜか「自分も差別している自覚」がないようで、そこがリべサヨが不信感持たれている理由のひとつなんだろうな。

※関連記事
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「日本版カースト3」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-08-03
「オタクは滅んでいってほしい・上野千鶴子氏のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24


おっと話がずれてきたので、元に戻そう。
階層と人づきあいについて。

つきあいってそれなりにお金と時間をとられてしまう。
特に上の階層の人たちは時間にシビア。無駄な時間は使いたくないはず。

ワシは、彼らの時間を消費させるに値する価値はないので、早々に退散じゃの^^;

上層の人たちは、税金もたくさん納めてくれている社会にとってとても有益な人たちだ。その人の邪魔をしてはいかん。時間泥棒をするなどとんでもないこと。
下層に位置するワシのような人間は、せめて上層の人たちの迷惑をかけないようにしたいものじゃ。

いや、皮肉っているんじゃないよ。
だって、上層の人=税金をたくさん納めてくれる人たちがいるからこそ、社会の経済が回り、インフラが整えられこの日本を少しでも住みやすい社会にしてくれているのだ。(海外のほかの国に較べたら日本ははるかにいい)

社会保障制度もなんとか維持され、下層のワシはその恩恵に預かっているわけだ。
下層の人間は、もっと上層の人間に感謝してもいいのではないかとさえ思う。

そんな自分はがんばって上層へ行きたいとはさほど思っていない。疲れるし^^;
ま、そもそも自分がどの階層か気にならないし、いろんなランク付け・レベル分けがあるんだろう。ワシは最下層でいいぜ。気楽だし^^;

人づきあいでは・・・レベルや階層よりも、話があうかどうか、おもしろいかどうか、それだけ。
あとは金銭感覚が同じかどうか。(なので同じ階層の人間とつきあうのが一番心地よいとなるのかもしれぬ)

で、自分にとって「不快だな」と思ったヤツとはできるだけ距離を取り、関わらない。これが一番の解決法だよね。仕事関係だと難しいけど、とにかく逃げることを考えよう。

もち、自分も相手にとって不愉快な存在であることも多々あるだろうから、そこも重々気をつけないと。
その加減を見極めるのも、コミュニケーション能力のひとつかもしれないの~。

IMG_20141224_0004.jpg

短編連作小説「これも何かの縁」の主人公・四条静也と理沙夫妻も、人間関係を築くのが苦手。二人の世界で自己完結しているので、ほかの人間とつきあうのが面倒でもあるのだ。

それが如実に出たお話はこちら。

「面倒な年賀状」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-01
※あらすじ→微妙な問題をはらむ子どもの写真付き年賀状。やはり問題が起きてしまった。新生児の初正月について雑学あり。

「鬼は外・心の中に棲む鬼」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-08
※あらすじ→年賀状事件からその後、静也は相変わらず女性陣と距離を置いていたが・・・。節分・豆まきの由来・歴史など雑学満載。


ちなみに・・・
四条夫妻は役所勤めの地方公務員。夫婦共働きなので世帯収入は中流の上の階層に入るのかしら。

けど、家は賃貸なのか、社宅なのか、持ち家なのか、ローンがあるのかでも違ってくるし、扶養家族が何人いるのかでも違ってくる。

生活コストがどれくらいかかるのか、人それぞれ。
単純に収入だけで豊かさ=経済的余裕は量れないかも。

四条夫妻は賃貸だけど・・・そこそこ豊かな暮らしができている。ブランドにも興味ないし、クルマも持ってないし、その代わり、食事にちょっとお金をかけて、お値段高くても健康にいいものを選んでいる。たまには、ウナギやトロの刺身を食べて、プチ贅沢を楽しんでいる。

てなわけで食費=エンゲル係数は高めなんだけど・・・こういう場合のエンゲル係数って貧しさの指標になるのか?

また、四条夫妻にはおつきあいするような友だちはいない。よって、交際費用も発生しないし、そういったおつきあいに時間をとられることもない。

で、子は一人だけど・・・子はそれ以上は持たないと決めている。(物語上にはそんな話は出てこないけど・・・つまり裏設定ね)
それ以上持てば、時間的にも経済的にも体力的にも余裕がなくなる。余裕がなくなれば家族の間もギスギスしてしまうだろう。

四条夫妻は、家族愛があれば何でもできる、などという根性論は嫌いなのだ^^;
『兄弟姉妹がいたほうがいい』かもしれないが、家族の余裕をなくすほどの価値はない、と判断している。

そういったコストを抑えた生き方をする四条夫妻は貧しいのか豊かなのか、本当はどの層に属するのか、成功者なのか、ま、単純な階層分けでは分からないのであった。


※そんな四条夫妻の生活が描かれている「~縁」の目次はこちら
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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ゲスいこの世を生きるには [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは我らが藤沢数希氏の名言を集めたツイッターを紹介。
https://twitter.com/kinyu_nikki_bot

↑なるほど、と思わされることがたくさん。人生、生き方にお悩みの方、ご参考に。

うむ、ワシがなぜ藤沢数希氏に注目しているかというと、世間を支配している価値観をひっくり返すような考えを提示してくれることがあるからだ。(ホリエモン、ちきりんさんも同じにおいがする)

「友だちはいなくてもいい」というのも、そのひとつ。
そして、恋愛をゲームと言い切り、恋愛にさほど価値を見出していないのも、なかなかに勇気がいる新しい考え方だ。が、これを言うと、必ず「さびしい人。カワイそうな人」と揶揄されるし、「愛を知らない人」などと見下される。

もちろん、女性をモノ化して捉えているので、そこは共感しづらいが・・・
けど、非モテ・恋愛弱者にとっては「恋愛はゲーム=価値はさほどにない」という考えは救いになるだろう。

藤沢氏は、結婚にも価値を見出していない。ホリエモンもそうだよね。
まあ、これは昔から一部フェミニストもそうだったけど。

ちなみに、ワシ含め周りの者もなぜかほとんど未婚者、あるいは離婚して独身者。既婚者でも子なしが多い。あえて子どもを作らない生き方を選ぶ。楽器演奏者・楽器を練習する自由な時間がどうしても必要な者にとっては結婚・子を持つことは二の足を踏んでしまう。
あとは恋愛至上主義者であるがために、恋愛結婚にこだわり、婚期を逃したケースか・・・いや、ほんと独身者だらけなのだ。つまり「妥協してまで結婚する価値を見出せない者」が多い。

まあ、それはともかくとして・・・
藤沢氏もホリエモンもちきりんさんも成功者。で、割と冷徹な現実主義者だ。

そんな遠い世界の成功者の言葉など響かないという方は↓こちらに共感するかも?

https://twitter.com/hachapin2/status/872017525705515008より転載。

【私は、働いてない人間は「家庭に寄生してる」とは思わないけどね。勝手に誕生させといて賃金奴隷になれだなんて、そんな非道な要求が通るわけない。私自身、これからも「働かなくて申し訳ない」などと思うことはないだろう】

https://twitter.com/atyraupavlodar/status/872066621019492353より転載。

【「不幸は積極的で幸福は消極的」とはよく言ったものだ。飢えだとか、乾きだとか、困窮だとか、不幸は私が何もしていなくとも彼のほうから引っ切り無しに迫りくる。一方幸福はといえば苦痛を忍んで努力してやっと手に入るかどうかといったところ。いくら骨を折りながら追求しても報われるとは限らない】

【働くことは苦痛。なのでその苦痛から逃れるために働きたくないのは当然なのだが、なんと働かなくとも金がなくなり後に苦痛ににじり寄られるのよ。どうやら生きてる限り苦痛続きらしいのでさっさとこの世から去りたいんですが、自殺もまた苦痛というふざけたクソゲーなんだよ人生は。まさに八方塞がり】

https://twitter.com/kuginnya/status/871948066273861632より転載。

【「幸せ」とは即ち「苦痛を免れている事」なのだと思う。安全な場所で眠れる。十分に食事が取れる。衣服を着ていられる。社会に貢献できている。ひとりぼっちじゃない。 結局、この世は苦痛が全ての前提にあって、そこからどれだけ逃げられるかが豊かさの象徴なのだろう。酷い話だ】

https://twitter.com/Antinatalismbot/status/872005856417652736より転載。

【自分が生きている世界は辛いことがいっぱいで人にお勧めできるようなところじゃない 自分が感じてきた不幸や絶望を生まれてくるのかもわからない我が子に背負わせたくない 自分の今までの行いが遺伝することも考慮して、子を作るのは止そうという考えに至った】

転載終わり。

これに反論できる人っている? きれいごとなしで。

そんなワシは↓ここのツイートをチェックしている。なるほど、たしかにそうだよな、と割と共感するところが多い。

「反出生主義」
https://twitter.com/Antinatalismbot


そうじゃのお・・・
ワシはわりと今は楽しく過ごしているし、恵まれているほうだと思う一方で、今の世間様からは浮いているし・・・あと、これから直面しないとならないのだろう老いからくる劣化=認知機能の低下、体の機能の低下、病苦などなど、死までどれくらい辛い思いをするのか、そういった人生におけるマイナス面と天秤にかけると、どうもマイナス面が勝ってしまう^^;

ただただ運が良かったと思うのは、世間一般の価値観が支配する社会から距離を置けていたことだ。ワシが身を置いていたのはピアノ界だったり、漫画界だったり、かなり特殊な世界だ。

もし、世間一般の価値観が支配する普通の会社などに就職していたら、一般の人たちとのおつきあいに疲弊し、浮きに浮きまくり、「自分はなんてダメなんだ、生きている価値なし」と劣等感を肥大させ、今はきっと不幸のどん底だったかもしれん。

もう一度、生まれ変わりたいかと訊かれたら、ご免こうむる^^;

仏教では、生まれ変わることではなく、無になることが最高の救い、と捉えているらしいが、まさにそう。

ならば、最初から生まれないほうが嫌な思いや苦痛を味合わなくていい、とも言えてしまう。
なのでこの非出生主義・反出生主義の考えに共感してしまうのかもしれない。


あと・・・これも紹介しておこうかの。

ちきりんさんの記事。「生むということ」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20070213

・・・ホント、大変なことだよな。もちろん、その後、育てることも。

そうそう、今、角田光代の「坂の途中の家」を読んでいるところだが、これはぜひ男性にも読んでもらいたい小説だ。
いかに育児が大変で、母親が疲弊し、追い詰められているかが心に迫ってくる作品である。



世間では子どもを産み育てることを尊い、素敵なこと、人間として当然ということになっているけれど、もしかして、そういうことにしておかないと、産んで育てる人が少なくなってしまうから、と穿った見方さえしてしまう。

もちろん、子育てで人生充実、幸せを感じる人もたくさんいるだろうが、やはり子育てに悩み、内心では産まなきゃよかったと後悔している人もいるだろう。ただ公には声に出せない。それをしたら周りから非難轟々、親失格どころか、人間失格扱いされるから。

で、子どもは必ずしも「産んでくれてありがとう」とは思わないかも^^;
上記で紹介したように「勝手に産みやがって」「生まれたくなかった」と思う子もいるだろう。この世の価値観にそぐわず、自分はダメ人間だと劣等感のみ抱え、あまり幸福感が得られず、苦痛ばかり味わっていると、そういう思考に陥るのも無理はない。

子育ては女性に大きく負担となるが、多くの人=皆が当たり前にやっているのだから、ということで・・・口では「大変だね」と言いつつ、内心は軽く見ている人(男性)も多い気がする。

だからだろう、無痛分娩が日本ではあまり広がっていない。未だに「お腹を痛めて苦しい思いをして産んでこそ云々」の価値観が支配しているからだろう。まるでラクして産んではいけないと言っているかのよう。
実は日本社会が未だ『それくらい我慢しろ』『当たり前』とお産を軽く見ているから、無痛分娩ひとつとっても、広がらないのだろう。

※無痛分娩については、短編連作小説「これも何かの縁」より「封印された過去」で話題にした。

「封印された過去」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-2
あらすじ→イジメと暴力・静也の児童養護施設時代。無痛分娩についてのうんちくあり。


※ほか、「五月晴れの動物園」「孤独と幸福の狭間で」では育児で疲弊するママ・福田さりな、四条理沙を描いている。

「五月晴れの動物園」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-08
あらすじ→福田みすずの美人妹さりなの話。自立って何? 離婚・元夫について語る。

「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。

まあ、何はともあれ・・・
世間が良しとする生き方は立派ではあるが、幸せは担保してくれないかも。

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ぼっちは嫌・ピアノが超上手な茨城中3女子生徒が自殺 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

