「秋葉原連続通り魔事件・犯人(加藤智大)の弟は自殺した」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39034
一部転載。
【「兄が母のコピーなら、僕はコピー2号。でも、僕は兄と同じことはしない」—。弟は悲痛な叫びを残して、みずから死を選んだ。大事件のあと、加害者家族を待っていたのは、拷問に近い日々だった。
「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。
死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」
そう語った青年は、その1週間後、みずから命を絶った。彼の名前は加藤優次(享年28・仮名)。日本の犯罪史上稀にみる惨劇となった、秋葉原連続通り魔事件の犯人・加藤智大(31歳)の実弟だった】
転載終わり。
そういえば、宮崎勤の父親も自殺、高校1年の同級生を殺害した元女子生徒の父親も自殺したっけ。
宮崎勤事件の後は、オタクが性犯罪者予備軍扱い・異常者扱いされ、未だ、オタクは世間から嫌悪される存在となった。
同じ趣味を持っているだけで犯罪者予備軍に見られてしまうのだから、その家族となったらそれはもう差別されまくるだろう。
いや、でもそれが世間というものだよな。
きれいごとは言うまい。自殺するしかなかったのだろう。この世から逃げる最後の手段だ。
ところで、犯人の母親は、こういった虐待をしていたらしい。
以下転載。
【事件直後、加藤は「両親は他人だ」などと供述。テレビでは母親の虐待に関する近隣住民の証言が取り上げられた。そして事件から1週間後、優次は本誌で告白をした。それは次のような内容だった。
〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉
〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉
〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉
〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉】
転載終わり。
そして、弟は自殺し・・・両親のほうは・・・
以下転載。
【地元の信用金庫の要職にあった父親は、事件から数ヵ月後に、退職を余儀なくされる。自宅には脅迫や嫌がらせの電話が相次ぎ、電話回線を解約した。記者の訪問も後を絶たず、マスコミの姿に怯えながら身を潜めて暮らした。
一方、罪の意識にさいなまれた母親は、心のバランスを崩して精神科に入院】
転載終わり。
ああいった事件を起こしたのは、母親の虐待のせいだけではないだろう。
犯人は非正規で絶望的な未来しか描けなかった、とも言われている。
非正規となった犯人は、親からどういう扱いを受けていたのだろう。
うちの沢田文雄も就職に失敗し、親はため息ものだった。
それでも沢田は最初から出来が悪かったので、両親は過剰な期待は抱かなかったものの、敗北感を味わっていただろう。
沢田もそれを感じつつ、それでも好きな漫画があったからこそ救われた面もあるかもしれない。
情熱を注げるものがあったかどうか・・・これは大きいかもしれない。
※沢田文雄って誰? と思ったそこのあなた、短編小説「これも何かの縁」より34編目をどうぞ♪
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
これからはAIが伸してくるらしいから、将来はほんと仕事がなくなるかも。
2045年あたりには今、人間が行っている仕事の50パーセントはAIにとってかわられるんだとか。
世間は少子化を問題にするけど、むやみに増やしても仕方ない気がする。
そこで、↓この記事を紹介。
「家族の弱体化によって介護や子育てといった次世代再生産機能を担う人間がいなくなってしまったのは、ぜんぶ個人主義が悪い!」
http://ta-nishi.hatenablog.com/entry/2016/03/04/131851
日本の少子化による労働力不足もAIで充分補える。
というか、AIに勝てる人、AIにできないことができる人じゃないと、仕事にあぶれるってことで・・・
「自分に似てもいい」という自信のある者だけが子どもを持つんじゃないかな。
結婚を躊躇する人、慎重になる人は増えていき、品定めもさらに厳しくなるだろう。
ま、その厳しい恋愛市場・婚活市場で勝ち抜き、激しい競争の中で選び選ばれた者だけがカップルとなり、そういう人たちが子孫を残す、というほうが社会のためにもいいのではとも思う。
