オタク趣味とオタク蔑視と駅乃みちか問題 [創作・表現・作品感想]
ショパンと対話しながらピアノの練習→わあ、すご~い。
漫画やアニメのキャラと対話しながら二次創作→わあ、きも~い。
この違いは何なんだ・・・。
というわけで一昔前、世間から見下されてきたオタクであるが・・・
それでもプロアマ問わずクリエイターらがオタク文化を花開かせ、海外にまでその影響を及ぼすようになり、ようやく日本社会も認めるようになってきた。
が、それでもなお、見下されがち。
記事「フェミVSオタク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19でも話題にしたけど・・・
一部フェミから萌えキャラが標的となり、オタクが叩かれる話を見聞きする。
ほかにも女性を蔑視し性的に扱ったたくさんあるだろう広告・エンタメ作品・芸術作品・文学作品があるのに。
「駅乃みちか」の場合、公的機関・パブリックな機関が萌え絵を使ったというところから批判が始まったが、
その萌え画を使用したは東京メトロではなく、トミーテックという企業だった。
東京メトロはキャラの名を貸してあげただけ。
が、それでもフェミは、誤解したことを謝らず、開き直り、公的機関云々関係なく「女性蔑視的な絵」として非難する。
じゃあ「駅乃みちか」だけじゃなく、ほかにもそういったエンタメ作品・広告はたくさんあるのだから、そっちも批判しないと不公平だよな。
いや、作品批判は別にいいのだ。
言論の自由があるのだから。
が、その作品を引込めろ、訂正しろ、というには、それ相当の理由が必要だ。
表現の自由を脅かしかねない大事な問題だからだ。
「表現の自由のためなら、差別が許されるのか?」という反論もあるが・・・
そこは双方の議論が必要だろう。
それは本当に「差別表現なのか?」だ。
そして「駅乃みちかの萌えイラストには差別がある、女性蔑視である」という理由なら、ほかのエンタメ作品にも言及しないと不公平。
特に多くの人が見るテレビアニメ、ドラマ、CMや、それこそパブリックな駅構内などに貼られる広告ポスターのほうが影響力があるのだから、フェミはそちらをもっと注視すべきだろう。
もちろん化粧品などのCMでは、女性からの批判が巻き起こり、そのCMが取り下げられたことはあった。
ま、それは当たり前と言えば当たり前。そのCMのターゲットは女性なのだから、当の女性から「不快だ」と言われれば、取り下げるだろう。
が、萌え画のターゲットはオタク趣味の男性。
ターゲットではない一般女性の批判を、企業およびクリエイターはどこまで取り入れるのか、だな。
しかし今回の「駅乃みちか」については・・・
一部フェミのオタク蔑視発言を見聞きすると、結局、正義のためではなく、単にオタクを見下しているから叩いているだけだろうと勘繰ってしまった。
一部オタク文化は女性を蔑視しているというが、一部フェミもオタクを蔑視しているのだ。
それを反省するフェミは少ない。
そう、女性蔑視よりオタク蔑視のほうが酷い気がする。
ただ、オタク叩きについては、クリエイターらが戦ってくれている。
オタクももう黙ってはいない。堂々と反論する。これもネットのおかげだろう。
ここで興味深いツイート議論(作家の近藤史恵氏VSフリー編集者・評論家の日下三蔵氏)を紹介しよう。
https://twitter.com/sanzokusaka/status/789824843998908417
どっちの言い分もよくわかる。
だからこそ難しい問題なのである。
のうりん萌え画ポスターについてのアンケート結果。
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/20662/result
駅乃みちか問題。
http://togetter.com/li/1038572
※関連記事
「フェミVSオタク・駅乃みちかと女性蔑視」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19
「引きこもり・オタク魂で行け」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-29
「オタク女子を悪しざまに描いた作品について物申す」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-20-3
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よろしくお願いします。
・・・・・・・・・・
余談。
勝部元気氏にツイッター上で質問してみた。
駅構内に大きく貼られている「プレゼントを差し出している男たちの手と女性たちの下着ポスター」と「萌え絵・駅乃みちか」の比較で・・・
勝部氏はなぜか下着ポスターのほうは許せるらしい。なので、そこを問うてみた。
https://twitter.com/KTB_genki/status/788308008505790464
ハヤシ:
【左のポスターも性的であり、男性がプレゼントを差し出しているところなど女性をバカにしている様に見る人もいるのでは? またウナギ少女も3次元ですが、ウナギ少女と下着の女性の違いは?下着姿のポスターは女性蔑視ではないのですか? その線引きはどこですればいいのですか?】
また勝部氏も、萌え絵「駅乃みちか」が東京メトロの公式キャラに置き換えられると勘違いしているようだ。
https://twitter.com/KTB_genki/status/789671046097965056
勝部氏:
【「世の中にはもっと重大な問題があるのに萌え絵ごときを問題にするのはおかしい」という論調は、「被曝という重大な問題があるのに受動喫煙ごときを問題にするのはおかしい」ということに近いと思います。公共の場における性的モノ化も性に関する自尊心を「慢性的に」奪うからダメなのです】
そこで、一応ワシはこうコメントを残した。
ハヤシ:
【萌え絵「駅乃みちか」は公共の場では使われません。企画はトミーテックで、東京メトロはキャラ使用を許可しただけでは。http://mess-y.com/archives/36954
それとも公共云々は関係なく、皆が目にする場での性的表現は排除すべきとお考えですか。CM、エンタメ作品等】
女性が不快だと思えば、セクハラと同じく、それは女性蔑視となるのか?