6月5日追記。

「ピティナ」「中島菜保子」の検索ワードで、当ブログへ訪問される方が割といたので・・・
「中島さんとピティナ、関係あるのか?」と私もさっそく調べてみた。

ちなみに、ピティナとは『全日本ピアノ指導者協会』のことで、アマチュア含めレベル別に分けたピアノコンクールをよく開催している。

私はそのピティナのサイトで、2003年から2011年までショパンの漫画「ショパン物語」を連載していた。
ピティナとはそんなつながりがある。

※「ショパン物語」はこちら。http://www.piano.or.jp/report/01cmp/c_chopin/archive.html

で、中島さんのことだが・・・ああ、あった、あった・・・そうかあ、ピティナっ子だったのか・・・。ピアノ、幼いころから本当にがんばっていたんだな。
http://www.piano.or.jp/compe/result/2013/honsen/mozart18.html
http://www.piano.or.jp/compe/result/archive/2007.html
http://www.piano.or.jp/compe/result/2012/honsen/7101.html

だとしたら、ショパン物語、読んでくれたこともあったのかもなあ、そんなことを思ってしまった。

・・・・・・・・・・
6月4日追記その2。

ちょっと気になったこと。

2016年3月にも、すでにこの中島さんのいじめ自殺問題はネットで取り沙汰されていたようだ。
https://www.logsoku.com/r/2ch.sc/newsplus/1458171711/

この時点では、中島さんはご両親含め名前も顔写真も公にはされていなかった。日記の内容も差し障りのないごくごく一部分しか公表されてなかったようだ。

なので当時の掲示板の皆の意見を読んでみると・・・今の雰囲気とはまるで違う。

「自殺したほうも弱すぎ」「自殺したほうに同情してはいけない」「いじめで自殺とは情けない」といった感想も見られる。

でも、すでに「ガラス破損事件」のことは出てきていたんだな。この書き込みから、掲示板の空気が少し変わる。が、自殺したほうもいかがなものか、という空気は残ったままだ。今ほどに、いじめっ子への攻撃、中島さんへの同情はない。

やはり、実名公表、写真公表、日記の内容公表は大きいものがあったのだな。
学校側はあくまで隠そうとしていたようだし。当初、自殺ということも知らされてなかったみたい。

実情を知っている者とされる書き込みを転載しておこう。

以下転載。

【事件後、イジメはなかったとし、生徒にも自殺の事実を隠していた。
当然保護者会などひらかれず。

そのうち、実は自殺だと広まった。

女の子の親は教育熱心だった。また、ピアノを習わせていて、かなり上手だったらしい。

周囲は、こんなことを噂した。
「母親の躾が厳しく、親子関係もうまくいっていなかったせいで自殺したらしい」

女の子の両親は、学校に何度も調査と保護者会の開催をお願いした。
ただ学校側は、調査したがイジメはなかった、の一点張り。

そんな中、両親は女の子の日記を見つけた。
イジメの事実が、実名で書いてあった。

両親は再度学校に説明会の開催を迫るが、学校側は、3年生を静かに卒業させてあげたいと拒否。

両親は、個人で署名活動を行った。
かなりの数を集めた。

結果、やむなく学校側は保護者会を開くことを決め、生徒を通じ、保護者会のお知らせを出した。
保護者会の開催は翌日だった。
学校側の、なるべく出席者の数を減らしたいという目論見だった。

実際にはやってない女の子をガラス割りの犯人と決めつけた女教師は体調を理由に休んでおり、保護者会にももちろん出席しなかった】

転載終わり。

今、加害者へのバッシングがすごいが、これは中島さんのご両親の所為ではない。
イジメのことを隠そうとし、認めなかった学校側が今の事態を招いたのだ。

この2016年3月の時点できちんと調査し、イジメを認め、加害者たちに中島さんのご両親へ謝罪させていれば、ここまで公にならなかっただろう。

中島さんのご両親、地元でどのような空気に晒されているんだろうか。
嫌がらせ、誹謗中傷、脅迫もあるかもしれない。けれど応援する人たちもたくさんいることだろう。

加害者たちはまだ謝罪していないんだろう?


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6月4日追記。

なぜ、中島さんはその素行が悪いとされる加害者たちと同じグループに入ってしまったのか、ほかに友だちがいなかったのか・・・この年頃の女子の『グループ』の呪縛について語ってみたい。

学校のクラス内で一度、グループを形成してしまうと、そこから抜けることは厳しい。他のグループへ移ることは、まあほとんどないと言っていい。

そしてグループ外の子が、関わりを持つこともなくなる。たとえ中島さんの様子に異変を感じても、中島さんに積極的に関わろうとする子はいなかったと思われる。
中島さんもほかのグループの子たちとは関わらない、そういう暗黙のルールみたいなものが出来上がってしまうのが、この年頃の女子の習性かもしれない。

グループを抜けて、別のグループに入るというのは、本当に難しい。

では中島さんがなぜそんな『自分に合わない、抜けたほうがいいようなグループ』に入ることになったのか・・・。

別の『元同級生らしき人』(こちらはクラスが同じのようだ)の話は以下の通り。

以下、編集転載。

【被害者(中島さん)が加害者たちと関わらなければいけなかった理由は、いじめ加害者のうちの一人が一時期仲良くしていた友人達と仲が良かったから。被害者だけがクラス替えで2年の時に仲の良かった人達と離され、孤立は嫌だとつるむようになった】

そして、イジメが始まったきっかけは・・・
教室内で中島さんが加害者の彼氏と隣の席になり、その彼氏が中島さんに親切だったことから嫌がらせが始まったという。

グループ内での孤立は耐え難かったのだろう。それはクラス中からハブられるのと同じこと、つまり「ぼっち」になってしまうということだ。

今の世間の価値観・・・「ぼっちは恥ずかしい、ぼっちは寂しい、ぼっちはかわいそう」という呪いが蔓延している。
女子中学生にとって、ぼっちは耐え難い、死に値するほどに恥ずかしく、避けたいことだったのかもしれない。

その感覚は分かる気がする。

ワシもクラス替えの度に、必死こいて、友だちをつくり、とりあえずどこかのグループに入らなければ、とストレスを感じていた。4月に勝負。その期間を外すと大変なことになる。出来上がってしまったグループに後から入ることは難しい。

中島さんもクラス替えによって2年生の時の友だちと引き離され、心細かっただろう。早くどこかのグループに入って落ち着きたい・・・なので、その縁を頼り、中島さんに合わない『素行が良くない者がいるグループ』に入ってしまった・・・あり得る話だと思った。

そういえば、漫画家・コラムニストのカレー沢薫氏も・・・いつも教室で一人でいただけで、担任教師がカレー沢さんに友だちがいないことを心配し、家庭訪問されてしまったとエッセイで書かれていた。

それくらい「つるむ友だちがいないこと」「独りでいること」というのは問題視される。「あってはいけないこと」のようだ。

が、その考え・その価値観こそ子どもを追い詰める、とワシは思う。

社会が「ぼっちは恥ずかしい、友だちがいない奴はダメ人間」という価値観をなくしていかないと、こういった悲劇はまた起きるだろう。

しかし・・・
産経新聞(6月4日)では『万引き高齢者6割が独身』とタイトルをつけた記事を載せ、「独身=独り=悪」という印象操作を行っていた。
そう、よくよく記事を読んでみると、都内で摘発された65歳以上のたった【56人】を調査しただけだ。たったの56人だ。しかも6割が独身(死別、離婚、未婚者)ということは、4割は独身者ではないということ。独身であることと万引きは関係なさそうだ。なのに、独身=孤独であることが万引き=犯罪を誘発させるかのような内容だった。

そう、社会は独りであることを【悪・不幸】としたい。
こうして「ぼっち=悪・不幸・=避けるべきこと」という価値観はずっと強固に世間を支配し続ける。

ぼっちにならないように・・・クラス替えの度にストレスを感じながら友だちをさがし、グループを形成するものの・・・合わなくてもガマンしてそこに居続けなくてはならない・・・こうして一度入ってしまったグループからはじかれないように、虐められても我慢する子どもはたくさんいるのだろうな。

そして、その我慢が限界に達し、心を病んだり、最悪、死へ追い込まれる。

独り=ぼっち=悪。
それは、ピアニストになりたいという夢をも凌駕する呪いとなり、中島さんの命を奪った・・・。

学校のシステムを変えると共に、この価値観を変えないと、いつまでもこういった悲劇は続く・・・そう思った。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23


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6月3日追記その2。

クラスは違うけど中島さんと元同級生だという人の意見を聞いた。

その元同級生の話によると、中島さんはその加害者たちと同じグループに入っており、特にクラス全体から弾かれていたというわけではなさそうだ。
ただ、その元同級生は中島さんと同じクラスではなかったので詳細は分からないとのこと。担任教師についても同様。
だが、学校全体の雰囲気についてはこう述べている。

以下、中島さんの元同級生のコメント、編集転載。

『学校環境自体も、不良生徒をろくに指導せずむしろ特別扱いしていて、無法地帯だったと思います』
『ここで悪いのは不良生徒ではなく、変に特別扱いしていた教師だと思います。それが学校の雰囲気につながっていたと思います』

転載終わり。

私の勝手な憶測だが、不良生徒の親はモンペでもあり、教師は面倒を回避するため、不良生徒を厳しく指導することができなかったのでは・・・。
話し合い不可なヤクザのような親御さんもいるだろう。ただでさえ、過重労働を強いられる教師には大きな負担だ。

この中学校、2012年にも男子生徒の自殺者を出しているそうだ。

学校運営、システムを根本的に見直すべきだろう。
まずはクラス編成をもっと考えるべきだ。おとなしい子を、素行が悪い子と一緒のクラスにするべきではない。
お互いをできるだけ離すようにすること。おとなしい子を守るための現実的手段だ。

いろんな人たちとの交流が大事、話し合えば分かり合える、素行の悪い子への差別につながる、そんなの教育ではない、などという『理想論・きれいごと』が、おとなしい子を死に追いやるのだ。

きれいごとこそ不幸を招く。
『理想』に、おとなしい子を犠牲にするほどの価値があるとは思えない。


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6月3日追記。

憶測・ウワサの域を出ていないが、気になったことを記しておこう。

ネットでは、「加害者らがガラスを割ったのに、それを中島さんがやったということにされて、担任がそれを鵜呑みにし、やっていないと言う中島さんに割ったガラスの清掃をさせ、両親に通報した」「その晩、中島さんは自殺した」という話が流れている。

そんなところに、こういった記事を見つけた。

http://blogos.com/article/216355/より転載。
【学校でガラスを破損するトラブルがあり、教員たちは菜保子さんと、いじめの加害者2人を同列に叱責した。母親に「本当のことが言えるわけがない」と言っていた。その後、ピアノ教室に出かけ、午後9時45分ごろ、帰宅して、自室に入った。午後11時ごろ、母親が菜保子さんが首を吊っているのを発見した】

http://girlschannel.net/topics/1203449/2/より987番、転載。
【被害者が自分の絵が飾ってある4階の廊下へ加害者2人を誘い見に行く。
絵を見た帰りに加害者2人がふざけあう 壁ドン!!
ガラスが割れる (被害者は見ていない)
担任には加害者の1人が白状をし後日弁償。
しかし、担任は連帯責任とし3人に掃除をさせ保護者への連絡をするという。
被害者は連絡しないでほしいと懇願するも聞き入れず。
被害者はかなり動揺し泣きながら帰宅したという】

転載終わり。

中島さんは連帯責任を取らされてしまったようだ。そして担任には、中島さんと加害者は「友だち」「つるんでいる」と見えていたのかもしれない。

加害者も後日、自分がやったとして弁償したそうなので、加害者3人のうち、素行が悪い者、そうではない者、両方いるようだ。(もちろん、これも憶測だが)

しかし「両親へ連絡しないでほしいと懇願」「動揺し泣きながら帰宅した」というところに、あたかも両親はとても厳しかった=家庭に問題があるかのような印象を与える。そんな話が地元では流されてしまっているよう?

