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☆「女子力」も呪い化? 婚活女のステータス [恋愛・婚活・中絶・不倫]

短編小説「これも何かの縁」より33編目
「桜の葉」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25にて。

結局、福田みすずは、郷田浩にATMにされかかっていたわけだが・・・
郷田の方の条件ががらりと変わり、みすずは用済みとなり、破談となり・・・ま、大変、厳しい話となった。

※ちなみに、それまでの福田みすずお見合い編の話。
「苦い縁談」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-03
「ドライなお見合い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-10
「出しっぱなしの雛人形」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18


ということで、今回はそのことに関連付けて語ってみよう。
まずはNHK「ねほりんhぱほりん」にて、こういったテーマが放送されたようじゃ。

「ハイスペ婚の女、東大以外人間じゃないと東大卒会計士との結婚をかなえるまでの努力がスゴイ」
https://togetter.com/li/1044035?page=4

東大以外、人間ではない・・・いや、最後には東大以外も人間だと気付いたらしいが。

ふと思った。オタクは未だに世間様にとっては人間じゃないかもなあ。

まあ、上野千鶴子総統も「オタクと恋愛弱者は滅びていってほしい」と言っていることだし、安楽死の自由化が認められるといいよなあ。

今時の右翼もこうはっきりとは言わないだろう・・・「社会に害悪となりそうな人間は滅びてほしい、再生産しないでほしい」という上野千鶴子氏・・・でも、人々の本音ってそんなもんかもしれない。

そう、上野静子総統は正直なだけなのじゃ。

で、このハイスぺ女子も正直なだけじゃ。お金、高いステータスを男性に求めているだけ。

男性の方も、若くて美人を求めているのだし。

と、人間以下の最下層オタクなハヤシさんは思うのでした。
もし本人の希望による安楽死が認められたら、上野千鶴子総統の希みに沿って、ワシも滅びようぞ♪ オタク遺伝子を消そう♪ 上野千鶴子総統、万歳♪

さてさて、この「ねほりん」に登場した女性はめでたく東大ハイスぺ男子と結婚したわけだが、2日後から寝室は別。
ダンナさんは、お金以外に魅力がない・・・もちろん愛情もない、という。
そう思われているダンナさんも気の毒であるが。

って、きっとみすずが郷田浩と結婚したら・・・
郷田からそう思われ、寝室も早々に(いや最初から)別々になったことじゃろう。

そう、みすずは郷田にATMにされかかったけど、男女逆ならば、よくある話。

ま、やっぱ婚活で条件のみの結婚ってあまり幸せになれそうもないような・・・。

みすずのステータスを気に入った郷田家だが、そのステータスがいらなくなり、破談となった。

今の美の価値基準から外れてしまっているいわゆるブスなみすずは、男と深く関わること(恋愛・結婚)からは離れることにしたのだけど・・・

こんな記事もあったりする。

「もはや結婚は『金と顔の交換』ではない」
https://note.mu/keisakusato/n/n03547854d815

この記事によると、男も女も稼げる奴が結婚できるんだそうだ。
若くて美人では恋愛強者になれても、お金持ち男性との結婚まではなかなかたどり着けないと・・・。


そして、こんなツイートも・・・。
https://twitter.com/a_n_tokyo/status/824901103527424000より転載。

【婚活絡みで、女に美しくて稼ぐ能力、商売、料理能力、そういうのがあれば市場での価値が上がるという文章を読んで笑ってしまった。
そういう女性は婚活市場に出ないでしょうに。女性の半径5mの男性が押さえに行く。超優良物件はレインズには載らない。男も同じだけど。不動産投資によく似ている】

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/824552109500555264より転載。

【「女というだけで、学歴も職歴もなくても、それを身につけるために努力してきた女性と同列に扱われると思っているのは厚かまし過ぎる」と私のパートナーは言っている】

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/824626673492463617より転載。

【「学歴職歴揃っている美人と結婚することが承認欲求(笑)。人生の負け組は黙ってろよ」と男達に失笑されてるぞ。私も貴方は負け惜しみが酷いと思う。そして、貴方は学歴職歴揃う育ちの女性とは釣り合わないとも思う。
生活レベルも、資産も、人脈も違う。承認欲求と言っているのは流石に恥ずかしい】

ほか・・・
https://twitter.com/a_n_tokyo/status/824583359078621185
https://twitter.com/a_n_tokyo/status/824631029755293696


そして、これを受けてだろう、男性側からはこんなコメントも。(上記女性からコテンパに言われた人が他の人の発言をRT)
https://twitter.com/Md_851181964392/status/824646308082307072

