高畑淳子さん、また非難されているようだ。
ZAKZAKでこんなことが書かれていた。

【強姦致傷容疑で逮捕された俳優、高畑裕太容疑者(22)の母親で女優の高畑淳子(61)の不用意な発言が波紋を広げている。舞台のけいこに参加した際、「ここが私の“避難所”」と発言したことに非難が殺到しているのだ。バカ息子だけでなく、親バカもここに極まれりといったところか】


今のところ、100パーセント高畑裕太容疑者が悪いということになっており、それに疑問を持つような発言をすると、「女性被害者へのセカンドレイプ」ということで激しく批判されてしまう。

※昔、従軍慰安婦や南京大虐殺に疑問をもつような発言をすると、激しく非難されたのと同じ空気を感じる。

これは裁判にでもならない限り、真相は分からない。
冤罪をつくる警察発表を鵜呑みにするのも危険かもしれない。

・・・と、こういうことをいうと、被害女性へのセカンドレイプ、女性への人権侵害となるのだろうな。

ただ、高畑淳子さんも相当に気の毒だ。
育てた母親が悪い、母親にも責任がある、子どもが犯した罪の重みを受け止めるべきなのに、受け止め方が足りない=被害者への気遣いが足りない、反省が足りないとするなら、親業というのはなんと過酷な仕事なのだろう。

※その後、高畑裕太氏は被害者女性との示談が成立。しかし報道によると、双方の言い分に食い違いが出ており、裁判になれば強姦罪は成立せず、高畑裕太氏が無罪を勝ち取れたかもしれない案件だったようだ。

「高畑裕太の強姦致傷被害女性が「週刊現代」で反論! これに高畑側は再び釈明」
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12122-88519/

被害者女性側の言い分。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50023
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50077


・・・話を元に戻そう。

そういえば東大生らによる女性への強制わいせつ事件で、主犯格の男だけ示談は成立せず、裁判になり、母親が情状酌量を求め、答弁したようだ。

酒癖が悪いらしく、これから母親が監督するとのこと。(父親は何で出てこないんだろう。ただ、息子がこんな事件を起こし、名前も出てしまったから、父親も職場に居辛くなり、退職に追い込まれるかも。社会的制裁を受けるだろう)

いやいや、成人した男性を、母親が見張るのはほぼ不可能だろう。

そして、そんな母親を「過保護」だと人は責める。一方で犯罪を行うような人間に育てた親の責任を追及しながら。

改めて、子育ての過酷さ、厳しさを思う。
子どもはいらない、育てる自信がないという人は増えるだろう。

今、子育てをしている親御さんからこんな声が聞こえてくる。
「明日は我が身」
「犯罪者にさえならなければ、それでいい」

男性差別と言われるかもしれないが、やはりこういった重犯罪を行うのは男性のほうが多い。(女性はどちらかというと被害者になる率が高いように思う)

息子を育てる母親の気苦労は絶えないだろう。

その上、世間が騒ぐのは、俗にいう成功者・勝ち組(売れていた俳優、東大生など)の犯罪だ。
つまり、それ以外の者が犯した事件は話題性がないので、殺人などよほど悪質性がない限りマスメディアが取り上げないだけであり、こういった犯罪はかなり多いのかもしれない。

でも「犯罪者にさえならなければいい」と思いながら育てるのも厳しいものがある。親からそう思われる子どももかわいそうでもあるが。

「男の子はどうなるか分からない」・・・引きこもり、非モテ、ランクが下位、ニート、オタクでなくても、明るい性格で友だちが多くても、犯罪を起こすかも、と心配になる親御さんがいても不思議ではない。

犯罪も犯さず、自立し、つつがなく育ったとしても、息子は家庭をもったら、実家にあまり寄り付かなくなる。
逆に頻繁に寄りつくと「マザコン」と呼ばれ、批判されがち。

子育てはリスクが高い割に、見返りが少ないかも。

親が子どもに見返りなど求めるなんておかしい。
無償の愛が当たり前。子どもの犠牲になるのが当然。
愛情を持ってきちんと育てれば、おかしな道に進むはずがない。

・・・という声も多いだろうが、そういった『正しい人たち』の反応を見ると、絶対的な自信のある者と聖人だけが子育てをすれば、とも思ってしまう。

ああ、そうそう、ヴァイオリニスト五嶋みどり・龍の母親である五嶋節さんは教育論でこんなことを言っていたそうだ。
過保護で何が悪い