女性蔑視か否か、女性差別かどうか、女性を性的モノとして扱っているかどうか、その線引きはどこで行う?
ところで勝部氏はクリエイター批判もしていた。
https://twitter.com/KTB_genki/status/788431796673187841
勝部氏:
【何度も言っていますが、日本よりもポリコレゴリゴリのアメリカのコンテンツが世界を席巻していることを考えれば、ポリコレを理由に表現の質が落ちるなんてただの言い訳です。むしろエロ・グロ・ナンセンスにアイキャッチを頼りっぱなしなのはクリエイターとして無能な証拠だと思いますよ】
う~ん・・・これでは萌え絵「駅乃みちか」を描いたイラストレーター伊能津氏を無能呼ばわりしたと受け取られても仕方ないだろう。
星の数ほどいるイラストレーター。その激しい競争の中でのし上がっていくのは大変だ。
作品が気に入らないからと言って無能呼ばわりするとは・・・正義を掲げる者の傲慢さがここにも表れている。(だから社会運動家は嫌われるのかも)
さらに勝部元気氏には、↓このような質問をぶつけてみたが、未だ回答なし。
https://twitter.com/kiga2hon/status/790019821471531009
・・・・・・・・・・
余談その2。
「全ての人を納得させるのは難しい」
https://twitter.com/420HERBAL/status/579502488786640897
何をやっても批判する奴はいる。
嫌いだったら、関わらなければいいだけの話だ。
不快だから私の視界から消えろ、表に出てくるな、というのは傲慢。
人権侵害にもつながる。
萌え絵のほうの「駅乃みちか」は東京メトロが主催したものではなく、トミーテックという企業の主催。
東京メトロはキャラの使用を認めただけなのだろう。
よって客層は男性をターゲットにしているため、イケメンキャラはいらないのである。
理由は、女性差別ではなく、単にイケメンキャラを作っても売れないから。
そこで一部フェミはこんなことを思うのだろう。
女性差別的な萌えキャラを消滅させるには、オタクを撲滅させるしかない。
オタクは表に出てくるな、昔のように隅で目立たないようにひっそり生きろと。
が、オタクを撲滅させるに正当な理由がない。
撲滅させる正当な理由とは、社会問題を引き起こし、犯罪の引き金となり、害悪となっているのか否かだ。例えば暴力団などが、それに当たる。
が、今やオタクは性犯罪者予備軍ではないことは誰の目にも明らかだろう。
むしろ、オタクと対極に位置する人たちが、女性に対する犯罪を起こしたりしているよね? リア充を目指す若者は生の女性を狙うから。
で、世界的に見て、日本は性犯罪が少ないほう。
よって、漫画やアニメ、ゲームは性犯罪とは関係ないだろう。
もし関係あるというのであれば、小説、映画、ドラマ、あらゆる娯楽作品が何かしらの影響を与えているだろう。
社会的害悪であるか否か、根拠を示せなければ、「それ、あなたが単に嫌いなだけの話だよね」で終わりである。
ちなみにワシも、あのいかにも媚びてますって感じの「駅乃みちか」は好きではない。
けど、二次元なら許せる^^; ああいうのお約束だから。これも単なる私個人の感覚ね。
もちろん、宮崎県の実写ウナギ少女のPR動画は「気持ち悪い」と思った。
ただ、少女好きな男性をターゲットにウナギを売りたいのであれば、あのPR動画もありなのかもしれない。
・・・・・・・・・・
余談その3。(ハヤシの毒吐きブログより転載)
大学で教鞭をとっているあるプロの作家さんが、ゼミの学生について、『アニメやゲームやお絵かきやコスプレをし、ウェブ上へ画を持ち寄って、ひたすら褒めあう』と言い、『驚くほど幼い』『傷つけあわない同盟』と揶揄していた。
なぜ「アニメ、ゲーム、漫画(お絵かき)、コスプレ」だけを標的にする?