【高学歴日本人ブスに限って欧米基準で能書き垂れますよね…笑】


おお、男性って、女性にやり込められると、「ブス」って言葉が出ちゃうらしい。これも郷田浩と同じ。

そう、郷田浩って物語上では酷い男のように感じられるけど、わりとこういう男性は多いかもしれない。

まあ、それはともかく・・・
女性ももはや美しいだけではなく、ステータス(収入、学歴、職歴)も見られるようになっているということか。

ただ美しさの上に、それらを求められるのか、美しさよりもそれらが優先されるのか・・・

同じツイートしているこの女性は、このような発言もされている。

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/812211701449826304より転載。

【パートナー選びを失敗して、結婚して不幸になった人は山ほどいる。男性でも、女性でも。
価値観や人格・性格、それを支える育ち(躾)に比べたら、生まれつきの造形としての容姿など本当に小さなことなのに。多くの人はそれに気付かない】

ということで、この方は容姿よりも中身(=ステータス・学歴・職歴・収入は、価値観、人格・性格、育ちと密接な関係があるという考え方をしている)優先しているようだ。

また、こんな発言も・・・。

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/825620850271326208より転載。

【医者になった私の友人達の多くが医者と結婚しています。普通に大学や職場で出会ったようですが、病院経営は大変だけど夫婦がともに医者だと強いという話も聞きました。
男性にとっても、どのような女性と結婚するかは資産、人脈、キャリア、子供の教育などの面で影響が大きく、大切だと思います】

↓RTに入っている他の方の発言。

【最近は若くて優秀な女医さんや医学生が増えていますが、大抵が有名なお医者さんの娘さんです。医者の世界でもパワーカップルは着実に増えていくでしょうね。男にとっても女性のキャリアや学歴、家柄はますます大事になっていくと思います】

・・・これが現実なのだろうな。

藤沢数希氏は結婚できずにいる女医は多いとも言っているし、世間も「ステータスの高い女性は結婚しづらい、そのため東大に行く女性は少ない」と分析しているけど、こういった風潮も変わっていくだろう。

東大に行けば、東大男子と出会うわけだ。
ステータスの高い出会いの場を得られるのだ。

またステータスの高い女性は美人であることが多く、それは家庭が裕福であり、そういう家庭はたいてい美人なお母さんであるという。経済力のある男性は容姿に優れた女性を妻に選ぶからだと言われているよね。

もちろん、これからステータスの高い男性もイケメンが多くなるだろう。

で、婚活女性側も、結婚相手の男性の容姿をまるっきり無視はしないだろうな。
男性がブスを嫌うように、女性もブサメンを嫌っているかも。
容姿がどれほどモノをいうのか知っているだろうから、子どもへの遺伝を考える人はけっこういるかも。

上野千鶴子氏はオタクに限り、恋愛弱者は平和に滅びっていってほしい、と発言したが、滅びていくのはオタクに限らず、経済力がない人、容姿が劣っている人(=今現在の美の価値基準から外れた人)、コミュニケーション能力がない人も入るだろうな。もちろん、ハヤシも入りますぞ。つうか上野千鶴子氏も子どもいないから、この中に入っちゃいますよね^^;

いいんじゃないですか。弱者は淘汰されるのが自然の掟。
上野千鶴子総統も実はそう言いたかったのでは、と。

勝ち組はますます勝ち組に。
負け組はこの世から退散じゃ。ハヤシも喜んで退散しますぞ。世間から見れば負け組・最下層だけど、なかなかに面白い人生じゃった。
上野千鶴子氏もそうかもな。

若者の間で、非出生主義もちょっとずつ広がっているらしいし、選び選ばれた遺伝子=頭も良く、家柄も良く、育ちも良く、容姿に優れ、コミュニケーション能力が高い強者が残っていって、日本社会を盛り上げていけばいいと思う。

まあ、低賃金で使い捨てができる下層奴隷がほしい勝ち組企業は困るかもしれないけど^^;
そのうち、そういった仕事はロボットがやってくれるようになると思うよ。

ということで、紹介した上記諸々のツイートはキツイ言い方だけど、これが現実だと思う。

ただ、今のところはまだ多くの一般の日本男性はやはり女性に対しては容姿と若さを重視しているようで、さほどステータスは求めないらしい。

ごくごく一部の本物のハイスぺ男性は、容姿の他にステータスを求めているようだ。

いや、厳密に言うと・・・たとえば東大など世間で言う一流大学を出てそこそこの企業にお勤め、あるいは医師などのステータス高めの職に就いている男性は、高卒女性は選ばないだろう・・・やはり大卒を選ぶのでは。

男性も、結婚相手のステータスをまるっきり無視できる人は少ないように思う。ちょっとだけ格下を求めている気がする。

いずれにせよ、男性が女性に求めるのはまず容姿、ということのようで、みすずは婚活市場から撤退するのがいいと悟ったわけじゃ。(公務員というステータスはあるけれど、ステータス狙いの男性はみすず自身もう懲りただろう)

市場はそういうところ。情などというあいまいなものは介在しない。冷徹に品定めされる場所だ。
自分が商品として価値があると自信をもっている人が、市場で勝負すればいいし、商品として自信がない人はとっとと逃げよう。
がんばってがんばって勝負してもあまり幸せになれそうな感じはしない・・・。

もし商品に傷がついていた、不具合があった、となれば「返品したい」となるかも???

