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☆結婚リスク・発達障害児を捨てた母 [恋愛・婚活・中絶・不倫]

藤沢数希氏の恋愛工学・・・アンチ派は「恋愛工学は宗教」と言うけれど、その前に恋愛や結婚そのものが宗教化しているのでは、とも思う。

未だ多くの人が「恋愛・結婚したほうがいい」「恋愛や結婚ができないと惨め・不幸だ」と思わされているのでは・・・洗脳されているのでは・・・と。
一つの価値観に縛られているというか・・・つまり、これこそ宗教だよね^^;

その洗脳を解いてくれる=その価値観をぶっこわしてくれるのが、藤沢氏が率いる恋愛工学界隈なのでは、とワシは密かに期待をしておるのじゃ。

その第一歩、蟻の一穴となりそうなのが・・・この藤沢数希氏の著書「損する結婚・儲かる離婚」じゃ。


この著書についての詳しい話はここの記事を参照するのがよいじゃろう。
「藤沢数希さんの『損する結婚 儲かる離婚』は『離婚の教科書』~」
http://oreno-yuigon.hatenablog.com/entry/2017/02/25/134043

で、年収400~600万円の場合・・・どれくらいの数字になるんじゃろうか、と思っていたら、さすが藤沢氏、計算ツールで示してくれていました。興味のある方、計算してみようぞ。

藤沢氏の婚姻費用・養育費の計算ツール。
http://www.kinyuunikki.com/kompi_form.html

へえ・・・想像していたよりも、けっこう高い金額だった。
なるほど、これは・・・低収入もしくは無職の配偶者との婚姻を躊躇する人(主に男性)が増えるかもなあ^^;

女性はもともと自分より低収入ましてや無職の男性との結婚はあまり考えないだろう。
これからは男性も、結婚相手となる女性への条件として、容姿や年齢のほか、収入を見るようになるかもなあ。

この動き、実は女性の社会進出を促したいフェミも喜んでいるのでは。
(上野千鶴子氏や田嶋陽子氏など結婚制度そのものに否定的なフェミもいるし)

ワシが男の立場なら、やっぱ損得勘定が働くし、さほど子どもが欲しいと思わなければ、結婚は全くメリットがないと考えてしまうかも。

要は、それだけのリスクを背負ってまで家庭(子ども)が欲しいのか欲しくないのかだな。
結婚したからといって老後を保障してくれるわけでもないし。

女性と一緒に暮らすとしても、事実婚を希望するだろうな。子どもがほしければ、認知するまで。子どもができたとしても結婚はかなり慎重になるかも。

ただ、事実婚をOKする女性は、今の日本にはおそらくあまりいないだろう。

女の立場で考えるなら、出産や子育てで男性並みの収入を得るのが難しくなり、パートなどの低収入もしくは無職の専業主婦に甘んじないとならない可能性が高く、それなのにダンナから寄生虫扱いされるのは、それはそれで辛いものがある。

事実婚で不安定な立場となるのは、出産や子育てというリスク(これにより、稼ぐことが難しくなる)を背負う女性にとっては考えものだ。

一般女性の立場からすれば、やはり結婚という安定を求めたいだろう。
でなければ、子どもは産めない。

家庭を持ちながら=子育てしながら男性並みに稼ぎ続けられる女性はごくごく一部だ。

それに・・・子どもを持つリスクは、結婚の比ではない。

発達障害など、何かしらの問題を抱えてしまった場合、子育ては相当な負担となる。
就職も難しく、引きこもりになる可能性も高く、一生、子どもを扶養しなければならない。
悪くすれば、家族崩壊にまで行く。

ここで、きれいごとなしで描かれた発達障害児を抱えた人の本を紹介しておこう。

内容は他の人たちのレビューを読めば分かる。
結局・・・この母親は、発達障害の子を捨てたのだ。「普通の子(健常児)だったら・・・」という心の中で叫びながら。それだけの地獄を見るのだ。

「この子(障害児)に私は育ててもらった。この子がいて本当に幸せ、障害があろうとなかろうと関係ない。むしろ障害があったことに感謝する。障害をネガティブに捉えないで、差別しないで」という人もいるだろう。

だが・・・ネットで検索すれば発達障害児を抱えた人の過酷な話があちらこちらで聞かれる。
(ワシも身近にいるので、よく分かる。発達障害児は精神疾患を抱えるリスクも高い)

