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日本版カースト ばあさんはしつこいのじゃ [自殺・イジメ・差別・生き方・人間関係]

「インドの教員、カースト下層の男性を斬首」
http://www.afpbb.com/articles/-/3103660?cx_tag=pc_rankday&cx_position=3#cxrecs_sより一部転載。

【身分制度カーストの最下層ダリット(Dalit)の男性が製粉機を使ったことに腹を立てた教員が、口論の末、ダリットの男性を斬首した。
容疑者の教員は、ダリットのソハン・ラムさん(35)が製粉機を使ったことに腹を立て、製粉機を「不浄」にしたと非難したという。
インドでは「不可触民」という考えが違法化されているものの、今でも一部のヒンズー教徒は、下層カーストの人との接触が不浄をもたらすと信じている。】

転載終わり。

このニュースを見て、思わず椰月美智子氏の「恋愛小説」を思い出した。

そこに登場するジェロさん=デブスオタク女子は、美人主人公・美緒の彼氏サスケともエッチする。
(が、それはずっと昔のこと。美緒とサスケが恋仲になる前の1回きりの何となくしたエッチだ)

だが、美緒はそのことに異常にこだわり、ジェロさんを嫌悪し、気持ち悪がり、ばい菌扱いする。
(ちなみにサスケはジェロさんだけではなく、ほかにもたくさんの女の子ともエッチしている)

醜いジェロさんは「不浄」であり、サスケを「不浄」にした。
というわけで、ジェロさんと接触し不浄になったサスケをも美緒は責める。

そして不浄となったサスケとエッチする美緒は、消毒液に浸かりたくなる。

いや、不浄となったサスケにこそ、消毒液に浸かってほしい。

そんなことをサスケに言いだす美緒。

で、職場でジェロさんと会わざるを得ないサスケを転職させる。
とにかく不浄なジェロさんから、サスケを遠ざけたかった。

そう、主人公・美緒は、ジェロさんをまさに「不浄」をもたらすものとして、嫌悪した。

ちなみにジェロさんは、皆からも陰で馬鹿にされている。
(ジェロさんは気安い人間であり、皆にとってどうでもいい人間だ、と神視点で説明されている。つまり見下されている)

ジェロさんはカースト最下位といっていいだろう。
もちろん美人の美緒はカースト上位だ。

いやあ、インドだったら、カースト下位のジェロさんは、カースト上位の美緒から斬首されていたかもな・・・^^;
彼氏サスケと接触し、サスケを不浄にしたのだから。

で、おそらく日本も・・・カースト下位は、カースト上位からそういうふうに思われているんだろうな、と。

不浄なお前らはこっちにくるな、こっちのものに触るな、とね。

学校内カーストがあるところは、下位の者にとって厳しそうだ。殺されないだけで。
いや、自殺に追い込まれてしまった場合、殺されるのと同じかもしれないが。

そんなところに、こんな記事を見つけた。(炎上したようで話題になっていた)

「社会の底辺の人とは関わってはいけません」
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12188216276.html

・・・いやあ、きれいごとなしで本音を言う人が増えたな。

ザックリいうと、日本にも階層があり、このように分けられているようだ。

第1階層 上級公務員、大企業勤務者、成功した企業家、それらの配偶者

第2階層 二流公務員、中規模企業勤務者、

第3階層 中小企業勤務者、ニート

第4階層 フリーター、非正規、派遣社員、風俗嬢

で、第4階層とは口をきくな、関わるな、と。
おお、まさにカーストだ・・・。

恋愛カーストでは、主に外見と、女性の場合、若さが、ランク付けに関わるけど、こちらはもろ職業。
けど、ニートは第3階層なのか・・・?

このブログ主のアッキ―さんはツイッターで、こういうことを言っている。

https://twitter.com/akky_m/status/781314710884929536より転載。

【日本の牛丼屋とか介護とか世界中で募集しても誰もやらないよ。日本の底辺じゃなくて世界の底辺なんだよ。理由は低賃金高品質を求められるから。外国の底辺職は低賃金でも高品質は求められない。アメリカのマック行けばわかる】

https://twitter.com/akky_m/status/781313164843503617より転載。

【暴力団とニートはブラック企業勤務の非正規社員(飲酒店や介護とか)より社会の階層は上だよ。その点についてたくさんご意見頂いたけとそれが理解できない人は社会を、世界を、わかってないと思うよ】

・・・ということで、たしかに非正規や派遣は、企業にとって体のいい奴隷かもしれない。

非正規や派遣=安く使いたい、いらない時には切れるわけで、彼らのような使い勝手のいい奴隷がいないとそれはそれで困るわけだ。海外との競争にも打ち勝たねばならない。

けど奴隷だから見下される存在である。
ならば、いっそのこと生活保護受給者になったほうがいいかもね。

ところで生活保護受給者は、やはり第4階層?
いや、ニートが第3階層だから・・・生保も第3階層だな。

そう、ニートは奴隷ではない。
アッキ―さんの定義によれば「勝ち組企業やブラック企業に、体よく使われる奴隷の非正規、バイトよりは上だ」ということか。

ただ暴力団は・・・下の方はボスに搾取されているから、第4階層だと思うけどな。
ボスは警察に睨まれないよう上手くやれば、けっこうお金もうけできるから、上の階層ということなのか?
けど、一番関わりたくないね^^