そういった人たちの遺伝子は、きっとコミュニケーション能力が高く、容姿も良く、物おじせず積極的で明るく、頭も良く(=順応力、情報処理能力が高く、努力するだけではなくきちんと結果を出せる力がある)、仕事もでき、人間関係を構築する力も長け、なにもかもがハイレベルに違いないっ^^;
AIに負けることもない能力を持っているだろう。
自分の遺伝子は残す価値があるのかどうか、自分の性質を引き継ぐ子孫がこの日本社会でやっていけるのかどうか・・・見極めが必要のよう。
けど労働力不足はAIで補えるようになるし、便利な世の中になるだろう。
つまらない仕事はAIにお任せ。
プラス面のほうがずっと大きいとも思う。
何にせよ、少子化はどんどん進むだろう。
そして家族がいるからと言って幸せになれるとは限らず、最悪な形で崩壊するケースもあり、地獄を見るリスクもはらんでいるわけで・・・気楽な独身を選ぶ人が増える気もする。
この秋葉原無差別殺人事件のケース・・・親は責任の取りようがなく、絶望しながら、ただただ死ぬのを待つだけの人生をこれから歩むのだろうな・・・。
子を育てるというのは本当に責任重大だな。
・・・・・・・・・・
余談。
短編小説「~縁」の四条理沙も子育てでは苦労しているが、もちろんいいこともあるし、幸せを運んできてくれる・・・けど、たぶん、仮に子どもがいなくても四条カップルは幸せな人生を歩んでいたとも思う。
対して、小林真理子は、ピアノが上手い才能豊かな娘・恵美子のために意気揚々と尽くし、子育てに生きがいを感じ、この上ない幸せをかみしめている。母・真理子にあるのは「将来への夢と希望」だ。こういうケースもあるんだろうな。
ご興味持った方、こちらをどうぞ。
※短編小説「これも何かの縁」より。
39編目「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。
40編目「地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-24
あらすじ→虐待主婦の話に進展が。地蔵盆の雑学あり。
32編目「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
あらすじ→才能豊かな娘に恵まれ、専業主婦として誇りを持ちながら子育てをする真理子。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39034
一部転載。
【「兄が母のコピーなら、僕はコピー2号。でも、僕は兄と同じことはしない」—。弟は悲痛な叫びを残して、みずから死を選んだ。大事件のあと、加害者家族を待っていたのは、拷問に近い日々だった。
「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。
死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」
そう語った青年は、その1週間後、みずから命を絶った。彼の名前は加藤優次(享年28・仮名)。日本の犯罪史上稀にみる惨劇となった、秋葉原連続通り魔事件の犯人・加藤智大(31歳)の実弟だった】
転載終わり。
そういえば、宮崎勤の父親も自殺、高校1年の同級生を殺害した元女子生徒の父親も自殺したっけ。
宮崎勤事件の後は、オタクが性犯罪者予備軍扱い・異常者扱いされ、未だ、オタクは世間から嫌悪される存在となった。
同じ趣味を持っているだけで犯罪者予備軍に見られてしまうのだから、その家族となったらそれはもう差別されまくるだろう。
いや、でもそれが世間というものだよな。
きれいごとは言うまい。自殺するしかなかったのだろう。この世から逃げる最後の手段だ。
ところで、犯人の母親は、こういった虐待をしていたらしい。
以下転載。
【事件直後、加藤は「両親は他人だ」などと供述。テレビでは母親の虐待に関する近隣住民の証言が取り上げられた。そして事件から1週間後、優次は本誌で告白をした。それは次のような内容だった。
〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉
〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉
〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉
〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉】
転載終わり。
そして、弟は自殺し・・・両親のほうは・・・
以下転載。