趣味の発表の場であれば、批評はしないのが普通だ。
私も参加したことがあるが、アマチュアのピアノ発表会もそうだ。
正直な感想を募る場のピアノ同好会やサークルもあるかもしれないが、多くの会ではマイナスの批評はNGだ。
それはピアノの発表会(演奏会)だけではない。ほかの楽器の演奏会、絵や書道などの展覧会も、仲間内で褒めあい、めったに批判しないのではないだろうか。
ネットにイラストをアップして、仲間内で褒めあって、楽しむことについて、「幼稚」「傷つけあわない同盟」と言うのであれば、ほかの趣味の発表会の場も同様である。
もちろん、正直な批評が欲しい人は、不特定多数の感想も受け付けるだろうし、
仮に褒められたとしても、それを100パーセント素直に受け取る人は少ないだろう。もっとレベルの高い人と比べたら下手であることは、自分でもわかっているだろうから。
褒められたことよりも、けなされたことのほうが心に残る。
仲間内でギクシャクしたくないのは、アニメ、漫画、ゲーム、コスプレなど「世間でいうオタク趣味」の人たちだけではない。多くの一般の人たちも同じだろう。
趣味の場において、マイナス批評NG、仲間内で褒め合うのはよくあることだ。漫画やアニメ、ゲーム、コスプレに限らない。
なのに、漫画、アニメ、ゲームなどオタク趣味だけ標的にして、揶揄する・・・こういうふうに、オタク趣味をなんとなく下に見る人って、まだまだいるんだな、と思った。
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・・・・・・・・・・
短編小説集「縁」番外編のお知らせ。
生きづらい世の中、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか、劣等感をどう飼いならせばいいのか、これが物語の共通テーマです。
「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。(5250字)
「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。(6200字)
「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。(4450字)
「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。
「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07
※あらすじ→若夫婦のほのぼのハートフルなお話。血液型のこと、重陽の節句(栗の節句)の情報ネタ入り。
なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28
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漫画やアニメのキャラと対話しながら二次創作→わあ、きも~い。
この違いは何なんだ・・・。
というわけで一昔前、世間から見下されてきたオタクであるが・・・
それでもプロアマ問わずクリエイターらがオタク文化を花開かせ、海外にまでその影響を及ぼすようになり、ようやく日本社会も認めるようになってきた。
が、それでもなお、見下されがち。
記事「フェミVSオタク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19でも話題にしたけど・・・
一部フェミから萌えキャラが標的となり、オタクが叩かれる話を見聞きする。
ほかにも女性を蔑視し性的に扱ったたくさんあるだろう広告・エンタメ作品・芸術作品・文学作品があるのに。
「駅乃みちか」の場合、公的機関・パブリックな機関が萌え絵を使ったというところから批判が始まったが、
その萌え画を使用したは東京メトロではなく、トミーテックという企業だった。
東京メトロはキャラの名を貸してあげただけ。
が、それでもフェミは、誤解したことを謝らず、開き直り、公的機関云々関係なく「女性蔑視的な絵」として非難する。
じゃあ「駅乃みちか」だけじゃなく、ほかにもそういったエンタメ作品・広告はたくさんあるのだから、そっちも批判しないと不公平だよな。
いや、作品批判は別にいいのだ。
言論の自由があるのだから。