発達障害ひとつとってみても、安易に「がんばれ」「幸せなこともある」「乗り越えろ」とは言うことはできない。

子を持つなら、障害を抱えた場合も考え、その子を責任もって育てる覚悟があるかないか、夫婦共に問われることになるだろう。

子どもにさほど問題がなく普通であること=子どもが引きこもりになることもなく犯罪者になることもなく普通に育ち、経済的にも自立をしてくれて、頼りになる大人に成長する可能性って、実は思っているほど高くないかも。

特に、自分または配偶者自身、あるいはそれぞれの血縁者に発達障害の気がある人は、子どもに遺伝する可能性があるから、覚悟が必要かも。

そこまで覚悟できない、という人は子どもを持ってはいけないかもしれない。
夫婦どちらか一方が覚悟がもてない場合もだ。

というか結婚の時に、それはお互いに確認するべきなのだろうな^^;

そんな覚悟を問うていたら、子どもを持とうという人が少なくなり、少子化がさらに進む。それより、もっと子どもを気軽に産んでほしい、というのならば『子捨て』も認めなくてはならないだろう。

児童養護施設を充実させ、家庭で育つのもいいけど、施設もいいよね、どっちもありくらいな感じにさせないと、安易に子どもを持たせてはいけないと思う。

いや、親から捨てられた子どもはかわいそうだ、不幸だ、という価値観も、もしかしたら古いのかもしれないが・・・。

親子関係のリスクについてはもうひとつ、以前も話題にしたことあるが、この本も紹介しておこう。


ということで、結婚のリスク=覚悟よりも、子を持つリスク=覚悟について、もっと真剣に考えたほうがいいかもしれない。

子を育てる覚悟が持てない=子どもは持たないならば、結婚する意味も薄れていく。一緒に暮らしたきゃ同棲でいいだろうし。

となると、連帯保証人になるのと同等の恐ろしさがある結婚なんてしなくなる人のほうが多くなるかも???

よほど「この人と一緒になりたい」という熱い気持ちがなければ、
「離婚なんて絶対にしない、幸せな家庭にしてみせる」という自信がなければ、
「子をきちんと育ててみせる。障害を抱えていても責任をもって最後まで面倒を見る」という覚悟がなければ、
・・・結婚に踏み切れないだろう。

普通に恋愛し、普通に結婚し、普通に子どもを持ち、その子どもが「普通であること」、子どもが普通に育つことは・・・けっこう運に恵まれているほうかも。

何にせよ、高収入の男性ほど、結婚に慎重になり、相手を吟味するようになり、同格婚を求めるようになるだろう。
女性が望む上位婚は厳しくなるかも。

そして、低収入層も、結婚・子育てのことを考えるよりも、まず自分が稼げるようになることが先かも。
今の時代、老後を子どもに頼ろうと考える親はあまりいない。老後のことは自分で何とかするしかない。それにはまず経済力である。

そういえば、こんな記事もあった。

「もはや結婚は『金と顔の交換』ではない」
https://note.mu/keisakusato/n/n03547854d815

↑この記事によると、男も女も稼げる奴が結婚できるんだそうだ。
若くて美人では恋愛強者になれても、お金持ち男性との結婚まではなかなかたどり着けなくなるかも?

↓そして、こんなえぐい記事も・・・。

「夫に死んでほしい妻たち・妻のキャリアを阻害する夫、離婚より死別のほうが経済的に得」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2654187

「損する結婚・得する死別」ってか・・・。

配偶者の死を望むような結婚はしないほうがいいに決まっている。
働く女性も結婚はよくよく考えたほうがいいかも。


そうそう・・・
こんなツイートもあった。(ツイッターは本音が見えるから面白い。対してFBはぬるいの~^^; なので今はもうFBから離れてしまった^^;)

https://twitter.com/mi_na_no/status/826460876823629824
【大きな声では言えないけど、結婚後に義実家の奴隷にされたくない女の子や、嫁や嫁の親類にお金を集られたくない男の子は、東京・地方関係なく「親兄妹が皆それなり以上の社会階層の躾の行き届いた実家の太い子」と結婚すればいいと思いますね。うちの夫も九州男ですが親類は慶應卒に国立医が多かった…】

https://twitter.com/mi_na_no/status/826464744378765312
【まさにこれなんですよね。お金持ちや社会階層が上の人と付き合う方が楽なんです。恵まれていて躾のいい彼らはこちらをタダ働きさせたりしないし、金を無心してきたりしないし(そもそもその必要がない)それどころか閨閥のごとくこちらを支援して支えてくれる。結婚相手の実家の階層や文化は大事ですよ】