でも、ガラス破損の件で、中島さんは母親に「本当のことがいえるわけがない」と語っていたようだ。とすると「自分はガラスを割っていない」と担任に言うことができなかったと、そう受け取れる。

この点は食い違いを見せている。


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6月2日追記。

中島さんが通っていた中学校の情報。
https://www.minkou.jp/junior/school/review/9740/

県内でもいじめが多い学校のようだ。
卒業生の話によると、いじめで自殺者(中島さんのことかな?)が、その次の年は逮捕者が出たとか。
「おすすめしない」「先生は親身になってくれない」という人もいるし。
ただし人によっては「平和で穏やかな学校」「礼儀正しく真面目な生徒がいっぱい」という感想もあり。
なので、酷いイジメを行うのはごくごく一部だろう。評価は人それぞれだ。

ということで・・・
やはり、この話題は多くの人が気になるのか、当ブログでも今までにないアクセス数だ。

私も未だに「なぜ中島さんは自殺するまでに追い込まれたのか」分からず、どんなイジメがあったのか気になっている。ピアノという共通項があるからか、中島さんに肩入れしてしまっているところもある。

教室の空気はどんな感じだったのか? クラス全員にハブられていたのか?
それとも巷で言われている3人の同級生のみに虐められ、ほかの同級生はそうでもなかったのか、友だちが本当にいなかったのか? などなど。

自殺した中島さんは、ピアニストになりたいという夢・希望を持ち、圧倒的な誇れる特技を持ち、おまけに美人。スクールカーストの上位に入る要素を持っている。本来ならクラスから一目置かれる存在だったはず。

そこでこんな記事を見つけた。
http://hisasuke.com/post-8269-8269
http://girlschannel.net/topics/1203449/

中島さんが遺した日記の内容を見る限り、よくある「いじめ」であり、暴力など明らかに常軌を逸した犯罪行為という感じの虐めではなかったようだ。

そこで、この問題を扱った掲示板などで、ほかの人の意見や考えを調べた。
加害者とされる女子同級生がどんな感じの子なのか、邪推の域を出てないし、不確かな情報ではあるが・・・いわゆるヤンキー・不良系・・・素行が良くなさそうな空気を感じた。3人のうち、1人はすでに高校を中退しているとか。

中島さんは2年生までは楽しく学校生活を送られていたようだ。

3年になり、その3人と一緒のクラスになり、お嬢様的な感じがする中島さんは標的にされてしまった・・・のかもしれない。

で、ほかのクラスメイトも、素行が悪そうな連中が怖くて、中島さんを助けることもできず、見て見ぬふりをするしかなかった・・・と、こんな想像をしてしまった。

例え暴力行為がなくても、素行の悪そうな同級生から標的にされ、中島さんにとっては恐ろしかったことだろう。

※教師はどうしていたのか・・・素行の悪い生徒の親はモンペであることも多いだろうから、見て見ぬふりをしてしまった可能性もあるかも? あくまでもイジメ加害者が「素行が悪い生徒」と仮定してのことだが。

素行が悪い生徒が集まる教室・・・そんな学校、休んでしまえばよかったのに、家でピアノの練習して過ごせばよかったのに・・・と無責任に思う一方で、あのブラック企業・電通で過労自殺に追い込まれた「高橋まつりさん」を思い出す。自殺するくらいなら会社を辞めればいいのに、というけれど、それができれば誰も過労死・自殺なんてしない。

それでもとりあえずの解決策は「逃げる」しかない。授業を受ける権利がなくなるのは悔しいけど仕方ない。

が、まだ世間の空気は「不登校=負け組、落ちこぼれ、弱い人(学校生活に耐えられない人が社会で耐えられるはずがない)」であり、親も自分の子が不登校になったら不安で仕方ないだろう。

なので社会が「学校は休んでいい」というメッセージをひたすら送り続けるしかない。

で、暴力行為など明らかな犯罪行為があったら、警察へ行こう。

本当は加害者を登校停止処分にさせられればいいのだけど、それはそれで難しいものがあるのだろう。

ワシは思う。
公立学校のいくつかを、学力別クラス分けにしたほうがいいのではと。

そして、親が公立学校を選べるようにすればいい。

学力別クラス分けによって、成績上位の生徒らが集まる教室は小さなイジメはあるかもしれないが、そこそこ平和かもしれない。多くのクラスメイトは真面目に勉学に励み、素行も悪くはないだろう。
教師も、授業がやりやすい。粒がそろっているから。

これは差別ではなく区別。
真面目な子を守るためだ。

学力別クラス分けは・・・格差が拡大すると反対する人もいるだろうが、勉強できる真面目な子の権利が阻害されないための現実的手段はこれくらいしかない。

あるいはトイレ含め、学校のあらゆるところ死角がないように監視カメラをたくさん設置するか?

いつもイジメ加害者の権利ばかり守られているけど、イジメられる子・真面目な子の権利だって、少しくらい優先してくれてもいいんじゃない?

イジメは決してなくならないのだから。理想論、きれいごとはやめて、現実的に考えないといけないと思う。加害者を優先するのか、被害者を優先するのか、どちらかだ。

教師にはイジメを止める力はない。
中学教師も過重労働が問題になっているし、教師の立場も弱く、教師自身が鬱病になるご時世である。

ちなみに、中島さんが通っていた中学校、3年前にも自殺者を出しているんだって?
これが本当なら異常だ。

親が子どもを守るしかない。

ここでふと短編連作小説「これも何かの縁」に登場した小林和彦・真理子夫妻を思う。

劇中、まさにこれと同じ問題が出てくる。

娘の恵美子はピアノの才能に恵まれ、ピアニストを目指している。
真理子は恵美子の教育に熱心であり、和彦も協力している。

レベルの高い私立小学校に入るつもりだったが、恵美子の病気でお受験が失敗に終わり、近所の公立小学校に行かざるを得なくなるが・・・

そこの学区は児童養護施設があり、問題児もいる学校だったがため、引越しを決意し、別の学区の学校へ娘を通わせようとする。

こういった考えは差別的なのか?
いや・・・この中島さんの件を思うと、小林夫妻の考えも仕方なしである。

多くの教育熱心な親御さんの本音は・・・できれば、素行の悪い子どもとは一緒にさせたくないはずだ。
自分の子どもを守り切れないもの。問題児がいそうな学校に通わせたくない。当然である。

標的にされ、虐められ、自殺に追い込まれたり、あるいは暴行を受け、障害を負わせられたり、最悪、殺されるかもしれない・・・命を取られるかもしれないのである。

小林夫妻がやったことは、娘を守るための当然の考え・リスク回避かもしれない、と今さらながらに思ってしまった。

※「これも何かの縁」より小林和彦・真理子が登場する話はこちらです。

「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
※あらすじ→小林和江の義妹・真理子の思い。和江とは相性が悪い真理子。その専業主婦としての誇りとは。娘の恵美子に抱く夢とは。

「マイノリティ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-10
※あらすじ→和彦VS和江。文雄も無関係でいられなくなり・・・参戦。養護施設の子どもたちを問題視する和彦の考えは差別なのか?


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6月1日本文。

いじめ自殺問題が後を絶たないが・・・
茨城中3女子生徒・中島菜保子さんのいじめ自殺について、思うところを語ってみたい。

まずテレビでちょっと聴いただけだが・・・中島さんがピアノの発表会で弾いたという映像が流れ、その腕に「わあ、すごい、中3でショパンエチュードをあそこまで弾けるのか」とびっくりした。音大生並みだ。

※中島さんが弾いていたのは「革命」「大洋」「10-4」

いや、ワシの時代の話じゃが・・・当時、ワシが行っていた東京音楽大学ピアノ専攻の学生で、ショパンエチュードをあの速さで弾ける人はそう多くなかった気がする。(今の東京音楽大学はレベルが上がっていると聞くが)

もちろん、速く弾けるからいいってもんじゃないことは重々承知。
けれどエチュード=練習曲なのだから、求められている速さで弾けることが最低条件となる。

因みに、ワシが中3の頃は・・・モーツアルトのソナタ、チェルニー40番の中盤辺りを、たらたらと弾いていた。
もちろん、求められている速度で弾けない。その程度で音楽専門の道へ行くのか? と今なら笑われてしまうだろう。

ちなみに記事「ぼっち上等、友だちいなくてもいいのでは」でも触れたが、ワシは音高時代から練習室に籠る寮生活となり、チェルニー50番を経て、高2で何とかショパンエチュードに入ることができた。

んが、当時も、中島さんが弾いている速度では弾けず、中島さんの腕に遠く及ばなかった。
音大1年でようやくあの速さで弾けるようになったかな、う~ん・・・という感じだ。

とにかく中島さんのピアノの腕は、そんじょそこいらのピアノを習っている子とはレベルが違う。

当時のうちの音高ならば、ピアノ演奏家コースに入れたはずだ。(ちなみにあの盲目のピアニスト・辻井伸行氏もうちの音高のピアノ演奏家コース出身だ)

ワシはきっと、中島さんに憧れただろうな。

寮生活は暗黒だったが、音高1年の学校生活はそこそこ楽しかった。クラスにピアノ演奏家コースの子がいて、すごく憧れた。彼女たちは、中島さんのようにショパンやリストをバリバリ弾いていたっけ。

当時、やっとベートーベンのソナタを弾かせてもらえていたワシにとって、ショパンやリストの難曲を弾いている『彼女』は崇拝の対象であった。恋にも似た気持ちを抱いた。

彼女と話せるだけで感激。一緒にいてもらえるだけで感激。

もちろん、ピアノ演奏家コースの人たちはクラスの皆からも一目置かれる存在だ。イジメとは無縁。

というわけで、中島さんは容姿もカワイイし(ネットで話題になっている)、今の世間の価値観でいえば超勝ち組だ。ピアノがあそこまで弾けるということは、それなりの教育を受けていた=経済的にも豊かであったはず。

なので、そんな子が自殺に追い込まれるほどにイジメられていたということにびっくり。

小学校や中学校で「イジメられる子」というのは、どちらかというと今の世間の価値観から見て「負け組」=カースト下位に属する子という認識でいたから。

ピアノがあれだけ弾けるという特技を持っていた中島さん(しかも突出している)・・・
私ならぜひぜひ友だちになりたい、いや今だってもし生きていてくれたら、年齢は相当に違うが友だちになりたいぞ・・・。

そんな中島さんは「ぼっちはイヤ」という言葉を日記に残していた。

今もなお、ワシは分からない。
ワシなら、中島さんと友だちになりたい。

クラスに中島さんと友だちになりたい子はいなかったのか? 憧れる子はいなかったのか?

そしてピアニストになりたいという夢をもち、ピアノという夢中になれるものがありながらも、「ぼっちである」という世間のマイナス価値観に負けてしまったこと、そして将来への希望・目標や夢中になれることが自殺の抑止にならなかったことに暗澹たる思いを抱いた。

世間の「友だちがいない奴は人間失格、恥ずかしい、寂しくて惨め」という価値観の強固さを思う。
けれど、夢をもった子供を自殺に追い込むほどに、それは絶対的価値なのか?

中島さんがあそこまでピアノが弾けるということは、相当な時間を練習につぎ込んでいただろう。
今の中学生がどれくらい友だちとの交流に時間を割いているかは分からんが(ラインで相当、時間を食われるのでは?)・・・中島さんは、一人の時間も大切にしていたと思うし、ピアノが弾けることを誇りに思っていただろうが・・・それでも「ぼっちであること」は恥ずかしく、自殺するほどに辛かったのか・・・。

もちろん「集団の中のぼっち」はキツイものがあったのかもしれない。
ワシも中高時代はそうだったから分かるが・・・。

これはもう一種の呪いかもしれない。

それでも・・・中島さん、ネットでピアノ関係のコミュニティに入っていたら、すぐに友だちができただろうに。

ネットはいじめの温床でもあるけれど、一方で、仲間も見つけやすい。

んで、ぼっちでもいいじゃん。
特に学校の教室のような狭い世界じゃ、自分に合う友だちなんて見つからないこともあるだろう。

中島さんの近くには、ピアノをやる子はいなかったんだろうな。
とにかく残念だ。

ワシは世間の「ぼっち」「孤独」「独りであること」を見下し、恥ずかしい・不幸だとし、人間として欠陥扱いする価値観=呪いを嫌悪する。

※関連記事
「ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23


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・・・・・・・・・
余談。

さて、この中島さんのいじめ自殺問題が気になり、ネットの反応を検索して見てみた。

気になったのが・・・
「いじめ加害者は、美少女の中島さんをやっかんだブス」という内容のコメントをよく目にし・・・ブス=悪といった空気が垣間見られたことだ。

「美少女の中島さんは本来、勝ち組であり、負け組ブスを見下せる立場だったはずなのに」といったコメントもあったりした。

ちなみに、ワシもどちらかというと虐められっ子のほうだったが、虐めっ子は美人もいたし、ブスもいた。

ただ、ワシの容姿をからかうのは、たいていブスだったな^^;
美人はそれはなかった。

ワシの場合、若い頃は特に瞼が腫れぼったかったので、そういったことをからかわれた。
けど、美人からはからかわれたことは一度もなかった。

ブスは開き直っているのか、人の容姿についてあれこれ言うんだよなあ。(もち、一部ね)
ブス=もちろんこれは今の美の価値基準に照らし合わせてということだが・・・ご自分の容姿に劣等感を持っていただろう・・・その劣等感のはけ口をワシにぶつけていたのかもしれぬの。

