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出生数百万割れ・きれいごととえげつない現実に押しつぶされる人々 [ゲス事件・ゲス話題]

1月7日追記。

http://karapaia.com/archives/52226875.htmlより転載。

【オランダの与党は安楽死法に新しい条項を加えようとしている。もし可決されれば、回復の見込みがない末期症状の患者だけでなく、単に”人生が終わった”と感じている人や、”人生に疲れ果てた”と思っている人の自殺幇助が合法化される。安楽死の条件が緩和されるのだ。ただし適用は高齢者のみとなる】

・・・・・・・・・・
12月25日本文。

出生数がついに100万割れ。
一方で堕胎件数は18万近い日本。

で、若者の自殺率も高く、自殺大国。
img_7855d781f2284c76fc77462e7b47f24045328.jpg


「本人の意志による安楽死の自由化」を求めるワシは、ここのツイートをチェックしている。
https://twitter.com/kanedaichi1

流行語でもなかった「日本死ね」が今年の流行語大賞トップテンになって話題になったが・・・
「死ね」というか「死にたい」って言う人はけっこういるのだろうな。

若者のサイレント・テロが進行中のようだ。
この世は弱肉強食。弱者は自ら淘汰されることを選ぶ。

上記ツイッター先よりRTされていたツイートを転載しよう。

【若者たちのサイレントテロがどんどん広がれば、この腐った国の上級国民をやっつけられる。
子供を作るな。消費をするな。俺たちにできるのはそれぐらいしかない】

【死ぬのは自分1人、自分の体1つだし、ろくな生活保障も介護保険もワイが死ぬときは何もねえんだろうなって諦めがあるから、正直「孤独死するぞ」ってワードは全く響かないし、なんで配偶者や子供が自分に構ってくれる前提なんだって思う】

【安楽死は貧困者に残された最後の希望。安楽死は人生からの卒業、最終解脱です。生を卒業して苦しみから解放される。なんと喜ばしいことでしょう】

【冷静に考えて訳わからないよな。ただ生まれてきただけなのに、学校・勉強・集団行動・賃労働・老後の資金貯め、税金に社会保険・・・。物心ついた頃から義務、義務、義務、義務・・・。ただ生まれたってだけで、どんだけ負債背負わせられるんだよ】

【少子化っていうか、団塊やその子供の世代が産みすぎたんでしょ? 私にはその人たちを支える生産性もないし、自分を支えて貰うために産むつもりもない。今後とも誰の役にも立てないから早く安楽死させて】

【自殺の怖いところって100%死ねる保証はない上に死ねなかった場合一生寝たきりになる可能性があるところですね。
安楽死とかなら美しく死ねると思いますが首吊りとかは美しくは死ねませんので。溺死とかもしかりっすね】

【さんざん女に生まれただけでメディアや親戚に見た目や器量の事馬鹿にされた挙げ句に「さっさと結婚して子供産まない奴は非国民」みたいな扱い受けるんだから、そら日本の女は女辞めて腐女子貫く訳だよな。2次元はわざわざこっちを傷付けようとしてこないもんな】

【親には子供を産まないと言う選択肢がある。でも、子供には、生まれてこないと言う選択肢がない。要するに、子供を不幸にするくらいなら産むな】

【障害児を育てる親が美談みたいになってるけど、障害児が生まれるリスクも分かってて産んでんだろ? 子供産むっていう行為には、引きこもり、ニート、DQN、障害児が生まれてくるっていうリスクがあるんだよ。このリスクに覚悟がない奴は、絶対産むな】

【少子化っていうか、団塊やその子供の世代が産みすぎたんでしょ? 私にはその人たちを支える生産性もないし、自分を支えて貰うために産むつもりもない。今後とも誰の役にも立てないから早く安楽死させて】

【失敗作を作って辛いのは製作者だけど、製作者じゃなく失敗作が辛い思いするクソ仕様が出産】

転載終わり。

たしかに子どもを作っても、その子どもは「勝ち組」にいいように搾取され、奴隷扱いされるかも。
非正規・派遣・バイトで安く使い捨てされ、挙句に負け組と見下され、夢も希望もない。

自分の老後の面倒をみさせるために子どもを作るのもどうかと思うし。
そもそも面倒をみてくれるほどの力がその子にあるのか? 障害児であれば親の方が一生、子どもの面倒をみなくてはいけない。