まあ、それはともかく・・・
アッキ―さんは、こういった形で非正規や派遣を安く使う企業を批判しているのかもしれない。
第4階層の企業の使い勝手のいい奴隷になるよりは、ニート、生活保護受給者になれ、と。

バイトや非正規に人が集まらなくなれば、企業は報酬を上げ、待遇を良くしなければならなくなる。

アッキ―さんの主旨はこうだ。
第4階級に行くな。第3階級のニート、生活保護受給者になれ、と。
(アッキ―さんは生保に言及してないが、アッキ―さんの定義で行けば、生保は第3階層だろう)

アッキ―さんは【(非正規・派遣・バイトは)やっちゃダメな職業なんだよ。やる人が居なくなって業界ごと無くなった方が社会がよくなるの】と、おっしゃっている。

なるほど。
そんな意図が隠されていたとは。

ほか、興味深かったアッキ―さんのブログ記事を紹介。
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12203460502.html
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12206116263.html
http://ameblo.jp/akky-0829/entry-12204806243.html

アッキ―さんのツイッターも面白い。
https://twitter.com/akky_m

これ同感。
https://twitter.com/akky_m/status/783607476667101184より転載。

【仕事上のモテ期は20代後半から30代前半。だからその時期に仕事が調子良くても35以降はわからない。わからないというかだいたい年収ダウンする。業種学歴未婚子有りなど関係なく。年令差別というよりは年令による劣化が原因。女は特にそう。会社みればわかる。35才以上の高収入女は会社に居ない】

・・・まさに自分がそうだった。
バリバリとがんばることができるのは35歳まで。それを過ぎると、体力気力集中力、そして頭の回転も落ちる。
老化による容姿の劣化よりも、そっちの劣化のほうが問題だよな。


さてその一方で・・・
「最底辺と関わってはダメ」というアッキ―さんの記事に対するトイアンナさんの考えにも同感。

「社会の底辺から階層を上ると、努力しない底辺が許せなくなる」 http://toianna.hatenablog.com/entry/2016/08/11/132518より一部転載

【「生存者バイアス」という言葉がある。
苦労して立身出世した人が、自分の目線だけで成功体験を語ることだ。時には、他人の不幸を努力不足と判断してしまう弊害もある。

有名なものではワタミの創業者による「無理というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」といった発言がある】

【努力は運をつかむための入場券のようなものだ。努力なしに結果は手に入らない。だが努力する力すら奪われている人を罵倒しても何も生まれない。彼らを責めても、かつての自分を傷つけるだけだ。

もしあなたが、自分の運命は努力で変えられると思うなら、その感覚は生存者バイアスの始まりである。自分の人生はある程度変えられる。けれど結果にはいつも、周囲の人や運が必要で、それを持っていない人もたくさんいるのだ】

転載終わり。

そこにあったコメントも転載しておこう。

【上の階層にはポジティブシンキングの人が多く、下の階層にはネガティブシンキングな人が多い傾向があります。
ネガティブシンキングの人は、 会社が悪い。政治が悪い。社会が悪い。と自分の現状が悪いのを他人のせいして、自分は努力をしないんですよね。

上の階層と下の階層のどちらと付き合うか。
二者択一なら私は上の階層を選びます。ポジティブシンキングな人の確率が高いですから。

もちろん、下の階層にも優れた人、頑張っている人はたくさんいます。でも、そういう人はそのうち上の階層に上がっていくので、結局、上の階層と付き合っておけばOKということになります】

転載終わり。

さらに、アッキ―さんの考えについて補完した記事も紹介しておく。
https://note.mu/takashiro/n/na486458699c4


・・・ということで、ほんと厳しい社会じゃの。
これから、ますますカースト空気が蔓延するな。学校だけじゃなく、社会全体が。

差別社会がデフォ。
いや、いい悪いではなく、これが現実なのかもしれない。

で、ますます劣等感を肥大させる者が増え、他者をいかにして貶めるか、他者を見下すことで優越感を得たくなり、イジメが蔓延することだろう。

下層がネガティブシンキングになるのも仕方ない。
そして「他人の不幸は蜜の味」化が進む。

※関連記事
「ネガティブな生き方」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-08-26
「自殺願望・若年層若い女性に多い」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08-1

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逃げられる人は逃げればいい。
戦えると思った人は戦え。
世間の価値観で決められたランク上を目指したい奴は目指せ。
好きなように生きよう。