なので「ブス・ブサメンは劣等感を抱えている分、内面も難あり、けっこう失礼なヤツが割といる」という意見に、反論できない面もあったりするのだ。事実な面もあるから。


そこでブスネタ、行ってみようか。

「美女は離婚も綺麗にできる。仕事のできる人は労働裁判で揉めない」
http://diamond.jp/articles/-/128372

我らが藤沢数希氏のインタビュー記事。

結婚するにもブスはやめておけっていう話^^;
美女はしつこくないが、ブスは次の男が見つからないので、なかなか別れてくれない、とのこと。

ま、ワシもこの頃、こう思う。
世間様が、女へ求める価値は美と若さなのだから仕方ない。

「それは違う、人間性が大事だ」と言ったところで、世間の価値観と闘って、得することってあまりない。負け犬の遠吠え扱いされ、大抵損をする。

事実、美人はかわいがられるので性格はよく、ブスはかわいがられないので性格が曲がる、ともよく言われる。

※短編連作小説「これも何かの縁」の「嫁き遅れの雛人形」に登場する福田みすずの伯父さんのセリフでもある。
「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2


そうそう、この間、本の整理していたら、うちの父上が買ったのだろう人生指南の本「男の魅力演出ノート」(真野博・昭和57年)が出てきたのじゃが、そこにも、「口説くなら一級品の美女を狙え・ブスは危険と心得よ」と書いてある。

なんでも「ブスはモテないので、しつこい、逃げるのに骨が折れる」とのこと。なのでブスとはつきあってはいかん、遊びでもいかん・・・らしい。

真野氏は・・・「オレなんて美人が相手にしてくれるはずがない」として美人=1級品をあきらめ、2級3級のブスで妥協する男を「みっともない」と切る。ブスを相手にするなど「負け犬と同じ」だと。

真野氏自身、「デートを申し込むときは、とびきり上等の女しか相手にしなかった」という。

で、美人は他にもお誘いがあるから、関係がまずくなっても、簡単に別れることができる・・・らしい。

一方、ブスは「キミだけを後生大事にと考えるから、関係がまずくなった時、ひとあばれもふたあばれもする恐れがある」=「要するにブスは危険」とのこと。

「キミを大事にしよう」というブス女とはつきあってはいけないのだそうだ。
いわゆる、恋愛工学で言うところの「フルコミットは危険、一人へ執着するな」の逆バージョンだな。

執着しそうな「ほかの男にあまりモテなさそうな女」=「君にフルコミットしてくる女はやめておけ。ほかの男にもモテる女=美女を相手にしろ」とのことで・・・「一途な女より、ほかの男の匂いがする女がいい」とも受け取れる。

まあ、なんというか、男として、割と珍しい考えの人だな、とも思った。

いやあ、でも・・・ひとあばれもふたあばれもするって、ストーカー男の方が多いイメージがするけれど。

とにかく、恋愛市場において、執着しそうな非モテは男も女も危険、関わるな、ということのようじゃ。

ま、執着する心が恋愛感情なんじゃないの? とも思うが・・・執着心がストーカーを生むわけで、執着することがいいとは限らない。執着するのもされるのも、どっちかというと不幸になる場合が多い気もする。

一人への執着はリスクが高い。
自分も相手を切るけど、自分も切られることもあり、一人に執着しているとイタイ目に遭う、と考える人、恋愛工学に限らず、昔からあったようじゃの。

そんな真野博氏の経歴は・・・
1931年生まれ。国学院大学卒業。美容師免許を取得、世界美容会議の日本代表として毎年出席。
流暢な英語を話し、司会もこなすテレビでも活躍された人のようじゃ。(ワシは知らんが)
文筆家でもあり、主に『男磨きの人生指南書』を書いていたらしい。

真野氏は・・・英語がしゃべれてアメリカでナンパ、上等(美人)な女しか相手にしない・・・それが男としての自負だったのかもしれぬの^^;

ま、殿方は、妥協せずに、上等(美人)な女をモノにせよ、とのことじゃ。
どっちみち、恋愛に幻想を抱いているとイタイ目に遭いそう^^; 男も女もね。

友だちであれ、彼氏彼女であれ、まずは人間扱いしてくれる人をまず探さねばの。

劣等感をこじらせている人ほど、実は人間扱いしてくれない、何かと人を見下す・・・気もする。

(真野氏も実は劣等感をこじらせていたのでは。昔は今以上に学歴重視で、テレビ界・出版界などは一流大学出身者がゴロゴロいただろうから。なので女性をモノ扱いし、平気で一級品、二級品という言葉を使い、自分は常に選ぶ立場だ、自分は偉い、と思い込みたかったのだろう)

となると、人間扱いしてくれない人・見下す人って、わりといるかもしれないな。
要注意じゃの。

何にせよ、世間の価値観・劣等感と向きあうと、その価値観から外れた者にとっては辛いだろうし、不幸しか生み出さない。

悪けりゃ、劣等感をこじらせイジメ加害者か、あるいは自分には価値がない・生きている意味がないと、辛くなり、自殺に追い込まれる。

友だちがいない『ぼっち』も、ブス・ブサメンも、非モテ・オタクも・・・世間の価値観=劣等感を無視できればいいのだけど、難しそうじゃの。

若者の死因第1位『自殺』・・・
そして若者のサイレントテロと呼ばれる非出生主義(子孫をあえて残さない=自分の性質を引き継ぐと子孫がかわいそう、搾取されるだけ、不幸の連鎖を断ち切りたい)・・・

・・・分かる気がする。

というわけで・・・
小説「これも何かの縁」では、世間が良しとする価値観から弾かれた非モテキャラ、ブスキャラやオタクキャラ=福田みすず、長山春香、沢田文雄が登場するが、なんとかそれぞれ救いの道を見つけさせた。
けれど、世間の価値観からは一歩引き、たとえば恋愛すること、結婚すること、子どもを持つこと、友だちを作ることなどなどから身を引いているのであった。


※短編連作小説「これも何かの縁」より。

沢田文雄の話はこちら。
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
※あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
※あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
※あらすじ→沢田文雄と担当の浅野仁のやりとり。郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。


長山春香の話はこちら。
「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
※あらすじ→壮絶なイジメを経験した漫画家の卵・長山春香の話。四条静也と理沙との接点も明らかになる。

「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
※あらすじ→社会からの爪弾き者の沢田文雄と長山春香、それぞれの視点から。海の日の雑学あり。

「秋の夜長・読書週間」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
※あらすじ→孤独死、上等。死は安らぎ。長山春香にとって遠ざけたいのは人であり世間だった。

「未来を得る・漫画の力」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-17
※あらすじ→長山春香、最終編。沢田文雄の漫画が春香に未来を与える。


福田みすずの話はこちら。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
※あらすじ→フェミニスト・福田みすずに縁談が。そのお相手は・・・。

「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
※あらすじ→福田みすず、イケメン・郷田浩とお見合い。その結果は・・・

「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
※あらすじ→見合い相手のイケメンの家へ行くことに。意外と郷田家との相性は良く、みすずの心は揺れるが、常にこの問いが心に巣くう。そこまでして結婚したいのか?

「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
※あらすじ→福田みすずのお見合い編、決着。呪いが解けたみすずVS郷田浩の戦いをご覧あれ。

「それぞれの道・福田みすず」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-21
※あらすじ→小林和江が宣伝していた沢田文雄の漫画を手にするみすず。その内容は・・・!


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ぼっち上等・友だちはいなくてもいいのでは? [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

5月25日追記。

まずは、我らが藤沢数希氏のツイート、紹介。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/855759678382276608より転載。

【僕は昔からうすうす友だちは少ないほどいい、いなくてもいい、と思っていたけど、最近、自分の考えがまったく正しかったとますます思うようになったな。友だちとの交友コストは、ほとんどの場合、期待リターンより高いからな】

一般の人は、こういった人間関係を「コスパで計るなんて」と批判的に見るんだろうな。
そしてこういう考えの人を「寂しい人、かわいそうな人、孤独、不幸」とネガティブに捉える。

ただ、この藤沢氏の「友だちは別にいなくてもいい」という考え方に救われる人、意外と多いのではないだろうか。

なので・・・当ブログにてアップしている連作短編小説「これも何かの縁」では、主人公の四条静也と理沙には友だちがいないし、長山春香もそういう設定だ。

特に、長山春香は友だちに裏切られてからは、自分を守るために完全に人と距離を置いている。

簡単に「人を信じる勇気を持て」「傷つくことを恐れるな」とは言えないよな。そう言える人はきっと手痛い裏切りにあったこともなく、人間関係に恵まれた幸運な人なのだ。

そして友だちがいないメリットは・・・四条家でいえば・・・四条静也には友だちがいないからこそ、お付き合いもしなくて済み、家庭最優先という生き方ができるのである。
交際費もいらない。余計なお金を使わなくて済む。なので四条家の経済状況はわりと良かったりするのだ。

高校時代、ハブられていたオタク漫画家の沢田文雄も友人とつきあうよりも我が道を行くこと(漫画道)を優先させた。

それにより沢田はやっと劣等感に苛まれる苦しみから脱したわけだけど・・・もしも、世間の価値観にすり寄り、何とか友達を作ろうと無駄な交際に時間やお金をかけ、漫画道に没頭できなかったから、きっと漫画家にはなれなかっただろう。

※ちなみに連作短編小説「これも何かの縁」の目次はこちらです。
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28
IMG_20141224_0004.jpg

ということで・・・ワシもこう思っておるぞ。

クラスで弾かれても、ハブされても、浮いていても、全然、恥ずかしいことではない。恋人と同じく、真の友人はそう簡単に見つかるものではない。独りでいいのだ。

きっと世間一般の人は「そんなの間違っている、不幸に決まっている、さびしい、かわいそうな人、人間として偏っている、問題だ、人間失格」と蔑むのだろうけれど。

さて、そんな中・・・
『我が道を行くオタク』は自己完結型が多いので、彼氏彼女どころか友だちいなくても、けっこう楽しく過ごせたりする。

ああ、だからオタクは忌み嫌われているのかもしれない。(前にも言ったことあるけれど)
世間が良しとする価値観に背を向けるからね。

かく言うワシも、独りで漫画を描く、ピアノを練習するという生活をしていたし、ゲームではドラクエやクロノにはまり、とにかく独りで遊ぶことが楽しかった。

今はこうして文章を書くことで時間があっという間に過ぎてしまう。自由時間は貴重だ。

友だちがいない、ぼっちだと劣等感に苦しんでいるそこのあなたよ、
彼氏彼女がいないと心配する世間様は、友だちがいないとなるとこれはもう人間として問題だとし、不幸だ、人間失格扱いするが、気にすることはない。

沢田文雄も長山春香も孤独の中で幸せを感じておる。

※短編連作小説「これも何かの縁」より、沢田文雄、長山春香が登場する話はこちら。

「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
あらすじ→壮絶なイジメを経験した漫画家の卵・長山春香の話。四条静也と理沙との接点も明らかになる。

「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
あらすじ→社会からの爪弾き者の沢田文雄と長山春香、それぞれの視点から。海の日の雑学あり。

「秋の夜長・読書週間」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
あらすじ→孤独死、上等。死は安らぎ。長山春香にとって遠ざけたいのは人であり世間だった。

「それぞれの道・沢田文雄」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-25
あらすじ→元いじめっ子のヤンチャな郷田浩に思いを馳せる沢田。そして高校時代とは縁を切る。


つくづく思う。世間の価値観に合わせて恋人や友だちを探すよりよりも、夢中になる何かを探したほうがいいと。

友だちがいない、ぼっち・・・それは自由時間が人よりもあるということじゃ。
その時間を自分のために使うのじゃ。時間を人に遣わなくて済むのだから。

そーいや、ワシは何となく浮いていた音高3年時、長い昼休みは誰も来ない特別教室でピアノの練習をしまくっていた。(全ての教室にピアノがある。たいていは縦型だが、グランドを置いている教室もあった)

休みの日、友だちとどこかへ遊びに出かけるということもなかった。うん、3年の時は1度もなかった気がする。
ひたすらピアノの練習である。

ちなみに1、2年の時はそこそこ学校は楽しかったけど・・・
寮では浮いていて、同室の先輩とも上手く行ってなかったので、学校が終わると、ひたすら寮の練習室にこもってピアノを弾くのみの生活じゃった。

そうそう、同級の寮生からこんなことを言われたっけ。
芸能界にまるで興味なく、漫画やアニメが好きなワシに・・・
「漫画とかアニメじゃなくて、もっちトシちゃん(田原俊彦)とか聖子ちゃんに興味持ちなよ」と。

皆と同じ趣味を持て、興味を持て、という今で言う同調圧力。
ま、今の時代でも「皆と会話を合わせる努力をしろ、空気を乱すな」という圧力はあるよね。

けど、ワシの場合、逃げ場が練習室しかなかったことから・・・ピアノの練習をせざるを得ない状況となった。
テレビはないし、PCやスマフォもない時代、やることはピアノの練習しかなかったわけだ。

もしも友だちや先輩と楽しく過ごす寮生活・学校生活を送っていたら、あんなにピアノを練習することはなかっただろう。

音高に入るまで、ピアノの進み具合は相当に遅れていたが、すぐに取り戻せた。

今、考えればラッキーじゃった。環境がそう仕向けてくれた。

10代20代の時間は貴重じゃ。一番、伸びしろがある時代。
無理して、恋人や友だちを探して、さほど楽しくもないのに妥協してつきあったりすることはないのでは?

