短編小説「縁」本編・46編目。
※目次ページはこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28

長山春香、最終編。
過去の足かせを外し、未来を得る春香。(3600字)

春香の話を書くとき、たいてい傷つけられた過去もセットになっている・・・そう、春香は過去に囚われているのだ。
過去に傷つけられてきた人間って、未来へ目を向けることが難しい。
けどやっと春香も力を得て、過去から脱出。

そう、今までの長山春香に足りなかった「自尊心」。
ま、これさえ手に入れば、そう不幸な目には合わないと思う。幸せになれるかどうかは別として。

ちなみに和江の母・敏子の、長山春香への態度は、次回への布石^^;

※次回より12月編・最終章。今まで登場してきたキャラクターたちのその後の話となります。
小林和江と母の敏子、小林和彦、福田みすず、郷田浩、沢田文雄と浅野仁、四条カップルという順番で12月編は全6話となります。沢田文雄の漫画の内容は、福田みすず編・郷田浩編で明らかに。

では、以下本文。

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