オタクの皆よ。
生活さえできれば、えげつない世間とあまり関わらず、エンタメの世界で心を慰めようぜ。

ワシも、どす黒い空気に感化されてばかりいないで、ちょっとほっこり、ハートフル、ほのぼのも描こうぞ。

ということで、この物語を紹介しよう。

「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07

ほのぼのハートフルなお話じゃ。「こんな夫婦がいるといいよね」という話。血液型のことや重陽の節句の情報ネタもあり。

「ばい菌キモオタババアの妄想だね、気持ち悪っ・・・」と思うランク上位者もいるかもしれないが、ま、許してほしい。

・・・・・・・・・・
余談。

本音を隠し、本当は差別主義者なのに正義ぶってきれいごとを言うリベラルっぽい人・・・をつい弄りたくなる。

なので「合唱する中学生の容姿を醜いから辛い」とついポロッと言ってしまった社会学者の古市憲寿氏をいつまでも、ねちねちとネタにしたりする。

もし、男子中学生ならば言わなかっただろう? 
ということは古市氏も「女は顔」と本音では思っている・・・結局は女性差別主義者じゃ。

もし古市氏が保守的なおじさん風だったら「相変わらずですね」という感じで、こんなにしつこく取り上げなかったかもしれない。

いや、保守的なおじさんは「中学生は化粧するな。外見より中身」と考えているだろうから、案外、女子中学生の容姿をバカにするなんてことはないのかもしれない。

で、同じく・・・
イジメテーマにまじめに小説を書く一方で、ブスなオタク女子だけ底意地悪き、ばい菌扱いし、ブスなオタク女子だけイジメOKと言わんばかりの「恋愛小説」を書いた、児童文学の作家でもある椰月美智子氏も何度も取り上げている。

児童文学者として、いじめテーマの小説を書きながら、大人対象の別の小説で、デブス女子の性格を積極的な自信家にし、皆から見下されても傷つかない鈍感なキャラに仕立て、読者にも心置きなくブサイク女子を哂ってもらい、主人公がばい菌扱いしてもいいような物語を描く椰月美智子氏に違和感を持っている。

椰月氏も「ブスのオタク女子は嫌い、あいつらだけは気持ち悪いし、ばい菌扱いされるのは当然。いじめられるのは仕方ない」と思っているのだろう。ほかの作品でも「オタク女子」だけは性格が悪く、救いなく、嫌われキャラとして描かれている。ブサイクなオタク女子がよほど嫌いとお見受けした。

容姿の悪いオタクは最下位であり、不浄のものとして、差別されて当然、差別されたくなきゃそうされないように努力しろ。オタクに限り、いじめられる方にも原因がある、と。
それが本音かもしれない。

作家性は必ず作品に出る。

※関連記事
「合唱する中学生の容姿をバカにした某社会学者の不快な発言」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26
「オタク女子を悪しざまに描いた作品について物申す」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-20-3


というわけで、本音を隠してきれいごとをいう人がどうも苦手じゃ。
心の底から「きれいごと」を信じ、そう思っているならいいのだけど、そうじゃないからどこかでボロが出る。で、その正体は辛辣な差別主義者だったりする。

ま、そういうことが気になるのは、ワシが最下層のキモオタババアだからかもな^^;

世の中、こんなもんかもしれない。差別されるのがデフォ。二重基準なんのその。
そして、お互いに自分の権利を主張し、罵り合うのだ。声の大きいほうが勝ち。

なので、ワシもねちねちとしつこく、同じ話題を繰り返し、オタクに人権がなかった頃の証拠画像を何度も貼り付けるのだ。耄碌ばあさんのように。

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「ばあさんはしつこい」
byエヴァンゲリオンのゲンドウと少女・綾波レイ


※関連記事
「日本版カースト2」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-24-1
「日本版カースト3」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-08-03

・・・・・・・・・・
改めて短編小説「縁」番外編のお知らせ。

「血液型診断―栗の節句」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-07

今日10月9日は、旧暦9月9日にあたる「重陽の日」=栗の節句の日ということで。
若夫婦のほのぼのハートフルなお話。

もちろん、過去4編のほうもよろしく。

「蝉―僕のランク」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-05
※あらすじ→学校で下位ランクの『僕』、最下層女子『長山春香』に何を思う。
学園もの、うむ、ちょい辛め、シリアスで重いけど救いはあるのじゃ。(5250字)

「あだ名―中秋の名月」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-14-3
※あらすじ→白井月子が自分のランクを守るために犠牲にしたのは・・・
テーマはイジメ。己の容姿に劣等感を抱える月子が犯した罪とは。(6200字)

「豚草―腐女子の誇り」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-19
※あらすじ→中学時代、下位ランクだった長山春香、白井月子、そしてもう一人「モヤシ」こと八島麗華の話。彼女は、長山春香を犠牲にした中学時代をどう想い、今、どうしているのか。(4450字)

「お彼岸―アラフォー女子の幸せ」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24-1
※あらすじ→恋愛や結婚を一歩引いて見ている冷静な未婚アラフォー女子が主人公。果たして彼女は勝ち組なのか負け組なのか。お彼岸のプチ知識など情報も入った軽く読める物語です。(4000字)

なお、短編小説「縁」本編の目次はこちらhttp://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-10-28


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