で、こんな言葉もあるんだな・・・「妥協婚」
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20160919/Escala_20160919_6110790.html

まさに福田みすずと郷田浩が、これをしそうになったよな・・・。

で、さらにはこんな言葉まで?・・・「惨め婚」
https://twitter.com/ha_chu/status/822729196548083712

もはや、惨めな思いをしてまで・・・そこまでして結婚するのか? とびっくりじゃ。
まさに呪いじゃな。

けど「タラレバ娘」の影響で、若さ至上主義に侵された中で、妥協婚・惨め婚をする女子も増えるかも?

「逃げ恥が解いた「呪い」をタラレバ娘が全力でかけてくる」
https://matome.naver.jp/odai/2148471289898152301?page=2

「東京タラレバ娘」が再びかけた年齢の呪い 「逃げ恥」から一転
http://news.livedoor.com/article/detail/12564077/

呪いを解くのは大変そうじゃ。
みすずは解けたけど。

いや、男性も「妥協婚」「惨め婚」は避けた方がいいよな。

つうか、お互い、相手からそう思われている可能性も。
それこそ惨めじゃ。(みすずが郷田浩にそう思われていた^^;)

・・・「女子力」も呪い化しているかも。

「仕事も家庭も美しさも トランプの娘イヴァンカにモヤる私たちは「女子力」から逃れられない」
https://www.buzzfeed.com/akikokobayashi/ivanka-girls-power?utm_term=.hlZBpWzOz#.qlV37Gxyx

呪い殺されないようにしないと。
心身健康でいるために、もう気楽に生涯未婚でいいんじゃね?

http://toyokeizai.net/articles/-/155624?page=2
(↑この記事についたコメントのほうに頷かされた)

ところで30代で婚活していると「婚活BBA」って言われるのね^^;
バブル時代、お見合いって「恋愛できない者が頼る手段」として見下す空気があったけど、婚活も恥ずかしいという空気が生まれてきそうだね。


・・・・・・・・・・
余談。

上記紹介したツイート主のほかの発言を紹介しよう。
私もこのツイート主の考えに賛同している。(というと「ブス・ババアの負け犬の遠吠え」と言われてしまうだろうけれど)

https://twitter.com/a_n_tokyo/status/818742986519363584より転載。

【不幸な女性は多いけれど、女性の側にも問題があると思う。20代が人生の絶頂だという価値観で20代を過ごすとどうにもならない。女の価値は若さと美貌という男と結婚すると年取るごとに地獄になる。そして、価値観や不幸はルックスや人格・性格に出てくる。愛されたい一心で毒親になる人もとても多い】

【どうして愛してくれないのか、どうして感謝してくれないのか、そう子供に迫るのは母親本人が幸せではないから。彼女たちのどうしようもなさは、自分の幸せの定義を持つことができなかったこと。夫や子どもを含む他者からの賞賛や愛や感謝を幸せの定義にしてしまっていること】

【これは男性も同じで、女性の価値は若さと美貌という価値観を持つ男性は結婚して年取ってくると不幸になる。そう思っていて妻に一方的に大切にされるわけないから。男性の場合は苦境で離婚されて自殺というのも多い。高齢者になって不幸になる人はとても多い。愛は稀だし、幸せも稀だ】

転載終わり。

正論じゃの。

ただ、世間の価値観=呪いは刷り込まれているから、そう簡単に変えることはできないんだろうな、とは思っている。若さと容姿に一番の価値観を置く男性は非常に多いだろう。女性もそれに取り込まれてしまう。

なので、みすずは逃げることにしたのだけど。
男性とは性的対象としてではなく、友だち・仕事仲間としてならいい関係になれるかも。

男性も、性的対象としない女性に対しては、当然、若さも美貌も求めないだろう。性的関係を伴わない友だち関係でいたほうが案外、健全な関係を保てるかも。

ま、こういった価値観=呪いからできるだけ離れたほうが不幸にならずにすむ気がする。
今の時代、幸せを求めるよりも、不幸を回避する方法を探ったほうがいいと思った。

ネットでは30代から「BBA」の称号がつくようだね^^;
女は20代まで。絶頂は20代前半。後半から価値が落ち始め。あとはBBAで女の価値なし。この価値観は広まりつつあるかも。一昔のクリスマスケーキと同じ^^;

・・・・・・・・・・
短編小説集「縁」番外編のお知らせ。

生きづらい世の中、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか、劣等感をどう飼いならせばいいのか、これが物語の共通テーマです。

「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。

「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。

「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。

「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。

「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07
※あらすじ→若夫婦のほのぼのハートフルなお話。血液型のこと、重陽の節句(栗の節句)の情報ネタ入り。

なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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