本当に好きなことや夢中になれることを見つけて、それに取り組んでみたほうがいいかも。
もちろん、それが将来の何かにつながるかは分からないけれど。途中で挫折したり、やっぱり自分に合わなかったりするかもしれないけれど。

自分の場合、ピアノはそこそこ弾けるようにはなっても、お金儲けはできず、マネタイズするのは難しかった^^;

だって、弾ける人は星の数ほどいるから。
ピアノほどコスパが悪いものは、そうない。
基本、自己満足の世界。
経済に重きを置く価値観で測れば、不良債権になる可能性が高く、いわば負け組になる確率が高い^^;

で、練習をよくやる人ほど、変人率が高いかも^^;
プロの演奏家になるわけでもなく、目標は大学を卒業すればいいわけで・・・ならば、ほどほどの練習で充分である。

ワシの場合も・・・遊びもせずに、独り引き籠ってピアノを練習することにエネルギーを費やすなんて、ちょっとおかしい、広い社会を知るべき、視野が狭く世間知らずになってしまう、人間として偏る、とマイナスに見られることが多くなっていった。

(・・・まあ、実際、そうなのだろう。だから音大はお勧めしない)

当時、世間の言う『普通の真っ当な大学生』とは、学業は程ほどに、それよりもバイトに勤しんで社会勉強をし、サークル活動で友だちをたくさん作り、人脈を広げ、授業は要領よくサボり、真面目な子からノートを借りて、試験を潜り抜け・・・先輩との人間関係を大切にし、ためになる情報を得て、効率よく学生生活をこなすこと・・・が良しとされていた気がする。

真面目に授業に出ている者は『要領が悪い=頭が悪い、面白味のない、つまらない人間』とマイナスイメージで見られていた。(ただし理系は別)

真面目に勉強する地味な人は、派手に遊んでいる大学生から単に利用され、陰でバカにされる存在。

真面目という言葉は悪い意味で使われていた。

今だって・・・外に出ずインドア派、友だちも少なく、もちろん彼氏彼女もいない、となれば、それは非リアと呼ばれ、負け扱い。

ま、他者(世間・社会)に自分の価値や意味を求めると、こじらせるよなあ。

だから、世間が良しとする価値観は関係なし。
自分が面白いか面白くないか、快感か不快か、楽しいか楽しくないか・・・自分基準でいくのじゃ。

人にどう見えようが、どう思われようが、気にしないほうがいい・・・と、まあ、これが難しいわけだけど^^;

ただし、世間=他者を完全無視すると、生活できないから、そこは程ほどに。

生活できる程度には他者に気を遣い、あとは基本、他人は関係なし、自己完結しようぜ。(オタクは得意だよね。こういうの)

自己承認欲は、何も恋人や友だちの存在で満たさなくてもいい。
逆に、恋人や友だちで自己承認欲を満たそうとするほうが、不幸への入り口となってしまう危険性があるかも。

つうわけで友人はいてもいなくてもどちらでもいい、ということじゃ。
仲間がいれば儲けもの、ラッキー、そのくらいに思っておけばいいのでは、と。


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タグ:オタク

安楽死とオタクヘイト [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まずは「なるほど~」と思った記事を紹介しよう。

「政治を5分で理解するための教義」
http://www.tsukasa-h.com/entry/2017/03/29/203351

リバタリアン(自由主義)ほか、リベラル(平等主義)、コミュタリアン(保守派・共同体を大切にする派=いわゆる普通の人)と、3つに分けて説明されている。

確かに。
「自由=リバタリアン」が多様な価値観を示す、社会の変革者になるかもしれぬの~。

※ちなみにこれは『恋愛工学生』の記事だ。藤沢数希氏を敬愛しているのだろう恋愛工学生は論理的思考に優れた人が多そう。世間でいう『ナンパ師』というイメージからはかけはなれている^^; うん、その論理的なところ=説得力を武器にすれば、本当に変革が可能になるんじゃないだろうか。

ワシの小説「これも何かの縁」では・・・
コミュタリアンは、小林和彦・真理子、小林敏子、郷田浩がここに入るかな。
リバタリアンは、小林和江、福田みすず、沢田文雄、長山春香だ。

四条夫妻は家族主義・家庭第一のコミュタリアンでもあるけれど、他者から距離を取り、ほかのコミュニティから距離をとり、自分たちの世界を築き、マイペースに生きているリバタリアンでもある。

明確に分けられるものではないが、このキャラはどっち寄りだろう? と考えると面白いかも。

※短編連作小説「これも何かの縁」の目次はこちらです。
http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


もちろん・・・リバタリアンだからといって、共同体=コミュニティを100%否定しているわけではないのだ。
ただ、そのコミュニティの風通しを良くしようよ、ということなのだと思う。

入るのも出ていくのも自由。
流動性のあるものにしよう、ということなのかも。

もちろん、無責任であっては困るので・・・責任をとる上での自由ってことね。

どの程度の責任を負わせるのかは、また別問題だけど。

固定した人間関係は、安定をもたらす一方で、上手く行かなかった場合、地獄を見ることもあるからなあ。


さてさて・・・前置きはこれくらいにして・・・

前記事でSAPIOに載った藤沢数希氏の一夫多妻制の話をネタにしたが・・・
実は、ワシが気になったのはSAPIO「安楽死サークル」の記事じゃった。

本当にラクに死なせてくれるなら、ワシも入りたいなあ。
そのためならがんばって金を貯めるぜ♪

けど、スイスは遠い。条件厳しそう。なかなか認められないんだろうな。現実問題、言葉の壁が大きいし。
「もう、ここいらでそろそろ」と思ったとき、快適に死なせてくれることが望みだよなあ。若者にも迷惑かけたくないしね。

別にガンなどの病気でなくても、いつでも本人の自由意思で安楽死が認められるようになると最高だよな。

まず世間様の「老後はどうするの~」という脅しが一切、効かなくなる。
なので老後を考えて委縮したり心配する必要もなくなる。
本当に自由に生きられる気がする。
いろいろと冒険もできそう。安定を考えなくていいのだから。

で、こうしたら、どうだろうか。

安楽死を望む者は100万円を国に納めないと、安楽死させてもらえないというルールをつけてみては、と。
そして、そのお金は自身のお金であることが条件だ。

要するに、ラクに死ぬために100万はかかるということだ。

そうすれば、リべサヨも安心だろ?
貧乏人・恵まれない人は安楽死したくてもできないのだ。

よって貧乏だから、恵まれないから安楽死に追い込まれるということはない。
誰かに安楽死を強制させられることもない。

それとも100万円じゃ足りない?
300万? 500万?

「ラクに死ねるなら、それくらいがんばって資金を作る」と言う人、けっこういるのでは。
ワシも作ろうぞ。

安楽死は恵まれた一部の人たちのものとすればいい。

けれど、たぶん「安楽死する権利を、金持ちだけじゃなく、私たち皆によこせ。貧乏人を差別するな」となるんじゃないだろうか。

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ブス弄りする底意地悪い人 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

3月27日追記。

「各方面からフルボッコの茂木健一郎氏」
http://npn.co.jp/article/detail/27468333/より一部転載。

【自身のツイッターで、「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終始し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」と発言し、お笑い芸人やテレビ業界を批判した脳科学者の茂木健一郎氏。このつぶやきは大きな騒動に発展したが、茂木氏の意見に大御所芸能人たちが続々と反論した】

・・・とのこと。

茂木さんはあまり好きじゃないが・・・確かに後輩への虐めのように見える弄り、あるいは女性へのブス弄りで哂いを取ろうとするお笑い芸人、いや、お哂い芸人が支配するテレビ界はもうオワコンでいいんじゃね?

人を哂いものにする芸人さんたちによって、イジメ空気が作られるし。

・・・・・・・・・・
3月7日追記。

「日本版『アナと雪の女王』現象とは何だったのか―英語版とまったく違う物語の秘密」
https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20170306-00068399/

一部編集転載。

【この歌が「ありのままで」「このままでいいんだ」というメッセージを与え、多くの女性たちが励まされた。
しかし実際には、この歌を「ありのままで」と訳すことによって、映画のストーリー自体もまったく作りあげられしまうという、ある種「日本版『アナと雪の女王』」になっていることはあまり知られていない。日本語版は、英語版とは全くの別物になっているのだ。
本来の英語版では、「ありのままで」ではいけないというストーリーである】

【あるテレビ番組では、アラフォーのタレントさんと女性アナウンサーが、「このままでいいんだ」というメッセージを受け取って、励まされたと熱く語り合っていた。

たいして爆笑問題の太田光さんは、「変な不細工な女が、松たか子の歌、歌っちゃってさ。『ありの~ままの~♪』なんて言っちゃってさ、お前ありのままじゃダメだろ! ブスと雪の女王」と、そういった現象を揶揄していた。
他にも男性タレントは、総じてアナ雪現象を「気持ち悪い」と揶揄し、女性たちの熱狂と対照的であったと記憶している。】

転載終わり。

キレイであること、キレイになろうと努力することを求められる日本の女性は疲れているのかも。
だから「ありのままでいい」という歌詞に救われたところもあるのかも。

けれど男性はそれを許さないようだ^^;

ブスはほんと生きづらい^^;

痩せなきゃダメ、おしゃれでないとダメ、化粧で何とか「見られる顔」にする・・・いやあ、女性が美にかけるエネルギーってすごいけど、それを本当に楽しんでやっている人ってどれくらいいるんだろう。

化粧しないと見られる顔とならず・・・いやあ、ありのままの素顔ってそんなに醜いですかね。
まあ、きっとみんなを不愉快にさせてしまうのだろう、とくに日本人(東洋人)の顔は。

ありのままでいいじゃん、もちろん、認められることはあきらめなきゃいけないんだろうけど、そんなに認められたいのか? とも思う。この底意地悪い社会に、底意地悪い人間たちに。

もう認められなくてもいいじゃん。自分が快適に過ごせる程度の生活さえできれば。(って、これが難しいのかもしれないが・・・)
醜い素顔に醜い人間、醜い社会、ありのままに醜くいこうぜ^^;

そう、ブスブス言っている日本の男性陣も貧相というか、けっこう醜いぜ^^;
世界基準でいけば、日本人の男性も相当にブサイクでみっともない。体も貧弱だし。
女性を哂う資格はないのだ。

貧弱、貧弱、貧弱~♪(おっとジョジョを思い出すぜ)

海外の女性から見ると、貧弱な肉体の日本人男性など、男としての魅力ゼロかもしれないな^^;
肉体も貧弱だから、その劣等感から心も貧弱になるのかもな。

東洋人の中でも、端っこに位置する島国・日本はほんとうに醜い人種らしいよ。大陸系と違い、混血がほとんど入り込まなかったのが原因のようだ。

もち「醜いか美しいか」は、白人至上の社会が決めているんだけどね。
白人からみれば、日本人は「土人」に見えるようじゃ^^; ま、醜い黄色い猿ね。

ま、日本の場合は少子化がすごい速度で進んでいるっていうし、醜い日本人が減って、いいんじゃないですかね。
上野千鶴子氏は「オタクは再生産されずに滅びていってほしい」と発言していたが、醜い日本人そのものが再生産されずに滅びっていくのが「美」のためかも~。(おっとサヨクが大喜びしそうな考えじゃの。ナチス思想じゃ)・・・

うむ、ワシも喜んで淘汰されようぞ。醜い遺伝子は再生産しないようにしなくては。おまけに世間の嫌われ者のオタクだし。皆を不愉快にさせないように、できるだけ閉じこもるっちゃ。

ということで・・・英語版では「ありのままではいけない」「閉じこもってはいけない」「心の扉を開いて」というメッセージらしいが、底意地悪い日本では「閉じこもって、世間と距離を置いて、自分の心を守れ」となるしかない^^;