婚姻という契約を結ぶなら・・・ステータス・その人の属する階層(育ち・学歴)がまずチェックされる。
ステータスが高い人間ほどそういったことを重視するのだろう。

ステータスの高い人間ほどリスクや損得勘定で考えるだろうから、いっそう結婚を躊躇するようになるかも。

言っておくけど、損得勘定は悪ではない。
逆に損得勘定ができない=感情で突っ走るほうが怖い。
人生を破たんさせないためにも、覚悟を決めるためにも、リスクを考え、損得勘定で判断することは大切だ。

もはや結婚は幸せを保障するものではない、と誰もがうすうす感じてはいるものの、まだ「結婚教」は信じられている。

けど、ほころびが見えてきている。

というわけで・・・
藤沢数希氏や著書「損する結婚・儲かる離婚」がもっとメジャーになれば、結婚教から解放される人がどっと増えるかも。

で、ついでに恋愛教からも解放されるといいよね。

恋愛工学生らは、実は『恋愛すること』を重視していないのかもしれない。モテるかモテないか、それだけ。
それを「恋愛ではない」と批判したところで、「そうかもね」で終わってしまう。

彼らは仕事や稼ぐことのほうを重視している気がする。モテは彼らにとって遊び・ゲームだ。
もしかして、恋愛工学生はすでに恋愛教から解放されているのかも?

「ちゃんとした恋愛をするべき」という人もいるだろうけど・・・「ちゃんとした恋愛って何?」 とも思ってしまう^^;

一人を選ぶってなかなか難しい。

だって友だちを一人だけ選べ、一人とだけしか遊んじゃいかん、つきあっちゃいかんって厳しいだろ?

んで、自分も相手にとっての一番にならねばならない・・・。
「そんな自信ない」という人も結構いるだろう。おこごましいと思う人もいるだろう。

恋愛教にはまっている人・恋愛至上主義者は、そんな考えを「逃げているだけ」「臆病者」「勇気を出して」「自信もって」と一籌するのだろうけれど。

で、そういう人たちは「恋愛」に価値を置いているので、その価値を下げてしまうような「恋愛工学」を敵視してしまうのだろう。

古い価値観に捉われている人は「ぜひ恋愛と結婚はしたほうがいい」と考えているんだろうけれど、そういった空気は、容姿・コミュニケーション能力が低いことを侮蔑し哂うイジメ要素を生み出している気もする。

ま、恋愛や結婚も、そのうち趣味の一つになるかも?
興味のある人はするし、興味のない人はしない。
結婚はたくさんある生き方の一つ。選ばない人も普通にいる・・・そんな未来になるかも。

古い価値観に覆われた世間に風穴が開くことを期待しておりますぞ。
恋愛教や結婚教からの解放ということでは、オタクからも歓迎されるだろう^^

今の世に息苦しさを感じている若者を救うことにつながる気がする。

逆に、古い価値観に捉われている者、新しい価値観を嫌う者は、この流れを警戒するかもしれぬ・・・。
一時のホリエモンのように、藤沢数希氏はそういった人たちから目の敵にされるかも。そこがちょいと心配じゃが、ぜひメジャーになってほしいものよのお。

戦いは次のステージへ移ったかもしれぬ。(おお、DBのBGMが今、ワシの頭の中に流れているぞ)

※経済力を身に着ける=仕事・稼ぐことについても、藤沢氏の考え(メルマガ・著書)は参考になるかもしれない。つうか、恋愛や結婚よりもそっちのほうが大事。生きる上で優先されるべきことかも。
若者よ、ホリエモンやちきりんさんもいいが、藤沢氏も要チェックじゃ。

※関連記事
「損する結婚とカジュアル不倫」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-07

・・・・・・・・・・
余談。

短編小説「~縁」でも、子育てに悩む四条理沙や近所のママたちをテーマにした話をアップしてますぞ。

「孤独と幸福の狭間で」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23
※あらすじ→近所の主婦に子への虐待疑惑のウワサが。理沙も近所の目が気になり育児に心が疲弊する。

「地蔵盆・子どもを見守るお地蔵さん」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-02-24
※あらすじ→虐待主婦の話に進展が。地蔵盆の雑学あり。

・・・・・・・・・・
短編小説集「縁」番外編のお知らせ。

生きづらい世の中、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか、劣等感をどう飼いならせばいいのか、これが物語の共通テーマです。

「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。

「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。

「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。

「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。

「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07
※あらすじ→若夫婦のほのぼのハートフルなお話。血液型のこと、重陽の節句(栗の節句)の情報ネタ入り。

なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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