さらに女性の場合、若さと容姿で価値が決まり、歳を食うごとに価値が減る。フェミのように戦うガッツはない。

見下されるだけではなく、人によっては最下層扱いされ「口を利くな、挨拶もするな、関わってはいけない」と言われてしまったり・・・。

※関連記事
「日本版カースト」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08


外国人にまで支給している生活保護だが、いつまでもつか分からない。
そう、日本の社会保障制度=健康保険・医療制度も崩壊寸前だけど、外国人には甘い。

※関連記事
「中国人にたかられる日本の社会保障制度」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-24


年々上がる納めなくてはならない保険料。
世間は消費税だけ話題にするが、保険料のことは触れない。

少子化を懸念する社会は、結婚させようとますます恋愛しろ圧力を強めるかもしれないが、問題は恋愛云々じゃないかも。

見下し社会はますます進行するだろう。
自信のない人は他者を見下して自尊心を守ろうとし・・・でも、同じように他からも見下されるので、ますます自信をなくし、劣等感を肥大させ、また他者を見下そうとする悪循環。

そのえげつない悪循環に疲れ、何もかも放棄したくなる。
見下すのも見下されるのも嫌だけど、社会と関わっている限り、そこから逃れるのは難しい。

とにかく疲れた・・・そういう人が増えているのかも。

まあ、勝ち組だけで社会をまわしていけばいいと思う。
勝ち組は社会から選ばれた人だ。
世間が良しとする外見やコミュ力を含めた能力、性質、積極性などの性格、人間性を兼ね備えた人たちだ。
その人たちの子どもは、当然、親に似た資質も受け継ぐのだから、勝ち組でいられる可能性が高い。

見下される負け組はサイレントテロに参加し、静かに淘汰されていく。
せめて・・・自分の子どもは勝ち組の奴隷にさせたくないもの。

現実問題、子どもは、勝ち組の人たち(・・・たとえ障害児が生まれても、お金の力で何とかなる)が作ればいいかも。
負け組はよほどの覚悟が必要だ。

そう、こんな記事を見つけたのだが・・・

「発達障害の我が子を消したい」
http://anond.hatelabo.jp/20161214103447

↑これを責められる人、いる?

何度か書いているが、児童養護施設に親から見放される子どもは発達障害などを抱えた子が2割いるという。(今はもっと多いかも)
そして18歳で社会に放り出され、犯罪に巻き込まれるか、利用されるか、ホームレスになるか・・・悲惨な地獄が待っている。

ただ・・・親のほうも・・・夢も希望もなく疲れてしまい、子どもを放棄したい・・・そういう気持ちも分かる。

自分の身近にも発達障害者がいるのだけど、精神障害を抱えるリスクが高く、案の定、精神疾患を抱え、精神障碍者としての援助を受けるに至ったが、それでも精神を病んだ者を抱えるのは大変である。

もちろん本人は働くことはできず、挙句の果て、夜中におかしな行動をすることもある。

それでも東京都は持ち回りで精神科専門病院が夜中でも対応してくれるシステムもあるので、駆け込めるのだけど・・・地方はそういった病院も少ないのではないだろうか。

で、重い精神疾患を抱えた者は何をするか分からないので、入院させて拘束する場合もある。
が、それは「人権侵害」に当たるので、保護者は家庭裁判所へ行って手続きをしなければならない。