が、その作品を引込めろ、訂正しろ、というには、それ相当の理由が必要だ。
表現の自由を脅かしかねない大事な問題だからだ。
「表現の自由のためなら、差別が許されるのか?」という反論もあるが・・・
そこは双方の議論が必要だろう。
それは本当に「差別表現なのか?」だ。
そして「駅乃みちかの萌えイラストには差別がある、女性蔑視である」という理由なら、ほかのエンタメ作品にも言及しないと不公平。
特に多くの人が見るテレビアニメ、ドラマ、CMや、それこそパブリックな駅構内などに貼られる広告ポスターのほうが影響力があるのだから、フェミはそちらをもっと注視すべきだろう。
もちろん化粧品などのCMでは、女性からの批判が巻き起こり、そのCMが取り下げられたことはあった。
ま、それは当たり前と言えば当たり前。そのCMのターゲットは女性なのだから、当の女性から「不快だ」と言われれば、取り下げるだろう。
が、萌え画のターゲットはオタク趣味の男性。
ターゲットではない一般女性の批判を、企業およびクリエイターはどこまで取り入れるのか、だな。
しかし今回の「駅乃みちか」については・・・
一部フェミのオタク蔑視発言を見聞きすると、結局、正義のためではなく、単にオタクを見下しているから叩いているだけだろうと勘繰ってしまった。
一部オタク文化は女性を蔑視しているというが、一部フェミもオタクを蔑視しているのだ。
それを反省するフェミは少ない。
そう、女性蔑視よりオタク蔑視のほうが酷い気がする。
ただ、オタク叩きについては、クリエイターらが戦ってくれている。
オタクももう黙ってはいない。堂々と反論する。これもネットのおかげだろう。
ここで興味深いツイート議論(作家の近藤史恵氏VSフリー編集者・評論家の日下三蔵氏)を紹介しよう。
https://twitter.com/sanzokusaka/status/789824843998908417
どっちの言い分もよくわかる。
だからこそ難しい問題なのである。
のうりん萌え画ポスターについてのアンケート結果。
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/20662/result
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※関連記事
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余談。
勝部元気氏にツイッター上で質問してみた。
駅構内に大きく貼られている「プレゼントを差し出している男たちの手と女性たちの下着ポスター」と「萌え絵・駅乃みちか」の比較で・・・
勝部氏はなぜか下着ポスターのほうは許せるらしい。なので、そこを問うてみた。
https://twitter.com/KTB_genki/status/788308008505790464
ハヤシ:
【左のポスターも性的であり、男性がプレゼントを差し出しているところなど女性をバカにしている様に見る人もいるのでは? またウナギ少女も3次元ですが、ウナギ少女と下着の女性の違いは?下着姿のポスターは女性蔑視ではないのですか? その線引きはどこですればいいのですか?】
また勝部氏も、萌え絵「駅乃みちか」が東京メトロの公式キャラに置き換えられると勘違いしているようだ。
https://twitter.com/KTB_genki/status/789671046097965056
勝部氏:
【「世の中にはもっと重大な問題があるのに萌え絵ごときを問題にするのはおかしい」という論調は、「被曝という重大な問題があるのに受動喫煙ごときを問題にするのはおかしい」ということに近いと思います。公共の場における性的モノ化も性に関する自尊心を「慢性的に」奪うからダメなのです】
そこで、一応ワシはこうコメントを残した。
ハヤシ:
【萌え絵「駅乃みちか」は公共の場では使われません。企画はトミーテックで、東京メトロはキャラ使用を許可しただけでは。http://mess-y.com/archives/36954
それとも公共云々は関係なく、皆が目にする場での性的表現は排除すべきとお考えですか。CM、エンタメ作品等】
女性が不快だと思えば、セクハラと同じく、それは女性蔑視となるのか?
女性蔑視か否か、女性差別かどうか、女性を性的モノとして扱っているかどうか、その線引きはどこで行う?