なので、ワシは「長山春香」をあのように描いているのじゃ。

※短編小説「これも何かの縁」より、長山春香の話はこちらをどうぞ。
「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
「秋の夜長・読書週間」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06

※関連記事
「愛子さま、激やせ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-01-1
「えげつない本音・美容整形の果ていあるもの」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-28
「オタクは滅びてほしい・上野千鶴子のナチス思想」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-24
「ミスワールド日本代表はハーフ・世界基準では日本人はブス?」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-1
「合唱する中学生の容姿をバカにした某社会学者の不快な発言」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26

・・・・・・・・・・
3月1日追記。

短編小説「これも何かの縁」より40編目「同窓会」更新。http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01

ここの話でも「ブス」という言葉が結構出てきてますね^^;

小説に限らずブログ記事エッセイでも、今現在の美の価値基準から外れた容姿をしていることを指すに当たり、とりあえず「ブス・ブサメン」という言葉を使用しているけれど・・・

「美しさとは社会の中での価値観」ということで、この記事を紹介。
https://note.mu/keisakusato/n/n7d80747e0947

この記事によると、ブス、不細工、世界的に見ると・・・日本人女性は他の人種の男性たちから、さほどブスとは見られていないらしい? 一方、日本人男性はブサイクらしい^^;

まあ、何にせよルッキズムの人って・・・厳しい~
https://twitter.com/a_n_tokyo/status/835412430431768577

子育て中、家の中で、そんな美容とかおしゃれとかやってられないって。
上から目線でかわいそう扱いのマウンティング・・・いやあ、えげつない世の中です。

・・・・・・・・・・
2月21日本文。

「おぎやはぎ小木、ブスが飲まされる理由を分析 ・みんなお前から逃げたいから」
http://news.livedoor.com/article/detail/12673778/

・・・というようなテレビ番組があったらしいの。ワシはテレビをあんまり見ないので、こういった情報には疎いのだけど・・・

それについて、↓このような記事が目に留まった。

「女性は自分のことをブスだというべきではない」
https://cakes.mu/posts/15423

一部転載。
【こういう人の見た目をネタにこき下ろしたり笑う番組というのは、日本の地上波テレビでは「普通」に放送されています。

男性評論家やお笑い芸人は、女性や目下の人対してブスだ、生きる資格がないなどと、いいたい放題です。反撃されないと思いこんでいるので、それほどひどくはない顔の造形を否定し、体型を否定し、人格を否定し、お茶の入れかた一つを笑い者にします。

まるで相手が泥人形か何かのように、です。

しかしそんな男達の顔は、正直いって平均以下で、頭髪は寂しく、金とテレビに出ているという事実がなかったら、誰も寝たいと思わないようなゲスな人間にすぎません。

しかし、私が嫌だなと思うのは、こううい番組が当たり前のように放送されることで、見た目を笑うことは社会的に当然のことだと思いこんでいる人が大勢いることです。

他人を笑う側の人間だけではなく、笑いものにされる方の人も、当然だと思いこんでしまっています】

転載終わり。

ということで、この記事では・・・自分はブスだと思い、結果、自信をなくし、積極性をなくし、活動の自主規制にはまり、人生そのものを委縮させる危険性を説いているようです。

なるほどなあ・・・でもつい「ブスですみません、生きていてごめんなさい、できるだけ引っ込みますね」って思っちゃうよなあ。そうしておけば、それ以上は攻撃されないしね。一種の予防線ってヤツだ。

日本のようなイジメ社会で生きるには、とりあえず卑下して謝っておけばいいや、と安易に考えてしまう。

もち、あまり自尊心が低いことを示せば、相手はさらに増長し、こちらを虐めてくる、無礼な態度をとり、軽く見て、侮辱し、悪けりゃイジメてくるだろうけれど。

何にせよ、こちらを蔑んでくる人とは関わらないことである。
ワシも予防線張ったあとは逃げる。

ただ・・・男性だけでなく女性も「調子に乗った(積極的な)ブスは嫌い」「ブスが調子にのっているとムカつく」という意見をツイッターなどで見かける。

椰月美智子の「恋愛小説」でも、調子にのったブスキャラをこき下ろしているし、辻村深月の「ゼロハチゼロナナ」「盲目的な恋と友情」でも身の丈に合わぬ夢を抱いたブスの末路は周囲を巻き込んで不幸になる、という結末だった。

世間全体「ブスの自覚を持ち、ブスは調子にのるな、美人以外は分をわきまえろ」という空気に包まれているような・・・^^;

でも、日本のように明け透けに容姿や若さが求められる先進国はやはりめずらしいようで・・・
まあ、人の見た目を哂う社会って、教養がないというか、文化度が低いというか、頭悪そうで品はないよな。(なんて言うとブスの僻みと批判されちゃうかな^^;)

ワシの物語「~縁」キャラ・長山春香のような目に遭っている女子はわりといるのかもしれない。

※短編小説「~縁」より悲惨なイジメを受ける長山春香の話はこちらをどうぞ。
「醜い世界」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
「梅雨明け・孤独な幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20


それにしても、お笑い界ってレベルが低いの。
イジメや蔑視、侮蔑で哂いを取ろうとする最低の行為に、ワシは笑うどころか、嫌悪感しか持てないのだけど。

今は無き島田紳介、松本人志もそうだったけど、この手の男性って意地悪さが顔ににじみ出て、ほんと醜いの~。

※島田紳介は過去、フィギュアスケートの伊藤みどり選手の容姿をあげつらい、バカにした。さすがにスタジオはシーンとなってしまい、微妙な空気が流れ、島田紳介もばつが悪そうだったが。それとは別に、スピードスケートの女子選手の太ももがかなり太いということで、からかったこともあったっけ。とにかく女性の容姿を哂う芸人という印象。やめてくれてよかったと思っている。

いや、お笑い界だけではない。
作家の林真理子がエッセイにも書いていたが・・・女優の吉行和子も相当に意地悪かった。

林真理子が結婚した時の事。
当時、ワイドショーでコメンテーターでもしていた吉行和子は、林真理子の花嫁姿を「馬子にも衣装」と言って哂ったのだ。
その時の意地悪そうな顔・・・いやあ、上から目線の美人を気取っているだろう女の醜い部分を見せてもらいましたって感じ^^;

林真理子は吉行和子を「意地悪そうな顔」「忘れない」と言い、かなりご立腹の様子だった。
私も同じ感想を抱いた。
女優・吉行和子は作家・林真理子をかなり下に見ていたのだろう。

これで女優・吉行和子がどんなに名演技をしても、ワシは「意地悪い女」としてしか見られなくなった。

もちろん意地悪な役柄の時には「おお、ぴったりじゃん」と思うが、優しい役を演じても全てウソっぽく見える。

ということで、この世の中、男も女も意地悪い奴は相当に意地悪いで~。

だから、長山春香を描いたのだ。
現実にああいう目に遭っている子はいるだろう。

だって、大人社会がこうなのだから。

ま、これが日本社会のレベルだということで、この醜悪な社会の下位層に属するからといって、本当は卑下することはないのかもしれない。

マウンティング意地悪見下し社会に疲れているそこのあなた、オタクの世界は楽しいぞ。

さてさて・・・
そんなワシは気に入っている人&興味ある人の発言やツイートはまめにチェックする。
真の勝ち組女性の忌憚ない発言にも注目している。

その本音トークを紹介しよう。

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/828166971363463168
【弱く格好悪い男ほど無礼で、強く格好良い男ほど優しい】

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/828162796898578433
【私が見てきた限りでは、男で東大京大卒のような学歴があっても無職やワーキングプアになるのは圧倒的に苛められっ子気質の人。ひ弱なのに、学校名を根拠に苛められっ子が図に乗った感じの人。苛められっ子は空気読めないから、一線を越える。そして、ブン殴られる(比喩です)】

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/828161609033871360
【ヒトも所詮は動物だから、ひ弱なのが偉そうだと本能的に受け入れられない。人によってはムカつくものなのよね。苛められっ子が図に乗る感じ、それがダメな人は多い。
群れを率いるリーダーには動物としての強さ、そういう資質が必須だと思う】

現実は・・・そうかも・・・だよなあ。
だから、「これも何かの縁」では、「福田みすず」「沢田文雄」のことを考えてしまう。

で、これは男女逆にしても言える話。
というか、そういう風に思っている人は割と多い気がする。

世間の価値観により「負け組」とジャッジされた人は人に見下され、こうして嫌われる。

ひ弱そうなのがエラそうだとムカつく・・・か。
「ブスが調子に乗っているとむかつく」と通じるものを感じる^^;

けれど【弱く格好悪い男ほど無礼】は当たっているかも。
かの小木さんというお笑いの人も、そうだろう^^;

というか、育ちが悪そう。育ちのいい人間は無礼な態度をとらないし、意地悪くないもの。

そう、このツイート主の言うことは当たっているのだ。

なので、意地悪い人間=育ちの悪い人間からは離れた方がいい。

ちなみに育ちがいいって「お金がある・裕福である」ってことじゃないからね。愛されて育ったか否か、周囲の人間関係、人間環境の良し悪しのことを言うのだ。

意地悪い人自身、さほど愛されず、周りの意地悪な人たちが多かったのだろう。
確かに「周囲から見下され虐められて育ったけど、性格はいい」なんて人というのは、ま、いないだろう。人間、そんなに強くないもの。
どうしても性格が歪む。これは仕方ないことだ。

そういうことでは気の毒かもしれないけど、意地悪な気を周囲に振りまき、イジメ社会を作っていくので害悪だと思う。

※そーいや、この小木さんって、容姿を弄られるのが嫌になって辞めた女性芸人のことも、批判していたっけ。プロ根性が足りないって。
・・・いやいや、プロなら、安易に人の容姿を貶して哂いをとろうとすることこそ恥ずかしい気がするのだが。

いや、別にブスが嫌いでいいんですよ。
女もブサメンが嫌いだろうから。

お互いに貶し合いましょう。
ま、容姿が劣っている人間をバカにしていいという空気は作られてしまうけれど。

オタクよりも、こういった人たちのほうがよほど有害なのでは、と・・・産業廃棄物・負け組・最下層キモオタのハヤシは思ったのでした。ま、負け犬の遠吠えということでお許しを。生きていてごめんなさいね~。安楽死の自由化を求めます。イジメ世界からは退散、退散。

小木さんという人(45歳だって? いやあ、なんだかね・・・)、娘がいるそうだけど、娘さんがブスブスと虐められても、それを批判する資格はなくなっちゃったね。

ま、もっとブスやブサメンが嫌悪されるのはごもっとも。
つうか日本人(東洋人)は白人から見ればほぼすべてブスとブサメンだろうから、日本人そのものができるだけ少なくなっていったほうがいいよね♪ 少子化万歳。まさに「日本死ね」だね。
ブスとブサメンの日本人同士が容姿を貶し合う醜い世界・・・実に香ばしいですな。上野千鶴子じゃないけど、平和に滅んでいきましょう。


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・・・・・・・・・・
余談。

ワシのブスキャラといえば、長山春香のほか、福田みすずもいるのだが・・・彼女についての物語を紹介します。

「嫁き遅れの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-25-2
※ここで福田みすずは、容姿が劣る従姉の花嫁姿を哂った親せきたちを見て、自分は結婚式は絶対に挙げないと誓うシーンがある。女優の吉行和子のような人はけっこういるのだろう。

「クリスマス・コンプレックス」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-5
※福田みすずの学生時代、痛い過去の話。容姿コンプレックスは厄介じゃの。

そして、そのコンプレックスを受け入れ克服する。福田みすずのお見合い編・全4編は↓こちら。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25

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タグ:イジメ ブス

差別やむなし [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

短編小説「これも何かの縁」より・・・
44編目「マイノリティ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-10をアップしたので、それに因んだテーマで語ってみる。

この回の話では・・・
自分の娘を、児童養護施設の子どもたちが通う一緒の学校に行かせたくないと考える和彦のことを描いたけど・・・

ワシは和彦の気持ちも分かるのである。

ある人が言っていた。
「差別とは、自分と異質なものを排除し、自分から遠ざけようとする感情でもあり、それは自分と自分が属するコミュニティを守るために必要なものである」と。

上層に位置する者は「守るべきもの」が多く、そのため警戒心が必要だという。
なので差別は当然の感情であると。

和彦の場合、守りたいのは娘の恵美子。恵美子にとってマイナスになる要素はできるだけ排除したい。で、プラスになるようないい環境を与えたい。それだけなのだ。

和彦のように考える親は意外と多いのでは。
なので「お受験」もあったりするのだろう。

やっぱ学校の環境って大切だ。

ワシは鈍くてトロかったし「いじめられっこ」体質だったんで、ガラの悪い学校に入れられていたら、まあ、いじめられただろうな、と思う。

ワシは親の仕事の関係で、転校することが多かった。
なので、2つの中学を経験している。

中1から3年の2学期終わりまでは、国立大付属中学校に通った。

国立大付附属はご存じのように、入試はさほど難しくはない。どっちかというと「抽選」で、つまり運で決まる。

が、それでも国立大付属を受ける子の親は教育熱心であり、勉強が全くできない子は受験しないだろうし、受けたとしても試験で落とされるため入ってこない。ある程度、粒がそろっているのだ。