【地元の信用金庫の要職にあった父親は、事件から数ヵ月後に、退職を余儀なくされる。自宅には脅迫や嫌がらせの電話が相次ぎ、電話回線を解約した。記者の訪問も後を絶たず、マスコミの姿に怯えながら身を潜めて暮らした。
一方、罪の意識にさいなまれた母親は、心のバランスを崩して精神科に入院】
転載終わり。
ああいった事件を起こしたのは、母親の虐待のせいだけではないだろう。
犯人は非正規で絶望的な未来しか描けなかった、とも言われている。
非正規となった犯人は、親からどういう扱いを受けていたのだろう。
うちの沢田文雄も就職に失敗し、親はため息ものだった。
それでも沢田は最初から出来が悪かったので、両親は過剰な期待は抱かなかったものの、敗北感を味わっていただろう。
沢田もそれを感じつつ、それでも好きな漫画があったからこそ救われた面もあるかもしれない。
情熱を注げるものがあったかどうか・・・これは大きいかもしれない。
※沢田文雄って誰? と思ったそこのあなた、短編小説「これも何かの縁」より34編目をどうぞ♪
「風のない日の鯉のぼり」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-02
これからはAIが伸してくるらしいから、将来はほんと仕事がなくなるかも。
2045年あたりには今、人間が行っている仕事の50パーセントはAIにとってかわられるんだとか。
世間は少子化を問題にするけど、むやみに増やしても仕方ない気がする。
そこで、↓この記事を紹介。
「家族の弱体化によって介護や子育てといった次世代再生産機能を担う人間がいなくなってしまったのは、ぜんぶ個人主義が悪い!」
http://ta-nishi.hatenablog.com/entry/2016/03/04/131851
日本の少子化による労働力不足もAIで充分補える。
というか、AIに勝てる人、AIにできないことができる人じゃないと、仕事にあぶれるってことで・・・
「自分に似てもいい」という自信のある者だけが子どもを持つんじゃないかな。
結婚を躊躇する人、慎重になる人は増えていき、品定めもさらに厳しくなるだろう。
ま、その厳しい恋愛市場・婚活市場で勝ち抜き、激しい競争の中で選び選ばれた者だけがカップルとなり、そういう人たちが子孫を残す、というほうが社会のためにもいいのではとも思う。
そういった人たちの遺伝子は、きっとコミュニケーション能力が高く、容姿も良く、物おじせず積極的で明るく、頭も良く(=順応力、情報処理能力が高く、努力するだけではなくきちんと結果を出せる力がある)、仕事もでき、人間関係を構築する力も長け、なにもかもがハイレベルに違いないっ^^;
AIに負けることもない能力を持っているだろう。
自分の遺伝子は残す価値があるのかどうか、自分の性質を引き継ぐ子孫がこの日本社会でやっていけるのかどうか・・・見極めが必要のよう。
けど労働力不足はAIで補えるようになるし、便利な世の中になるだろう。
つまらない仕事はAIにお任せ。
プラス面のほうがずっと大きいとも思う。
何にせよ、少子化はどんどん進むだろう。
そして家族がいるからと言って幸せになれるとは限らず、最悪な形で崩壊するケースもあり、地獄を見るリスクもはらんでいるわけで・・・気楽な独身を選ぶ人が増える気もする。
この秋葉原無差別殺人事件のケース・・・親は責任の取りようがなく、絶望しながら、ただただ死ぬのを待つだけの人生をこれから歩むのだろうな・・・。
子を育てるというのは本当に責任重大だな。
・・・・・・・・・・
余談。
短編小説「~縁」の四条理沙も子育てでは苦労しているが、もちろんいいこともあるし、幸せを運んできてくれる・・・けど、たぶん、仮に子どもがいなくても四条カップルは幸せな人生を歩んでいたとも思う。
対して、小林真理子は、ピアノが上手い才能豊かな娘・恵美子のために意気揚々と尽くし、子育てに生きがいを感じ、この上ない幸せをかみしめている。母・真理子にあるのは「将来への夢と希望」だ。こういうケースもあるんだろうな。
ご興味持った方、こちらをどうぞ。
※短編小説「これも何かの縁」より。
39編目「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。
40編目「地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-24
あらすじ→虐待主婦の話に進展が。地蔵盆の雑学あり。
32編目「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
あらすじ→才能豊かな娘に恵まれ、専業主婦として誇りを持ちながら子育てをする真理子。