ところで勝部氏はクリエイター批判もしていた。
https://twitter.com/KTB_genki/status/788431796673187841
勝部氏:
【何度も言っていますが、日本よりもポリコレゴリゴリのアメリカのコンテンツが世界を席巻していることを考えれば、ポリコレを理由に表現の質が落ちるなんてただの言い訳です。むしろエロ・グロ・ナンセンスにアイキャッチを頼りっぱなしなのはクリエイターとして無能な証拠だと思いますよ】
う~ん・・・これでは萌え絵「駅乃みちか」を描いたイラストレーター伊能津氏を無能呼ばわりしたと受け取られても仕方ないだろう。
星の数ほどいるイラストレーター。その激しい競争の中でのし上がっていくのは大変だ。
作品が気に入らないからと言って無能呼ばわりするとは・・・正義を掲げる者の傲慢さがここにも表れている。(だから社会運動家は嫌われるのかも)
さらに勝部元気氏には、↓このような質問をぶつけてみたが、未だ回答なし。
https://twitter.com/kiga2hon/status/790019821471531009
・・・・・・・・・・
余談その2。
「全ての人を納得させるのは難しい」
https://twitter.com/420HERBAL/status/579502488786640897
何をやっても批判する奴はいる。
嫌いだったら、関わらなければいいだけの話だ。
不快だから私の視界から消えろ、表に出てくるな、というのは傲慢。
人権侵害にもつながる。
萌え絵のほうの「駅乃みちか」は東京メトロが主催したものではなく、トミーテックという企業の主催。
東京メトロはキャラの使用を認めただけなのだろう。
よって客層は男性をターゲットにしているため、イケメンキャラはいらないのである。
理由は、女性差別ではなく、単にイケメンキャラを作っても売れないから。
そこで一部フェミはこんなことを思うのだろう。
女性差別的な萌えキャラを消滅させるには、オタクを撲滅させるしかない。
オタクは表に出てくるな、昔のように隅で目立たないようにひっそり生きろと。
が、オタクを撲滅させるに正当な理由がない。
撲滅させる正当な理由とは、社会問題を引き起こし、犯罪の引き金となり、害悪となっているのか否かだ。例えば暴力団などが、それに当たる。
が、今やオタクは性犯罪者予備軍ではないことは誰の目にも明らかだろう。
むしろ、オタクと対極に位置する人たちが、女性に対する犯罪を起こしたりしているよね? リア充を目指す若者は生の女性を狙うから。
で、世界的に見て、日本は性犯罪が少ないほう。
よって、漫画やアニメ、ゲームは性犯罪とは関係ないだろう。
もし関係あるというのであれば、小説、映画、ドラマ、あらゆる娯楽作品が何かしらの影響を与えているだろう。
社会的害悪であるか否か、根拠を示せなければ、「それ、あなたが単に嫌いなだけの話だよね」で終わりである。
ちなみにワシも、あのいかにも媚びてますって感じの「駅乃みちか」は好きではない。
けど、二次元なら許せる^^; ああいうのお約束だから。これも単なる私個人の感覚ね。
もちろん、宮崎県の実写ウナギ少女のPR動画は「気持ち悪い」と思った。
ただ、少女好きな男性をターゲットにウナギを売りたいのであれば、あのPR動画もありなのかもしれない。
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余談その3。(ハヤシの毒吐きブログより転載)
大学で教鞭をとっているあるプロの作家さんが、ゼミの学生について、『アニメやゲームやお絵かきやコスプレをし、ウェブ上へ画を持ち寄って、ひたすら褒めあう』と言い、『驚くほど幼い』『傷つけあわない同盟』と揶揄していた。
なぜ「アニメ、ゲーム、漫画(お絵かき)、コスプレ」だけを標的にする?
趣味の発表の場であれば、批評はしないのが普通だ。
私も参加したことがあるが、アマチュアのピアノ発表会もそうだ。
正直な感想を募る場のピアノ同好会やサークルもあるかもしれないが、多くの会ではマイナスの批評はNGだ。
それはピアノの発表会(演奏会)だけではない。ほかの楽器の演奏会、絵や書道などの展覧会も、仲間内で褒めあい、めったに批判しないのではないだろうか。
ネットにイラストをアップして、仲間内で褒めあって、楽しむことについて、「幼稚」「傷つけあわない同盟」と言うのであれば、ほかの趣味の発表会の場も同様である。
もちろん、正直な批評が欲しい人は、不特定多数の感想も受け付けるだろうし、
仮に褒められたとしても、それを100パーセント素直に受け取る人は少ないだろう。もっとレベルの高い人と比べたら下手であることは、自分でもわかっているだろうから。
褒められたことよりも、けなされたことのほうが心に残る。
仲間内でギクシャクしたくないのは、アニメ、漫画、ゲーム、コスプレなど「世間でいうオタク趣味」の人たちだけではない。多くの一般の人たちも同じだろう。
趣味の場において、マイナス批評NG、仲間内で褒め合うのはよくあることだ。漫画やアニメ、ゲーム、コスプレに限らない。
なのに、漫画、アニメ、ゲームなどオタク趣味だけ標的にして、揶揄する・・・こういうふうに、オタク趣味をなんとなく下に見る人って、まだまだいるんだな、と思った。
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短編小説集「縁」番外編のお知らせ。
生きづらい世の中、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか、劣等感をどう飼いならせばいいのか、これが物語の共通テーマです。
「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。(5250字)
「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。(6200字)
「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。(4450字)
「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。
「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07
※あらすじ→若夫婦のほのぼのハートフルなお話。血液型のこと、重陽の節句(栗の節句)の情報ネタ入り。
なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28
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2016-10-26 12:18
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