で、生徒は皆、基本的に真面目。授業中、騒ぎ立てるなんでことはまずなかった。

当時は、先生も非常に熱心で、補習授業などもあった。
自分たちの学年の生徒らをいかに多く、偏差値トップの県立高校に入れるか・・・それが先生たちの目標でもあったようだ。

「偏差値の高い高校を目指すこと」を最上とした価値観を持つ中学校だった。

ワシにとっては・・・「友だちをたくさん作れ」「人気者になれ」「活発になれ」と言われるよりは、シコシコと勉強し、いい成績をとるほうが、はるかにラクであり、居心地の良い学校だった。

勉強さえできれば、優位に立てる。
性格的にちょっと変わっていても、勉強ができれば決して虐められない。

今の時代のようにカーストがあって、お友だちや彼氏彼女がいること、おしゃれでセンスが良くイケていること、コミュニケーション能力が高いこと、ダサいのはダメでオタクもダメ、などなど、そういったことが求められていたら、劣等感に苛まれ、ストレスで辛い学校生活を送ることになっていただろう。

だが、3年の3学期で転校となり、別の県の普通の市立中学校に通うことになった。

そこは・・・授業中、走り回る生徒がいたり、先生に対し蹴ったりする生徒もいたり・・・
授業中、騒がしいのが当たり前。私語をする生徒だらけ。

先生は、騒がしい生徒や走り回っている生徒は無視し、そのまま授業を進めている。

そんな学校だった。

もしも、その学校に中1からずっといたら、たぶんワシのような人間はお勉強することなく、高校入試で非常に困ったことになったはずだ。塾に行くハメになっただろう。

その上、ワシは愚鈍だったし、一般女子が興味を持つことに全く興味が持てない変わり者だったんで、ハブられ、おそらくイジメられたかもしれない。

ただ、そこは3年の3学期しかいなかったし、高校入試で休んだりしたので、そこの中学校との縁は非常にうすかった。なのでそういった害は受けてない。

学校選びはかなり重要だ。

いや、しっかりした、強くてたくましく、周りに感化されずに勉学に励み、ガラの悪い連中に目をつけられないように、虐められないように人間関係をそつなくこなし、己の身を守れる強くて頭のいい子どもならばやっていけるだろう。

けど、そういうことが苦手な、弱い子どももいるのだ。

自分の身を守るため、自分とは合わない人間・自分にとってマイナスになりそうな人間・害になりそうな人間を遠ざける・・・誰でもやっていることだろう。

それが自分の子どものこととなれば、なおさらだ。

なので、和彦の考えは『当然』とも思っている。

とまあ、そんな考えになったのも、わりとごく最近。
それまでは単純に「差別はいけない」と思っていた。甘いきれいごとでしたね^^;

いつもネタにして申し訳ないけど・・・
女性の人権向上のために働いている上野千鶴子氏も「恋愛弱者やオタクは、性犯罪を起こさず、再生産されずに、平和に滅びて行ってほしい=淘汰されてほしい」と、ナチスな考えを堂々と発言されていたそうだ。

人間は差別するのが当たり前なのだ、とここにきてワシも思い知った。

自分にとって気に入らない人、価値観が合わない人、理解できない人、生理的に受け付けられない人、気味悪い人・気持ち悪い人・・・そういう人は遠ざけたいし、関わりたくない。

で、そういう人はつい悪者=「犯罪者予備軍」に見えてしまうこともあるのだろう。
人間のサガなのかもしれぬ。

なので「オタクのような気持ち悪い者はこの世からいなくなってほしい」という上野千鶴子氏の気持ちも理解できるようになった^^;

この世からなくすには、殺すか自殺してもらうしかないだろうけれど、上野氏もそこまでは望んでいないようで、ただ再生産されずに淘汰されることを願っているようだ。

なので、お互い、関わらない、距離を置く、これくらいしか解決方法はない。
理解し合うなんてことは不可能。

ということで・・・
いじめ問題については一つだけ、「無視される」「仲間外れにされる」というのだけは仕方ないと思っている。

その代り、友だちがいないヤツはダメ、独りぼっちは恥ずかしい・寂しい・哀れ・かわいそう、という価値観がなくなればいいと。

友だちなんていなくていいじゃん、価値観の違う者が仲よくなれるはずもなく、無理してつきあうこともない。

ただ・・・友だちがいないことでも問題視し、ややもすると犯罪者予備軍扱いする大人がいるからなあ。

世間は何かと「普通ではない人」「基準外の人」「平均から外れた人」など、自分と違う者を問題視したがり、見下し、ややもすれば悪に見立て有害視したがる。

だから児童養護施設の子どもも問題児扱いされるのも仕方ないのかもしれない。

学校=クラスは、ある期間、人間関係が固定し、流動しない。
どんな育ちの、どんな子が集まって来るのか・・・教育熱心な親ほど気になるだろう。

子どもはもろに周囲の影響を受ける。

自分の子を守るために必死になるだろう。
それが今の和彦の姿なのだ。

児童養護施設の子どもたちを問題児扱いする和彦は間違っているかもしれない。
でも、これも仕方ないのだ。

だって上野千鶴子氏のように、オタクを性犯罪者予備軍扱いし、有害視する人もいるのだ。

ほかには・・・中年童貞、自衛隊員や米兵、恋愛工学生を性犯罪者予備軍扱いする人もいる。

その一方で、イスラム系難民や移民、在日外国人を、性犯罪者予備軍扱いし、有害視したら、「差別だ、偏見だ」と言って怒り、正義面したりする。

結局、自分が守りたい者だけを守りたいのだ。
そして印象だけで『害を及ぼす可能性がありそうなカテゴリーに属する人間たち』を差別する。

守りたい思いが強ければ強いほど、差別主義者になる気がする。
フェミニストが、男性差別に走り、男性の人権など考えなくなるように。

ま、女性を人間扱いしない男性もいるので仕方ないとも思う^^;

だから、それぞれ差別やむなし。

ひとくくりにするな、偏見をやめろ、というのは実は難しい。
オタクや恋愛工学生の一人が性犯罪を起こせば、そのカテゴリーに属する者すべてが警戒され、犯罪者予備軍となる。米兵、在日外国人、移民難民も同様。

でも・・・医師・医学生らの集団婦女強姦事件が続いたけど、医師を性犯罪者予備軍扱いする人はあまりいないよな。

うん、結局、好き嫌いの問題かも。

オタクや恋愛工学生は嫌悪されているので、犯罪者予備軍に見立てられる。
自衛隊や米兵が嫌いなリべサヨも、彼らを悪に仕立て犯罪者予備軍にしたがる。

一方で、医師が嫌いな人は、まあ、あまりいない。医師がいないと困るし。
だから医師というカテゴリーが悪に仕立てられることはない。

人は、自分が嫌いなカテゴリーを差別したい。

で、自分を守るために、自分たちを敵視している者(または自分たちが敵視している者)、そしてその者が所属するカテゴリーを攻撃する。

相手を悪に仕立て、自分の価値観を正義としたい。
なので仲良くなることなどありえない。

異なった経験を積んだ価値観の違う者同士が話し合って理解し合うのは難しい。
よって、和彦と和江が分かり合うということもないだろう。

誤解なきよう。
和江や文雄が「差別しない人間」「偏見を持たない人間」ということではないのだ。

和江や文雄はたまたま施設出身の人間とのつきあいがあり、施設育ちの四条夫妻や長山春香がルールを守り、問題など起こさない真面目な人間であることを知っているので、和彦の考えに違和感を持てただけのことだ。

和江は和江で、専業主婦の真理子とはウマが合わず、そのことでどこか専業主婦に偏見を持ってしまいがち・・・。
文雄は、郷田浩のような人間=郷田と同じようなカテゴリーにいる人間が苦手であり、郷田に似たタイプの人間に対し、警戒するはずだ。

そして、もし四条夫妻や長山春香が粗暴で問題を起こす人間だったら、和江も文雄も、和彦と同じ考えを持ってしまっただろう。

差別や偏見は誰の心の中にもあるもの。
なくすのは難しい。


※ほか、和江VS真理子、文雄VS郷田浩の話はこちら。
「お金が縁を左右する」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-02
あらすじ→小林家のお正月。アラフォー独身女子・和江と弟夫婦との確執が始まる。

「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
あらすじ→小林和江の義妹・真理子の思い。和江とは相性が悪い真理子。その専業主婦としての誇りとは。

「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
あらすじ→小林和江の従弟・オタク漫画家沢田文雄登場。自身に劣等感を抱く彼の過去とは。

「同窓会」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-03-01
あらすじ→オタク漫画家・文雄、高校の同窓会へ。いじめっ子元同級生と会う。沢田のとった行動とは。



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タグ:オタク 差別

家族崩壊・秋葉原通り魔事件の犯人の弟、自殺 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

「秋葉原連続通り魔事件・犯人(加藤智大)の弟は自殺した」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39034

一部転載。

【「兄が母のコピーなら、僕はコピー2号。でも、僕は兄と同じことはしない」—。弟は悲痛な叫びを残して、みずから死を選んだ。大事件のあと、加害者家族を待っていたのは、拷問に近い日々だった。

「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。

死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」

そう語った青年は、その1週間後、みずから命を絶った。彼の名前は加藤優次(享年28・仮名)。日本の犯罪史上稀にみる惨劇となった、秋葉原連続通り魔事件の犯人・加藤智大(31歳)の実弟だった】

転載終わり。


そういえば、宮崎勤の父親も自殺、高校1年の同級生を殺害した元女子生徒の父親も自殺したっけ。
宮崎勤事件の後は、オタクが性犯罪者予備軍扱い・異常者扱いされ、未だ、オタクは世間から嫌悪される存在となった。

同じ趣味を持っているだけで犯罪者予備軍に見られてしまうのだから、その家族となったらそれはもう差別されまくるだろう。

いや、でもそれが世間というものだよな。
きれいごとは言うまい。自殺するしかなかったのだろう。この世から逃げる最後の手段だ。

ところで、犯人の母親は、こういった虐待をしていたらしい。

以下転載。

【事件直後、加藤は「両親は他人だ」などと供述。テレビでは母親の虐待に関する近隣住民の証言が取り上げられた。そして事件から1週間後、優次は本誌で告白をした。それは次のような内容だった。

〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉

〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉

〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉

〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉】

転載終わり。

そして、弟は自殺し・・・両親のほうは・・・
以下転載。

【地元の信用金庫の要職にあった父親は、事件から数ヵ月後に、退職を余儀なくされる。自宅には脅迫や嫌がらせの電話が相次ぎ、電話回線を解約した。記者の訪問も後を絶たず、マスコミの姿に怯えながら身を潜めて暮らした。

一方、罪の意識にさいなまれた母親は、心のバランスを崩して精神科に入院】

転載終わり。


ああいった事件を起こしたのは、母親の虐待のせいだけではないだろう。
犯人は非正規で絶望的な未来しか描けなかった、とも言われている。
非正規となった犯人は、親からどういう扱いを受けていたのだろう。

うちの沢田文雄も就職に失敗し、親はため息ものだった。
それでも沢田は最初から出来が悪かったので、両親は過剰な期待は抱かなかったものの、敗北感を味わっていただろう。
沢田もそれを感じつつ、それでも好きな漫画があったからこそ救われた面もあるかもしれない。

情熱を注げるものがあったかどうか・・・これは大きいかもしれない。

※沢田文雄って誰? と思ったそこのあなた、短編小説「これも何かの縁」より34編目をどうぞ♪
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02


これからはAIが伸してくるらしいから、将来はほんと仕事がなくなるかも。
2045年あたりには今、人間が行っている仕事の50パーセントはAIにとってかわられるんだとか。

世間は少子化を問題にするけど、むやみに増やしても仕方ない気がする。

そこで、↓この記事を紹介。

「家族の弱体化によって介護や子育てといった次世代再生産機能を担う人間がいなくなってしまったのは、ぜんぶ個人主義が悪い!」
http://ta-nishi.hatenablog.com/entry/2016/03/04/131851


日本の少子化による労働力不足もAIで充分補える。

というか、AIに勝てる人、AIにできないことができる人じゃないと、仕事にあぶれるってことで・・・
「自分に似てもいい」という自信のある者だけが子どもを持つんじゃないかな。