家族も大変だが、本人もかわいそうである。
拘束されるので、トイレにも行けず、オムツである。

精神障害にもいろいろあるだろうが、障害を抱えるというのは、そういうことだ。

同じ障碍者でも重さはいろいろ。

もちろん、ポジティブに生きている障碍を抱える本人と家族もいるだろう。

が、そうでない者もいるのだ。
「キレイごとを言うあなたのところは何とかなっているんだろうけど、うちは違うんです」って叫びたい人はたくさんいるだろう。

また発達障害は遺伝することは、もう割と知られている。
なので自分の身内、または自分もその気がある、という人はよくよく考えたほうがいいかもしれない。

と言うと優生思想だと批判され、ヒトラー扱いされるけど・・・

実際に障害を抱えた側からすれば、「日本死ね」というより、「きれいごとを言うやつ=偽善者、死ね」だろうな。

というわけで世の中には・・・
「保育園落ちた日本死ね」の低所得ではない家庭の働きたいママよりも、深刻な問題がたくさんあるのだ。

無認可(=それでも子どもの面倒を見てもらう料金としては安い)に預ければ何とかなる問題とは違うのである。

「保育園に落ちた低所得ではない家庭の働きたいママ」が弱者だとすれば、まあ、日本は弱者だらけだな。

※関連記事
「『日本死ね』が流行の兆し」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26


死ねと叫びたい人はたくさんいる。

で、実は「自分死ね」と思っている。
けど自殺はなかなか難しい。せめて自分の遺伝子は残すまい。そう考えているのだろう。

せめて安楽死が認められれば、将来の不安を抱えずに済み、もう少し楽に生きられる。

世間様の「老後はどうするの?」の脅しに屈しなくて済む。
その脅しに惑わされることなく、生きられる。

非出生主義=サイレント・テロは誰にも止められない、かも。

恋愛至上主義のバブルから、非出生主義へ。

・・・でもサイレント・テロが進めば、将来はきっと、勝ち組遺伝子を受け継いだ子孫だけの素晴らしい勝ち組だけの日本になっているかもよ^^

ちなみに「親は無くても子は育つ」は、単なる無責任な願望かもしれない。
たまには強い子どもはいるだろうけれど。

それを口にしている人は自身はあんまり育児に関わらなかった、しなくても済んだ非常に幸運な人だ。

苦労はしないに越したことはない。親からかわいがられて育ったほうがいいだろう。
強い人間ばかりじゃない。性格を歪ませることも多いかも。

で、ふと思った。
短編小説「これも何かの縁」の児童養護施設育ちの主人公・四条静也と理沙は、不幸な目にあったけど、運は良かったほうかもしれない。

ご興味持たれた方は、こちらをどうぞ。

「梅雨の休日と和菓子」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-27
※あらすじ→静也と理沙の中学時代の出会いとは。和菓子の日、夏越しの祓、ドクダミ湯の紹介。

「七夕伝説」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03
※あらすじ→周囲の人間となじめない理沙。実は静也も理沙も友だちがいない。七夕関連の雑学満載。

「封印された過去」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-2
※あらすじ→イジメと暴力・静也の児童養護施設時代。無痛分娩についてのうんちくあり。

「帰る家」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09-4
※あらすじ→理沙の児童養護施設時代の話。イジメにあう理沙。静也のアドバイスとは。


ちなみに「~縁」に時たま登場するアラフォー独身女子・小林和江もあえて子どもは作らない生き方を選んでいる。

「七夕の願い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03-1
※あらすじ→アラフォー独身女・小林主任の話。妊娠した理沙へマタハラを行ったとして静也からも嫌悪されているが、彼女には彼女なりの考え方があるのだった。

・・・・・・・・・・
余談。

ほか気になったネガティブツイート発言。

【「○○(イジメとか)の悔しさをバネに」や「赦し合おう」って、「前向き」なこと言ってるようで、実際はやられた方を黙らせて完全に屈服させてるだけ。他人の人生を破壊して大きな苦しみを与えても、物理的に殺すとかしてなければお咎めなし。綺麗事でどうにでもできる、やったもん勝ちの世の中】

【時々いるけど「理不尽に傷つけられた被害者が『そこから何か得るものがあった』と言ってくれないと、その話を聞いた自分自身の気持ちが収まらない」という身勝手な理由で、被害者に無理やり「辛い体験に感謝」させようとする人、ほんと迷惑以外の何物でもないからな…】

【「苦労すると人格が磨かれる」というのは事実ではなく願望に過ぎないんだと思う。じっさいには多くの場合、醸成されるのは歪んだ人格でしかない。だからしなければならないことは、社員の人格を歪ませないようにストレスをかけ過ぎないことなのに、「苦労伝説」が一人歩きして逆の結果を生んでいる】

【いじめや虐待そのものに、被害者を成長させる要素なんかありません。悪いほうへ変化するに決まってます。そこから立ち直った経験が被害者を成長させたなら、それは無理やり受けた悪い変化から立ち直る過程の経験によって自ら学んだのです。決していじめや虐待そのものが学ばせたのではありません】

【安楽死に反対してる人は安楽死させられることを忌避してるんだと思うんだが、安楽死を進めたい我々は安楽死したくない人を殺したいんじゃなくて自分が死にたいのですよ。死にたくない人と死にたい人の間の深い溝、想像力の欠如】


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短編小説集「縁」番外編のお知らせ。

生きづらい世の中、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか、劣等感をどう飼いならせばいいのか、これが物語の共通テーマです。

「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。

「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。

「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。

「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。

「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07
※あらすじ→若夫婦のほのぼのハートフルなお話。血液型のこと、重陽の節句(栗の節句)の情報ネタ入り。

なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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