結婚を躊躇する人、慎重になる人は増えていき、品定めもさらに厳しくなるだろう。

ま、その厳しい恋愛市場・婚活市場で勝ち抜き、激しい競争の中で選び選ばれた者だけがカップルとなり、そういう人たちが子孫を残す、というほうが社会のためにもいいのではとも思う。

そういった人たちの遺伝子は、きっとコミュニケーション能力が高く、容姿も良く、物おじせず積極的で明るく、頭も良く(=順応力、情報処理能力が高く、努力するだけではなくきちんと結果を出せる力がある)、仕事もでき、人間関係を構築する力も長け、なにもかもがハイレベルに違いないっ^^;
AIに負けることもない能力を持っているだろう。

自分の遺伝子は残す価値があるのかどうか、自分の性質を引き継ぐ子孫がこの日本社会でやっていけるのかどうか・・・見極めが必要のよう。

けど労働力不足はAIで補えるようになるし、便利な世の中になるだろう。
つまらない仕事はAIにお任せ。
プラス面のほうがずっと大きいとも思う。

何にせよ、少子化はどんどん進むだろう。
そして家族がいるからと言って幸せになれるとは限らず、最悪な形で崩壊するケースもあり、地獄を見るリスクもはらんでいるわけで・・・気楽な独身を選ぶ人が増える気もする。

この秋葉原無差別殺人事件のケース・・・親は責任の取りようがなく、絶望しながら、ただただ死ぬのを待つだけの人生をこれから歩むのだろうな・・・。
子を育てるというのは本当に責任重大だな。

・・・・・・・・・・
余談。

短編小説「~縁」の四条理沙も子育てでは苦労しているが、もちろんいいこともあるし、幸せを運んできてくれる・・・けど、たぶん、仮に子どもがいなくても四条カップルは幸せな人生を歩んでいたとも思う。

対して、小林真理子は、ピアノが上手い才能豊かな娘・恵美子のために意気揚々と尽くし、子育てに生きがいを感じ、この上ない幸せをかみしめている。母・真理子にあるのは「将来への夢と希望」だ。こういうケースもあるんだろうな。

ご興味持った方、こちらをどうぞ。

※短編小説「これも何かの縁」より。

39編目「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。

40編目「地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-24
あらすじ→虐待主婦の話に進展が。地蔵盆の雑学あり。

32編目「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
あらすじ→才能豊かな娘に恵まれ、専業主婦として誇りを持ちながら子育てをする真理子。

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タグ:家族

本音の勝利・ゲスな世の中での生き方 [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

まさかのトランプが勝利。

この件について、まずはちきりんさんのツイートを紹介しよう。
https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/796333545476108288

【トランプ氏は「女なんて金さえあればどうにでもできる」とか、「移民もモスリムもうざいからアメリカに入れるな」とか「日本もサウジも金あるんだから、軍事費くらい自分で払えよ」とか、無茶を言っているようで、実は多くの人が言えずに隠している本音をしゃべってきただけ。とも言える】

【トランプ氏を支持する人達は、「口にしてもいいのは正しいことだけ」というお利口さんが押しつける反論できない正論にうんざりしており、「そういう正論以外の考えは私の頭の中にはそもそも存在しないのよ!」と言う人を嘘つきだと思ってる】


ということで、これからますます本音の社会になるかもしれないな。
それは「息苦しさの解放」とも言えるし、「えげつない社会になる」とも言える。

本音は厳しい。
きれいごとがない社会というのは、本音が言えてスッキリするところもあるが・・・辛くなる場合もある。

そこで・・・
ブスについての本音をきれいごとなしで語るカレー沢薫氏のコラム記事を紹介。

「ブス図鑑」
https://cakes.mu/posts/14454より一部編集転載。

【(ブスは)虐げられたことによって生まれた反骨精神を、自分が這い上がるためでなく、他人が落ちてくるのをひたすら祈るのに使うのである。

当然、自分の幸せよりも他人の不幸を見つけようとするし、むしろ他人の不幸が自身の幸せなのだ。

ブスは卑屈な上、他者も絶対に認めないため、ブスの見る世界は、常に便器に顔をつっこんでいるかのように綺麗なものが一つもない。

「ブスの上に、性格もブスで救いようがない」と思ったかもしれないが、今まで誰も救ってくれなかったからこうなったのである。

それに、自分に優しくない世界に対して優しくする必要がないように、ブスだけど頑張っている姿で他人に勇気を与える必要もないのだ】

転載終わり。

・・・うん、世間が意地悪であれば、優しくなれるはずもなく、そうする義務もない。
こっちも意地悪く立ち振る舞えばいい。

というか、壁を作り、距離を置くのが一番平和に過ごせるけどね。
ワシなら、そうする。

つうか、世間の「美の基準に合わない」ということで、もとから世間の価値観とは相性が悪いのがブス、およびブサメンなのだろう。

そう、女性もブスには厳しい。

こんなツイートがあった。

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タグ:ブス オタク

引きこもり・オタク魂でいけ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

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ふとこんなことを思ってしまう。
もしも本人の希望があれば自由に安楽死をさせてくれる社会になったら、まあ、問題はあるかもしれないが、救われる部分もあるのではないだろうか。

いつでもラクにこの世から逃げることができるのだ。自殺はやはりハードルが高いし、人に迷惑をかけてしまうこともある。

そう、最終手段が残されているって、精神的にとてもラクになれる気がする。
私個人は安楽死の自由化を求める。とても心が安らぐ。将来の心配もしなくていいのだから。

もち、あくまでも本人の希望でね。

他者に『死ね』と言われて、死ぬこともない。
そういえば長谷川豊氏が人工透析患者について「殺せ」発言し、炎上し、結局、テレビ大阪の番組降板にまで発展したっけ。

「死ね」「殺せ」などの言葉、大人も気軽に使うようになり、ますます殺伐としてくる世の中。
もはや子どもが「死ね」「殺せ」というのは仕方ないことかも。

いや、でもずっと前、世間はオタクに対してだけは殺伐とした言葉を使っていたんだけどね。
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※ばあさんはしつこいのじゃ。

「キモオタ死ね」もよく聞かれる言葉だ。
気持ち悪いんだから仕方ない、気持ち悪がられないようにしろ、という意見の方もおるじゃろう。

正直、気に入らない人や嫌いな人は遠ざけたいし、気持ち悪いものは気持ち悪い。そう思うのは罪ですか? 嫌う権利はないんですか? と思う人もいるじゃろう。

うむ、ワシも嫌いなものは嫌いじゃ。合わない人っているし、無理して仲よくする必要はない。
要するに強制するなっつうことで、ワシ個人の考えだが、「無視、相手にされない」という行為は仕方ないと、個人的には思っている。

世間の「一人でさびしそう、友だちがいないとかわいそう、ダメ人間、どこか偏っている、人間としておかしい、歪んでいる、犯罪者予備軍」という目さえなければ、独り上等、独りでも平気、っていう人は増えるのでないだろうか。

本当の意味で、独りをネガティブに捉えずに認めてくれる社会になれば、ラクになれる子、多くなるんじゃないだろうか。

ワシは「誰にも邪魔されない一人の時間」が絶対に必要な人間であり、皆から無視される代わりに一人の時間がたくさん得られるのと、皆とつきあう時間のために一人の時間が大幅に削られるのと、どっちがいいかというと、無視されるほうを選ぶ。

オタクもそういう感じではないだろうか。
一人で好きなことに没頭できる。
・・・つまり一人の時間が大切なはずだ。

あれだけ世間から害悪視され、「モテなくなるよ」と脅されても、「気持ち悪い」とけなされても、オタクは減るどころか、逆に認知を得るようにまでなってきて、オタク文化が栄え、海外にも広がった。それだけオタク文化が魅力的ということなのだろう。

それでも未だオタクは負け組扱い、ランクも下位に位置づけられているが、意外と、この厳しい世の中を渡るには、他人が何を言おうが我が道を行くオタク精神が役に立つかもしれん。

無視されたり、仲間外れにされたりして、辛い思いをしている人よ、それだけは耐えるしかないかもしれん。周囲に認められたい気持ちもあるだろうが、まずは一人で好きな道を行くのじゃ。

相手にも嫌う権利があり、どうしてもしゃべりたくない、挨拶もしたくない、顔も見たくない、っていう場合もあるだろう。

だからお互い距離をとるしかない。
こっちも無視すればいいことだ。長山春香のように。

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タグ:オタク

日本版カースト ばあさんはしつこいのじゃ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

「インドの教員、カースト下層の男性を斬首」
http://www.afpbb.com/articles/-/3103660?cx_tag=pc_rankday&cx_position=3#cxrecs_sより一部転載。

【身分制度カーストの最下層ダリット(Dalit)の男性が製粉機を使ったことに腹を立てた教員が、口論の末、ダリットの男性を斬首した。
容疑者の教員は、ダリットのソハン・ラムさん(35)が製粉機を使ったことに腹を立て、製粉機を「不浄」にしたと非難したという。
インドでは「不可触民」という考えが違法化されているものの、今でも一部のヒンズー教徒は、下層カーストの人との接触が不浄をもたらすと信じている。】

転載終わり。

このニュースを見て、思わず椰月美智子氏の「恋愛小説」を思い出した。

そこに登場するジェロさん=デブスオタク女子は、美人主人公・美緒の彼氏サスケともエッチする。
(が、それはずっと昔のこと。美緒とサスケが恋仲になる前の1回きりの何となくしたエッチだ)

だが、美緒はそのことに異常にこだわり、ジェロさんを嫌悪し、気持ち悪がり、ばい菌扱いする。
(ちなみにサスケはジェロさんだけではなく、ほかにもたくさんの女の子ともエッチしている)

醜いジェロさんは「不浄」であり、サスケを「不浄」にした。
というわけで、ジェロさんと接触し不浄になったサスケをも美緒は責める。

そして不浄となったサスケとエッチする美緒は、消毒液に浸かりたくなる。

いや、不浄となったサスケにこそ、消毒液に浸かってほしい。

そんなことをサスケに言いだす美緒。

で、職場でジェロさんと会わざるを得ないサスケを転職させる。
とにかく不浄なジェロさんから、サスケを遠ざけたかった。

そう、主人公・美緒は、ジェロさんをまさに「不浄」をもたらすものとして、嫌悪した。

ちなみにジェロさんは、皆からも陰で馬鹿にされている。
(ジェロさんは気安い人間であり、皆にとってどうでもいい人間だ、と神視点で説明されている。つまり見下されている)

ジェロさんはカースト最下位といっていいだろう。
もちろん美人の美緒はカースト上位だ。

いやあ、インドだったら、カースト下位のジェロさんは、カースト上位の美緒から斬首されていたかもな・・・^^;
彼氏サスケと接触し、サスケを不浄にしたのだから。

で、おそらく日本も・・・カースト下位は、カースト上位からそういうふうに思われているんだろうな、と。

不浄なお前らはこっちにくるな、こっちのものに触るな、とね。

学校内カーストがあるところは、下位の者にとって厳しそうだ。殺されないだけで。
いや、自殺に追い込まれてしまった場合、殺されるのと同じかもしれないが。

そんなところに、こんな記事を見つけた。(炎上したようで話題になっていた)

「社会の底辺の人とは関わってはいけません」
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12188216276.html

・・・いやあ、きれいごとなしで本音を言う人が増えたな。

ザックリいうと、日本にも階層があり、このように分けられているようだ。

第1階層 上級公務員、大企業勤務者、成功した企業家、それらの配偶者

第2階層 二流公務員、中規模企業勤務者、

第3階層 中小企業勤務者、ニート

第4階層 フリーター、非正規、派遣社員、風俗嬢

で、第4階層とは口をきくな、関わるな、と。
おお、まさにカーストだ・・・。

恋愛カーストでは、主に外見と、女性の場合、若さが、ランク付けに関わるけど、こちらはもろ職業。
けど、ニートは第3階層なのか・・・?

このブログ主のアッキ―さんはツイッターで、こういうことを言っている。

https://twitter.com/akky_m/status/781314710884929536より転載。

【日本の牛丼屋とか介護とか世界中で募集しても誰もやらないよ。日本の底辺じゃなくて世界の底辺なんだよ。理由は低賃金高品質を求められるから。外国の底辺職は低賃金でも高品質は求められない。アメリカのマック行けばわかる】

https://twitter.com/akky_m/status/781313164843503617より転載。

【暴力団とニートはブラック企業勤務の非正規社員(飲酒店や介護とか)より社会の階層は上だよ。その点についてたくさんご意見頂いたけとそれが理解できない人は社会を、世界を、わかってないと思うよ】

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